作成者別アーカイブ: AHEntry

『アウトライナー 2.6』の改定内容(その2)

『アウトライナー 2.6』の改定内容(その2)

『アウトライナー』の基本コンセプトは、デジタル納品・デジタル配信などのデジタル形式で利用するPDFの制作支援ツールです。
電子納品PDF制作ではPDF分割関連機能が重要です。現在開発中である次バージョンV2.6では、「PDF分割機能」を追加し、「PDF結合機能」を強化します。今回はPDF結合機能について説明します。

[一括結合]

ファイルメニュー、ツール、「一括結合」

outliner-01

  • 「ファイル」をクリック
    ファイル選択ダイアログが表示されます。結合元となるPDFを選択します。Ctrl+Click, Shift+Click で複数選択可能です。
    選択されたPDFは、結合元リストに追加されます。
  • 「フォルダ」をクリック
    フォルダ選択ダイアログが表示されます。結合元となるPDFを含むフォルダを選択します。選択されたフォルダに含まれるPDFだけ検索します。再帰的に下位フォルダの検索は行いません。
    検索されたPDFは、結合元リストに追加されます。
  • 「結合元リスト」
    リスト上ファイルを選択して、並び順の前後(上下)移動や、リストからの削除がおこなえます。表示中のリストを外部ファイルに保存「リスト保存」、外部ファイルから読み込み「リスト読込」も可能です。リストの左端のチェックボックスは、しおりの設定で使用します。


  • 「しおりを結合する」
    • すべてのしおりのトップはオリジナルのまま
      結合元PDFが持つしおり階層を維持したまま結合します。文章内ページリンクの飛び先ページは自動設定されます。
    • しおりのトップをファイル名にする
      リスト上のチェックボックスが有効になっているファイルは、レベル1のしおりとしてファイル名を追加します。結合元PDFが持つしおりは、その下位に追加されます。
  • 「先頭ファイルの文章情報を結合後のファイルに反映する」
    リスト上の先頭ファイルの文書情報を、結合後のファイルに設定します。

一括結合の「実行」を選択すると、名前を付けて保存ダイアログが表示されます。保存先ファイル名を設定して「保存」を選択します。
結合処理が開始され、経過はログに表示されます。



元々アウトライナーはPDFの結合機能を持っています。編集用に開いたPDFのページ移動、追加、削除や、外部PDFとして開いたPDFのページ挿入です。
「一括結合」は、複数のPDFを結合する機能です。これは編集中のPDFとは関連性が無く、独立して呼び出すことが可能です。

製品に関するご質問は
outliner@antenna.co.jp(アウトライナーサポート)
まで、お気軽にお問い合わせください。

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Webページ
https://www.antenna.co.jp/mpd/




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『アウトライナー 2.6』の改定内容(その1)

『アウトライナー 2.6』の改定内容(その1)

『アウトライナー』の基本コンセプトは、デジタル納品・デジタル配信などのデジタル形式で利用するPDFの制作支援ツールです。
電子納品PDF制作ではPDF分割関連機能が重要です。現在開発中である次バージョンV2.6では、「PDF分割機能」を追加し、「PDF結合機能」を強化します。今回はPDF分割機能について説明します。

[分割ポイントを設定]



「ページモード」の「サムネイルペイン」です。サムネイルの左上にチェックボックスが追加されています。有効状態に設定したページは「分割ポイント」となりPDF分割時に先頭ページとなります。分割ポイントの設定には4つの方法があります。

  • チェックボックスをマウスでクリック
    outliner-01
  • ファイルメニュー、ツール、分割ポイントを設定、「ファイル容量で分割ポイントを設定」
    編集中のPDFの保存時のサイズを計測して、指定したファイル容量で分割ポイントを設定します。


  • ファイルメニュー、ツール、分割ポイントを設定、「ページ単位で分割ポイントを設定」
    指定したページ単位で分割ポイントを設定します。


  • ファイルメニュー、ツール、分割ポイントを設定、「しおりの移動先ページで分割ポイントを設定」
    編集中PDFのしおりに設定された飛び先ページが変化したページに分割ポイントを設定します。


[分割してPDF出力]

