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『瞬簡PDF 書けまっせ』がバージョンアップ

瞬簡PDFファミリーの4製品と、それらを1パッケージにした瞬簡PDF 統合版がメジャーバージョンアップして 今日より販売開始します。

今回はその中で『瞬簡PDF 書けまっせ 8』について紹介したいと思います。

『瞬簡PDF 書けまっせ 8』はPDF上に文字や図形、画像などを配置できるPDF活用ツール「書けまっせ」シリーズの最新作です。
各種申請書への文字入力から、データを差し込んで帳票の作成まで様々な書類作成が圧倒的に便利になります。

「瞬簡PDF 書けまっせ」シリーズはおかげさまで、10年を超えるロングセラーとなっており、今回の「瞬簡PDF 書けまっせ 8」は2016年に発売された「7」から実に4年ぶりとなる久々のメジャーバージョンアップになります。

本日より弊社オンラインショップで発売を開始しました。旧製品をお持ちの方にはお得なバージョンアップ価格でご提供しております。

今回のバージョンアップでは主に次の点が新しくなりました。

  1. 文書の自動認識
    文書の自動認識機能を搭載しました。従来の矩形認識に加え、氏名や住所などの自動入力、入力欄毎に適したフォントサイズの自動設定が行われます。さらに矩形認識の精度が大幅に向上しました。
  2. オブジェクトの回転
    オブジェクトが回転できるようになりました。図形、テキストボックス、画像などを回転できます。
  3. 表示の高速化
    新しいPDFビューア搭載により、表示の大幅な高速化を実現しました。
  4. PDF2.0対応
    PDF2.0に対応しました。ファイルの読み書き、AES-256暗号化、UTF-8パスワードに対応しています。
  5. データトレーを刷新
    データトレーがシンプルで見やすくなりました。データトレービューから任意のアイテムを選択、PDF上にドラッグ&ドロップするだけでオブジェクトを配置することができます。
  6. 差込データファイル形式の追加
    差込データファイルでExcelのxlsx形式に対応しました。さらに表示形式を適用するかどうかを選択できるようになりました。
  7. テーブルの追加
    テーブル機能が追加されました。各セルにテキストや計算式をセットできます。
  8. 他にも新しい機能が盛りだくさん
    手書きオブジェクトの検索、新しいリボンUI、テキストボックスの自動枠サイズ調整、様々なオプション設定の追加など、他にも盛りだくさんの新機能、機能改良を行いました。

『PDF CookBook』シリーズ

グーテンベルグの活版印刷に匹敵する発明は、WebではなくてPDFです。デジタルで情報交換を行うにはPDFが最適。Webの請求書では保存もできないし、電子帳簿保存にも対応しているといえません。Webのように表示するごとにレイアウトが変わるのでは、到底、企業の取引や会計上の証憑として使えませんね。
アナログの紙は減るでしょうが、PDFは紙に代わるメディアとして、これからますます重要になるでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、このほど、PDFの様々な加工方法を紹介する『PDF CookBook』シリーズが第1巻~第4巻まで揃い、バージョン1をとりあえず完結しました。
『PDF CookBook』シリーズは、第1巻~第4巻まで、全文を惜しげもなくWeb版としてして公開しています。Web版はこちらから閲覧いただくことができます。
 

https://www.antenna.co.jp/ptl/#sec5

Web版からは、冊子中で紹介しておりますソースプログラムも省略することなく全部無償で配布しています。
 
また、紙版(POD)はアマゾン他のオンライン書店より販売中です。
PDF版もアンテナハウスオンラインショップで販売しています。
 
PDFがどんなことに使えるのか、関心をお持ちの方はぜひ一度覗いてみていただければと存じます。

瞬簡PDF 作成 9 がバージョンアップ

瞬簡PDF 作成 9 新発売

瞬簡PDF 作成 9 新発売

瞬簡PDFファミリーの4製品と、それらを1パッケージにした瞬簡PDF 統合版がメジャーバージョンアップして 1月24日より販売開始します。

今回はその中で『瞬簡PDF 作成 9』について紹介したいと思います。

『瞬簡PDF 作成』は印刷機能を持つ様々なアプリケーションからPDF作成ができるPDF生成仮想プリンタードライバー『Antenna House PDF Driver』と、Officeなどの電子文書を一括でPDF変換したり、作成したPDFファイルに対して結合/分割、PDFの文書情報の設定、PDFセキュリティの設定/解除などが行えるツールを同梱したソフトウェアです。

