カテゴリー別アーカイブ: PDF活用

【PDFテックの知恵袋】PDFフォームとはどのような機能ですか?

PDFフォームは、PDFドキュメント上でユーザーから対話的に情報を収集するためのフィールドの集合を指します。これには、テキストボックス、チェックボックス、ラジオボタンなどのインタラクティブな要素が含まれます。PDFフォームを使用することで、ユーザーはPDF内で直接情報を入力し、保存または送信することができます。

参考URL: PDFフォームデータ

フォームフィールドのデータを取得または交換する方法

FDFまたはXFDFファイル形式を使用して、フォームフィールドのデータを取得または交換できます。

  1. FDFを用いた方法:
  • FDF (Forms Data Format)は、PDF 1.3以降で使用可能な対話フォームや注釈のデータを扱うためのファイルフォーマットです。
  • FDFファイルを使用して、PDFに保存されたフォームデータをインポートしたり、エクスポートしたりすることができます。
  • PDF Tool APIを使用して、FDFファイルからフォームデータをインポートし、新しいPDFファイルとして出力することが可能です。
  1. XFDFを用いた方法:
  • XFDF (XML Forms Data Format)は、PDF 1.5以降で使用可能なXML形式のファイルフォーマットです。
  • XFDFファイルを使用して、PDFからフォームデータをエクスポートしたり、インポートしたりすることができます。
  • XFDFファイルはXML形式で記録されているため、テキストエディタで開いてデータを確認したり、書き換えたりすることができます。

これらの方法を用いることで、PDFフォームデータの取得や交換が可能です。

過去3回分

10月2日 【PDFテックの知恵袋】PDFセキュリティ機能ではどんなことができますか?
10月3日 【PDFテックの知恵袋】PDFの注釈機能とはどんな機能ですか。注釈とPDFの本文テキストや画像との違いはどんなことでしょうか
10月4日 【PDFテックの知恵袋】PDFのフォント埋め込みとはどんなことですか?




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【PDFテックの知恵袋】PDFのフォント埋め込みとはどんなことですか?

PDFのフォント埋め込みとは、PDF文書に使用されているフォントを文書内に含めることを指します。これにより、PDFを開く環境に関係なく、文書が正しく表示されるようになります。具体的には、透かし文字列や本文テキストに使用するフォントを埋め込むかどうかを設定することができます。

PDFにフォントが埋め込まれているか、埋め込まれていないかはどうやったらわかりますか

PDFにフォントが埋め込まれているかどうかを確認するには、PDFの文書プロパティからフォント情報を取得する方法があります。

PDF Tool API』を使うと、具体的には、以下の手順で確認できます:

  1. PDF文書のプロパティからフォント情報のコンテナを取得します。
  2. そのコンテナから各フォントの情報を取得します。
  3. フォント情報には、フォント名、フォントタイプ、エンコーディング名、エンコーディングタイプ、フォント埋め込みがされているか否かが含まれています。

この方法を使用することで、PDFに埋め込まれているフォントの詳細情報を確認することができます。

参考URL: https://www.antenna.co.jp/ptl/cookbook/vol5/i03-0072.html

過去3回分

9月12日 【PDFテックの知恵袋】PDF/A ファイルとは?
10月2日 【PDFテックの知恵袋】PDFセキュリティ機能ではどんなことができますか?
10月3日 【PDFテックの知恵袋】PDFの注釈機能とはどんな機能ですか。注釈とPDFの本文テキストや画像との違いはどんなことでしょうか




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【PDFテックの知恵袋】PDFの注釈機能とはどんな機能ですか。注釈とPDFの本文テキストや画像との違いはどんなことでしょうか

PDFの注釈機能は、紙に例えるならば、印刷されている内容に対してコメントをメモとして書き込むような機能です。PDFドキュメント上でコメントやテキスト等のノートをアイコンやボックスといった形でページ上の指定位置に置いたり、線、円や矩形といったオブジェクトをPDFページ上に張り付けたり、リンク操作を設定できます。

注釈は表示用のテキストを持つことができ、ポップアップ注釈と組み合わせて使用されることが多いです。

(参考URL)https://www.antenna.co.jp/ptl/cookbook/vol4/i02-0002.html

注釈とPDFの本文テキストや画像との違い

一方、PDFの本文テキストや画像は、PDF文書のページ上にレイアウトされた内容であり、表示・印刷時に本文として描画されるものです。これらはページの一部として保存され、ページの大きさや余白の変更などに影響を受けます。

(参考URL)https://www.antenna.co.jp/ptl/cookbook/vol1/i02-0001.html

要するに、注釈は追加的なコメントやメモとして機能し、本文テキストや画像は文書の主要な内容として機能します。




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【PDFテックの知恵袋】PDFセキュリティ機能ではどんなことができますか?

