カテゴリー別アーカイブ: AH Formatter

11月14日(木)Markdownセミナー開催日が迫りました。

今週の木曜日に新宿・大久保にてMarkdownのセミナーを計画しています。

セミナーのご案内はこちらより:
「Markdown + CSS/TeXで冊子本を作ってみた 」

まだ席に余裕がありますので、関心をお持ちの方はぜひご参加ください。

本セミナーでアンテナハウスからは『簡単! Markdown+CSSによる冊子本作り―理論と実践』という冊子を制作した体験を主として説明致します。

Markdownの文法については、冊子ではグルーバーの元祖Markdownを基本にしていましたが、その後、他の文法も調べたところ、現時点ではCommonMarkの方が標準として適切と判断するにいたりましたので、セミナーではCommonMarkの文法を基本にご説明いたします。

CommonMarkと元祖Markdownの違い

CommonMarkは、グルーバーのMarkdownの考え方に基づいて、これをより厳格に規定しようという提案です。

2019年9月現在、CommonMark Version 0.29が公開されています。仕様書はジョン・マクファーレン氏(カリフォルニア大学バークレー校哲学教授。汎用マークアップ変換ツールPandocの開発者でもあります。)によるものです。CommonMarkは、元祖Markdownの規定が曖昧な箇所を明確化し、規定に不備がある箇所を補っています。元祖Markdownの考え方を尊重しながらも、元祖Markdownの規定では不合理と考えられる箇所については、説明を付けた上で元祖Markdownとは異なる規定を導入している箇所があります。

MarkdownはASCII句読点文字と空白や空行の組み合わせを使ってマークアップしたテキストをタグで表現した構造化文書に変換します。その際の解釈の一元性を保つ必要があります。例えば、ASCII句読点文字がマークアップ用なのか地のテキストの一部なのか、二つの用途のどちらを優先して解釈するか、などを細かく決めなければなりません。このため、CommonMarkの規則はかなり複雑になっています。CommonMarkでは元祖Markdownのマークアップ機能を基本としながらも、マークアップの付け方や解釈を大幅に強化しています。マークアップに使用するASCII句読点文字は同じでありながら、その使用方法と解釈が大幅に変更になっているものがあります。

CommonMarkの仕様にある文法は非常に微に入り細を穿っています。そのためエンドユーザがCommonMarkの規則を覚えて使うのは困難であり、仕様書はエンドユーザ向けというよりもMarkdown処理系の開発者向けといえます。エンドユーザはリアルタイム・プレビューアを使ってマークアップを解釈した結果を、HTML表示で確認しながらマークアップしていくのが良いでしょう。

追加されたマークアップ機能

CommonMarkは、元祖Markdownの機能をいくつか拡張しています。元祖Markdownのマークアップ機能に対して、CommonMarkで追加された機能は、①コードフェンス、②番号付き箇条書きの区切り記号を元祖Markdownの ‘.’ のみに加えて ‘)’ を使用可能に、③ショートカット型の参照リンクの追加、④強制改行文字の追加です。

