カテゴリー別アーカイブ: お知らせ・ニュース

アンテナハウスオンラインショップは EMV 3-Dセキュアに対応しました ~キャッシュレス決済の安心・安全を実現~

近年、キャッシュレス決済はその利便性と効率性から、個人・法人を問わず急速に普及しています。
スマートフォンを利用した決済やオンラインショッピングの拡大により、現金を持たずともスムーズにお買い物ができる環境が整いつつあります。
キャッシュレス決済は、現金を持ち歩く手間を省くだけでなく、会計処理の迅速化、明細管理の容易さ、さらには支出の可視化など、多くのメリットをもたらしています。
キャッシュレス決済の中でも最も多く利用されているのがクレジットカード決済です。(キャッシュレス決済の80%以上がクレジットカード決済)

しかし一方で、クレジットカード決済に伴う不正利用被害額の増加が社会問題となっており、セキュリティ対策の強化が急務となっています。
(クレジットカード決済における不正利用被害額は年間500億円以上と拡大を続けている)
これに対応すべく、2025年4月からは経済産業省が改訂した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」に基づいた新たなセキュリティ基準が適用されることになりました。
新ガイドラインに沿ったセキュリティ対策は、決済時の本人認証を含む保護措置が求められ、これによりオンライン決済の安全性が向上します。
クレジットカード決済加盟店はより厳格なセキュリティ環境の整備が求められていくことになります。

また、キャッシュレス決済の普及は、企業の電子帳簿保存法への対応とも密接に関連しています。
電子取引データの安全な保存は、企業にとってコンプライアンス上の重要な要件となっており、決済システムのセキュリティ向上はその基盤を支える役割も果たします。

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アンテナハウスオンラインショップの取り組み

アンテナハウスオンラインショップでは、こうした時代の要請に応えるべく、決済セキュリティ規格である「EMV 3-Dセキュア」に対応しました。
また、セキュリティチェックの厳格な審査をクリアし、今後のセキュリティ強化に万全を期しています。

EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)とは、インターネットショッピングでクレジットカードによる決済を行う際に、クレジットカード会社によるリスク判定を行い、不正利用のリスクが高いと判定した場合にワンタイムパスワードの入力などで本人認証を行い、クレジットカードの不正利用を防ぐ本人認証サービスです。
不正リスクが低いと判定された場合はワンタイムパスワードの入力などが不要となるため、高いセキュリティと利便性を提供することができます。

クレジットカード決済ができるすべてのオンラインショップ/サービスを早急に導入することで、お客様のクレジットカードの不正利用を防ぐことにつながり、安心してオンラインショッピングをお楽しみいただけるようになります。

クレジットカードご利用の注意点

ご利用になるクレジットカードがEMV 3-Dセキュアに対応している必要があります。
EMV 3-Dセキュアに対応したクレジットカードをご利用になるには、あらかじめカード発行会社で登録をする必要があります。
対応をしているかどうかや登録方法については、保有されているクレジットカードの発行会社にお問い合わせください。

対応カードブランドの本人認証サービス

VISA

Visa Secure

Master

Mastercard ID Check

JCB

JCB J/Secure

AMEX

American Express SafeKey

Diners Club

Diners Club ProtectBuy

DISCOVER

DISCOVER ProtectBuy

参考:

経済産業省「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

経済産業省「クレジットカード・セキュリティガイドライン」が改訂されました

クレジット取引セキュリティ対策協議会「クレジットカード・セキュリティガイドライン」

経済産業省「安全なクレジットカード利用のために本人認証サービスの設定を!」

日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況」

 




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会社紹介動画 公開のお知らせ

突然ですが、2025年1月30日現在、アンテナハウスは40歳と5か月を迎えています。

去年の晩秋に、お客様からおめでとうメールをいただいて初めて、「そういえば…」といった感じで会社設立40年を自覚しました。
自覚した時期が遅かったので、Webサイトのヘッダー左のロゴ隣に、細やかに「40th」画像を追加してアピールしています。