おかげさまで、最初のバージョンの販売開始から10年を超えるロングセラーとなる製品です。

ダウンロード版なら弊社オンラインショップ価格で 2,200円(税別)という、お求めやすい価格で販売しています。

今回のバージョンアップでは主に次の点が新しくなりました。

1.PDF生成仮想プリンタードライバーを『Antenna House PDF Driver 8.0』にバージョンアップして、PDF2.0のPDFの作成が可能になりました。

Antenna House PDF Driver 8.0にバージョンアップ

Antenna House PDF Driver 8.0にバージョンアップ

2.ツールアプリでPDF2.0のPDFに対して、結合、分割、ページ削除、PDFの軽量化、セキュリティの一括設定/解除などの処理が可能になりました。

PDF2.0に対応

PDF2.0に対応

3.ツールアプリの画面デザインをリニューアルしました。

瞬簡PDF 作成 9 メイン画面をリニューアル

瞬簡PDF 作成 9 メイン画面をリニューアル

また、ソフトウェアの内部的な話になりますが、ツールアプリのPDF2.0対応に伴って内部でPDFの編集・加工処理を行っているライブラリを一新しました。これらは弊社のPDF編集・加工ライブラリ『Antenna House PDF Tool API』を使用しています。
これにより、処理によっては速くなっているものもありますが、今後のバージョンアップで新しい機能への対応がしやすくなるかと思います。

『瞬簡PDF 作成 9』は廉価な製品ながら、充実した機能および性能を有する製品です。

新しいバージョンの製品のWebページはもう少々お待ちください。

瞬簡PDF 作成 製品紹介ページ
瞬簡PDF 作成 9 ニュースリリース


『PDF Server 』のサポート情報のお知らせ

PDF Server担当より2点お知らせします。

V3.0 メンテナンスリリース提供終了
PDF Server の「V3.0」ですが、2019年の10月時点で販売終了から5年が経過したため、弊社保守規定によりメンテナンスリリースの提供が終了しております。
⇒保守規定はこちら:https://www.antenna.co.jp/support/service-sys/
つきましては、最新のV3.5へのバージョンアップを是非ご検討ください。
⇒バージョンアップについて:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/psv/verup.html

※公開当初、バージョン表記を「3.0」とすべきところを
誤って「3.1」としておりました。お詫びして訂正いたします。

V3.5用のCAD変換オプションのご提供について
現在、PDF Serverの「CAD変換オプション」の保守契約をいただいているお客様限定で、V3.5へインストールしてご利用いただける「CAD変換オプション」の提供を開始いたしました。
最新のV3.5へのバージョンアップ時、または、現在の保守契約の更新時にお申し付けください。
⇒詳細はこちら:https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/psv/psv35.html#psv3502

製品ページ:

製品お問合せ:システム営業グループ
TEL:03-5829-9021  e-mail:sis@antenna.co.jp


クラウドサービスに関するマイクロソフト ライセンス条項の改定はOffice Server Document Converterが解決!

先月から、Office Server Document Converter(以下、OSDC)へのお問い合わせがだんだんと増えてきております。10月以前にもお問い合わせはいただいていたのですが、その数、そして緊急度が全く異なります。Webページへのアクセスも、OSDCを使用したマンガ のアクセスも同じ時期より増えていっています。
少し調べてみると、マイクロソフト社より こんな 内容の【ライセンス条項の改定】が発表されておりました。
内容の要点を大雑把にまとめると【クラウド環境で使用しているMicrosoft Officeのライセンスが、通常のパッケージに付随するものであるとすると2019/10/01からは使用できなくなります】となります。詳しくは、弊社内で この改定に関するページ を作成しておりますので、そちらをご覧いただくか、後述しますマイクロソフト社の該当ページにてご確認ください。
この影響でMicrosoft Officeを使用せず、高速にPDFや画像に変換できるOSDCが注目されているようです。「【Microsoft Officeを使用せず】って言っても、OpenOffice や LibreOfficeを使っているんでしょ?」と思われているフシがありますが、全く使用していません[注1]。しかも、Windows環境だけでなくLinux環境でも動作します。また、もともとの設計がクロスプラットフォームを意識していますので、その他の環境へも時間をかけず移植可能です。

この機会に、是非一度評価版にてお試しください!!