CommonMarkで追加されたマークアップ機能一覧
構造 HTML要素 マークアップ文字
コードフェンス pre code ```または~~~で囲まれた範囲 ```
プログラムコード行
```
番号付き箇条書きの区切り文字 ol li 数字+’)’+空白で番号付き箇条書き 1) 番号箇条項目
参照リンク(ショートカット型) a href=”” [リンクテキスト]
別の箇所に
[リンクテキスト]: /uri
[foo]
別の箇所に
[foo]: /uri “title”
強制改行 br 強制改行したい行末に ‘\’ この行末に強制改行\



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海外出展情報 その2

10月14から17日にロンドンで開催された S1000D User Forum は、航空宇宙および防衛分野の技術文書を作成する多くのアンテナハウスのパートナーおよび顧客と会うことができました。アンテナハウスは卓上展示とベンダーとしてのプレゼンテーションを行いました。フォーラムには世界中から300人以上の航空宇宙および防衛分野の専門家が集まりましたが、その出席者の多くに弊社の Antenna House XSL Formatter を使用していただいています。また同じく弊社の製品である Regressions Testing System と、OSDC (Office Server Document Converter) の PDF を SVG に変換する機能に大きな関心が寄せられました。航空宇宙および防衛分野で使用される技術文書においては、依然としてページ出力が非常に重要とされていますが、現在の目標はその文書をタブレット上に表示することです。SVG になぜ関心があるのかというと、そのページを表示する速度にあります。

プレゼンテーションでは Antenna House XSL Formatter を使用してS1000D サンプル文書をフォーマットし、PDF と SVG 出力を作成しました。次に Regressions Testing System のデモンストレーションでは2つのディレクトリにある8つのペアになっている文書(合計で2,000ページ)の内容の比較を行いました。 デモンストレーションでは各ペアの文書の全ての相違点を2分以内に発見することができました。




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海外出展情報 その1

10月にAntenna Houseは、Xplor Webinarとロンドンで開催された S1000D User Forum / ILS specification day に参加しました。

今回はXplor Webinarのご紹介をしたいと思います。

10月16日に開催された Xplor International が主催する教育ウェビナーで、弊社のシニアアーキテクトであるトニー・グラハムはAccessibility Mattersを発表しました。多くのアンテナハウスの顧客とパートナーがこのウェビナーに参加し、Xplorのメンバーもこの話題に興味を持っていました。このウェビナーはデジタルの世界においてアクセシビリティがいかに、またなぜ重要であるかを学ぶ絶好の機会でした。

プレゼンテーションの中で、トニーはHTML、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)、およびPDF / UA(Universal Accessibility)標準のアクセシビリティ機能を調査しました。アクセス可能なHTMLやPDFを作成するために必要な情報は、通常ソースXMLに含まれているか、ソースXMLから推測できるため、ユーザーの行動よりもファイル形式に重点を置いて調査しています。ただしXMLそのものをユーザーが目にすることはほとんどありません。このウェビナーでは、神経障害や失読症などの学習障害のある人がアクセスしやすいように、コンテンツのスタイリングが持ついくつかの側面についても調査しました。

プレゼンテーションはこちらのYouTubeからご覧いただくことができます。

https://www.youtube.com/watch?v=X00icPURCvw&feature=youtu.be




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Markdownセミナーを開催します

Markdownの活用例として「Markdown + CSS/TeXで冊子本を作ってみた ~仕組みと実践方法のレクチャー~」を開催します。

日 時: 2019年11月14日(木)
会 場: ITS健保センター大久保 1F A
住 所: 〒169-0073 東京都新宿区百人町2丁目27ー6
(関東ITソフトウェア健康保険組合)
イベント詳細: https://connpass.com/event/149490/
申込みページ: https://connpass.com/event/149490/

セミナーでご紹介する内容は、以下の予定です。

  • 第一部 書籍の原稿としてMarkdown を使う
    【LaTeXとPandoc による事例】
    LaTeX は、それ自身もドキュメントの構造化を支援する記法を備えていますが、最近ではより簡便な記法としてMarkdown を採用し、主にPDF 生成のためのエンジンとして使われることも増えています。本セミナーでは、そのような事例のひとつとして、LaTeX とPandoc を併用したMarkdown による書籍制作システムについて紹介します。
  • 第二部 簡単! Markdown+CSSによる冊子本作り―理論と実践
    【Markdownでどうやって原稿を書くか】