ファイルメニュー、ファイル、「分割してPDF出力」または、ツールバーの「分割してPDF出力」ボタンをクリックします。

outliner-05保存先フォルダ
分割したPDFの保存先フォルダを設定します。

  • 同名ファイルが存在する場合
    「上書き」または「確認メッセージを表示する」を選択します。
  • 保存先ファイル名
    ベース名、連結文字、連番の開始番号、桁数(ゼロ詰め)を設定します。
  • 分割後のPDF、元のPDFのしおり
    分割先PDFに、しおりを「設定する」または「設定しない」を指定します。

    • ページ範囲内のしおりだけコピー
      移動先が分割先PDFのページとなるしおりをコピーします。しおりは、文章内のページリンクを設定します。
      移動先が分割先PDFのページに含まれないしおりは、コピーしません。
    • ページ範囲内(内部)と階層レベル1(外部)のしおりをけコピー
      移動先が分割先PDFのページとなるしおりをコピーします。しおりは、文章内のページリンクを設定します。
      移動先が分割先PDFのページに含まれないしおりは、階層レベル1のみコピーします。しおりは、外部PDFのページリンクを設定します。
    • すべてのしおりをコピー
      移動先が分割先PDFのページとなるしおりをコピーします。しおりは、文章内のページリンクを設定します。
      移動先が分割先PDFのページに含まれないしおりもコピーします。しおりは、外部PDFのページリンクを設定します。
  • 分割後のPDF、元のPDFの文書情報
    分割先PDFに、文書情報を「設定する」または「設定しない」を指定します。

分割の「実行」を選択すると、経過ダイアログが表示されます。



今回追加している「PDF分割機能」は、国土交通省の電子納品用PDF制作に利用することを考慮しています。ファイル容量を自動計測して、分割ポイントを設定する。分割先PDFにページが含まれる、含まれないに応じて、ページリンクを内部リンクまたは外部リンクに自動設定する。出力先PDFファイル名の自動連番を設定する。など、便利な機能を用意しております。

製品に関するご質問は
outliner@antenna.co.jp(アウトライナーサポート)
まで、お気軽にお問い合わせください。

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7月27日、技術書同人誌博覧会出展記

アンテナハウスCAS電子出版グループでは、CAS-UBで制作したPDFをアマゾンのプリントオンデマンド(POD)などで冊子本として販売しております[2]。アマゾンなどのネット書店では、あいにく冊子本の現物を手に取ってご覧いただけません。冊子本の展示即売会があればできるだけ参加して、手に取ってご覧いただきたいと、いつも考えております。

5月だったと思いますが、Twitterのタイムラインに7月27日(土)に技術書同人誌博覧会[1]が蒲田の大田区産業プラザ(PIO)で開催されるという案内がありました。同人誌博覧会という名称に関わらず、商業誌の出店もOKでした。これは好都合と、先着順で登録受付ということでしたので早速申し込み。無事参加登録できました。

今回は技術についての紹介を中心とする冊子のうち9タイトルを持ち込みました。展示はあまり垢抜けしていませんが、次の写真のようになります。

技術書の同人誌即売会では、技術書典が、すでに6回開催の実績をもち、非常に大きな存在感をもっています。技術書博は今回初回ですが、募集・参加ブース数、あるいは一般参加の見込み人数から言って、初回の技術書典並みの規模になりそうでした。

前日には台風6号が潮岬沖で発生し、当日27日は東海~関東に到来して大雨になるだろうとの予報もあり心配しました。しかし、幸運なことに、当日は関東地方は27日はほとんど雨が降りませんでした。台風6号は午後には熱帯低気圧に変わってしまうという超短命な結果に終わりました。

技術書博はこうして無事開催となりました。

気になる販売実績ですが、今回は、各冊子の事前チェック数を見て、大よそチェック数の倍の冊数を持ち込みましたが、結果として持ち込み冊数の半分を販売しました。つまり事前チェック数≒販売実績となりました。但し、個別にはチェック数が少なくても売れたものと、チェック数が多い割りに売れなかったものが混在しています。販売冊数は予想よりやや少ない結果に終わりました。主催者のアナウンスによれば全体の入場者数も予想を少し下回っていたようです。でも日頃のネット書店における一月の売上をかなり上回る数字です。展示即売会は販売に繋がりやすいといえるでしょう。

