月別アーカイブ: 2026年6月

DX 総合EXPO 2026 夏 東京 に出展します

DX 総合EXPO 2026 夏 東京 に出展します

アンテナハウス株式会社は、来る2026年7月22日(水)~24日(金)に開催される「DX 総合EXPO 2026 夏 東京」に出展致します。サーバーのシステムに組み込んで一括処理ができるライブラリや単独のPCで使用するアプリケーションなど、PDFにまつわるお悩みを解決するツールやソリューションをご提案致します。展示製品以外の弊社製品に関するご相談も承ります。

展示製品

  • Antenna House PDF Server
  • Antenna House PDF Tool API /PDF Driver API
  • Office Server Document Converter
  • 長期署名PAdES/XAdESライブラリ
  • Docx to HTML/HTML on Word
  • 瞬簡PDF統合版2024 (作成2024、編集2024、変換2024、書けまっせ2024)

アンテナハウス企業ページ

ご来場に際して

DX総合EXPO会場への入場には来場登録(無料)が必要です。来場登録をして頂ければ、ブース個別の訪問予約を行うことができます。来場登録時にプロモーションコードを入力してから訪問予約の上、当日弊社ブースにご来場いただきますと、会期終了後に事務局からAmazonギフトカード1,500円分が進呈されます。弊社ブースへのご来訪際は是非事前予約をご活用ください。

ブース訪問予約キャンペーン申込方法

展示会詳細

展示会名称:DX総合EXPO2026夏東京
会期:2026年7月22日(水)~24日(金) 各日10:00~17:00
会場:幕張メッセ 4~7ホール
弊社出展ブース:7ホール 小間番号S21-27
ブース訪問予約時のプロモーションコード:uuzww8hj5




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瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

新連載:AIを利用するソリューション作成ーフォルダ内のPDFからしおりを取り出すプログラム作成

いま、いちばんホットな領域といえばもちろんAIです。当社でもAIをどのように活用できるかを検討しており、そのひとつとして、「当社の製品を利用するソリューションの作成にAIを活用する」という課題があります。

当社の製品の中で、特にシステム製品は、ユーザー企業が作成するソリューションに組み込んで使っていただくことを想定しています。ソリューションはプログラミング技術を熟知した専門家が開発します。この開発の日数や費用がかかるためどうしても市場が限られます。

専門家の代わりにあるいは専門家の生産性を高めるためにAIを活用する、例えばAIにプログラムを書かせてソリューションを実現できれば迅速・低コストを実現できます。このため、いろいろなソリューションを想定して試しています。ここで得られたノウハウを紹介することで、当社の開発ツールをより多くの方に利用していただけるようになるでしょう。

前置きが長くなりましたが、最初にシンプルなバッチファイルをAIに作成させた例を紹介します。

ここでの課題は「アウトライナー」の評価版をダウンロードされたお客様からの次の問合せです。

Q. フォルダ単位でしおりを抽出(csvなど)する機能はありますでしょうか。

アウトライナーはデスクトップ製品です。対話型グラフィック・ユーザー・インターフェイス(GUI)を使ってメニューから操作します。残念ながら現在のGUIにはフォルダ単位で、フォルダ内の複数のPDFからしおりを抽出するメニューはありません。

しかし、アウトライナーの機能の一部は、コマンドラインから使用できます。コマンドライン機能を使うと、PDFからしおりを抽出して外部ファイル(CSV、XML、JSON)に出力できます。詳細は、アウトライナーのオンライン・マニュアル「3–17 コマンドライン」を参照してください。

コマンドラインはWindowsのDOS窓からプログラムの名前を指定してプログラムを動かす仕組みです。メニューの代わりにプログラムの引数(パラメータ)で処理を指定します。