    Markdownで冊子本の原稿を書く方法を説明します。Markdown(CommonMarkを中心に)を使って原稿を書く方法と、冊子本を記述するのに必要な機能を検討します。Markdownでは不足する機能についてどのように対処するべきかを考えます。実際に冊子本の原稿を執筆した例を解説します。
    【Markdown原稿をPDFにするにはどうするか】
    マークダウンで作成した原稿から冊子本印刷用PDFを生成するまでの流れを解説します。コマンドラインでNode.js用のスクリプトを使用して原稿をHTMLに変換し、XSLTで目次と索引を自動生成したものをCSSでレイアウト指定してAHFormatterでPDFを出力する実践例の紹介となります。

また、「AH FormatterとCSSを使ったルーズリーフ出版」と AH Formatter に関する最新情報をお伝えします。

是非、ご参加ください。

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9023
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : https://www.antenna.co.jp/




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Balisageで『Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS』の発表 その3

Balisageで『Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS』の発表 その2

この記事の続きです。
8月2日(金)米国Washington DCで開催された恒例Balisage会議にて米国の高名なコンサルタントであるEliot Kimber氏より「Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS」と題した発表がありました。
原文はこちらにあります:

Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS(Balisage: The Markup Conference 2019 July 30 – August 2, 2019)

発表資料ではこれらの課題をどのように解決したかを具体的なサンプルコードを示し説明を行っています。原文の他に、日本語翻訳版もWeb上にご用意いたしました。ぜひご参照いただき、より理解を深めていただければ幸いです。

https://www.antenna.co.jp/AHF/ahf_jirei/pdf/201909/Loose-leafPublishingUsingAntennaHouseAndCSS-J.pdf




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「ソフトウェア&アプリ開発展【秋】」(通称 SODEC ) 出展

2019年10月23日から開催される「ソフトウェア&アプリ開発展【秋】」(通称 SODEC ) にアンテナハウスは今年も出展致します。

PDFの作成から閲覧や加工・編集しPDFの再利用を目的としたツールをご紹介いたします。PDFは作って見るだけではありません。くっつけたり離したり、お望み通りに加工・編集が可能です。
こんなことが出来ないかなとか、出来たらいいなといったご要望があればご相談に乗ります。
他にもXMLなどドキュメント作成や変換などのお手伝いをいたしますので、ぜひともアンテナハウスブースへお立ち寄りください。

■ ご紹介製品

  • PDF Tool API
    ページ結合・分割、しおり・注釈編集・セキュリティ付与などのPDF 加工機能を行うAPIです。
    ブラウザからの呼び出しでの利用方法をデモします。
  • AH Formatter
    XSL-FO を忠実に実装し、日本語組版など多くの拡張機能で商品レベルの書籍組版ができます。
  • PDF Driver
    GDI 型の仮想プリンタドライバと、これを制御する付属APIのセット製品です。
  • Office Server Document Converter
    Microsoft Officeがインストールされていない環境でも、Word/Excel/PowerPoint等の文書をPDFや各種画像ファイルへダイレクト変換するライブラリです。
  •  PDF Server
    サーバ上で画像データやMSOffice文書からPDFを生成し、イントラネットで配信したり、各種グループウェアへ自動登録を行う開発不要のサーバソリューションです。
  • PDF Viewer SDK
    PDFの表示と編集、印刷のコントロールを行う専用アプリケーション開発用ライブラリです。

■ 展示会詳細とアンテナハウスブース

「ソフトウェア&アプリ開発展【秋】」
会 期:2019年10月23日(水)~2019年10月25日(金)
10:00~18:00(25日のみ17:00終了)
場 所:幕張メッセ
展示製品: https://www.antenna.co.jp/system/
★アンテナハウスブース:14-25




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Balisageで『Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS』の発表 その2

Balisageで『Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS』の発表
この記事の続きです。

8月2日(金)米国Washington DCで開催された恒例Balisage会議にて米国の高名なコンサルタントであるEliot Kimber氏より「Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS」と題した発表がありました。