当日は、技術書博の事務局によりPayPayによるQRコード決済も用意されていました。が、CAS電子出版グループは申込時の手違いで現金決済のみとなってしまいました。結果的には、お支払いに電子決済を使いたいと申し出たお客さんは数少なく、あまり問題にはなりませんでした。なお、お隣のサークルはQRコード決済も対応されていましたが、聞きましたら電子決済を要望されたお客さんは一割くらいで、予想より少なかったということでした。電子決済(QRコード)の普及度合は、まだそう高いといえないようです。

会場に少し早めに到着して、主催者のチームの方々が一生懸命準備していただくのを拝見していました。主催者の皆さんは初めてということで苦労されたかもしれません。CAS電子出版グループは皆様の努力のおかげで大きな成果を挙げることができました。末尾ですが、主催者に、心より深くお礼申し上げます。

[1] 技術書同人誌博覧会
[2] アンテナハウス書籍・総合目録 プリントオンデマンド出版と電子出版




アウトライナー
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PDFの分割機能を搭載!アウトライナー2.6(β版)評価版配布開始!

8/6(火)に、「アウトライナー 2.6 β版」として、評価版を公開しました。

本製品は、まだ正式なリリース版ではありません。リリース前のベータ版になります。
しおりを作成・編集するだけでなく、編集したPDFを分割または結合する機能を新たに搭載しています。

今回「β(ベータ)版」としたのは、この新機能について、正式にリリースする前に公開し、皆様からご評価・ご要望をいただくためです。

新機能について

国交省の電子納品仕様に合わせ、ファイル容量(例:10MB)で分割したり、ほか、ページ単位、しおりの移動先ページ、サムネイルから任意に選択など、様々な分割設定ができるようになりました。

また、PDFファイルの一括結合も可能です。
任意に選択したPDFを、順番を変えて結合することができるので、時系列順に並び替えたり、ファイル名順に並び替えたり、色々使えます。

詳細は、後日このブログで紹介されますのでご期待ください!

「アウトライナー 2.6 β版」紹介ページ

評価版のお申し込みフォームは、紹介ページの下にリンクがあります。
必要事項をご記入の上、お申込みください!

評価版注意事項

  • 正式版ではありません。
  • 評価期間はインストールから30日です。
  • 実運用にはご利用いただけません。
  • ご評価後、是非ご意見等、ご連絡ください。

既に「アウトライナー2.5」をお求めいただいた方は、「アウトライナー2.5」のライセンスデータが、そのまま「アウトライナー2.6」で有効です(ライセンスの保守期限内に作成されたものに限ります)。

上記は誤りでした。下記のように訂正させていただきます。

既に「アウトライナー2.5」をお求めいただいている方は、ご購入後1年以内または保守期限内でしたら、「アウトライナー2.6」に無料で移行していただけます。




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瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集

XML と oXygen の勉強会

XML 入門と oXygen を使って JATS(学術雑誌論文記述用のXMLボキャブラリー)を入力してみるという二本立てでした。
事務局さんのご意向で「エラーを体験することでより深く XML を理解する」というような内容にさせていただいたのですが、これが結構新鮮で私も楽しませてもらいました。

もう3か月くらい前の話になってしまいますが、学術情報XML推進協議会さんの主催したセミナーでスピーカーを務めさせていただきました。
https://xspa.jp/post/183836958072/jats-xml初心者セミナー2-実践編2019513

XML-1

XML-2

とは言え、oXygen は誰でもエラーのないデータが入力できることを売りとしているツールですので、無理やりエラーを発生させるのはしんどかったです(笑)

弊社ではお客様のご要望に応じた内容でセミナーを開催しておりますので、ご興味のある方はいつでもご連絡ください。




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久しぶりの XSLSchool(XSLTとXSL-FOの勉強会)

XML を自動組版するには XSLT の開発と XSL-FO の知識が不可欠です。HTML と CSS で組版しようという動きもあるにはありますが、まだまだ少数派でしょう。

弊社では XSLT と FO の両方を1日で学んでしまおうという、ちょっと贅沢なセミナーを開催しています。今まで 25 回以上開催し、ご参加者の延べ人数は 100 名様を超えてます。「XSLT や FO は名前を聞いたことはあるけれど…」という方々からご好評をいただいているセミナーで、6~7時間かけて XSL-FO の基礎を学びながら XSLT をひたすら入力していただく、ちょっとしたスパルタな内容です。

