『アウトライナー3』コマンドライン(その1)

『アウトライナー3』が、5月15日にリリースされました。最新バージョンは、製品の64bit化、リンク注釈の編集機能追加、などが行われています。旧バージョンからある、しおりの編集機能、しおり外部ファイルの書き出し、読み込み機能と同じように、リンク注釈も、リンク注釈外部ファイルの書き出し、読み込み機能があります。

アウトライナーはコマンドラインからも実行できます。 製品のインストールフォルダに OutlinerCmd.exe が存在します。これがコマンドライン版の実行ファイルになります。今回は[リンク注釈外部ファイルの書き出し]について説明してみたいと思います。

[リンク注釈外部ファイルの書き出し]

リンク注釈外部ファイルの書き出しで使用する引数は次の通りです。

  • /D
    入力PDFファイルのパスを指定します。
  • /K
    入力PDFにパスワードが設定されている場合、この引数で指定します。
  • /L
    保存するリンク注釈外部ファイルの形式を指定します。
    形式には3種類あります。

    • @XML 結果をXML形式で出力します。
    • @CSV 結果をCSV形式で出力します。
    • @JSON 結果をJSON形式で出力します。
  • /O
    保存するリンク注釈外部ファイルのパスを指定します。

呼び出し例は次の通りです。

  • OutlinerCmd.exe /D input.pdf /O output.xml /L @XML
    • /D input.pdf : input.pdf を解析します。
    • /O output.xml : 解析結果を output.xml へ書き出します。
    • /L @XML : 解析結果の保存形式は XML です。
  • OutlinerCmd.exe /D input.pdf /K password /O output.csv /L @CSV
    • /D input.pdf : input.pdf を解析します。
    • /K password : input.pdf のパスワードを指定します。
    • /O output.csv : 解析結果を output.csv へ書き出します。
    • /A @CSV : 解析結果の保存形式は CSV です。

次回は書き出した、リンク注釈外部ファイルを使って、PDFにリンク注釈を設定する方法について説明してみたいと思います。

製品に関するご質問は
outliner@antenna.co.jp(アウトライナーサポート) まで、お気軽にお問い合わせください。

評価版のお申込 評価版のお申し込み

Webページ http://www.antenna.co.jp/mpd/

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『アウトライナー3』コマンドライン(その2)





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e-na伊那谷 旅便り 第20回 古代米「白毛餅」

「しらけもち」と読みます。
長野県上伊那に伝わる古代米です。
甘味、粘り、香りがよくたいへんおいしい餅です。
でも、稲の丈が高く風に弱いので栽培が難しく、収穫量が少ない貴重な餅です。
白毛餅の田んぼの写真を載せます。
穂先が白く穂丈が高くとても美しい!!
特に7月初旬の朝露に濡れた様子は何とも言えないぐらい綺麗です。

田んぼの写真

会社の近くの農産物直売所で「白毛餅」を買ってきました。

直売所の写真

白毛餅の写真

「白いいちご(淡雪)」を紹介したかったのですが、今日は売っていなかったので写真を載せられません。
「白いいちご」は結構甘味があり、おすすめです。
代わりに、高遠の桜が有名ですので、「桜の花の塩漬け」を紹介します。
桜の塩漬けで桜ご飯を作ってみました。
なんか桜餅と同じようなにおいがします。

桜の塩漬けの写真

桜ご飯の写真
桜ご飯の作り方:
塩抜きした桜漬けと梅干をみじん切りにしてお米と混ぜ、普通に炊飯器で炊きます。

e-na伊那谷 旅便り
前回:第19回 光前寺
次回:第21回 こんな学校給食はいかが?