Antenna House PDF Tool API』のPDFセキュリティ機能では以下のようなことができます:

  1. 暗号化:
  • 共通鍵(パスワード)による暗号化公開鍵による暗号化の2種類があり、権限を持たないユーザーによるPDF文書へのアクセスを防止します。
  1. 共通鍵による暗号化:
  • 共通鍵による暗号化とはパスワードを用いた暗号化とパスワードによる暗号の解除です。
  • ユーザーパスワードオーナーパスワードを設定することで、PDF文書の開封や利用制限を設定できます。
  • ユーザーパスワードはPDF文書を開くためのパスワードで、オーナーパスワードは印刷、内容の変更、内容の抽出(コピー)などの利用制限を設定するためのパスワードです。
  1. セキュリティの解除:
  • PDF文書に設定されているセキュリティ(暗号化情報)を削除することができます。ユーザーパスワードやオーナーパスワードを入力することでセキュリティを解除できます。
  1. 公開鍵による暗号化:
  • 公開鍵による暗号化は電子証明書を用いる暗号化です。
  • X.509証明書ファイルを用いた暗号化とPKCS#12ファイルを用いた暗号化・復号化に対応しています。証明書を用いることで、特定の受信者のみがPDF文書を閲覧できるようにすることができます。
  1. PDF最適化:
  • 不要な機能を削除するPDF最適化機能があり、JavaScriptアクションの削除などを行うことでセキュリティを強化できます。

これらの機能により、PDF文書のセキュリティを多角的に管理・強化することが可能です。

参考URL:




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【PDFテックの知恵袋】PDF/A ファイルとは?

PDF/Aは、PDFの表示機器が変わっても表示される内容・色・見栄えは変わらずに再生表示できることを目的とする国際標準規格(ISO19005)です。近年は公文書の保存だけでなく、請求書などの証憑書類や工業製品の設計書面にも使われるようになっています。

PDF/Aファイルには制定された時期、ベースとなるPDFバージョンなどによってA-1からA-4までの種類があります。

  1. PDF/A-1: ISO 19005-1
    • PDF 1.4をベースにした最初のPDF/A規格
    • ファイル添付(埋め込み)禁止
  2. PDF/A-2: ISO 19005-2
    • 国際標準規格 ISO 32000-1(PDF 1.7)をベースにした規格
    • PDF/Aに準拠するPDFに限り、ファイルの添付が使用可能
  3. PDF/A-3: ISO 19005-3
    • PDF/A-2をもとに拡張した規格
    • あらゆる種類のファイル添付ができる(例:PDFの元になった電子文書ファイルの埋め込み)
  4. PDF/A-4: ISO 19005-4
    • ISO 32000-2(PDF 2.0)がベースの規格(PDF/A-3の進化版)
    • ファイル添付、フォームフィールドや3Dコンテント、JavaScriptのアーカイブ、PAdESの簡素化

対応する規格の詳細は以下のリンクから確認できます:
1. [PDF/A](『PDF CookBook』)
2. PDF/Aとはなにか(PDF資料室)
※PDF資料室の記事はPDF/A-3までの説明となっています。




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『アウトライナー』で編集して、PDF出力で作成したPDFは、任意のPDFアプリで表示したり編集できます

弊社の『アウトライナー』は、PDFファイルを読み込んで、しおりを付けたり、リンクを設定したり、あるいは複数のPDFファイルを結合したりするWindowsアプリケーションです。

『アウトライナー』を評価中のお客様から次のような質問がありました。

『アウトライナー』でPDFに設定したしおりやリンク、あるいは『アウトライナー』で分割したり、結合したりして作成したPDFを、ほかの人に渡すときは『アウトライナー』がなくても大丈夫でしょうか?

