2024年8月29日に、株式投資の考え方:良い会社とはどのような会社か、投資先候補銘柄の選定法を紹介してから約1年半経過しました。この間の株式市場では日経平均が38,000円台(2024年8月)から、57,000円前後(2026年2月中旬)へと5割近い上昇となりました。
この結果、良い会社の条件である、(1)高い経常利益率(10%以上)、(2)成長していること、(3)継続的な高い配当利回り(4%以上)、(4)株価が割高でない(PER 15程度以下)、(5)時価総額が大きく・有力なインデックスに採用されていること、をすべて満たす会社は極少なくなってきています。
こうした状況下では新たな株式投資を行わないというのが適切なのかもしれません。しかし、やはりパフォーマンスの悪い銘柄を売却して、新たな銘柄に入れ替える作業を随時おこなう必要もあります。そこで、配当利回り条件を4%以上から3.5%以上に下げたり、あるいはそれ以下でも底値になっているとみられる銘柄を選択するなど条件緩和を行っているのが実情です。
次に、こうして銘柄選択して運用した結果を紹介します。
当社で1年以上保有している銘柄(12銘柄)について、実際のところどうなっているのかをまとめてみました。

確定リターンは売買損益(確定)+受取配当(税込)を365日あたりに換算したものです。そこで保有銘柄がすべて配当利回り4%以上なら4%以上になるはずです。4%を割っている銘柄は売買損失を出したか、配当り利回りが4%より低いものです。
評価込リターンは、確定リターンに市場株価(2月20日時点)と買付時の株価(平均)との差額(評価損益)を加算したものです。12銘柄で年率リターンの最低は3.9%、最高は71.6%となっています。
平均保有残高と保有日数で加重平均したリターンは、確定値で年率15.7%、評価益込では32.9%でした。
この12銘柄について、最近年度の経常利益率(実績)を横軸に、株式運用のリターンを縦軸にとってプロットすると次の図のようになります。

これをみると経常利益率の低い銘柄は株式運用のリターンも低いといえます。結局、利益率が下がると株価も下がり、それにつれて株式運用リターンも下がるということなのでしょう。
良い会社の条件として挙げた、「経常利益率が高い」ことの重要性を改めて強調したいと思います。
参考
ここで紹介した評価の方法については次で説明しています。
・株式投資の考え方:投資成績の評価方法、
・株式投資の考え方:投資成績の評価方法ー実例