原文はこちらにあります:

Loose-leaf publishing using Antenna House and CSS(Balisage: The Markup Conference 2019 July 30 – August 2, 2019)

ルーズリーフ出版とは、以前に印刷された文書のページ番号は変更せずに、内容の更新を行う出版方法です。文書の更新により新しいページが作成されると、それらのページには元のページ番号に修飾子を加えたページ番号、例えば「10.1」、「10.2」などが付与されます。このようなページは「ポイントページ」と呼ばれます。

Eliot Kimber氏の挑戦

ルーズリーフ出版の課題の1つは、文書の2つのバージョン間でどのページが変更されたかを判断することです。Eliot Kimber氏は次の様なパイプラインでルーズリーフ出版を行うことを考えました。

  1. 編集者は、変更されたページの開始と終了のマークを含むXMLソースを準備します。開始は常に、以前のバージョンのページの開始に対応し、終了は変更が終了する場所です。
  2. 入力XMLソースはXHTMLを生成するために前処理し、必要に応じて一般的にはCSSページ組版を可能にし、また具体的には、変更ページの生成を可能にするために拡張されます。
  3. 拡張されたXHTMLは、CSSスタイルを使用してAHFによってレンダリングされ、最初のエリアツリーが生成されます。
  4. 最初のエリアツリーが処理され、ポイントページ番号とそれらのページを参照するページのページ番号が更新されます。変更パッケージが作成されている場合、変更されていないページはすべて除外され、生成された「更新の説明」の節、目次、表紙など、変更されたページとパッケージに必要な他のページのみを反映するエリアツリーが作成されます。
  5. マスターページの履歴データベースが更新され、更新されたバージョンの文書のページの詳細が反映されます。これには開始ページと終了ページのIDを持つ要素からのマッピングが含まれます。
  6. 更新されたエリアツリーはAH FormatterによってPDFにレンダリングされます。

そのためには、変更された一連のページ内のどの場所でポイントページが必要かを知る必要があり、変更パッケージの目次を生成する必要があり、変更パッケージの「更新の説明」と「有効ページのリスト」の節を生成する事が課題となりました。

CSSページ組版の課題

加えて、CSSでページ組版を行う上で、いくつかの課題があります。
CSSページ組版を有効にするために完了しなければいけない事項としては:

  • 目次、巻末索引、および類似のナビゲーション構造の生成。
  • 構造化されたヘッダとフッタを作成するために使用される要素の生成。たとえば書式設定が異なる複数行のヘッダ、またはHTMLの個別の要素を必要とするインライン書式設定など。
  • @class値またはその他の考えられる手がかりを追加して、CSSスタイリングを可能に(先読みして)またはより便利にする。
  • ソースの順序に関係なく表示される要素の並べ替え。たとえば、図のキャプション要素を図の上部から図の下部に移動したり、メタデータ要素または属性を使用して表示されるコンテンツ(著作権ページや各記事または章の著作者など)を合成する。
  • ラッパー構造を追加して特定のフォーマット効果を有効にするか、スタイリングを簡単にする。
  • 作成されたさまざまなマークアップパターンを持つ要素のマークアップを標準化する。たとえば、リスト項目に段落要素を追加してCSSスタイルシートを単純化する。
  • CSSだけでは生成が困難または不可能なテキストを生成する。

またスタイルシートを実装する際、次の様な課題がありました。

  • 特定のレイアウト機能に関連する定義を、関連するW3C仕様の中で見つける。
  • AH Formatterが仕様で定義された特定の機能を実装しているかどうかを判断する。
  • 複雑なレイアウト要件においては、AH Formatterを使用した最適なソリューションを判断する。
  • 改ページを動的にコントロールする。

ほとんどのレイアウト要件では、CSSの開発は通常のCSS技術の範疇の単純な応用で可能でしたが、 次の複雑な要件を満たす必要がありました。

  • ページのfirst またはlast値を反映する必要がある柱 (ランニングヘッダとランニングフッタ) の要素の境界を越えたカウンターと変数の管理。
  • 改ページの管理。 改ページ制御のCSSセマンティクスは、XSL-FOほど明確ではない。特に、CSSには「keep together always」または「keep with next always」コントロールがない。 これにより、ページの下部にあるセクション見出しと、コンテンツが介在しないサブセクションの見出しの間など、残念な改ページが生じることがあった。改ページをより適切にコントロールするには、AHF拡張機能を使用する必要があった。
  • 幅の広いページ端領域のサイズとレイアウトの制御。ページ端領域のCSS設計では、単一の領域が端領域のほとんどまたはすべてを占めることを明確に許可していない。これにより、長いコンテンツ(たとえば、長いセクション見出し)を持つ右揃えまたは左揃えのヘッダを作成することが困難になっている。

Eliot Kimber氏はこれらの課題をCSSページ組版用にXMLを準備し、AH Formatterの拡張機能を用いて、クリアーしていきました。

発表資料ではこれらの課題をどのように解決したかを具体的なサンプルコードを示し説明を行っています。原文の他に、日本語翻訳版もWeb上にご用意でき次第、ここにお知らせいたしますので、ぜひご参照いただければと思います。

その3 >>




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[AH Formatter] コマンドラインインターフェイスの小ネタ