もちろん、答えは、

PDFだけ渡せば大丈夫です。『アウトライナー』がなくても、だれでもそのPDFを表示したり、編集したりできます。

たとえばMicrosoft Wordで作成した文書ファイルをデジタルで他の人に渡したとき、原則として受け取った人がWordをもっていないと表示したり、編集したりできません。

しかし、PDFファイルはWord文書ファイルとは違って、作成したアプリケーションソフトがなくても、扱うことができるようになっています。

WordファイルとPDFファイルが、なぜこのように違うのか、初心者がその理由を理解するのは難しいかもしれません、当面、PDFファイルはそのようなものだと覚えておくのが良いかもしれません。




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無料のPDF編集ツールはどの程度使えるか―無料とは名ばかりのAdobe Acrobat Web

昨日検討したSmallpdf(無料のPDF編集ツールはどの程度使えるか―Smallpdfは無料で使える?)と類似した無料PDFツールにAdobe Acrobat Webがあります。

Adobe Acrobat Webは、WebブラウザでアップロードしたPDFやOffice文書などに対して、編集・変換処理を行うWebサービスです。トップページは次のように、機能がメニューとして用意されています。

メニューにリストされている機能を一覧表に整理すると次のようになります。

分類 機能リスト 概要説明
変換 PDFをWordに変換 PDFをMicrosoft Wordファイルに変換
PDFをExcelに変換 PDFをMicrosoft Excelファイルに変換
PDFをPPTに変換 PDFをMicrosoft PowerPointファイルに変換
PDFをJPGに変換 PDFをJPGその他の画像ファイルに変換
WordをPDFに変換 Microsoft WordファイルをPDFに変換
ExcelをPDFに変換 Microsoft ExcelファイルをPDFに変換
PPTをPDFに変換 Microsoft PowerPointファイルをPDFに変換
JPGをPDFに変換 JPGやその他の画像ファイルをPDFに変換
PNGをPDFに変換 PNGやその他の画像ファイルをPDFに変換
PDF変換ツール ファイルとPDFを変換
編集 PDFを編集 テキストボックス、コメント、ハイライトなどを追加
PDFを結合 複数のファイルをひとつのPDFに結合
PDFを分割 ファイルを複数のPDFに分割
PDFをトリミング ページコンテンツをトリミング、余白を調整、ページサイズを変更
PDFのページを削除 PDFからページを削除
PDFのページを回転 ページを左右に回転
ページの順序を入れ替える PDFのページの並び順を変更
PDFのページを抽出 選択したページで新しいPDFを作成
PDFにページを追加 PDFにページを挿入
PDFにページ番号を追加 PDFにページ番号を追加
ファイルサイズをコンパクトに PDFを圧縮 PDFのサイズを縮小して、簡単に共有
署名と保護 入力と署名 フォームに入力して署名を追加
電子サインを依頼 オンラインですばやく文書を送信して電子サインを依頼
PDFを保護 パスワードを設定してPDFを保護

「オンラインでAdobe Acrobatを活用」というキャッチから、デスクトップ製品であるAcrobatの機能をオンラインで使えるようにしたものという印象を受けます。しかし、メニューをざっと見たところではPDFとOffice同士の変換が充実しています。

Acrobat Webは実際に無料でどこまで使えるか。試してみると、最初の1回目はログインしないでも使えますが、2回目に使おうとするとログインが要求されます。さらに次は有料版の7日間試用の申込となり、支払い方法としてクレジットカードまたはPayPalの登録を要求されます。

2回目からは「無料で始める」というボタンを押しても、サブスクリプションの登録ページ(下図)が表示されるなど、どこまでが無料なのかが分かりにくい仕組みになっています。

調べてみるとヘルプページに次のようなQ&Aがありました。

Q 無料ツールは何回使用できますか。
A Adobe ID を使用して Acrobat web 版または Acrobat ブラウザー拡張機能にログインしない場合は、1 件の無料トランザクションの実行と、作成されたファイルの 1 回のダウンロードのみ可能になります。ログインしないと試せないツールもいくつかあります。

Adobe ID でログインすると、ファイルの入力、署名、共有、コメント追加を無料で行うことができます。ログイン時に他のプレミアムツールを試す場合、無料のユーザーには次の制限が適用されます。

他のプレミアムツールを試す場合は、30 日ごとに 1 件の無料トランザクションを繰り返し実行できます。例えば、任意の日に初めてログインし、「PDF を Word に変換」ツールを使用した場合、現在の 30 日間で 1 件の無料トランザクションを使用したことになります。15 日後に「PDF を圧縮」ツールにアクセスした場合、現在の 30 日間で無料トランザクションを既に消費しているため、このツールは使用できません。もう一度プレミアムツールを無料で使用するには、30 日間が終了するまでお待ちいただく必要があります。

