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海外ウェビナー動画「CSSとXSL-FO:印刷出版に私はどちらを使うべきでしょうか?」(日本語字幕付き)

Xplor International(https://xplor.org/)主催のウェビナーにて、弊社副代表のMichael Millerが発表を行いました。

タイトルは「CSSとXSL-FO:印刷出版に私はどちらを使うべきでしょうか?」(原題:CSS or XSL-FO: Which should I use for producing print publications)です。
「CSSとXSL-FO、どちらを使うべきでしょうか?」という質問をよくいただきます。こののウェビナーではCSSとXSL-FO、それぞれの特徴や歴史的な背景を昨今の出版を取り巻く環境も含めてご紹介しています。技術的な内容は少なめで、どなたでも理解しやすい内容となっています。

ウェビナーの様子はYouTubeでご覧いただくことができますので、ぜひご視聴ください。

なおYouTubeの字幕機能を使えば、日本語字幕付きでご視聴いただくこともできます。
字幕の設定方法は、

  1.  動画右下の設定アイコン(歯車マーク)をクリック
  2. 「字幕」をクリック
  3. 「日本語」にチェックを入れる

以上の設定で日本語字幕付きでご視聴いただけます。



XSL-FO/CSSスタイルシートにより、XMLとHTMLをサーバー上で高速にPDFに変換!



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2/7のXMLパブリッシング交流会に参加してきました

2020年2月7日、先週の金曜日に開催されたXMLパブリッシング交流会『ウェブ出版と日本語組版の未来』に参加してきました。アンテナハウスもブースを出展していた、page2020のイベントの1つという位置付けでした。

会場到着

会場は池袋サンシャインシティの文化会館7F会議室。最近の技術書典の会場として2F、3Fには来たことがあったので、まあ結構ギリギリの到着でも大丈夫かと高を括っていたのですが、素直にエスカレータを登っていたらスポーツジムに着いてしまい、慌ててエレベータを探しました。

そんなこんなで本当にギリギリの時間に会場に到着すると、席は前方から後方まで割と満遍無く埋まっていました。こくちーずでの申込数上限は80人で、終了後に確認したら登録者数は57人となっていましたね。

以下、スライドや発表に解釈を加えて記述している箇所がありますが、発表者の方の意図に沿えているか分からない箇所もございます。ご了承、ご指摘ください。

木田泰夫氏『JLReqタスクフォース』

Keynote for iCloud上の資料となるので、環境によってはご覧になれないかもしれません。FireFoxやSafariなら見られる筈です。

JLReq Task Force Chairmanの木田氏による、「W3C 日本語組版の処理要件」とその周辺の話となります。

原型としてはJIS X 4051:2004の「日本語文書の組版方法」となり、これを国際的な文書にまとめ直したもの、というのがJLReqの概要となります。

しかし、JLReqはJIS X 4051の単純な移植に留まらない、ということを発表を聴いて改めて意識させられました。

まず、非日本語話者にも要件を伝えるということから、JIS X 4051よりも詳細にその背景や用語の解説や図示が行われているということ。「ルビとはなにか」という説明が、ルビ文化が無い人のために必要になるといった例が挙げられました。

また、世界に向けて日本語組版における要件を発信したJLReqは、様々な言語における要件をまとめていく活動の先駆けとなりました。総称すると「xLReq」とでも言うべきこの活動は、世界が協力し多言語組版を実現していく上での重要なファクターとも言えそうです。

業界的な意味でも、W3Cの専門家と言語の専門家を繋ぐ架け橋としてxLReqがあるということでした。

JLReqTFとしても活動は続けられています。これは公開された活動で、GitHub上にインターフェースがあります。英語での意見投稿はハードルが高いと感じている方も、日本語で投稿した内容をJLReqのチームが拾い上げ、翻訳を行ってくれるとのことなので、積極的な参加を呼びかけておられました。