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PDFの色指定 (3)CIE1931 CIELuv CIELAB

前回、人体が色を認識する仕組みについて解説しました。
PDFのCIEベースカラースペースについて知るには、
CIEのカラースペースについての知識が必要です。
特に重要となる、CIE 1931、CIELAB、CIELuvについて紹介します。

用語

CIE
光、照明、色、色空間についての標準化団体となります。CIEによって採択されたものにもCIEが頭につきます。
カラースペース(色空間)
色を成分に分け座標軸とし、その分布を空間として定義したものです。成分の取り方や距離の取り方、空間の作り方によって様々に定義されます。
知覚的均等
カラースペースの文脈では、座標の目盛の距離と、人間の知覚する色の変化の度合いの対応がより一致する、ということです。このように設計されたカラースペースを均等色空間と呼びます。
色の三属性
色相、彩度、明度という色を表すための尺度です。
色度
色相、彩度による色の分布になります。
マンセル表色系
マンセルによって考案された、色の三属性を人間の知覚に合わせて区分した、色を表す体系です。

CIE 1931

CIEによって、
1931年にCIE 1931が採択されました。
CIERGBとCIEXYZの2つがあります。
はじめて物理的な色(つまり電磁波の波長)と、
心理学的な人間の色覚としての知覚色の関係について、基準が決められました。
電磁波の波長は前回に述べた目の細胞によって、色として認識されます。
その波長による刺激と、知覚される色の対応を調べる実験結果から導出されました。
試験色と同じ色を、赤青緑の代表となるそれぞれの波長の強さを変えながら
表現する実験でした。

赤緑青色を混ぜただけではどうしても作り出せない色があり、
負の値を与えることで、単純な合成では作り出せなかった色を表現することになりました。
実験としては、試験色側に色を混ぜることで実現しました。
これを基にCIERGBが誕生しました。

負の値は、計算をする際の複雑さの一因となります。
特に手計算では歓迎されないものでした。そのために、
負の値を取らない座標の取り方が考案されます。
また、波長の輝度の取り方についても、CIERGBでは軸のそれぞれで比率を考慮する必要がありました。
これを計算し、新しい空間XYZではYが輝度として使えるようにしました。
CIERGBに、そういった計算簡略化の仕組みが
導入されたものがCIE 1931 XYZ(CIEXYZ)となります。

CIELAB

Hunter 1948 L, a, b(Lab)

Labは明度Lと、マゼンタと緑の中間色a、
黄色と青の中間色bによるカラースペースです。
CIEXYZに基づきます。

マンセル表色系に影響されており、
CIEXYZよりも知覚的均等とされています。
また、Lは人間の明度の知覚と極めて近しいものとして扱うことができ、
色の調整を感覚的に行えます。

CIE 1976 L*, a*, b* (CIELAB)

CIELABは、明度を表わすL*、
マゼンタと緑の中間位置を表すa*、
黄色と青の中間位置を表すb*に対応した座標を持ちます。
L*、a*、b*はHunter 1948 LabのL、a、bと少し異なることを
「*」によって明示しています。L* = 0は黒、L* = 100は
白の拡散色とされています。a*は正の値がマゼンタ、負の値が緑寄り、
b*は正が黄色、負が青寄りです。

CIELuv

CIE 1960

色度を座標(u,v)で表す、色度空間になります。

CIE 1964(CIEUVW)

CIEUVWはU* V* W*の3値を使うもので、
CIE 1960を基にしています。
W*はCIEXYZにおけるYを輝度として計算される明度の値で、U*, V*はそれぞれ
(u0, v0)をWhitePointとした値、CIE 1960の(u,v)点、W*から計算した値になります。

以前に考案されたカラースペースよりも、
より知覚的均等であるように考案されました。

CIE 1976 (L*, u*, v*) (CIELuv)

これは、CIEUVWを発展させたものといえます。
(u*, v*)はCIEUVWカラースペースとは値の取り方に違いがあることを
明示しています。

CIELABとCIELuvの関係

CIELABとCIELuvは、CIEXYZを基に、異なる観点から知覚的均等を意識して
考案され、1976年に同時に採択されました。
一方のCIELABは、CIELuvと比べ照明光による影響の少ない色指定を行えることから、
印刷などに使用されます。
他方のCIELuvはコンピュータディスプレイなど、発色する光が関係する分野で使用されます。
また、両者ともCIEXYZへの変換が可能です。
つまり、印刷向きの色指定とディスプレイ向けの色指定の対応付けが可能となります。
次回はこの点が係わる、ICCプロファイルについての紹介を予定しています。