電子サインを依頼するトランザクションには、追加の制限が適用される場合があります。

無料の上限に達すると、オンラインで通知されます。

(2024/5/22ヘルプページより引用)

整理すると
1.ログインしないで使えるのは1回だけ(但し、すべての機能が使えるわけではない)
2.ログインするとファイルの入力、署名、共有、コメント追加を無料で使える
3. それ以外の機能は、無料だと30日に1回だけ使える

この説明によると、ログインすれば、PDF編集機能のうちコメント機能は無料で使えるようです。しかし、試した範囲ではGoogleアカウントでログインしようとすると「Something went wrong」というメッセージが表示されてログインができませんでした。

ということでAcrobat Webを実際に無料で使えたのは1回のみでした。Acrobat Webの無料とは名ばかりと言わざるを得ませんね。

弊社の有償ツールとの比較

結局、Acrobat Webを実用的に使いたいならば、Acrobat Proの有料サブスクライブ契約するしかなさそうです。Acrobat Proは弊社製品で比較するならば『瞬簡PDF統合版』が機能的には一番近くなります。

契約体系が全く異なっているので価格は比較しにくいですが、次の表のとおり、5か月を超えて使用する予定があるなら『瞬簡PDF統合版』の方がお安くなります。

Acrobat Pro 瞬簡PDF統合版
シングルライセンス
契約方式 サブスクリプション 永続ライセンス
月々プラン 税込3,380円 パッケージ版
税込15,950円
ダウンロード版
税込14,190円
価格は値引きなし標準価格
値引きが適用されとさらにお安くなります。
年間プラン 税込23,760円
2年間使用 税込47,520円
3年間使用 税込71,280円

Acrobat Webは「無料」と銘打たれていても、無料で実用的に使うのはまず無理でしょう。本質的にサブスクリプションへの誘い込み手段に過ぎないものに「無料」と銘打つのはマーケティング手段として悪質というべきでしょう。

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無料のPDF編集ツールはどの程度使えるか―Smallpdfは無料で使える?

Copilotに聞いてみました。

質問
無料のPDF編集ツールはどんなものがありますか

回答
もちろんです!PDFを編集するための無料のツールがいくつかあります。以下はいくつかのオプションです。

Smallpdf:
オンラインで直接使える無料のPDFエディターです。
テキストの編集や画像の追加、図形やハイライトの挿入などが簡単に行えます
<以下、略>

Copilotに限らず、無料のPDF編集ツ―ルとしてSmallpdfがよく挙げられます。Smallpdfは結構人気があるようです。そこでSmallpdfってどんなものなのかちょっと調べてみました。

まず、Webページです。Smallpdfのトップページはこちらです:
https://smallpdf.com/jp

画面右上で「ログイン」すると次のような画面になります。

メニューにリストされている機能を一覧表に整理すると次のようになります。

分類 機能リスト 概要説明
変換&圧縮 PDF 圧縮 PDFのサイズを縮小
PDFコンバーター Word、Excel、ppt、および画像ファイルがPDFに変換されます。PDFファイルは選択されたファイルタイプに変換されます。
PDFスキャナー PDFをモバイルでスキャン
整理 PDF 結合 PDFドキュメントをマージ
PDF 分割 ページずつ分割したり、特定のページを切り取って新しいPDFファイルを作成
PDFを回転 回転するページを選んだり、すべてのページを一度に回転
PDFページを削除 PDFからページを削除
PDFページの抽出 1つのPDFとしてページを抽出できます。また、選んだページごとに個別のPDFを作成することも
表示&編集 PDF編集 テキストや画像、ハイライト、描画の追加やドキュメントの整理
PDF注釈 注釈が追加されたPDFを透かしなしでエクスポートし、さまざまなファイル形式に変換したり、圧縮
PDFリーダー 自由に解析、編集、共有、印刷
ページ番号を付ける 各ページのヘッダーまたはフッターに自由にページ番号を付ける
AI PDF要約 50MBのファイルサイズと50,000ワードの文字数を上限に、PDFドキュメントをお好きな数だけ要約
PDFから変換 PDF Word 変換 PDFをワードファイルに変換
PDF Excel 変換 PDFファイルをExcelスプレッドシートにすばやく変換。OCRも可能
PDF PPT 変換 PDFをPPTファイルに変換
PDF JPEG 変換 「全てのページを変換」または「画像を1枚ずつ抽出」
PDFに変換 Word PDF 変換 DOCとDOCXを数秒以内にPDFに保存
Excel PDF 変換 xls/xlsxファイルをPDFに自動変換
PPT PDF 変換 PPT も新しい PPTX フォーマットもどちらも変換
JPEG PDF 変換 文字のサイズ、ページの向き、ページ余白を自由に調整
PDF OCR OCRなら、選択可能なテキストを含む検索可能なPDFを作成
署名&セキュリティ EサインPDF 署名と署名者を検証するためのLTV(長期検証)タイムスタンプが付与
PDF ロック解除 PDFからパスワードを解除
PDFを保護 PDFにパスワードを追加
PDFをフラット化する 内容がドキュメントに恒久的に埋め込まれる