まず、JLReqの2版に向けた内容のアップデート。これは1版にドラスティックに変更が走るといった類のことではなく、

  •  正誤表の反映
  •  英語での記述の表現をより良くする、
  •  曖昧だった箇所の詳細化(ルビなど)
  •  参照文書としての完成度の向上

といった内容だそうです。

次に、JLReqの機能を滿たすようなCSSが定義されているか、あればその動作の検証の諸々と、そのドキュメント化までを行っているそうです。事前にキーワードとして挙げられていた「gap analysis」ですね。スライドの表にその例示があります。要件があっても実際にそれを実現できる仕組みがないとどうしようもないので、こういった調査を行ってくださっていることに頭の下がる思いです。GitHubで課題、意見の吸上げを行っているので、その整理自体も重要な仕事ということでした。

結びとして、「未来に向けて」という題で幾つかのお話をされました。

紙面とデジタルテキストとの違いということを軸に話されていたものの、多くは組版そのものが持っていた問題のうち、今まで人が都度なんとかしており、また完成したものが紙面など固定されたものであったために表に出ていなかったもの、という印象でした。

人間が監督するものと完全に自動で組版するものとの課題の例として、縦書きで左ルビの行と右ルビの行が隣り合うときの行間制御の例など(大抵は人間が位置をずらすことで対処)、画面サイズで文字の配置が変わる場合などに確かに考えねばならないものです。

また、世界で使われるということは、これまでの和文と欧文の高々2つの関係の独自の世界から、「多言語のうちの1つとしての日本語」ということを意識した要求にしていく必要がある、ということも「xLReq」、そしてインターネットとWebブラウザが登場してより顕在化した事柄ではないでしょうか。

そして、そもそも紙面上での組版の時代でも、媒体の事情に合わせて組版要件が変化していったということも、言われてみればその通りであるのに、見落としがちであった視点であったと思います。パラグラフマーク「¶」が、飾りではなく紙の値段が現在よりも高かったときに段落区切りを余白以外の手法で表していた、という例示がありました。

冊子の持っていた優位性の消失というのも興味深い話でした。ページを捲ることでのランダムアクセス(巻物はシーケンシャルですね)、これはデジタルテキストであればリンク機能で事足ります。新技術が登場するときに旧来の技術・表現を模倣するという視点での「デジタルテキストでの組版とその処理要件」は、どこに自分の立ち位置を合わせるかを考える上で重要なものだと感じました。

そして、参加者からの質問タイム。

「禁則処理や和欧文間のアキがJIS X 4051から引き継いでいるが、この要件を変更する議論はあるのか?」というもの。例えば「四分アキが適当な箇所と適当で無い箇所」といった具合ですね。「Tシャツ」という日本語としての単語の「T」と「シ」のアキが四分だと広すぎる、というような例が挙げられていました。

返答として、議論は行われているということでした。

関連して、和語の単語区切りのアイデアといったものも示されました。Webブラウザ表示では、日本語でも行末が不揃いであることもかなり受け入れられてきているので、今後そういった表現に関しての要件が必要になってくることも納得ですね。

「もっと皆さんに試してみてほしい」という言葉も印象的でした。

最後にされた「JLReqは今後『Rule』になるのか」という質問に対して「要件であり、複数あって良いものである」という姿勢が示されていました。その前にされたアキの変更議論なども含めての回答になっており、大変充実した内容でした。

田嶋淳氏『日本語組版に関連する CSS 規格の策定状況について』

https://speakerdeck.com/juntajima/ri-ben-yu-zu-ban-niguan-lian-surucssgui-ge-falsece-ding-zhuang-kuang-nituite

W3Cの作業草案(Working Draft)から勧告(Recommendation)に至る流れの解説の後、それに則って進められている本題のCSS規格の話へ移ります。

勧告候補まで行っても、状況によっては差し戻しされ議論に戻ることもあるというのは随時チェックする程でない身としてはショックがありました。

最新の仕様を追うならDraftを見ることになりますが、何せ草案なので揺れて怖いという話。

「CSS3」という呼称がCSS2.1までのバージョニングの話とは違うということは

不勉強であまり意識したことがありませんでした。CSS2.1に入っていた仕様をレベル3とし、各モジュールに分けて進行状況をレベルで表すということです。

各Webブラウザでの仕様の実装状況のチェック方法など、初学者に嬉しい内容のスライドとなっていました。

JLReqの発表でもあった、要件と対応するCSSのモジュールに関しても、そのモジュールを勧告まで持っていくには別のレイヤでの議論がある、ということでした。「行どり」のためのモジュールは2つほどあったけれどどちらもポシャってしまった話からも、その難しさが察せられます。

