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[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して その3

[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して
[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して その2
上記の記事の続きです。

欧文組版で考慮すべき事柄には以下もあります。
読み手に違和感が発生しないように工夫して組版する必要があります。
適切なプロパティの値を設定したり、元文書を直すことで対処できます。

・ハイフネーションできない単語を含む行の前後で字間が空き過ぎる
ハイフネーションができない単語が行末にある場合、その行前後で空白が空きすぎる場合、表現を変えるか、固定幅の空白文字を挿入する等の対処が考えられます。

・widow や orphan を回避したことによるページ量の増加
『AH Formatter』では widowsプロパティで最低何行から次ページに送るかを設定をすることができますが、プロパティの値によってはページ数が増える可能性があります。もし、それが許容できる範囲ではない場合、widowsプロパティの値を変える、行の高さを再設定するなどで対応することが出来ます。

組版で審美的な問題が発生したとき、いちいち手で修正するのは面倒です。
『AH Formatter』では自動組版をもっと便利に利用できるよう、有用なプロパティを開発しています。

また、目視で組版結果を判定せずプログラムによって自動で判定し、上記のような審美的な問題を自動検出できれば文書作成のコストはぐっと下がるだろうと思います。対応策などもサジェストしてくれるものだとなお良いでしょう。
 
 
AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して その2

前記事:
[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して

欧文組版では避けるべき現象があります。
注意することは多々あり、それらは審美的なものであったり、読み辛さを誘発するものであったりします。

例えば
・「複数段落で最後の行に一単語残る」
『AH Formatter』では axf:avoid-widow-words に true を設定することで、出来る限りその現象を避けます。
ただし行の長さが短いときは、追い込む余地が少ないのであまり効果がありません。
また、一単語を追い込む余地がない場合などでは、axf:avoid-widow-words の効果は現われません。

・「ページをまたがって一行、一単語残る」
かなり見た目が悪いので、欧文組版以外でも避けるべきでしょう。
『AH Formatter』では widowsプロパティで最低何行から次ページに送るかを設定をすることができます。
規定値は 2 ですが、ページ送りなどの設定により、1ページに少数行だけあるといった現象は美しいとは言えないでしょう。

・「同じ単語で始まるまたは連続している行が多すぎる」
このような現象があると、読み手の目線がその単語の連続に移ってしまいます。
これはあまり良い組版とは言えません。手作業で直す必要があるでしょう。

欧文組版において、考える必要のあることはこれらだけではありません。
より美しく、読みやすい組版結果を目指して『AH Formatter』は改良され続けています。
 
 
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