PDFの色指定について
PDFの色指定概要・デバイスカラースペース
PDFの色指定について(2)
色とは何か
PDFの色指定(4)
ICCプロファイル
PDEの色指定(5)CIEベースカラースペース
PDFのCIEベースカラースペース格納形式と使用のされ方の概略

5/22 正確でない表現だった箇所を削除しました。




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しおり・目次の自動生成や、高度な分割・結合が行える『アウトライナー3』をリリースしました

2020年5月15日、電子納品や電子出版物のしおりや目次の自動生成、PDFの分割・結合で多くのお客様に好評を頂いている『アウトライナー』の最新版、『アウトライナー3』を販売開始しました。

今回のバージョンアップでは、処理能力を強化することで、1000ページ以上のPDFでも処理できるようになりました。また、リンク注釈や矩形認識によるしおりの自動生成等、プロユース向けの機能も追加しています。

インストールから30日間、フル機能をご利用いただける評価版もご用意しています。

詳しくは、ニュースリリース及び製品ページをご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/mpd/




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XMetaLの保守契約更新手続きが止まっています

現在XMetaLの保守契約更新手続きが止まっています。原因はライセンス発行元のジャストシステム(カナダ)が新型コロナウィルス蔓延の影響で業務を停止しているからです。

この時代、ソフトウェアの開発会社が完全に業務を停止するというのもどうかと思うのですが、テレワークの準備をすることもできないくらい急な話だったのかもしれません。
更新手続きは止まっていますが、XMetaLの使用自体は引き続き行えますのでご安心ください。業務が再開され次第手続きに入らせていただきます。

なおoXygenの方は平時と同じように更新手続きを行っています。




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e-na伊那谷 旅便り 第19回 光前寺

伊那谷の桜は4月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。 今年はコロナの影響から、公園は閉鎖され、観光バスや県外ナンバーの車も、殆ど見かけませんでした。 アンテナハウス伊那支店は、伊那郡南箕輪村にあります。南には伊那市があり、そのさらに南に、宮田村、駒ケ根市と続きます。今回は、 駒ケ根市にある、光前寺をご紹介します。

天台宗宝積山光前寺 早太郎伝説と光苔で有名です。近くには駒ケ根高原があり、観光の中心となります。 境内のしだれ桜と庭園も有名で、庭園は国の名勝に指定されております。

境内入り口のしだれ桜です。


仁王門です。


光苔です。光っていましたが、うまく撮影できていません。


三重塔と、その右隣が早太郎のお墓です。


本堂です。


伊那谷を訪れた際には、参拝されてみてはいかがでしょうか。

5/18追記:アンテナハウス伊那支店の所在地について、修正しました。


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前回:第18回 かんてんぱぱ
次回:第20回 古代米「白毛餅」



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テレワーク、それほど悪くない(?)

新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言の中、いかがお過ごしでしょうか。弊社では当番制で20%以下の社員が出社し、その他の社員はテレワークしています。

テレワーク、最初のうちはうまくいくのか不安もあったのですが、ネットワーク環境が整えば、ほとんど問題ないと感じています。通勤時間が不要になり、その分プライベートな時間が増え(私の場合2時間半くらい)、個人的には歓迎しています。ただお客様の中には「テレワーク中で発注処理ができない」とおっしゃるところもあり、やはりいつもとまったく同じようにはならないですね。

それからちょっと困ったことがあって、それはオンラインミーティング用のヘッドセットが手に入らないことです。以前から持っていた物でなんとかしのいでいるのですが、故障に備えてもうひとつ買おうとしたらどこも在庫切れの状態がずっと続いています。テレワークの広がりによる一時的な需要増によるものなのか、それとも中国からの輸入が途絶えているからなのか分かりませんが、こんなところに影響が出てくるなんて予想していませんでした。

とにかく1日も早くこのコロナ禍が去るよう祈らずにはいられない今日この頃です。





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コロナ状況下における弊社米国オフィスの現状(その2)