さて、40年前なので、設立は1984年。
ジブリの名作「風の谷のナウシカ」が映画館で初めて上映された年です。(確か)

この時代、一般家庭では黒電話とブラウン管テレビが根強く活躍中で、ワープロ専用機すら全盛期ではありませんでした。
社会も週休1日制でした(休日は日曜日だけ)。

そんな時代からみると、世は本当に大きく変化しました。

ところで、アンテナハウスの理念は「A Data Usability Company」で、これまでのキャッチコピーは「PDF、組版と文書変換のアンテナハウス」です。(社長に訊くと、実は後付けだそう。)

このキャッチコピーは、現在のアンテナハウスをよく表しているといえます。
ただ、アンテナハウスは『データ有効活用のためのコンピュータソフトの企画、開発、販売』をする会社です。
確かに「PDF」や「組版」に強い会社ですが、それだけではありません。

そういうわけで、40周年というノリと勢いを使って、社員総会(2024年11月)で新しいキャッチコピーを社員全員で考えました。

新キャッチコピー
「文書変換を自在に、可能性を無限に!」

意味:当社のソフトウェアは、文書変換にとどまらず、データ活用の新たな可能性を世界まで広げ、柔軟に変換できる技術はまさに『自在に』と言えます。設立40年を迎えたアンテナハウスは、常に技術を進化させ、顧客のニーズに応えながら、これからも無限の可能性を広げていきます。

キャッチコピーに合わせて名刺も刷新しました。(10年ぶりです笑)

そして2025年1月29日、会社案内ページに、アンテナハウスを3分で紹介する動画を作成、公開しました。 ⇒ 会社案内

文書変換を自在に、可能性を無限に!

クリックで会社案内ページにジャンプします

それ以前にも、採用向けの動画は作っていましたが、会社全体について紹介する動画はまだでしたので、これからいろんなところで紹介できればと考えています。
Webサイトのヘッダーにあるロゴ上のキャッチコピーも入れ替え済みです。

「文書変換を自在に、可能性を無限に!」

世間のニーズに合った文書変換を実現するため、これからも邁進していきます!

既存のお客様におかれましては、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
これからアンテナハウスを知ろうとしてくださる方には、これからどうぞよろしくお願い申し上げます。




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DX総合EXPO秋2024 アンテナハウスのブースにご来場頂きありがとうございました

去る2024年10月1日(火)~10月3日(木)開催『DX総合EXPO秋』にて、多くの方にアンテナハウスのブースにご来場頂きました。
心より感謝と御礼を申し上げます。

DX総合EXPO秋2024 アンテナハウス展示ブース

DX総合EXPO秋2024 アンテナハウス展示ブース

当日は多くのご相談、ご意見を頂きました。また案件につながるお打ち合わせの機会も頂きました。
今後も展示会やイベントへの出展を計画しておりますので、機会がありましたら是非お立ち寄りください。

参加イベントの情報は弊社Webページ、『イベント・セミナー』に掲載します。
今後とも変わらぬご愛顧の程よろしくお願い致します。

アンテナハウスWebページ(アクセス後、下にスクロールしてください)
https://www.antenna.co.jp/




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DX総合EXPO秋 ご来場者様に『簡単!Markdown+CSSによる冊子本作り ー理論と実践ー』を特別プレゼント

10月1日~10月3日迄、東京ビッグサイトで開催のDX総合EXPO秋のアンテナハウスブースへのご来場者様に、『簡単!Markdown+CSSによる冊子本作り ー理論と実践ー』をプレゼントします。

アンテナハウスブース:東京ビッグサイト南館1F A01-12

ご希望の方に、無料で贈呈致しますが、冊子本の在庫数に限りがございますのでなくなってしまったらご容赦ください。

本書は、Markdownで執筆した原稿を、HTMLに変換した上で、AH CSS Formatterで組版、POD印刷して、製本した冊子本です。Common Markの解説書としてもご参照いただくことができます。