DOS窓で、次のように入力すると、入力したPDF(OutlinerManualJ.pdf)に設定されているしおりの情報がBookmark.csvに保存されます。

このままでは、ひとつのPDFファイルしか処理できません。そこで、これを連続的に動かして、フォルダにある多数のPDFファイルを順番に読み込んで、しおり情報を取得し、CSVファイルとして出力するプログラムを作ります。フォルダ内のPDFファイルを探して、みつかったらそれを読んでCSVを出力する操作を繰り返します。このような処理をバッチ処理といいます。

ここではGeminiを使って作ってみました。Geminiに次のような指示(プロンプト)を与えます。

「アウトライナー」のコマンドラインで、特定のフォルダ内にあるPDFに対して、既存のしおりをCSVに吐き出すバッチファイルを作りたいです。 アウトライナーの実行フォルダは、「C:\Program Files\Antenna House\OutlinerV3.3」で、特定のフォルダは、「D:\temp」とします。 アウトライナーのコマンドラインについては、下記のURLを参照してください。 なお、コードが作れればOKです。
https://www.antenna.co.jp/mpd/download/onlinemanual/i01-0025.html

Geminiが作成したバッチプログラムは次のとおりです。

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

rem -- 設定項目 --
set "OUTLINER_DIR=C:\Program Files\Antenna House\OutlinerV3.3"
set "TARGET_DIR=D:\temp"

echo --------------------------------------------------
echo アウトライナー しおりCSVエクスポート処理 開始
echo --------------------------------------------------

rem アウトライナーの起動フォルダへ移動
cd /d "%OUTLINER_DIR%"

rem 指定フォルダ内のPDFファイルを1つずつループ処理
for %%F in ("%TARGET_DIR%\*.pdf") do (
set "INPUT_PDF=%%~fF"
set "OUTPUT_CSV=%%~dpnF.csv"

echo 処理中: "%%~nxF"

rem アウトライナーのコマンドライン実行
rem /I @CSV : 既存のしおりをCSV形式で出力
rem /D : 入力PDFの指定
rem /O : 出力CSVの指定
OutlinerCmd.exe /I @CSV /D "!INPUT_PDF!" /O "!OUTPUT_CSV!"

if !errorlevel! equ 0 (
echo --- 成功: "!OUTPUT_CSV!" を出力しました。
) else (
echo [エラー] "%%~nxF" のしおり抽出に失敗したか、しおりが存在しない可能性があります。
)
echo --------------------------------------------------
)

echo すべての処理が完了しました。
pause

コードの解説とポイント

パスの設定:
ご指定の通り、アウトライナーの実行フォルダ(%OUTLINER_DIR%)と、PDFが格納されている対象フォルダ(%TARGET_DIR%)を変数として定義しています。環境に合わせてここを変更するだけで再利用可能です。

コマンドの構成:
マニュアルの仕様に準拠し、既存のしおりをCSVでエクスポートする引数 /I @CSV を使用しています。

/D: 入力PDFパス(例: D:\temp\sample.pdf)

/O: 出力CSVパス(例: D:\temp\sample.csv)

出力ファイル名:
%%~dpnF.csv という記述により、元のPDFと同じフォルダに、「元のPDFファイル名.csv」という名前でしおりデータが保存されます。

注意点:
アウトライナーの仕様上、「対象のPDFに最初からしおりが1つも含まれていない場合」はコマンドがエラー(またはファイルが出力されない状態)になります。そのため、バッチファイル側で成否を判定し、失敗した場合は画面上にエラーの旨を表示するようにしてあります。
ーーーここまでがGeminiの回答ーーー

Geminiが出力したコードを、テキストエディタにコピー&ペーストして、CSV-OUT.BATという名前で保存します。TEMPフォルダの中に二つのPDFファイルを保存して実行すると、次のように、連続してCSVファイルができます。

このような簡単なプログラムでも、従来なら専門家が時間をかけて作成したものですが、Geminiに作らせれば瞬時にできます。しかし、実際にプログラムを動かしてみると、バッチプログラムをコマンドラインで動かすというだけでも、若干の基礎知識が必要なことがわかります。ITリテラシーがある程度ないと使いこなせないかもしれない、という懸念も生まれました。




