カテゴリー別アーカイブ: コラム

スイート・ツールについて

今回から数回にわたり、スイート・ツールについて紹介させていただきます。
スイート・ツールとは、「アンテナハウス PDFスイート4.1」に同梱されている製品で、以下の機能を持ちます。

  • Office/一太郎文書からPDFへの自動変換
  • スキャナー連携で紙媒体をPDF変換
  • PDFのバインド編集
  • PDFへの追記
  • 更新された元文書を検出してPDFを更新
  • 印刷

PDFファイルの結合、ページの入れ替えを行いたい場合や、ページ番号など、ちょっとした文字列を追記したい場合に便利です。

本日は、スイート・ツールでファイルを取り込み編集操作を行うまでをご紹介します。
スイート・ツールは、WordやExcelなどPDF変換したいファイルをエクスプローラから原本リスト(起動画面の左上)に取り込むことから始めます。
エクスプローラから取り込みエクスプローラからの取り込み画面全体
WordやExcelなどのファイルを原本リストに登録すると自動的にPDF変換を行い、以下のように原本リストにファイルが登録されます。原本リストに登録されたファイル(原本ファイルという。)を選択すると、原本ファイルのサムネイル(起動画面左下)が表示されます。
原本リスト登録原本リスト登録イメージ画面全体
これで原本ファイルの登録は完了です。ただし、この状態ではまだ編集操作はできません。原本リストから編集したい原本ファイルを作業スペース(起動画面右上)にドロップした段階で初めて編集操作が可能となります。
原本ファイルをまるごと編集したい場合は、原本リストから作業スペースにドロップします。
原本ファイルの特定ページのみ編集したい場合は、原本ファイルのサムネイルから編集したいページを選択して作業スペースにドロップします。
また、作業スペースに取り込んだファイルのサムネイルから、作業スペースにドロップすることもできます。
作業スペースにドロップ作業スペースにドロップするイメージ画面全体

原本リストから作業スペースにドロップすると、さまざまな編集機能が使用できます。明日からは、作業スペースにドロップしたファイルを実際にどのように操作するのか代表的な機能についてご紹介してまいります。




瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成


瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換

書けまっせ!!PDF でできる仕事の自動化

「書けまっせ!!PDF」の特長は、PDFの記入用紙に簡単に書き込めることです。誕生以来、できるだけシンプルなソフトウエアであるように努めています。
ただ、業務の内容によっては、ちょっと複雑な自動化やオートメーション機能があれば、とても役立つケースもあります。すこし難しくなってはしまいますが、現場の声にお答えする中で培われてきた機能がいくつもあります。
「書けまっせ!!PDF」では、次の三つの機能が仕事の自動化に多いに役立ちます。
・数値の計算や自動入力:式と計算機能
・数値やテキスト、画像の自動挿入:差込機能
・PDF出力や印刷の自動化:コマンドラインでの操作
それらの中から、式と計算機能について簡単にご紹介します。
前々回、「書けまっせ!!PDF」の表示形式機能の説明の際に表計算ソフトを例にご紹介しました。
「書けまっせ!!PDF」では数値や文字を「テキストボックス」に入力しますが、実はこの「テキストボックス」は表計算ソフトの「セル」と同様に「計算式」を設定することができます。
さらに、「テキストボックス」に番号が付いていて、「テキストボックス」同士の計算や、値の参照などができます。
下図は「テキストボックス」の番号と、そこに設定されている計算式が表示されている例です。
計算式の例
計算式はまさに表計算ソフトの特長でもありますが、「書けまっせ!!PDF」もさまざまな関数をサポートしています。
たとえば、「if文」を使うことで1ページには「表紙」、最後のページに「最終」と文字を表示させるような条件処理も可能です。「式と計算機能」についての詳細は下記をご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/description3.html#siki
※注意点:「式と計算機能」は「書けまっせ!!PDF4スタンダード」版ではご利用いただけません。




瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識


瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換

楽してきれい 書けまっせ!!PDF の図画を扱うための小技

今回は、すこし高度な使い方になりますが、図形の作成や画像の貼り付けなどの小技をご紹介します。
「書けまっせ!!PDF」は文字だけでなく、線や矢印、四角(矩形)や円などさまざまな図形を描くことができます。Wordなどで図形を描く機能とよく似ていますので、こうしたソフトウエアをご利用なら迷うことなく使えると思います。
ところで、MS Officeには作成した図形やコピーした画像などを保存しておいて再利用できる「クリップ オーガナイザ」というツールがありますね。「書けまっせ!!PDF」にも「データトレー」という機能があり、作成した図形などをデータトレーに保存することができます。右クリックから「データトレー」を使うことができるところはOfficeより便利です。
下図は「データトレー」を表示したところです。図形や画像を階層構造で管理できます。
データトレー
よく使うもの、繰り返し使う写真や印影、テキストボックスなど、「書けまっせ!!PDF」上で貼り付けられるものならなんでも保存と再利用が簡単にできます。
ところで、テキストボックスや図形を作成したときに、配置やサイズの調整ができるだけ簡単にきれいにできたらいいですよね。
「書けまっせ!!PDF」は、「きれいに整頓」するための小技がいくつもありますが、その中から3つご紹介します。
まず一つ目。「書けまっせ!!PDF」では図形や画像の位置をすべて数値で指定できるんです。簡単というよりも、確実に配置したいという人向けの機能ですね。
二つ目は、Wordなどと同じく、整列の機能があることです。右側の端を同じ位置にそろえたり、一番上と一番下の間のものを均等配置にするといった機能があります。
三つ目は「サイズを合わせる」機能です。たとえば、最後に画いた図形の幅に、選択しているほかの図形の幅を合わせることができます。高さやサイズ全体を同じにすることもできます。合わせられるものであれば、図形、画像など種類に関わらずサイズを調整できます。
これらの機能を使うと、入力フォームの作成が俄然楽になります。ぜひお試しください。
次回は「書けまっせ!!PDF」でできる仕事の自動化についてご紹介します。




瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!


瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

PDF Driver API V5.0はVisual Studio 2010でも開発可能です!

PDF Driver API V5.0 の C++ および .NET インターフェイスは、Microsoft Visual Studio 2010 日本語版(VS2010)でご利用いただけます。
付属のサンプル・プロジェクトについては、VS2010 で開き、変換ウィザートにしたがって変換することで利用可能です。
.NET については、対象のフレームワークに「.NET Framkework 2.0/3.0/3.5」のいずれかをご使用ください。
 製品紹介ページ: PDF Driver API




アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成


瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!

PDF Driver API V5.0 / PDF Tool API V3.1 は「Hyper-V」上で動作します!

PDF Driver API V5.0 および PDF Tool API V3.1 について、このたび、サーバー仮想化プラットフォーム「Hyper-V」上での動作を確認しました。
(検証環境:Microsoft Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1)
サーバー仮想化の開発ツールとして、ぜひご検討ください!
 製品紹介ページ :PDF Driver API / PDF Tool API




HTML on Word
WebページをWordで作る!


アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成

書けまっせ!!PDF のちょっとした手間を省く小技

「書けまっせ!!PDF」の小技の世界を少しだけご紹介します。
今回は、記入する際の面倒をなくして、お任せで仕事ができる、そんな小技を3つ。
前回、文字を記入する枠「テキストボックス」を自動作成する機能をご紹介しましたが、ほかの図形の描画機能でもこの機能を使うことができます。
たとえば、チェックマークを描画する際に、枠内をクリックします。そうすると、記入枠を認識してその中にきれいに収まるようにチェックマークを描画します。丸や四角もクリックするだけで枠内にぴったりサイズの図形を描画します。枠を認識するということは、つまり、図形の大きさを自動で判断できるということなんですね。
大きさといえば、文字を入力する際のフォントのサイズをいちいち変更するのも面倒ですね。そこで、テキストボックスの「自動フォントサイズ」という機能をONにすると、テキストボックスのサイズにぴったりフィットするフォントサイズに自動で拡大縮小してくれます。
注意点:チェックボックスの枠を文字の四角「□」で作成されている場合は図形として枠のサイズを認識できません。
次は、文字の入力の手間を省く小技をご紹介しましょう。
EXCEL(エクセル)などの表計算ソフトのユーザーなら、数値の桁区切りの有無や「円」や「¥」の付加といった「表示形式」機能をご存知でしょう。「表示形式」のない表計算ソフトなんて考えられないくらいの基本機能ではないでしょうか。
数値などを記入用紙に追記する際に、単に数値をいれるだけでなく、桁区切りや通貨記号をわざわざ入れるのは面倒ですね。そこで「書けまっせ!!PDF」は表計算ソフトを見習って、テキストボックスに表示形式を指定することができます。
表計算ソフトの入力セルの移動と同じように、「書けまっせ!!PDF」のテキストボックスへの入力もタブキーを使って移動ができます。
下記の「表示形式」をご紹介するWebページもぜひご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/description3.html#keisiki
次回はちょっと高度な図形の貼り付けについてご紹介します。




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WebページをWordで作る!


瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集

書けまっせ!!PDF になくてはならない機能

「書けまっせ!!PDF」のもっとも基本的な機能のひとつで、PDF用紙記入ツールとしてなくてはならない機能、それは記入枠の自動認識です。
「書けまっせ!!PDF」は、テキストボックスという専用の枠の中に文字を入力します。文字を追記するにはまず初めにそのテキストボックスを作成しなければなりませんが、そういう作業を意識しなくても、パッパッと文字入力ができるのが記入枠の自動認識です。
PDFで公開されている記入用紙のほとんどは、印刷してペンで記入することを想定していますので、記入枠は線などの図形として描画されています。「書けまっせ!!PDF」はその図の形を認識してテキストボックスを自動で作ってくれます。
操作は簡単。まず、記入したいPDFを「書けまっせ!!PDF」で開きます。
次に、「テキストボックス」のボタンをクリックします。
ボタンをクリック
あとは、文字を追加したい記入枠の上でクリックするだけです。
枠内でクリック
枠を自動認識して「テキストボックス」が作られます。
文字が入力できる状態
ワープロと同じような操作で文字を入力することができます。
文字を入力
このように簡単にPDFに文字を追加していけますが、これは「書けまっせ!!PDF」の世界のホンの入り口。
「書けまっせ!!PDF」には数々の小技がありますが、頻繁にPDFに文字などを追記することが多い方がそうした小技を知れば知るほど、「書けまっせ!!PDF」の便利さにはまっていくという次第です。
次回はそのさわりをご紹介します。




瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識


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使い始めてわかる 書けまっせ!!PDF の便利さ

数あるPDF活用ソフトの中でも「書けまっせ!!PDF」はとてもユニークな製品です。
「書けまっせ!!PDF」を使い始めると「これがあるととても仕事がはかどる」とか、「一度使ったらもう以前のやり方には戻れない」「手放せなくなる」という感想を多くいただきます。
記入用紙のテンプレートとして、ネット上ではPDFがあふれています。官公庁のWebサイトには、膨大な数の記入用紙がありますが、そのほとんどがPDFです。
そうしたPDFは、多くの方が一度プリンタで紙に印刷して、ペンで記入することが多いのではないでしょうか。
そうした用事がたまにある分には、紙に出して書いても特に不便は感じられないかもしれません。しかし、たとえば、
・こういう作業が月に数回以上ある
・手書きではあまり印象がよくない(字がきれいでないのでといった理由も含めて)
・繰り返し同じ内容のものを書かなければならない
・ほんの少し修正するだけなのに全部書かなくてはいけない
こうした用途では、紙に出力して書き込むより、パソコンの画面上で直接文字を記入して、それを印刷するなり、PDFに再度保存ができれば、作業がとてもはかどることは容易に想像できます。
これができるのが「書けまっせ!!PDF」で、本製品の真骨頂ともいえるものです。
今週は、使い始めると手放せなくなる「ワケ」を、いくつかの事例を交えてご紹介します。
下記の「書けまっせ!!PDF」の事例をご紹介するWebページもぜひご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/casetop.html




瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識


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次期 AH Formatter について(2)

 本日も AH Formatter の時期バージョン AH Formatter V6 の新機能についてご紹介します。AH Formatter V6 では、ルビや圏点機能について機能拡張を行います。
これにより、いままで inline-container で表現していたルビを本来のルビとして指定ができるようになります。
以下はルビを指定した場合の例です。
ruby01.png
ルビの指定では、ルビが親文字よりはみ出した場合の処理や、ルビ文字幅を自動的に圧縮したり、親文字の両側にルビを指定したりすることが可能です。
以下は圏点を出力した例です。
kenten01.png
圏点とルビを併用することもできます。
以上、2日にわたって 次期バージョンの AH Formatter V6 について簡単にご紹介しましたが、その他の情報などを、CSS組版ブログにてご紹介しております。また、ブログ内では AH Formatter とその関連技術(XSL、CSS、XML 多言語組版など)に関心のある方ならどなたでも参加いただける 「Formatter Club」 についてのご案内もしております。興味がございます方はぜひご覧ください。




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次期 AH Formatter について(1)

 本日は、AH Formatter の次期バージョンとなります、AH Formatter V6 についてご紹介いたします。
AH Formatter V6 では、これまで弱点であった、float 機能を大幅に拡張いたします。これにより、今まで困難であった図版の自在な配置や、きめ細やかな体裁の実現が可能となります。
以下にいくつか例を示します。
FormatterIntro23b.png
ご覧のように、ページの指定位置に floatを配置できます。
FormatterIntro24b.png
こちらの例は、段組の中に float を配置した例です。
FormatterIntro25b.png
こちらの例は、段組中を通しで float を配置しています。
このように、自在に float を配置できますので、ご要望通りの体裁での組版が可能となります。
ほかにも、「フロートとテキスト回り込みの調整」などといった設定も可能になります。
※ なお、AH Formatter V6 は現在開発中のため、仕様等につきまして製品版では変わる可能性がございます。ご了承ください。




瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!


瞬簡PDF 変換 2024
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