本書の概要

本書の目標は、Markdownで執筆した原稿から冊子本印刷のためのPDF作成までを一気通貫で行う仕組みを設計し、本書自身を素材にして、実践することです。

本書は次のステップで制作されました。本書の内容にはその過程を詳しく報告しております。また、本書の冊子版自体が実践の成果物です。

1. Markdownの仕様について調査してまとめます。
2. 原稿にどのようにマークアップするかのマークアップ仕様を検討・作成します。
3. 原稿のMarkdownファイルを執筆します。
4. 冊子本のパート構成を整理し、本書のパート構成を決めます。
5. 原稿のMarkdownファイルをHTMLファイルに変換するプログラムを作成します。
6. 目次と索引を作成するプログラムを作ります。プログラムでHTMLファイルの内容に目次と索引を付け加えます。これにより本書の本体を自動組版するためのHTMLファイルができ上ります。
7. 本の判型や、ページの基本版面、見出し、段落のレイアウト、本文テキストの修飾などのレイアウト仕様を設計します。レイアウト設計に基づいて、Cascading Style Sheets (CSS)を作成します。
8. HTMLとCSSをAH Formatterに入力し、POD版入稿のためのPDFを作成します。

下記ブログ記事に目次等の情報が記載されています。
https://blog.antenna.co.jp/ILSoft2/archives/10189




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DX総合EXPO秋2024に出展します。ぜひご来場ください!

アンテナハウスは来る2024年10月1日(火)~10月3日(木)に開催される『DX総合EXPO秋』に出展致します。

会場ではPDFの作成から編集・加工ができるツール、

  • Office Server Document Converter
  • Antenna House Formatter
  • PDF Tool API
  • PDF Driver/Driver API
  • PDF Server

を展示・紹介いたします。

当日はデモンストレーション環境もご用意しておりますので、ご関心・ご相談のある方は下記リンク先から来場登録の上お越しください。

来場登録頂くと、弊社ブースへの訪問予約もできますので、こちらもご利用ください。

日時:2024年10月1日(火)~10月3日(木) 各日10:00-17:00
ブース:東京ビッグサイト南館1F A01-12

来場登録はこちら

アンテナハウス企業ページ (来場登録でブース訪問予約ができます)

皆様のご来場を心よりお待ちしております。




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10月24日16時より電子取引データ保存についてのウェビナーを開催します。

電子取引データのデジタル保存完全義務化が数か月後に迫っています。皆様準備はお済でしょうか?
まだ、準備完了していない方は、お急ぎください。

その節は丁度良い機会ですので、次のウェビナーを視聴されてみてはいかがでしょうか。

来週、10月24日16時よりZoomウェビナー「電子取引データを効率的にデジタル保存」(視聴無償)を開催します。

本ウェビナーは、前半と後半に分かれています。

前半は電子取引データのデジタル保存についてです。

既に本ブログで何回も繰り返しているのでご承知のことでしょうが、2024年から電子取引データを必ずデジタル保存することが義務付けられます。この対策が中心となります。

<前半のアジェンダ>
1. 電子データの保存を行ううえでの課題と対処法
2. 「電子取引Save V2.0」の紹介
3. 製品デモンストレーション

後半では、デジタルインボイス交換システム(JP PINT)で交換した電子取引データ保存になります。JP PINTはまだまだ一般的ではありませんが、今後は普及する可能性が大きいと予想されます。

<後半のアジェンダ>
1. 「連携補完機能」とは
2. 日本のデジタルインボイスの標準仕様「JP PINT」
3. 製品デモンストレーション

ウェビナー録画をYouTubeで公開しました。次のリンクでご視聴ください。
電子取引データを効率的にデジタル保存




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【動画公開】XSLT超入門3, CSS組版スライドと補足

ちょっと一息アンテナハウスウェビナー「XSLT超入門 3 XPathについて」を終えました。ご視聴いただいた方、ありがとうございます。お時間の合わなかった方、動画が公開されたので、ぜひご覧ください。