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9024
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : https://www.antenna.co.jp/

[注1] アンテナハウスのもう一つの組版エンジン OSDC: Office Server Document Converterの生まれについて。いま初めて明かされる秘話。をご参照ください。


『PDF CookBook 第4巻』が完成。アマゾンから1月9日発売予定です。
『PDF CookBook』シリーズ初版は完結しました。

2018年から刊行してきました『PDF CookBook』シリーズの第4巻ができあがり、アマゾンPODでの発売準備が整いました。現在、予約受付中で2020年1月9より発売となります。いま、予約注文すると1月10日に届くようです。


※画像をクリックするとアマゾンの本書を紹介するページを開きます。

概要
『PDF CookBook』シリーズは、電子の紙PDFを企業向けのシステムで編集・加工する方法を紹介するシリーズ本です。いわば、PDFをメイン素材とする料理本です。第4巻では、第1章 注釈の情報取得・作成・編集・削除、第2章 FDF 文書のインポートとエクスポート、第3章 PDFの添付ファイル、第4章 画像のPDF化、第5章 PDFファイルの情報設定と取得、第6章 PDFの開き方、第7章 文書の保存、第8章 座標系オプションをテーマとして、全体で51項目のトピックを紹介しています。

目次
はじめに
第1章 注釈
 1.1 注釈の作成・編集
  1.1.1 ラバースタンプ注釈の作成
  1.1.2 カスタムスタンプ注釈作成 (画像・PDF設定)
  1.1.3 カスタムスタンプ注釈作成(日付のスタンプ)
  1.1.4 リンク注釈の追加
  1.1.5 テキスト注釈の作成
  1.1.6 テキスト注釈のアイコンを設定する
  1.1.7 ファイル添付注釈の作成
  1.1.8 ハイライト注釈の作成
  1.1.9 ハイライト注釈:テキスト検索
  1.1.10 注釈を塗りつぶすための内部色の取得と設定
 1.2 注釈の情報取得
  1.2.1 注釈の個数・全ての注釈に共通した項目の情報を取得
  1.2.2 マークアップ注釈の情報を取得
  1.2.3 注釈タイプの判別をして特有の情報を取得する
 1.3 注釈の削除
  1.3.1 注釈の削除
第2章 注釈のインポートとエクスポート
 2.1 FDFファイルを用いた注釈データ処理
  2.1.1 注釈情報をFDFファイルにエクスポート
  2.1.2 FDFファイルの注釈情報をインポート
 2.2 PDFファイルを用いた注釈データ処理
  2.2.1 PDFファイルからの注釈データインポート
第3章 PDFの添付ファイル
 3.1 添付ファイルの情報取得・添付・書き出し・削除
  3.1.1 添付ファイル情報の取得
  3.1.2 ファイルの添付
  3.1.3 添付ファイルの書き出し
  3.1.4 添付ファイルの削除
第4章 画像のPDF化
 4.1 画像からPDFのページを作成する
  4.1.1 ページの作成
  4.1.2 画像パラメータの指定
  4.1.3 ページの大きさを選択
  4.1.4 ページの大きさを指定する
  4.1.5 画像の配置矩形を設定する
  4.1.6 余白の指定
 4.2 画像へのマスク処理
  4.2.1 カラーキーマスクを施した画像のPDF化
  4.2.2 明示マスクを施した画像のPDF化
  4.2.3 ソフトマスクを施した画像のPDF化
  4.2.4 ステンシルマスクで描画した画像のPDF化
 4.3 既存PDFへPDF化した画像を挿入する
  4.3.1 既存PDFへ画像から作成したページを挿入する
第5章 PDFの開き方
 5.1 PDFの開き方の各種設定
  5.1.1 PDFを開いた時の動作
  5.1.2 ページモード・ページレイアウトの指定
  5.1.3 UIオプションの設定
  5.1.4 ウィンドウオプションの設定
  5.1.5 タイトルバーへの文書タイトル表示の有無を選択する
  5.1.6 開き方設定の削除
第6章 文書の保存
 6.1 文書の保存形態の種類
  6.1.1 リニアライズ保存
  6.1.2 増分更新による保存
第7章 PDFファイルの情報設定と取得
 7.1 PDFファイルの情報取得・設定
  7.1.1 文書情報の取得
  7.1.2 文書情報の設定
 7.2 カスタムプロパティ
  7.2.1 独自の項目名を持つカスタムプロパティの設定
  7.2.2 カスタムプロパティの削除
 7.3 PDFファイルの判定
  7.3.1 署名付きPDFかどうかを取得
  7.3.2 PDF/Aかどうかを取得
  7.3.3 PDF/Xかどうかを取得
  7.3.4 ページモード、ページレイアウト情報の有無を判定する
  7.3.5 Web 表示用に最適化されているか否かを判定する
第8章 座標系オプション
 8.1 座標系オプションの変更
  8.1.1 原点の位置と座標の単位の変更
  8.1.2 座標系の種類の変更
索引

