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Microsoft Excelスタイル探索(2)Excelの標準フォントの設定を変更する方法

前回:Microsoft Excelスタイル探索(1)Excelの標準フォントってなに?は、Excelの標準フォントとは、ブックファイル全体に設定され、ブックファイルのシートまたはセルに、別のフォントを指定していないときに適用されるフォントであると説明しました。

今回は、標準フォントの設定を変更する方法を説明します。設定変更には2つのフェーズがあります。

第一は、Excelを起動して、「ファイル」メニューで「新規」を選んでブックを新規作成するときです。つまり「新しいブックファイルに適用される標準フォント」の設定を変更する方法です。この方法の解説は、沢山のWebページがあります。

これはオプションダイアログで設定します。

具体的には、「ファイル」メニューの「オプション」を選択して、「Excelのオプション」ダイアログを開きます。

このダイアログの全般ダイアログに新しいブックの作成時というタイトルのグループがあり、そこに「次を既定フォントとして使用」の項目があります。初期設定では「本文のフォント」となっています。

ここで、フォントのリストを開いて、具体的なフォント名の指定ができます。例えば、游書体では、次のフォントファミリーがリストされるのでその中から選択できます。

ここで、既定のフォントとして設定したフォントは、次にExcelを起動して新しくブックファイルを作成するときに、ブックファイルの「標準フォント」として設定されます。しかし、既存のブックファイルの「標準フォント」には影響ありません。

なお、「本文のフォント」は、Excelのページレイアウトのテーマ毎に設定されているフォントです。このため「本文のフォント」が具体的にどのフォントになるかはテーマの編集で確認・変更することになります。

第二は、Excelの作成済ブックファイルの標準フォントを変更する方法です。これは、次のように行います。

(1)リボンの「ホーム」タブ「セルのスタイル」をクリックしてダイアログを開きます。

(2)ここで「標準」を右クリックすると下図のメニューが表示されます。このメニューで「変更」をクリックすると、スタイルダイアログが表示されます。

(3)スタイルダイアログで「書式設定」を選択します。

(4)すると「セルの書式設定」ダイアログが開きます。ここで「フォント」タブを選択するとフォント選択ダイアログが開きます。

(5)新しいフォントを選択して、「OK」を押すと、(3)で示したスタイルダイアログに戻ります。このダイアログの「フォント」に新しい標準フォントが表示されているのを確認したら「OK」を押すと標準フォントが変更されます。

【注意事項】
既存のExcelブックファイルの標準フォントを変更すると、ブックファイルの中で、フォントを明示的に指定していない箇所のフォントが全部変更されるので、レイアウトに大きな影響がでることがあります。

前回:Microsoft Excelスタイル探索(1)Excelの標準フォントってなに?
次回: Microsoft Excelスタイル探索(3)Excelのワークシートを可視化(レンダリング)する多様なモードを使いこなす

参考資料:
Microsoft Excelの標準フォントの基本 標準フォントとはなにか? どのような役割があるのか?




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Microsoft Excelスタイル探索(1)Excelの標準フォントってなに?

Microsoft Excelの使い方を説明した本を見ていたら、『Excelの標準フォントは、Excel 2016以降は「游ゴシック」、Excel 2013以前は「MS Pゴシック」です。』(注1)という説明がありました。

一方、Google検索で「Excelの標準フォントは何ですか」と質問したら、AIの回答は次のようになりました:
『Excelの標準フォントは、OfficeのバージョンやWindowsのバージョンによって異なりますが、最近のバージョン(Excel 2016以降)では「游ゴシック」、それ以前のバージョンでは「MS Pゴシック」や「MSゴシック」が標準でした。既定のフォントは、Excelのオプション設定から変更することが可能です。』(2025年9月19日)

これらの説明は、Excelの「標準フォント」の機能の説明としては正確とは言えません。「標準フォント」という用語を、デフォルトフォント(初期設定されているフォント)、よく使われる(ポピュラーな)フォントとか、お薦めのフォントという意味合いで使うなら適切かもしれませんが。

それでは、Excelの機能でいう「標準フォント」とは何でしょうか? どのような役割があるのでしょうか?

まず、「標準フォント」の確認ですが、Excelのリボン「ホーム」のフォントグループの右下にあるをクリックして「セルの書式設定」ダイアログを開き、「フォント」タブを表示します(次の図)。

「フォント」タブに標準フォントというチェックボックスがあります(赤枠)。上の図は、「游ゴシック」の11ポイントが標準フォントに設定されていることを示しています。

結論から言うと、まず、Excelの「標準フォント」はExcelのファイル(ブック)毎にひとつ設定されるものです。そのブックで新しいシートを作ると、そのシート全体に「標準フォント」が適用されます。

「標準フォント」の設定を変更することもできます。するとブック全体のフォント設定、つまりブックファイルの中のワークシート全てが、変更の影響を受けます。具体的には、ユーザーが意図的に「フォント」を指定していない箇所のフォント設定がすべて新しい「標準フォント」に変更されます。

このような役割を果たすフォントがMicrosoft Excelの機能面からみた「標準フォント」ということになります。

任意のフォントを新しいブックの「標準フォント」にしたり、既存のブックの「標準フォント」を任意のフォントに設定変更したりできます。このようにみると、『Excelの標準フォントは「游ゴシック」です。』という記述は必ずしも正しくないということになります。

注1『Excel最強の教科書[完全版][2nd Edition]』藤井尚弥・大山啓介著、SBクリエィティブ株式会社 2022年3月22日初版発行

次回:Microsoft Excelスタイル探索(2)Excelの標準フォントの設定を変更する方法

参考資料:
Microsoft Excelの標準フォントの基本 標準フォントとはなにか? どのような役割があるのか?




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