Zoomの注釈機能

発表直前に気付いたのですが、Zoomの「画面の共有」ボタンの横に、いつの間にやら「注釈」というボタンが増えていたので早速使ってみました。いかがでしたでしょうか。

PowerPointスライドと違い(おそらくほとんどの)PDFビューアにはレーザポインタ機能がないので、助かりますね。(他機能として、テキストも表示できます。スライド表示中に「これ補足した方がいいかな」といった思いつきでテキストを追加したりはPDF注釈でも実現できますが、操作の切り換えの手間があるため、Zoomにあるに越したことはない、くらいの感想です。)

CSS組版スライド

担当したここ数回のウェビナーではPowerPointでスライドを作成していました。今回も途中まではそうだったのですが、内容の大幅な修正を行うついでにAH FormatterでHTML+CSS組版によるPDFスライドに移行しました。

以前XSL-FOでスライドを組版したことを紹介しました。スライド発表程度の長さであれば単一HTMLでもあまりテキスト分量はかさみません。今回、HTMLが650行弱、CSSは240行程度でした。実作業としてはSCSSで記述して変換していたので……240行程度でした。まあ、セレクタ部分は簡潔になりますが、改行・インデントとしてはあまり変わらないんですね。CSSについてはAH CSS Formatterの既定のCSSを読み込んだ上でなので、0から組むのであればもう少し嵩むでしょう。

VS CodeでSCSSを編集 with AH CSS Extension

SCSSの編集はVS Codeで行いました。VS CodeでのCSSの補完・サジェストについては、@media printなども最初からある程度対応しています。
加えて先日、AH CSS Formatterの豊富な拡張仕様を入力補助してくれるAH CSS Formatter Extensionが公開されたので早速使っています。SCSSファイル編集でも有効なようです。

https://github.com/AntennaHouse/ahformatter-vscode-css-ja

「HTMLソースでスライドを作成する」というと、気になるのは「発表スライドとWebページを同時作成できるか?」という点ではないでしょうか。結論としては「内容次第」ということに落ち着いてしまうのですが、「ある程度まで同一ソースで作成する」ことを目標とすると、方針として押さえるべき点は次のことでしょう。

  • HTMLソースはWebページ向けが主、スライドは従
    • スライド組版時はdisplay:noneにする情報を決めておく
    • スライド向けCSSを先行する場合、とくに注意するのはfloat配置とheightの100%

もちろん、広告を目的とするWebページなどで一度に入る情報量を絞ることなどはよくあります。ここではある程度技術的内容のプレゼンとそのWebページ化を前提としています。

スマホ向けとPC・タブレット向けのページを同じソースで作成する場合にスマホ向けをメインにレイアウトすることを「モバイル・ファースト」といったりしますが、Webページとプレゼンテーションの関係はもう一捻りあります。
モバイルとそれ以外で異なるのは、主に画面サイズです(より正しくは前提とする通信環境によるリソースの出し分けなどもあります)。
一方、Webページとプレゼンにおいて、Webページはそれのみですが、プレゼンは(通常)「スライド+発表者+発表」で構成されます。この違いは「読者側が受動的か能動的か」「発表者による注意対象・情報量のコントロール」といった差異を生みます。

HTMLソースの話に戻ると、ある変換を行うとき、情報量は落とす方が楽で、足すのはかなり困難です。
つまり「より情報量を必要とする方を主とし、そうでないものを従とする」ということになります。
プレゼンは発表という追加情報を前提とするため、スライドにWebページと同じ情報量を与えると情報量が過多になりがちです。

CSSでは手軽に表示を隠蔽する方法としてdisplay:noneがあります。これは、プレゼンでは口頭で与える情報を、Webページではテキストで表示する、という目的にも使えます。

@media print {
.web-page-only {
  display:none;
  }
}

前提として、「スライド上隠蔽されても前後の話は分かるようにする」というライティングが必要です。なので、パラグラフライティングの基本や、DITAにおけるshortdescのように、「これは最低限最初に伝える」という文章から書いていくよいでしょう。