書誌情報(プリントオンデマンド)
出版社: アンテナハウスCAS電子出版
発売日:2019年1月9日
著者:アンテナハウス株式会社
発行形式:(冊子本)プリントオンデマンド版
サイズ:B5判 横組み
ページ数:142ページ(表紙を除く)
価格(税込):1,760円(本体:1,600円)
ISBN:978-4-900552-71-5
販売店:アマゾン

シリーズ既刊本紹介ページへのリンク

『PDF CookBook』シリーズ初版は、第1巻~第4巻までで完結となります。

『PDF CookBook』
『PDF CookBook 第2巻』
『PDF CookBook 第3巻』


アンテナハウスのもう一つの組版エンジン OSDC: Office Server Document Converterの生まれについて。いま初めて明かされる秘話。

アンテナハウスが世界に誇るXML組版エンジンといえばAH Formatter。2000年に発売以来20年目となる熟年ソフトウェアです。

AH Formatter

AH Formatterとは少し趣が違いますが、OSDC(Office Server Document Converter)はMicrosoft Office互換の組版エンジンとして、2005年に発売以来、順調に売り上げを増やしています。

OSDC(Office Server Document Converter)

実はこの二つは内部では技術をかなり共有しており、兄弟と言えます。当初はAH FormatterをMicrosoft Officeに対応させて特殊化した組版エンジンがOSDCである、といっても過言ではなかったくらいです。

実際のところ、2005年にリリースした最初のバージョンでは、Wordの文書をAH Formatterで組版していたのです。

サーバベース・コンバータ V1.0を出荷開始

このときは、Word:doc/docx⇒WordProcessingML⇒XSL-FO⇒AH Formatterで組版⇒PDFというパスになっていたと記憶しています。WordProcessingMLをFOにしてPDFにするスタイルシートはAH Formatter V4に内蔵していたものを使っていたはずです。

WordML変換

もちろん、このようなやり方ではWordのレイアウトの再現性が低いので、その後、OSDCは自力でdoc/docxを解読して、組版結果のレイアウトがWordのレイアウトと互換になるような、独自の組版エンジンとして作り直しています。

さらに、2016年09月30日発売のServer Based Converter V6.0 R1 (Ver.6.0.R1)から、Microsoft Word(docx)変換エンジンを全面的に作り直し、レイアウトの再現性を大幅に改善しました。

なので、現在のOSDCのWord組版エンジンは3世代目にあたります。

このあたりの経緯を知っている人は少ないし、すでに私の記憶も曖昧になりつつありますので、この機会に書き残しておきます。AH FormatterとOSDCは成長するにつれて、だんだん距離が離れていますが、なんとかOSDCにはAH Formatterの後を追って海外に雄飛してほしいものです。


『瞬簡PDF』ファミリー全製品の新バージョンを1月24日より発売します。

アンテナハウスのPDFデスクトップ製品の『瞬簡PDF』ファミリーは2020年1月24日より全製品のメジャーバージョンアップを行います。

今回のバージョンアップでは弊社製品として初めてPDF 2.0に正式対応致します。PDF 2.0 は2017年に策定されたISO 32000-2:2017で標準化されたバージョンで、セキュリティ機能などが強化されています。

さらに、『瞬簡PDF 書けまっせ 8』、『瞬簡PDF 編集 9』の製品のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)に組み込まれているPDF表示機能を高速化しています。

