「Office Server Document Converter v7.0」を無事に本日リリース致しました。
昨日のブログでは、火だるま炎上を予想していましたが、むしろ「真っ白に燃え尽きた」感じです。
「立つんだ○○!」(世代がわかります・・・・)
では、あらためて製品を紹介させていただきます。
【強化される主な機能】
- SmartArtに対応。
- OOXMLの数式(Word数式エディタ)に対応。
- リニアライズドPDFの出力。
- 大容量のEXCELファイルの1ページ目のサムネイル処理を高速化。
- Word文書をPDF化する際にアウトライン階層をしおりに反映。しおりを畳むレベルも指定可能。
- 異体字セレクタ(IVS)に対応。
- Word文書の段組の段数や段幅の設定を再現。ページ途中の段数切り換えにも対応。
【新しい商品構成】
- Windows向け32bit版の終了
- Select版(Word/Excel/PowerPoint)の終了
追加機能と新しい商品構成の詳細は、OSDC v7.0最新情報をご覧ください。
また、新バージョンのリリースに伴い、現行製品(OSDC v6.1/SBC v6.0)の販売を終了させていただきます。保守期間内のお客様に対する改訂版提供期間は、販売終了後5年間となります。
昨日は比較的見栄えの良い機能を紹介しましたが、本日は地味目なものからピックアップします。
○リニアライズドPDFの出力。
いわゆる、Web表示用に最適化されたPDFの出力機能です。
ここに出力結果の画像を貼付けても「だから何?」となりますので割愛します。
PDF出力の際に、以下のパラメータを追加して下さい。
-lpdf
地味です・・・。
○異体字セレクタ(IVS)に対応。
異体字には以前から対応していたのでは?と思われた方、使い込んでいらっしゃいますね。
ありがとうございます。
さいとう さんの 齊 齋 斎 斉 などですね。
これはそれぞれの文字に単独のコードが割り振られている異体字でして、今回対応したのは「異体字セレクタ」です。
異体字セレクタの説明だけでブログ数回分となりますので、詳細についてはこちらを参照してください。
一般的な文書ではあまり有難みは分からないかも知れませんが、人名・地名に関する書類では必須となります。
例えば、こんな感じでしょうか。
不動産や行政関係の業界の方々への朗報です。
○Word文書をPDF化する際にアウトライン階層をしおりに反映。
PDFのしおり、便利ですね。
せっかくWord文書でアウトライン化して目次まで作ったのに、PDFにしたらしおりがベタではつまらない。
そんな声にお応えして作りました。
しかも、しおりを畳むレベルも指定可能です。
・Word アウトラインレベル出力の設定に関するパラメータに追加
-docpdfbookmarklevel 値
0 : 階層を生成しません。
1-9 : 階層を生成して値の階層で畳みます。
値を色々変えて試してみて下さい。きっと楽しいですよ。
さて、今週初めのブログのタイトルは、「Office Server Document Converter のバージョンアップは何をもたらすのか?」でしたが、その回答をさせていただきます。
ユーザーの皆様には、OSDCの変換対象範囲の拡大と変換精度の向上、そしてより一層の利便性を。
製品担当者には、ストレスと緊張感と、その後に訪れるささやかな達成感、です。
お粗末さまでした。
OSDCに関する詳しい情報は、製品ページ https://www.antenna.co.jp/sbc/ を、ぜひ、ご覧ください。
評価版もご用意しております。
評価版は、https://www.antenna.co.jp/sbc/trial.html から、お申し込みください。