ページ向け媒体ではフロートはページの上端、下端を前提に書けます。これはpositionについても同様です。

XSLT超入門3の補足

さて、発表の補足です。

何度か述べましたが、XPathの特長は、簡単には「ある文書で、目的の箇所を簡便な記法で指定できる」「取り出した値の加工が行える」ことにあります。ただ「hoge/fuga/…」と書きつらねるだけでなく、軸や述部といった機能・概念を使うことで、他の言語、というかDOMインターフェイスでは難しいこともスマートに行える、ということをXSLT超入門3ではフューチャーしたのですが、いかがでしたでしょうか。
「ここが分からないのでここをじっくりやってほしい」などの要望を、メール・SNS・動画へのコメントなどでいただけると幸いです。

さて、発表について、事前の予定から大きく削った箇所としては2箇所です。データモデルと、XPath 1.0のコードを3.1でリライトするという内容です。

データモデルについては、XPath 2.0でいかに整理されたか、3.0(3.1)で何が拡充されたか、の詳細を削りました。このあたりについてはW3CのXDMのページに図示があるので内部処理モデルに興味のある方はご参照ください。

XPath 3.1でのリライトについては、題材として丁度良いバランスのものを見つけるのはかなり難しかったため、構成から削除しました。「XPath 1.0でまともに処理できるように記述した上で、XPath 3.1で明らかに改善されるように書き直す」ということの難しさは、「そもそも1.0で書けなかった処理を拡充したものがほとんど」「1.0では(XSLT上では)独自functionの定義もできないので、XSLTも多分に含むことになる」といった点にあると感じます。XSLT 1.0のコードでの超絶技巧についてはfunctXライブラリが有名でしょうか。

超絶技巧はおいておいて、もう少し簡単なものはあります。

XPath 1.0(XSLT 1.0)
<xsl:template match="*[contains(@class, ' topic/ph ')]"> 
  ...
</xsl:template>
XPath 3.0(3.1) (XSLT 3.0)
<xsl:template match="*[contains-token(@class, 'topic/ph')]"> 
  ...
</xsl:template>

行っているのはDITAの@class処理で、スペース区切りで続く文字列の部分一致判定です。contains()では含まれてさえいれば真を返してしまうので、topic/ph前後にスペースは必須です。ないと「mytopic/ph」なども一致してしまいます。
contains-token()は、なんだったら名指しで「HTMLやDITAのclass処理に使えるよ」と書かれているのでさもありなん。

コア関数についてはかなり駆け足で紹介しました。コード例をバーッと載せていましたが、コードをしっかり読んでもらうことは意図していません。
これは構成上割と悩みどころで、関数名と処理内容を淡々と流すのであれば、ウェビナーよりもWebサイトや本などを参照するように誘導しても良いと考えています。あるいは数時間~数日のワークショップであれば、サンプル、基本、応用、基本、……といった進め方をしたと思います。

とくにXPath 1.0では、関数型言語らしい「関数を組み合わせて使う」ことはなかなか難しいため、その有用性のアピールを分かりやすく行うのは難しくなっています。

発表中、contains()が(2.0)となっていましたがこれは記述ミスで、XPath 1.0からあります。




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PDFの表形式データをExcelに変換する機能を比較してみる

PDFファイルの中に表形式のデータがあったとき、このデータを加工したり、集計したり、計算したり、あるいは別のアプリケーションに取り込みたいと思うことがあります。少しくらいのデータなら、手入力するという方法でもなんとかなるけれど、量が多いとき、繰り返しが多いときなどは手作業ではなく、なんとか自動的にできないかと思うことでしょう。

いまは、PDFファイルの表からExcel形式に変換するツールは市場にいくつかあります。来週(5月31日)のちょっと一息・アンテナハウスウェビナーでは、PDFファイルの表をExcel形式に変換するツールとして、Adobe のAcrobatと、弊社のPDFtoCellsの次の2つを選んで、変換精度についてがちの比較を行ってみます。