今回は『AH Formatter』の
コマンドラインインターフェイスについて
ちょっとした機能(パラメータ)を紹介させていただきます。

ちなみに『AH Formatter』のコマンドライン実行は、Windows版では次のようにします。

> cd [Install directory]
> AHFCmd -d samples\sample.fo -o tmp\sample.pdf

パラメータ -d は組版対象のドキュメント、-o は出力ファイルの指定です。

指定できるパラメータは多くありますが、
簡単なページ作成の進捗状況を見る -pgbar というものがあります。
次の画像は実際に -pgbar を指定して実行した画面です。

実際に -pgbar を指定して実行した画面

“.” は組版の、”-” は出力の 1ページごとの進捗を示します。
ページ数の多いドキュメントを実行した場合の進捗状況、
何らかのトラブルが発生したページ数の特定などいろいろと活用できます。

また、次のようなパラメータもあります。

・AHFCmd -v
ご利用の『AH Formatter』の詳細バージョン、シリアル番号などが表示されます。
お問い合わせをいただく際に簡単にそれらの情報をご確認いただけます。

・AHFCmd -h または -?
コマンドラインインターフェイスのパラメータの簡単な解説を表示されます。
 
 
AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

XSL-FO の基本仕様と『AH Formatter』の拡張機能をお試しいただけるよう「サンプル FO 集」もご用意しています。

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。




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「技術書典7」に出展いたします。

来週 9月22日(日)に開催される「技術書典」(主催:TechBooster / 達人出版会)に向けて、最近、組版界隈で話題の Markdown(と CSS)を用いて、実際に技術同人誌『簡単!Markdown+CSSによる冊子本作り ―理論と実践―』を作成いたしました。当日販売いたしますので、ぜひお手にとってご覧ください。

『簡単!Markdown+CSSによる冊子本作り ―理論と実践―』の表紙

本書籍の内容については、先日、弊社ブログでご紹介しております。ご関心ございましたらご覧ください。
Markdown+CSS組版で冊子本(PDF)を作ってみる

◆ 技術書典概要
・開催日時:2019年9月22日(日) 11:00~17:00
・開催場所:池袋サンシャインシティ2/3F 展示ホールC/D(文化会館ビル2/3F)
・サークル名とブース番号:アンテナハウスCAS電子出版(き45D)
販売書籍
技術書典7

◆技術書典ご来場予定の方に

一般参加者は13時まで有償の整理券が必要です。ご注意ください。

整理券のご案内

整理券は1,000円で、3種類あります。

(1) Cホール(3階)から入場 11時~
(2) Dホール(2階)から入場 11時~
(3) Dホール(2階)から入場 12時~

弊サークルの場所は、展示ホールD(2F):き45Dです。

アンテナハウスCAS電子出版(き45D)

入場が13時過ぎると無償(ただし、待機列解消後)になります。Markdown本はたくさん印刷しましたので、まず売り切れはないと思いますので、遅くてもたぶん大丈夫なはずです。




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[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して その3

[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して
[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して その2
上記の記事の続きです。

欧文組版で考慮すべき事柄には以下もあります。
読み手に違和感が発生しないように工夫して組版する必要があります。
適切なプロパティの値を設定したり、元文書を直すことで対処できます。

・ハイフネーションできない単語を含む行の前後で字間が空き過ぎる
ハイフネーションができない単語が行末にある場合、その行前後で空白が空きすぎる場合、表現を変えるか、固定幅の空白文字を挿入する等の対処が考えられます。

・widow や orphan を回避したことによるページ量の増加
『AH Formatter』では widowsプロパティで最低何行から次ページに送るかを設定をすることができますが、プロパティの値によってはページ数が増える可能性があります。もし、それが許容できる範囲ではない場合、widowsプロパティの値を変える、行の高さを再設定するなどで対応することが出来ます。

組版で審美的な問題が発生したとき、いちいち手で修正するのは面倒です。
『AH Formatter』では自動組版をもっと便利に利用できるよう、有用なプロパティを開発しています。

また、目視で組版結果を判定せずプログラムによって自動で判定し、上記のような審美的な問題を自動検出できれば文書作成のコストはぐっと下がるだろうと思います。対応策などもサジェストしてくれるものだとなお良いでしょう。
 
 
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『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
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