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新連載:AIを利用するソリューション作成(3)AIを使って製品開発のアイデアを詰める

前回 AIを利用するソリューション作成(2) 目的としてのAIと手段としてのAIで説明したように、生成AIのプロンプトに質問を投げると、どんなことでも知っているかのように回答してくれます。質問が支離滅裂でも、単語や画像を一つを投げるような質問になっていないときも、その中のキーワードに反応して回答を生成しているようです。

また、特にGeminiは、かならず前向きな回答をくれます。こういう特性を鑑みると、AIにアイデア出しをさせたり、あるいは企画のアイデアをAIを相手に詰めたり、ブレーンストーミングの相手にするのが有効でしょう。

具体的な例を紹介します。当社では、自社製品『Docx to HTML』を応用して、Microsoft Wordで編集したマニュアルでHTMLに変換し、WordPressで公開するソリューションのアイデア検討からプロトタイプ開発にGeminiや他のAIを活用してみました。

1.マニュアルをWordPressで公開するか、専用のCMS等を検討すべきか?

○Geminiに作成させた比較表

項目 WordPressがおすすめ 専用システム(CCMS等)を検討すべき
製品数 数点〜数十点程度 数百点以上のシリーズ展開
更新頻度 月に数回〜週に数回 毎日のように細かい部品情報が変わる
多言語展開 2〜3言語程度(プラグインで対応可) 10言語以上で同期が必要
執筆環境 事務担当者がWord感覚で書きたい テクニカルライターが構造化データとして書きたい

さらにWordPressの機能の使い方についてです。WordPressはもともとブログを書くためのツールです。ブログは記事がひとつひとつ独立していて、日記のように投稿した日付順に公開されます。これに対して、マニュアルのWebページは多数のHTMLを一組として扱います。Geminiに確認したところ、カスタム投稿タイプというWordPressに標準で備わっている「投稿(ブログ)や「固定ページ」とは別に、自分で定義した「新しい種類のページ枠」を設定すると良いとのことです。例えば「Manual」という名前のカスタム投稿タイプを設定します。

また記事を投稿順ではなく、指定の順序で公開する方法や、目次の作り方、など自分で調べるとかなり時間がかかる使い方もAIに聞けば瞬時に回答が得られます。こうした知識についてはAIに圧倒的な利があり、人間は到底かないません。但し、自分で確認しないと、AIの回答が根本的に誤っていることも少なくありません。

2.実装方法の検討

実装方法で一番のポイントは外部のHTMLファイルをWordPressにどのように投稿するかです。これも、Geminiに質問しました。次のようにREST APIを使った投稿プログラムをAIに作成させると良いだろうということになりました。

WordPress APIとの連携(ここが自動化の鍵)
手動でコピペする手間をなくすため、APIを連携させます。
アクション: WordPressの管理画面から「アプリケーションパスワード」を発行し、AIにAPI連携コードを書かせます。
AIへの指示: 「変換したHTMLファイルを、WordPressのREST APIを使って『非公開の下書き』として自動投稿する機能を作って」

3.実装段階

Geminiを相手に凡そ100回位こうしたQ&Aを繰り返して大雑把な要求項目を作成したうえで、実装段階に進むことになりました。

実装段階では、別の開発者をアサインして、コーディング用AIとしてCursorを使用してプログラムを開発、いろいろ試験を繰り返したうえで、デモレベルでは概ね使用可能となりました。

プロトタイプのデモなど、8月27日のCDシンポジウムのZoomウェビナーでご紹介予定です。

Docxで書いたマニュアルをWordPressで即時配信する、新ソリューションを提案します。
『マニュアルは、Wordで書いて、WPで配る』
セッション時間 8月27日(水)14:30-15:30
(26-SP11 アンテナハウス(株))

よろしければ、ぜひご視聴ください。




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