より高度なルビ機能の実装に向けたWebブラウザの動向という例も挙げられていました。FireFoxのみ両側ルビに対応を始めたものの、他ブラウザは行っていないといったズレがあるということでした。

定まっていない仕様が定まると、どのような場合に嬉しいのかということで、

text-spacingが規格化されれば、ぶら下げインデントでの約物の表示挙動が統一されたりする、といった例が挙げられていました。

自動縦中横のアイデアなど、どう実装するのか難しそうな話題もあるようです。

また、ルビと圏点を同時に使った場合の挙動といった、議論が定まっていないものもあります。ところで、Antenna House Formatterではルビと圏点の同時使用に対応しており、挙動としてはルビ文字の上に、親文字に対応する圏点を表示します。ルビ文字に合わせた圏点は行えません。

村上真雄氏『ウェブ出版と日本語組版の未来とCSS組版Vivliostyle』

https://vivliostyle.github.io/vivliostyle.js/viewer/vivliostyle-viewer.html#b=/vivliostyle_doc/ja/events/page2020xpub/&spread=false&renderAllPages=true

発表スライドもVivlioStyle製です。

紙とWebでの出版コンテンツの違いについてから始まりました。

どちらかというとページメディアとスクロールメディアの違いについてと言えなくもない内容でしたが、「CSSの表現力によってコンテンツの表現力が変わる」という主張は恐らくVivlioStyleの開発陣の情熱の起点となるものではないかと感じました。

電子書籍の形態として普及が進むEPUB3の話題も当然深く拘わってきます。EPUB3.0の仕様に縦書き機能が入ったことでも話題になりましたね。これも、W3CにおけるCSS標準化の進みによるもの、JLReqが貢献した1例といえます。

そして提示された「EPUBはウェブ出版といえるか」という疑問に対し、村上さんとしては現状そうではない、という立場のようです。

Web Publications」というそのものズバリなW3C Working Groupの存在と、それが現状停滞してしまっていること。この試みをそのまま形にする筈であったEPUB4.0も現状ではどうなるか分からない、とのこと。

また、メタデータの付与をJSON-LD形式で行うPublication Manifestについての言及もありました。こちらは勧告候補。

通常のWebページにSchema.orgに沿ったJSON-LDを付与することも聞くようになってきましたし、Webを志向する上ではそういった流れなのかもしれませんね。

各Webブラウザが機能を実装するにはとても時間がかかります。CSS Paged Media関連など、通常のWebページを表示するためのWebブラウザとしては後回しになりがちなCSS仕様もあります。一方で「標準化」のためには、いち早くその仕様を実装し、検証し、フィードバックを行うことも必要です。

CSSでの機能標準化をより強く進め、同じソースからCSSによって複数のレイアウトを実現し、印刷、EPUB、Web出版を1つのラインに載せたいという情熱を感じました。

「ここから本題です」と村上氏が発言し、会場に笑いが。確かにまだVivlioStyleの話が全然出ていませんでした。

商用のCSS組版ソフトウェアについても言及。弊社の「Antenna House CSS Formatter」の名前も上がりました。

VivlioStyleはオープンソースのJavaScriptプログラムで、EPUB Adaptive Layoutの機能やPaged Mediaなどの、Webブラウザが対応できていない機能をJavaScriptによって補完するものになります。大きなトピックとして、2019年からJavaScriptからTypeScriptに移行しました。

個人的にはVivlioStyle Flavored Markdownの話が聞きたかったのですが、デモもそこそこに時間終了となってしまいました。デモでは、同じHTMLソースからCSSの設定変更のみでレイアウトを大きく変更する例などを駆け足で紹介していました。