これ以外にも各製品個別にバージョンアップを行っております。個別の内容につきましては、下記の製品別ニュース・リリースをご参照ください。

『瞬簡PDF』ファミリーをオンラインショップや店頭などでお求めいただく場合は、シングルライセンスとなります。一方、企業・団体・官公庁などでは一括して購入していただくケースが増えています。弊社ではこうしたお客様向けに複数ライセンス(10ライセンス以上)を用意しています。

また、新バージョンより複数ライセンスの保守サービスの改定を行います。

『瞬簡PDF』ファミリーはすべてのライセンス形態に1年間の保守サービスが含まれております。複数ライセンスの2年目以降の保守サービスは、従来、営業窓口までご要望をいただいたお客様のみに詳細をご案内しておりました。新バージョンからは複数ライセンスの保守サービスの仕様を明確に決めて公開し、標準サービスとして有償にて提供することになりました。

『瞬簡PDF』ファミリーは無期限(永続)ライセンスなので、2年目以降の保守サービスをご購入いただかなくても継続して使用していただくことができます。しかし、近年はWindowsやオフィスなどの環境が頻繁にアップデートされます。また、『瞬簡PDF』のプログラムの瑕疵や改善にともなう改訂版が必要なこともあります。こうしたことから保守サービスの重要性が高まっており、ご要望いただくお客様が増える傾向にあります。

保守サービスを購入していただくことで、2年目以降も常に製品のプログラムを最新の状態に維持できるようになり、長期にわたり安心してお使いいただけます。


[書籍紹介] MathML 数式組版入門 英語版の販売開始

この度、2019年11月12日に「MathML 数式組版入門」の英語版「An Introduction to MathML Typesetting」の販売を開始いたしました。

AH Formatter

Amazon.com より販売中となっています。
An Introduction to MathML Typesetting

こちらの書籍「An Introduction to MathML Typesetting」は 2017年8月に発売した「MathML 数式組版入門」をベースにしたもので、海外の皆さんにも幅広く利用していただこうと翻訳に着手し販売に至りました。翻訳にあたっては海外の皆さんにご理解いただけるよう表現の全般的な見直しも行いました。

MathMLとは?と思われた方、これまで当ブログで MathML について紹介した記事を以下にまとめていますので、是非ご覧ください!
[AH Formatter] MathML への取り組み

日本語版の「MathML 数式組版入門」の販売も継続しております。
書籍は次の販売店よりお買い求めいただけます。
販売店:
Amazon.co.jp
三省堂書店
楽天ブックス
honto

「MathML 数式組版入門」は全文を PDF形式で無料公開していますので、ご活用ください。
MathML 数式組版入門(PDF形式)
 
 
AH Formatter ロゴ

本書や MathML の組版に使用した『AH Formatter』は以下のページより評価版をお申し込みいただけます。こちらも合わせてお試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


マークダウン原稿を AH Formatter を使って PDF にする

自動組版を使って製本するにあたって、原稿を何で書くかという選択は後に使う労力を決定する重要な要素です。
その執筆形態はさまざまなものがあります。
例としては XML や HTML がありますが、これらはタグを駆使して書く必要があります。
これらに対して、マークダウンは基本的にタグを使いません。
マークダウンで原稿を書いて、それを製本に使用できれば執筆作業が簡便化されるかもしれません。

マークダウン原稿から AH Formatter 経由で製本用の PDF を作成することが可能です。
あくまで一例なので、この方法が絶対というわけではありません。

その手順の概要としては
1. 原稿をマークダウンで書く。
2. マークダウン原稿を HTML に変換。
3. HTML を XSLT で加工。
4. AH Formatter を使い HTML+CSS で PDF出力。
という手順です。

今回はその手順をごく大まかに説明します。

まず原稿をマークダウンで書きます。
その原稿を Node.js の markdown-it というプラグインを使って HTML化します。
次に目次や索引を XSLT で付与します。
最後に、できた HTML と CSS を使って AH Formatter で組版します。
そうすると冊子本PDF が出来ます。

この手順により冊子本を作成する手段にマークダウンというもう一つの選択肢が出来ました。

今回は個々の手順をまったく掘り下げませんでしたが
アンテナハウスがこの実践を本にまとめたものがあるのでご興味のある方はチェックしていただけると幸いです。
→ 「簡単!Markdown+CSSによる冊子本作り -理論と実践-

販売は PDF版のみですが、300円(税抜)と非常にお求めやすくなっております。
 
 
AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


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