ざっくりみると、PDF編集ツールとしてはかなり機能が充実しているように見えます。もう少し詳細なところは後ほどチェックすることにして、「価格」を見てみましょう。

価格には次の4つのメニューがあります。
①無料
②プロ(月額1,013円)
③チーム(月額825円)
④ビジネス(カスタム価格)

プロとチームは、それぞれ、7日間のトライアル期間があります。トライアル期間を開始するにあたっては、クレジットカード情報の登録が必要で、7日間の試用が終わると課金されることになります。

有償ツールのトライアル期間は無料ツールには含めないとすると、「①無料」でどこまで使えるかがチェックポイントとなります。実際に使ってみると、多くのメニューは確かに無料で使えますが、しかし、重要な制限があります。

1.無料で使用するとき「ダウンロード」の制限があります。今回試した範囲では二つのPDFファイルを作成してダウンロードできました。しかし、三つ目をダウンロードしようとしたら、もう1日の制限容量を超えてしまったということで、次の画面のメッセージがでてダウンロードできません。1日にたった2ファイルしかダウンロードできないのでは、少なくとも仕事には使えないでしょう。

2.メニューでは一通りの機能があるように見えます。しかし「PDF編集」の中の「テキストや画像、ハイライト、描画の追加」をみると、ほぼ注釈の編集機能です。PDF本文編集では、本文への「テキスト」の追加機能があります。これを使おうとすると、次のダイアログが表示されます。


どうやら、これはSmallpdf proの機能のため「無料」では使えないようです。

Smallpdfツールは機能がかなり充実していて魅力的を感じる点もあるサービスです。

しかし、上記の1、2の制約を考えると「無料のPDF編集ツール」かもしれませんが、Smallpdfを「無料で実用に使える」とは言えないでしょう。無料はPR効果を狙った宣伝用語に過ぎないといえそうです。

弊社の有償ツールとの比較

結局、PDF編集を実用的に使いこなそうとするならば、有料のSmallpdf Proを契約するしかなさそうです。Smallpdf Proは、弊社製品で比較するならば『瞬簡PDF統合版』が機能的には一番近くなります。

契約体系が全く異なっているので価格は比較しにくいですが、次の表のとおり、1年と少しを超えて使用する予定があるなら『瞬簡PDF統合版』の方がお安くなります。

無料という宣伝文句に踊らされないようにしっかり比較してみましょう。

Smallpdf pro 瞬簡PDF統合版
シングルライセンス
契約方式 サブスクリプション 永続ライセンス
月間利用料 非課税(?)1,013円 パッケージ版
税込15,950円
ダウンロード版
税込14,190円

価格は値引きなし標準価格
値引きが適用されとさらにお安くなります。
1年間使用 非課税(?)12,150円
2年間使用 非課税(?)24,300円
3年間使用 非課税(?)36,450円

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瞬簡PDF 編集 2024
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瞬簡PDF 統合版 2024
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『瞬簡PDF 書けまっせ 8』文書自動認識の使い方

『瞬簡PDF 書けまっせ 8』はPDFに文字や図形、画像、印影などを自由自在に書き込みするためのソフトウェア『瞬簡PDF 書けまっせ』の最新バージョンです。

今回はとても簡単に申請書などの文書を作ることができる「文書自動認識」機能の使い方を解説します。
Youtube動画として公開されておりますのでそちらもご覧下さい。
3分で分かる!「瞬簡PDF 書けまっせ 8」文書自動認識の使い方