小形克宏氏『CSS組版とVivliostyleの未来』

https://www.slideshare.net/ogwata_1959/cssvivliostyle-227189333

VivlioStyleの沿革から。スライド外の情報としては、もともとInDesignのレイアウトをWebで実現したかったのがEPUB Adaptive Layoutの思想だったということで、驚きました。

開発の活発さをコミットログから見ると、会社時代と法人化以後を比較してもあまり衰えていない様子が表示されました。開発に参加してくれているメンバーなどにアンケートを取ったところ、「VivlioStyleの開発に加わると最新仕様の実装ができる」というところに魅力を感じている方が多いとコアメンバーが驚いたとか。ちなみに、コアメンバーがそのあたりに無自覚的だったことに会場から驚きの声が上がっていました。

開発者会議を現在月1度ほどの頻度で行っており、濃密な場となっているそうです。

そして、これからも開発を継続していくために、現在法人としてのVivlioStyleに欠けている、開発者支援のための費用など用意していくために、VivlioStyleを利用したサービスを構想中ということで、「VivlioStyle Pub」の構想が紹介されました。

VivlioStyleを利用したオンラインエディタ「Viola」を元に、「ブラウザで原稿執筆可能」「PDF/X-1a出力可能」「(独自仕様の)Markdown原稿をサポート」を目玉にサービスを行っていくというもののようです。VivlioStyle Pubとしては技術同人誌出版などを当面のターゲットとし、印刷所との連携などまで持っていくつもりとか。

VivlioStyle開発メンバーでもあるspring-raining氏のCSS組版・パブリッシング交流会でのViolaの発表が去年の6月ごろだったことを考えると、こういったプロジェクトでの歯車が噛み合う瞬間の速度というものの凄まじさを感じずにはいられません。同じく去年のCSS組版・パブリッシング交流会で課題として挙げられていたPDFの規格問題もGhostScriptでのアウトラインフォント埋め込みを実装したメンバーがVivlioStyle開発メンバーに参加したということです。

CSSの未だ定まっていない仕様も、それを実際に実装し、フィードバックしていくシステムを調えていくこともまた重要で、どんな立場からでもその立場なりにできることがあるということを強く印象づけるXMLパブリッシング交流会となりました。



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IT化が進むロンドン、変わったものと変わらないもの

海外展示会情報第2回目は、展示会の内容から少し離れてロンドンの情報をお伝えしようと思います。筆者自体、約10年ぶりのロンドンでしたが、色々な変化した点を感じられました。

まずヒースロー空港で驚いたのはかなり自動化が進んでいることです。日本の空港を出発する際もパスポートのスキャンなど一部は自動化されていましたが、スタンプを押すところは職員の方がやっていました。しかしヒースロー空港に着くと、入国審査はすべて自動化ゲートで、税関も申告するものが無ければ素通りです。(ただし自動化ゲートを利用できるのは日本や韓国、オーストラリアなど一部の国のパスポートのみです)

また預け荷物が出てくるのも早く、入国審査が5分ほどで終わったにも関わらず、受け取り場所に行ったら、すでに荷物が流れていました。このスピードはおそらく羽田や成田空港よりも早いのではと思います。

パスポートにスタンプが押されないのはちょっと寂しい気もしますが、スピーディーで英会話の必要もありません。

レストランも自動化が進んでおり、キャッシュレスなのは当然ながら、注文をスマートフォンアプリで行うお店もありました。アプリ上で「店舗を選択」、「テーブル番号を入力」、「料理を注文」、「カードで決済」すれば後は料理が来るのを待つだけ、ほとんどウェイターと接することはありません。英語を話すのは料理が運ばれて来た時の「Thank you」くらいです。

ITテクノロジーによって、どんどん海外へ行くハードルは下がってきているようです。

ただ、レンガの壁と赤い屋根の家並みや、2階建てバス、まあまあの味のイギリス料理など、変わっていない点もたくさんありました(笑)




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ロンドン開催、世界最大の教育展示会“Bett Show”