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マイナンバーカードによるデジタル署名を個人の実印と対応させる比喩は必ずしも現実の利用と一致していない

マイナンバーカードには、デジタル署名用の証明書(秘密鍵)が内蔵されています。この電子証明書は「公的個人認証サービス」(JPKI (Japanese Public Key Infrastructure))という認証システムで発行されるもので、「電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律)」の第2条、第3条の要件を満たしています。特に、第3条は推定効といわれ、その要件を満たすデジタル署名は、紙の場合の実印と印鑑証明書のセットに相当するとして扱われます。

そこで、マイナンバーカードによるデジタル署名は実印相当と位置づけられています。参照先:公的個人認証サービスとは

マイナンバーカードは最初のころは行政手続きでの申請、官公庁向けのデジタル文書などへの署名での利用向けでしたが、最近は民間のシステムにも開放されています。例えば、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」のページには、民間事業者向けの開発方法の紹介もあります。
デジタル庁:デジタル認証アプリ:行政機関等・民間事業者向け実装ガイドライン

そこで、マイナンバーカードによるデジタル署名が今後どのように広がるかを考えてみました。

まず、書面の契約や書類の中で個人の実印の押印が求められるケースで、書類を書面からPDFなどのデジタル文書に変更する場合です。具体的には、不動産の売買や法人の役員就任など、金額が大きかったり登記が必要な書類のケースで、例えば次のようなものがあります:

不動産(土地・一戸建て・マンションの)売買契約書、法務局へ提出する「登記申請書」など。住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)。会社設立・登記関係(代表取締役の選任を伴う取締役会議事録、代表取締役就任承諾書など)

このような契約や書類を書面からデジタルに変更した場合、書面に実印を捺印し、印鑑証明書を添付する代わりに、マイナンバーカードによるデジタル署名が有効となります。これは実印相当の利用例といえます。

一方、2020年からの新型コロナウィルス感染症危機を契機に、書面の世界では押印の廃止が急速に進みました。こうして、従来は三文判で済んでいた押印は廃止される傾向にあります。この結果、書面なら押印も必要ないケースで、マイナンバーカードによるデジタル署名が多用されるようになっています。

一つの例ですが、現在は、個人の確定申告を書面で提出する場合は捺印をしなくても問題ないようです。ところが、e-Taxのシステムを利用して確定申告の書類を作成して、デジタル送信で申告する際には、マイナンバーカードによるデジタル署名を行う必要があります。
e-Tax: データ作成(帳票選択・帳票編集・電子署名・添付書類)

もうひとつの事例を挙げると、会社法では取締役会議事録の作成保管が要求されています。取締役会議事録を書面で作成した場合、代表取締役は代表者印で捺印します。しかし、出席取締役は三文判でも良いことになっています。この取締役会議事録をデジタル化すると、代表取締役は、法務省が発行する代表者の電子証明書(秘密鍵)で署名し、出席取締役はマイナンバーカードでデジタル署名するようです。この場合、マイナンバーカードによるデジタル署名は三文判相当の役割になってしまいます。

上述の例は、書面なら三文判で済む箇所、あるいは押印廃止で三文判さえも不要な書類に対して、デジタル化したときはマイナンバーカードの証明書によるデジタル署名が使われるケースにあたります。今後、マイナンバーカードによるデジタル署名が普及し、身近になるにつれて、このようにマイナンバーカードのデジタル署名を三文判の代わりに使用するケースが増えていくと予想されます。

書面に実印を捺印する機会は一般人の人生にそれほど多くはありません。ですので、実印の扱いは慎重に行っている人が多いでしょう。これに対して、実印相当のデジタル署名を三文判感覚で多用する時代が来ると一種のミスマッチが生まれるかもしれません。




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