夕陽の対決! PDF-Excel変換ソフト PDFtoCells VS Acrobat
     -真に使えるExcel変換ソフトはどちらか、徹底検証します

2022年5月31日16時から (無料)

詳しい紹介とお申し込みは次のZoomページにてどうぞ。

Zoom でのお申し込みはこちら




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速習XSLT超入門1(明日に迫るXSLT超入門2ウェビナー )

ゴールデンウィークも明け、XSLT超入門2のウェビナーが明日に迫りました。

セミナーのようなイベントでは、ナンバリングによって「初回参加してないからどうしよう」と尻込みされてしまう方がいるかもしれません。ということで、第1回をおさらいする記事を用意しました。
「これだけ見ておけば大丈夫」というよりは、書籍におけるあらすじと目次のようなものと考えてください。

導入として「XSLTを活用する自動組版の流れとして、XSLTがどの部分の役割を果たすか」を紹介しています。元の文書にあるコンテンツから目次を生成したりできます。
このウェビナー内では大きく触れていませんが(PDF自動生成超入門の内容なので)、「生成時まで内容が決定できないこと」をオブジェクトとしてレイアウトできるのがXSL-FOとなります。弊社製品Antenna House XSL Formatterによる拡張要素・プロパティも、この視点で眺めてみるとスタイルシート設計に役立つのではないでしょうか。

書籍の完成状態を例にして、抽象的な「構造」について紹介し、それをXMLで表現することについて触れています。

XMLを変換するにあたって、「どの部分を変換するか」という指定が必要になります。XSLTでは、そのためにXPathを使うよ、ということを紹介しています。XPathはXSLTから独立するほど多様な機能がありますが、「XML上の特定位置を指定する」ことは基本といって良いでしょう。そのために「ノード」という形でXML文書を解釈し、ノード間の関係としてXML上の位置を指定できるようにしています。関係の方向性として「軸」があり、不足する指定を補う「述部」がある、という紹介をしています。

より実際的な説明として、弊社の過去記事を紹介しておきます。
XSLTを学ぶ (1) XMLのツリーモデルとXPath/XSLTのツリーモデルではルートの意味が違う

明日のウェビナーが「基本文法編」ということで、では「XSLTの基本」は何を紹介しているんだ、疑問があるでしょう。ここでは初学者にとって概念的にあまり馴染みがないであろう、XSLTを構築する基本であるxsl:template@matchとxsl:apply-templatesについてを図を用いて紹介しています。文法は比較的資料があるため、図示に注力した形です。後半のデモでトラブルがあった関係でウェビナーと動画で違いが生じてしまっていますが、このmatchとapplyの関係はコインソータに似ている、ということを覚えておくと良いでしょう。

ウェビナーではトラブルのあったデモについては動画を撮り直しています。
デモを通し、xsl:template@matchとxsl:apply-templatesでXML文書を処理していく様子を紹介しています。

全体を通して、「学習開始で環境構築に悩むよりプレイグラウンドなどを利用するのも良い」「業務利用としてXMLエディタは十分ペイする」「変換元のXML文書としてCommonMark文書が難易度として丁度良いのではないか」といった話をしており、「初学者が取り組みやすい形を提示する」をサブテーマとしていました。

明日のウェビナーではこの第1回からの流れを受けて、基本的なコードリーディングによる学習ができる段階まで持っていけるようにすることを目標にしています。ご参加をお待ちしています。




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(無料)Zoomウェビナー 「PDFの表をExcelに変換し、データを再利用する際の課題」

2022年4月5日(火)16時よりZoomのよるウェビナーを開催します。

タイトルは、
PDFの表をExcelに変換し、データを再利用する際の課題 〜 複数ページ、ページ指定、回転、範囲指定への対処法を実例を用いて解説 〜

として、PDFの中の表をExcelデータに変換するための課題、ツール、テクニックおよび実際の変換例をご紹介します。

どなたでもご参加いただけますので、ご興味をお持ちの方は、次のご案内ページよりお申込みください。


画像をクリックすると、外部サイト(マジセミ)の申込ページに遷移します。




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