1月に展示会の調査を目的として、ロンドンで開催された「Bett Show」に参加してきました。その様子をお伝えしたいと思います。

Bett Showは世界最大の教育関連の展示会で、今年で36回を数える歴史もある展示会です。出展社・団体は世界中から800以上おり、ヨーロッパはもちろんトルコやUAE、また日本からもJETROが複数社共同という形で出展していました。またヨーロッパ以外の地域としては、やはり中国や韓国といったアジアからの出展が多いように見受けられました。

出展企業もMicrosoftやGoogle、Adobeなど名だたる企業が展示をしており、日本をオリジナルに持つ企業としてもエプソンやカシオ、コニカミノルタ等が出展していました。

最近の教育業界のトレンドとして、EdTechと呼ばれている「教育×IT」、特にAIやロボティクス、プログラミング関連の展示が多く見受けられ、ブロックを使ってロボットを組み立て、プログラミングにより動かす、といった教材が多く展示されていました。このような流れの中でソフトウェアも、教育業界の中での伸びしろを感じられる内容でした。

教育のIT化では遅れを取っている日本ですが、政府も今後生徒1人にPC1台の普及を目指しており、「教育×IT」はIT業界にとっても目を離せないキーワードになりそうです。当然ながらデジタル文書に対する需要も増えてきます。弊社のソフトウェアも子供たちの学習の一助となれればと思います。




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Markdownセミナーを開催します

Markdownの活用例として「Markdown + CSS/TeXで冊子本を作ってみた ~仕組みと実践方法のレクチャー~」を開催します。

日 時: 2019年11月14日(木)
会 場: ITS健保センター大久保 1F A
住 所: 〒169-0073 東京都新宿区百人町2丁目27ー6
(関東ITソフトウェア健康保険組合)
イベント詳細: https://connpass.com/event/149490/
申込みページ: https://connpass.com/event/149490/

セミナーでご紹介する内容は、以下の予定です。

  • 第一部 書籍の原稿としてMarkdown を使う
    【LaTeXとPandoc による事例】
    LaTeX は、それ自身もドキュメントの構造化を支援する記法を備えていますが、最近ではより簡便な記法としてMarkdown を採用し、主にPDF 生成のためのエンジンとして使われることも増えています。本セミナーでは、そのような事例のひとつとして、LaTeX とPandoc を併用したMarkdown による書籍制作システムについて紹介します。
  • 第二部 簡単! Markdown+CSSによる冊子本作り―理論と実践
    【Markdownでどうやって原稿を書くか】
    Markdownで冊子本の原稿を書く方法を説明します。Markdown(CommonMarkを中心に)を使って原稿を書く方法と、冊子本を記述するのに必要な機能を検討します。Markdownでは不足する機能についてどのように対処するべきかを考えます。実際に冊子本の原稿を執筆した例を解説します。
    【Markdown原稿をPDFにするにはどうするか】
    マークダウンで作成した原稿から冊子本印刷用PDFを生成するまでの流れを解説します。コマンドラインでNode.js用のスクリプトを使用して原稿をHTMLに変換し、XSLTで目次と索引を自動生成したものをCSSでレイアウト指定してAHFormatterでPDFを出力する実践例の紹介となります。

また、「AH FormatterとCSSを使ったルーズリーフ出版」と AH Formatter に関する最新情報をお伝えします。

是非、ご参加ください。

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9023
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : https://www.antenna.co.jp/




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海外出展情報 その2

DITA North America (続き)

<< DITA North America(前回)
セッションの合間には、展示室で出席者と出展者が集まる休憩がありました。 この会議の出展者の大部分はアンテナハウスのパートナーでしたので、彼らと再会し、今後のソフトウェア機能を確認し、パートナーシップを強化するための様々な機会について議論する絶好の機会でした。 既存のお客様はもとより初めての訪問者も、当社の製品に対する要望、問題を解決する方法についての質問、当社が提供するより多くの他の製品を知ることに興味を持っていました。 全体として、今年のカンファレンスでの参加率、ブースでの関心の高さ、そしてパートナーやクライアントとの興味深いディスカッションを通じて、満足のできる結果であったと思います。

