月別アーカイブ: 2024年11月

2024年度アンテナハウス社員総会を開催しました

2024年11月13~15日に、2024年度アンテナハウス社員総会を開催しました。

アンテナハウスでは年に1回、全社員参加の社員総会を開催しています。
主な目的は、「社員全員参加の経営を目指すこと」、そして「会社の現状と目標を共有すること」です。

社員総会は3日にわたって開催され、そのうち2日間は海外の社員を含めたオンラインでの開催、最終日となる3日目は現地とオンラインのハイブリッドでの開催となりました。
社員総会の開催は3支店の持ち回りで担当しており、今年は名古屋支店が担当して、豊橋の会場で開催されました。

2024年度アンテナハウス社員総会

2024年度アンテナハウス社員総会会場 ホテルアソシア豊橋にて

社員総会では、各グループのリーダーから2024年現状の報告と、来期の計画発表があります。
また、毎年恒例のアイデアコンテストも行われました。
新しい製品・サービス・業務改善などの提案を社員が行うもので、社員投票の結果、最優秀提案や優秀提案に選ばれたアイデアには賞金が進呈されます。

さらに今年はアンテナハウス創立40周年ということで、新たなキャッチコピーを決めるコンテストも開催されました。事前に社員からの公募、投票を経て上位入賞されたキャッチコピーについてのプレゼン、最終投票が行われ、決定したキャッチコピーが発表されました。
新たなキャッチコピーについては後日発表になりますので楽しみにしていてください。

総会終了後は懇親会が開催され、美味しい食事とともに、仕事のこともそれ以外のことも含めて仕事仲間で語り合い、とても充実した会となりました。
社員総会は、なかなか顔を合わせる機会がない社員同士が集まることのできる貴重な機会です。
またここから1年を頑張っていこう、と最後は一本締めで締めくくりました。

最後に、社長からのメッセージを少しおすそ分けします。

「棚からぼた餅」ということわざがありますが、そこから社長がオリジナルでアレンジした言葉で「ぼた餅は床に落ちる前につかめ」というものです。

棚からぼた餅とは、
「思いがけない好運を得ること、労せずしてよいものを得ることのたとえ。」(出典:デジタル大辞泉(小学館))

という意味がありますが、思いがけない好運は、そう簡単に得られるものではありません。
いくら棚からぼた餅が落ちてきたとしても、床に落ちてしまっては食べられないように、好運も気づかないうちに見落としてしまっては生かすことができません。
ぼた餅(好運)は落ちてきた一瞬のタイミングでしっかりとつかみ取ること、そのためには好運の気配を逃さないことが重要、という教えです。

日々、ぼーっと過ごすのではなく、いつぼた餅が落ちてきてもつかめるように、常にアンテナを張って過ごしていきたいですね。




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【PDFテックの知恵袋】PDFのファイル結合は、PDFのファイル分割とは違う注意点があります。

PDFファイルの結合は、複数のPDF文書を指定した順番で1つのPDF文書として保存するプロセスです。

PDFファイルを結合する操作

PDF Tool API」でPDFファイルを結合する操作では、以下のことが行われます:

1.PDFの読み込み: まず、結合する2つのPDF文書を指定した順番で読み込みます。
2.ページの取得と追加: 1つ目のPDFからページオブジェクトのコンテナ(後述)を取得し、2つ目のPDFの指定した範囲のページを1つ目のPDFに追加します。
3.結合オプションの選択: 結合時に、注釈やフォーム、しおり、添付ファイルなどを一緒に結合するかどうかを選択できます。例えば、注釈を除外したり、しおりをコピーしたりするオプションがあります。
4.保存: 最後に、結合したPDFを新しいファイルとして保存します。

これらの操作を通じて、複数のPDF文書を1つのPDF文書として保存することができます。詳しくは次を参照してください。

「ページオブジェクトのコンテナ」とは、PDF文書内の各ページを管理するためのオブジェクトの集合体を指します。PDF文書を結合する際に、最初のPDFを読み込んで、このページオブジェクトのコンテナを取得し、他のPDFのページを追加する際に使用します。具体的には、getPages() メソッドを使用してページオブジェクトのコンテナを取得します。

注意事項

PDFファイルの結合において問題となる可能性がある点として、以下のようなことが挙げられます:
PDFバージョンの違い: 異なるバージョンのPDFを結合する場合、出力PDFのバージョンは結合対象の中で最も高いバージョンになります。これにより、互換性の問題が生じる可能性があります。
注釈やフォームの扱い: 結合する際に、注釈やフォームを含めるか除外するかの選択が必要です。これにより、結合後のPDFの内容が変わる可能性があります。
しおりや添付ファイルのコピー: 他のPDFからページを挿入する際に、しおりや添付ファイルをコピーするかどうかの選択が必要です。これにより、結合後のPDFのナビゲーションや付加情報が変わる可能性があります。
ページ番号の調整: ページを挿入することでファイル先頭から数えたページ数が変わります。このためページ番号や目次の調整が必要になることがあります。
リンクの調整: PDFファイルを跨るリンクをページ内のリンクに変更するなどの調整が必要です。

ファイルサイズ

PDFを結合するとき、結合元の複数のPDFファイルで同じフォントが使われていると、フォントリソースが重複することがあります。

重複するフォントリソースについては、フォントの統合機能を使用することで統合が可能です。結合後にフォントリソースを統合することができます。




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【PDFテックの知恵袋】PDFの分割は簡単ですが、いろいろ配慮すべきことがあります。