セミナーで使うテキストの一部

XSLSchool-2

XSLSchool-1

先日、久しぶりに XSLSchool 開催のご依頼をいただき、静岡にあるお客様のオフィスに出向き開催させていただきました。
来月も他のお客様から開催の打診をいただいています。

詳しくは「XSLSchoolのご案内」をご参照ください




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海外出展情報 その2

JATS-Con 2019 は 5月20~21日、今年はイギリスのケンブリッジ郊外のウェルカムゲノムキャンパスで開催されました。 JATS は Journal Authoring Tag Suite の略です。
過去にこの会議はアメリカのメリーランド州ベテスダ(Bethesda)の国立医学図書館で行われおり、来年はまたベテスダで開催される予定です。
国立医学図書館は 2005年よりアンテナハウス XSL Formatter を使用して、JATS を使用した構造化文書を作成しています。
会議の議事録は https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK540820/ から見ることができます。

今年の Markup UK は、6月7~9日にイギリスのロンドンで開催されました。
マークアップ UK 2019 の議事録は https://markupuk.org/webhelp/index_frames.htmlから見ることができます。
アンテナハウスのシニアアーキテクトであるトニーグラハムは、アクセシビリティを取り巻く重要性と問題点を論じた論文「Accessibility Matters」を発表しました。
また、Peter Flynn のプレゼンテーション、「Software we have lost」を拝聴した人たちは、きっと懐かしさを感じたことでしょう。




瞬簡PDF 編集 2024
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海外出展情報 その1

今年の4、5、6月に、アンテナハウスは3つの会議に参加しました。
AIA(Aerospace Industries Association)Product Support and Tech Data WorkshopJATS-Con(Journal Article Tag Suite Conference)Markup UK です。
JATS-ConとMarkup UKはどちらも非常に技術的で、プレゼンテーションの大半はXML向けで、開発者をターゲットにしていました。
これらと比べるとAIAは技術的な部分はかなり少なく、マネジメントをターゲットにしていました。
XML、防衛および航空宇宙、ならびにジャーナルや一般の出版といった分野はすべて組版処理文書を作成しており、アンテナハウスユーザーのほとんどは、そういった分野に携わっています。

AIA Product Support & Tech Data Workshop は4月29日~5月2日にアラバマ州ハンツビル(Huntsville)で開催され、アンテナハウスはこの会議に出展しました。
スポンサーは、この会議の目的は「産業と政府関係者が数日間にわたって集まり、製品ライフサイクルにわたるサポートコンセプトと低価格での軍事即応性について意見を交わすこと」であると述べています。
製品サポートにおける重要な要素は文書であり、参加者の多くはアンテナハウスの顧客、そしてパートナーです。
議論に上がった文書のうち多くがS1000Dに準拠していました。




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『Office Server Document Converter V7.0』

『Office Server Document Converter V7.0』は、Microsoft Office Word/Excel/PowerPoint のデータをサーバーサイドでPDFや、画像に変換することがでる変換ライブラリです。

MR1からOffice2019対応として、以下の機能を実装しました。

  • 3Dモデルの挿入に対応。
  • アイコンとSVG の挿入に対応。
  • デジタル ペン、インク機能に対応。
  • LaTeXの数式構文に対応。

変換結果サンプル

是非、評価版にてお試しください。

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瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換


瞬簡PDF 書けまっせ 2024
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『PDF Tool API V6.0』の機能紹介

PDF Tool API V6.0 では、コマンドライン版と、ライブラリ版の2タイプがあります。

PDFの分割、結合、セキュリティ設定など基本的な機能は、コマンドライン版で行うことができますが、より高度な操作をさせたい場合は、ライブラリ版にて実現可能です。

ライブラリ版は、C++、.NET、Java の各言語に対応しています。

V6.0では、テキストの検索、任意の範囲内のテキストを抽出することが可能です。
また、フォントが埋め込まれていないPDFにフォントを埋め込むことや、結合したPDFの重複したフォント情報をまとめる機能があります。

ライブラリの特徴

用途別にPDF Tool API を使った PDF CookBook を公開中。
企業向けシステムの企画・営業担当者から開発者まで幅広い層にPDFの活用法を知っていただけるような構成になっています。
PDFの加工にご興味がありましたら、是非ご参照ください。




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