昨日の「コロナ状況下における弊社米国オフィスの現状(その1)」の続きです。

米国スタッフは毎年ヨーロッパや米国で開催される、多くのカンファレンスや展示会に参加しています。しかしCOVID-19により、4月から6月に予定されていた9つのカンファレンスはキャンセルや、延期となってしまいました。また今年の下半期に予定されていたいくつかのイベントも、すでにキャンセルされたり2021年に延期となっています。現在では多くのイベント主催者が従来通りのイベントではなく、オンラインイベントの開催に取り組んでいます。2020年や、またその先のイベントに参加するかどうかは、安全に移動することができるかにかかっています。

社内においては11の会話やテキストメッセージのやり取りにはSkypeを利用し、グループでの会議や顧客との打ち合わせにはWebexを利用しています。6月上旬にはお客様向けのウェビナーも開催する予定です。

毎日届く多くのEメールを見てみると、COVID-19が世界中に広がってしまった事により、ほとんどの顧客やパートナーも在宅勤務で仕事を続けているようです。

近い将来には、在宅勤務が私たちの働き方になるでしょう。米国ではどうやってCOVID-19の感染拡大を抑えるか、どうなればロックダウンを解除して、通常の生活や旅行ができるように戻れるかなど、いまだに混乱が続いている状況です。


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コロナ状況下における弊社米国オフィスの現状(その1)

日本国内でも非常に大きな影響を与え続けている新型コロナウィルスですが、弊社の米国オフィスから現地のレポートが届きましたので、ぜひご一読ください。

弊社は米国のデラウェア州にオフィスがあり、日本以外の国に向けて営業やマーケティング、サポートを行っています。日本のオフィスや全世界にいる顧客とのやり取りは、主にEメールで行っています。

去る316日に米国内におけるCOVID-19の感染状況の悪化により、私たちはデラウェア州にあるオフィスの閉鎖を決定し、全社員が在宅勤務に移行しました。すでにEメールが主なコミュニケーション手段であった事と、使っている全てのツールがオンラインで使えるものであったため、在宅勤務への移行は比較的スムーズでした。私たちは現在、問題なく在宅で業務を行っており、顧客に対して以前と変わらないサービスを提供しています。

弊社の最も優先すべきことは、今までもそしてこれからも社員とその家族の健康と幸せであり、そしてお客様に最高のサポートと対応をお届けすることです。

COVID-19の大きな影響の一つは、日本との年次会議のための弊社の社長と従業員の渡米をキャンセルしなければならなかったことです。1年ほど前に米国オフィスは引っ越しをしたのですが、今回の会議は社長にとって新しいオフィスを訪問する初めての機会になるはずでした。今回は実際に会いながらの会議は出来ませんでしたが、3日間のWebexを使ったウェブ会議で全ての会議の予定を完了することができました。


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e-na伊那谷 旅便り 第18回 かんてんぱぱ

伊那市の人気スポットのひとつ、かんてんぱぱガーデン。かんてんぱぱは、寒天でできた製品を多数販売しています。かんてんぱぱガーデンでは、寒天の試食や工場見学、寒天を堪能できるレストラン、寒天製品のショップ、四季折々の花が綺麗な庭園を楽しむことができます。入場は無料、予約もいらないので気楽に立ち寄れるのも嬉しいです。

今の季節はチューリップがとても綺麗でした。

今年のゴールデンウィークはどこにも出かけられませんでした。

自宅で楽しめる事を模索します…

そこで!!かんてんぱぱ製品の登場!

自宅で子供たちと一緒に寒天ゼリーを作りました!

作り方はとっても簡単。お湯を入れて、混ぜて、冷やすだけ。

今回はフルーツ缶も一緒に入れました! 見た目も綺麗なうえ、美味しい!! おかわりが止まりませんでした。寒天なのでヘルシーでいいですね♪

寒天製品はゼリー以外にもたくさんあります。かんぱぱ製品の直売店は全国に15ヶ所ありますので、ぜひお試しください!!

また、伊那市へお越しの際はぜひ、かんてんぱぱガーデンへお立ち寄りください。


e-na伊那谷 旅便り
前回:第17回 伊那名物ローメンを…
次回:第19回 光前寺



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