PDFファイルの中では、主な情報がページ単位でまとまって管理されています。そこで、指定したページ位置で2つに分割するのは簡単です。

PDF Tool APIでは、PDF文書とページ分割位置を入力してPDFファイルを2つに分割できます。具体的には次のように行います。

分割位置までをコピーして1つ目のPDFを作成し、分割位置から最後のページまでをコピーして2つ目のPDFを作成します。元のPDFの文書情報は複製され、タイトルには1/2、2/2が追記されます。

指定したページで2分割する機能を繰り返し使えば、任意の数のファイル数に分割するシステムを作ることができるでしょう。

PDF分割における調整項目

リンクの調整

PDFファイルを分割すると、同一PDFファイル内のページ間リンクだったものが、外部PDFファイルへのリンクになるかもしれません。このようなときは、リンク先をPDFファイルの内部リンクからPDFファイルの外部リンクに変更する必要があります。

PDFファイルから外部PDFファイルへのリンクを設定するには、PDF Tool APIを使用してGoToRアクションを指定します。GoToRアクションは異なるPDF内の指定された宛先(ページ、位置、および倍率)へ移動するためのアクションです。リンク注釈を挿入し、アクションとしてGoToRアクションを設定することで、外部PDFファイルへのリンクを作成できます。

しおりの調整

リンクと同じようにしおりも、しおりのジャンプ先が同一PDFファイルの別ページだったものが外部PDFファイルの特定ページへのジャンプになるかもしれません。このようが調整も必要です。

しおりには、外部PDFの指定したページを行先としてリンクと同じようなアクションを指定できます。

PDF分割時のリンク・しおり調整機能をもつツール

PDF分割時のリンク・しおり調整は、技術的に難しいものではありませんが、自前で開発するのは若干の工数がかかります。

エンドユーザ向けのツールですが、「アウトライナー」はさまざまなPDF分割方法や、PDF分割時のリンク・しおり調整機能を提供しています。




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株式投資の考え方:暴落をチャンスに変えて利益を得るアイデア

株式投資の本道とは少しずれるかもしれませんが、株が安いときに買って高いときに売ることで利益を得ることができます。利幅を大きくするには、まず、できるだけ安くなった時に買うことです。

安くなるパターンについては、「株式投資の考え方:株価はなぜ下がるか、そのパターンを分類する」で整理しました。

この応用例として、2023年に発生した米国金融危機によって下落した銀行株から、利益を得たケースを紹介してみます。

2023年3月10日に米国のシリコンバレー銀行が経営破綻し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれました。次にニューヨークのシグネチャバンクが破綻、やはりFDICの管理下に。その後、5月1日に米国のファースト・リパブリック銀行も破綻しました。

米国の主要な銀行の株価の動きは、主要24銀行の株価で構成する KBW 銀行株指数(BKX指数)で把握できます。BKX指数は2023年3月1日の終値109.33から3月15日には81.08まで約26%下落しました。

下がったときに買う、という立場からみると、これは絶好のチャンス到来です。しかし、安く買うのは良いとしても肝心の銀行が破綻してしまうと株の価値はゼロになり購入資金が全損になってしまいます。幾ら安く買ったとしても全損になってしまうと致命的失敗です。

損失リスクを下げるために、銀行株をひとつだけ買うのはなく、いくつかの銀行株をパッケージで購入してリスクを分散するというアイデアを考えました。

例えば、5つの銀行株をパッケージとして購入します。仮に、その中のひとつの銀行が破綻してしまった場合、元本の5分の1が失われてしまいます。その場合でも残りの4行の株価が購入時から売却時までに25%上昇すれば、すくなくとも元本は回収できます。

BKX指数は金融危機前から26%下落しました。危機が収束して指数が元に戻るとすると株価は74%に下落した状態から100%に上昇することになります。この場合の上昇率は、100/74=1.35、すなわち35%です。なので仮に5行中1行が破綻しても若干の利益を得ることができるでしょう。

凡そ、このような計算を前提に、米国の金融危機の状況、FRBの対応状況、銀行の株価の動きなどを半年ほどリサーチ。最終的に2023年10月20日に5つの銀行株をパッケージとして買い付けました。

その後、約1年経過。本日(11月8日)までに5つの銀行の株を全部売却しました。成果は次の表にまとめたとおりです。12万4千ドルの投資で4万8千ドルほどの総リターンを得ました。投資額に対する利益率は39%です。

保有日数を加味して利益率を年率に換算すると概ね60%近くになります。売買益・配当は税込みです。

なお、この5銀行の選択にあたっては、株式投資の考え方:良い会社とはどのような会社か、投資先候補銘柄の選定法で説明した基準で銘柄を選定しています。すなわち、米国の主要株式インデックスであるS&P500に採用されている銀行をリストアップして、その中から、利益率が高く、配当利回りが高く、時価総額が比較的多いなどの基準で銀行を選択しました。

参考のためにBKX指数のチャートを示します。結果論ですが、株式を買い付けた2023年10月20日は銀行株の株価が金融危機後の底値に近く、その後急速に上昇しています。BKX指数は金融危機から1年程度で危機前の水準に回復しました。

なお、日本の平成金融危機をはじめ、さまざまな金融危機に際して、各国の金融監督当局がどのように活動したかについてのドキュメンタリーがいろいろあります。これらを読むと金融システムは危機に対してかなり脆弱だという印象を受けます。つまり、金融危機に対して、当局が対応策を一歩間違えると金融システムが破綻してしまう可能性がある、ということです。

そう考えると、ここで紹介したやり方がうまくいったのは幸運だったのかもしれません。




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