さて4月は展示会がとても多い月です。ちょうど今ネバダ州のラスベガスで Xplor International に出展している最中です。また4月29日にはアラバマ州ハンツビルで開催の AIA Product Support に参加する予定です。いずれもお客様、パートナーとの情報共有の大変良い機会となり、アンテナハウスが健全で成長し続けている企業であることを示す良い機会となることでしょう。

今朝ほど丁度 営業担当から、Xplor International の報告が届きましたので、合わせてご紹介いたします。

Xplor International

アンテナハウスが CCM およびデジタルドキュメントの専門家のための Xplor19 に参加するのは今年で3年目です。 Xplor19 は今年から大きくイベントの変更がありました。 過去10年間、フロリダ州オーランドで開催された単独のイベントだったのですが、今年 Xplor は、ISA International Sign Expo との提携を発表し、カンファレンスをネバダ州ラスベガスに移しました。 今後、カンファレンスの開催は、オーランドとラスベガスで交互で行われます。 2つのカンファレンスは独立したイベントとして運営し続けますが、出席者は両方のイベントの特典を体験、享受できるよう、特別なオファーや招待状を受け取ることができます。 今年は開催のスタイルにも変更がありました。イベントは夕方に始まり、一般的なセッションのトラックは出展者と同じホールで行われました。一方ビジネステクノロジー、デリバリーテクノロジー、マーケティングテクノロジーは他のホールで行われました。

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海外出展情報 その1

DITA North America

4月14日から17日にかけて、アンテナハウスはノースカロライナ州ダーラムで開催された CMS/DITA North America に、スポンサーとして出展しました。 これは、情報開発管理センター(CIDM)が主催する第21回目の ContentManagement Strategies/DITA North America conference です。 この会議では、メタデータと分類法、パーソナライズされたコンテンツ配信、インテリジェントコンテンツ、ケーススタディ、DITA 2.0 と軽量 DITA、および構造化オーサリングなどのテーマを扱う4つのセッションが同時開催されました。 この会議には、DITA 規格に関する質問に応じたり、問題解決に貢献した DITA 有識者も多数参加されていました。 参加者はまた、実地体験をすることもできます。Technology Test Kitchen では、興味のあるツールを試したり、既存のツールを使って新しいトリックを習得したりできます。

今年は Technology Test Kitchen で、XSL-FO と CSS を使って PDF 出力をするデモを行いました。 PDF 変換用の DITA のスタイル設定に関しては、最もよく使用されるスタイルシート言語は XSL Formatting Objects(XSL-FO)です。これは、DITA Open Toolkit(DITA-OT) が PDF 変換の主要パスとして XSL-FO を使用しており、いくつかのFOプロセッサをサポートしているためです。しかし、DITA-OT できれいな PDF を作成する別の方法もあります。Cascading Style Sheets(CSS)です。 CSS はその単純さのために印刷に広く使用されるようになり、新しい DITA 採用者は従来の XSL-FO の代わりにこの代替パスを採用することもあります。 AH Formatter は XSL-FO と CSS の両方をサポートしているので、お客様には選択肢があります。このテストキッチンでは、XSL-FO と CSS の違いについて説明し、さまざまなプラグインオプション、カスタマイズされたスタイルシートを利用し、DITA-OTAH Formatter を使用して各プロセスがどのように機能するかを示しました。そして彼らの要求に基づいていくつかのライブデモをしました。質疑応答の時間を設け、既存のお客様との間で非常に興味深い議論があり、どのフォーマット方法がそれぞれのお客様にとって最適であるかについて可能性を探ることができました。

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AH Formatter へのご意見募集

こんにちは。
AH Formatter サポート担当です。

今年は春が早くにやってきたような気がします。
桜の開花予想も少し早いみたいですね。
こちらには高遠城址公園という有名な桜の名所があります。
毎年、桜の時期は多くの観光客で賑わっています。
タカトオコヒガンザクラというソメイヨシノより少し濃い色の桜で
ライトアップされた夜桜も綺麗です。