それではこちらのPDFを使って説明していきます。

文書自動認識の設定

まず「文書自動認識」ボタンを押してダイアログを表示し、「次へ」を押して「値のセット」画面を出します。

初期の状態では挿入テキストがサンプルのままになっていますのでご自分用のものに変更します。
変更したい項目をダブルクリックしてテキストを変更しましょう。

すべて終わったら「完了」を押します。

自動認識後の編集

次のように各入力欄にあわせてテキストボックスが作成され、氏名や住所などはさきほど設定したテキストがセットされます。

「氏名」や「住所」の項目名にできている不要なテキストボックスは削除します。
表示を拡大して、自動セットされなかった入力欄を埋めていきましょう。

テキストボックスを少し狭めて生年月日を入力します。
図形ギャラリーから楕円を選択し、年号を囲みます。

同じくギャラリーからチェックマークを選択、性別にチェックをつけます。
写真欄のテキストボックスは削除して、画像を開き大きさと位置を合わせます。
位置の微調整はカーソルキーでおこなうとやりやすいです。

データトレー登録

よく使う画像は選択して右クリックメニューから「データトレー登録」しておきましょう。

次回からはドラッグ&ドロップで取り出せます。

PDF出力

あとは必要なところをすべて入力して終わったらPDFを出力します。
申込書のPDFができあがりました。

このように「文書自動認識」を使うと簡単にPDF文書を作ることができます。





瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成


瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

『瞬簡PDF 書けまっせ 8』対話フォームの作り方

 

『瞬簡PDF 書けまっせ 8』はPDFに文字や図形、画像、印影などを自由自在に書き込みするためのソフトウェア『瞬簡PDF 書けまっせ』の最新バージョンです。

 

 

今回は「対話フォーム」という、PDFに他人が入力できる入力欄を用意するやり方を解説します。
Youtube動画として公開されておりますのでそちらもご覧下さい。
3分で分かる!「瞬簡PDF 書けまっせ 8」対話フォームの作り方

それではPDFに「対話フォーム」を設置していきます。

テキストフィールドの作成

まずテキストフィールドを配置していきます。
[Ctrl]キーを押しながら「テキストフィールド」を押すと連続作成が可能です。

 

ドラッグ&ドロップしてこのように必要な場所にテキストフィールドを設置しました。

終わったら[Esc]キーを押して連続作成モードを終了します。
項目によって「必須」や「複数行」にチェックを入れます。最大文字数やフォントなども設定可能です。

 

 

ラジオボタンの作成

法人と個人の区分はどちらかを選んでもらう必要があるのでラジオボタンを配置します。
[Ctrl]キーを押しながら「ラジオボタン」を選び、クリックで配置していきます。

高さやテキストとの距離が同じになるように位置を調節します。
リボン[書式]-[整列]の各ボタンは位置の調整に便利ですので積極的に使いましょう。
この2つのラジオボタンは互い違いである(常にどちらか一方のみがチェックされる)必要がありますのでフォールド名を同じに設定(デフォルトで同じになります)して同グループとしてください。
もし他の入力欄でラジオボタンを使う場合は上記と異なるグループ名をつける必要があるので注意してください。
またどちらかに「デフォルトでチェック」を設定しておくと良いでしょう。
 

ドロップダウンの作成

製品名は決まった中から選んでもらうためドロップダウンにします。

選択項目は「項目リスト」に;(セミコロン)区切りで指定します。
ここでは弊社のデスクトップ製品4種類(以下の文字列)を指定しました。
「瞬簡PDF 書けまっせ 8;瞬簡PDF 作成 9;瞬簡PDF 変換 8;瞬簡PDF 編集 9」
 

チェックボックスの作成

最後に理由欄にチェックボックスを配置します。
[Ctrl]キーを押しながら「チェックボックス」を選び、クリックで配置していきます。

 

 

 

 

 

 

作ったらそれらを全部選択してリボン[書式]-[整列]の[左揃え]、そして[上下均等配置]しましょう。
 

完成

すべて終わったらPDFを出力します。
書けまっせ上で設置したとおりに対話フォームができていることが分かります。

 

 

 

 
「瞬簡PDF 書けまっせ 8」ではこのように簡単に対話フォームを作ることができます。
今回作成した内容をwppxとして保存したものがこちらからダウンロードできます。

 




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