暖かいのはうれしいのですが、花粉の季節も早かったようで
花粉症のわたくしは毎日ぐずぐずしております。
周りの方、くしゃみうるさくてゴメンナサイ。

さてさて、お仕事の話をしなくては。

先日、均等割り付けの方法でお問い合わせがありました。
通常、text-align で均等割り付け(justify)を指定した場合に、
日本語(漢字やひらがなカタカナのとき)は文字間が広がります。
連続した英数字などでは単語間の空白が広げられますが、これを日本語と同じように
文字間を広げたい場合にはどうすればいいかということでした。
XSL-FO の仕様ではこの機能はありませんが、
CSS3(W3Cドラフト仕様)では用意されていました。
もちろん!AH Formatter V6では、拡張機能として XSL-FO でも対応しています。

axf:text-justify=”inter-character” を指定してください。

AH Formatter は XML自動組版ソフトとして、
これまでにも多くの機能を実装してお客様にご利用いただいております。
毎日お客様からご意見やご報告をいただいておりますが
こんな機能が欲しいというご相談も承っております。
時々、目から鱗なご相談もあって驚くことがあります。
その時点では実装されていない、実現が困難な場合もあるかもしれませんが
今後の検討課題として日々努めてまいります。
実際に業務で運用されているお客様やこれから運用を考えていらっしゃるお客様の
ご意見、ご要望は大変ありがたいです。
どうぞご遠慮なくご相談ください。

AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。




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海外出展情報 その2

Tekom 2018

The European Association for Technical Communication  (欧州技術通信協会)は、11月13日から15日までドイツのシュトゥットガルトで開催される TCWorld aka Tekom  という年次の会議を主催しました。Tekom Europe は、世界最大のテクニカルライターの専門家向けの協会です。

Tekom では、PDF が今日使用されている最も一般的なドキュメントフォーマットであり、PDF を中心としたアンテナハウスの製品には常に大きな関心が寄せられています。 アンテナハウスは、AH Formatter V6.6Office Server Document Converter V7.0PDFXML変換ライブラリV2.0web Interface for AH FormatterWeb Interface for OSDC Regression Testing System V1.4 などの製品を紹介しました。

Tekom の参加者のあいだでは、XSL-FO は最適な組版ストラテジーとして選択されていますが、またページ組版としてのCSSにも非常に興味が持たれています。 AH Formatter V6.6 では、CSS の機能が改善されました。また、Formatter と CSS の併用に興味がある開発者のために、弊社ウェブサイトで CSS ページ組版入門 第4版 を公開しています。またプリントオンデマンド版がAmazon.co.jp から販売開始されました。

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海外出展情報 その1

DITA Europe

昨年の11月5日から6日にかけて、アンテナハウスはオランダのロッテルダムで開催された CMS/DITA Europe でスポンサーとして参加しました。 第14回目にあたる Content Management Strategies/DITA Europe であり、2日間にわたって DITA に関する貴重な情報がふんだんに提供されました。会議では、参加者は Technology Test Kitchen と呼ばれるセッションで、発表者が新しい DITA ツールまたは CMS の使用方法を説明した後に、一緒に実地経験を積むことができました。

アンテナハウスは、DITA Open Toolkit 用の Antenna House PDF5-ML プラグイン を使用して、1つの DITA 文書に複数の言語をフォーマットする方法についてのデモを Technology Test Kitchen で発表しました。 PDF5-ML プラグインは AH Formatter と連携して動作するように設計されており、DITA Open Toolkit が提供するデフォルトの PDF プラグインよりも使いやすく、変更や管理が簡単で、尚且つパワフルです。 参加者は、PDF5-ML プラグインに大きな関心を示し、多言語ドキュメントを修正して PDF 出力を生成することがどれほど迅速かつ簡単であるかを体験しました。

セッションの合間には、参加者と席者と出展会社が集い友好を深めるための休憩室が設けられていました この会議の出展会社の多くはアンテナハウスのパートナーであり、また参加者の多くは AH Formatter のユーザでしたので、彼らと再会し、ソフトウェアの新機能を紹介し、パートナーシップを強化すべく今後のプランについて話し合う絶好の機会であったと思います。

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