アンテナハウスが準備中の「汎用書籍編集・制作サービス」(CAS-UB)は、ひとつのコンテンツから紙の本を作るためのPDFと電子書籍(EPUB)の両方を作り出すことのできるサービスです。
本サービスは、商用化をめざして開発を継続中ですが、現在、いくつかの出版プロジェクトが進んでいます。
最初のプロジェクトで作成した本は、既に、4月にPDF版(電子版)を販売開始しています。過日、CAS-UBで初めてできた書籍をPDFで発売したことをご報告しました。
○CAS-UBで制作した書籍のPDF版を発売しました。
http://d.hatena.ne.jp/cassupport/20110401/1301660683
このPDFを使って、この本を著者自らプリントオンデマンド(POD)で本にしたものができました。B6版横書きで200ページ程度の本ですが、表紙、本文をやや厚手の紙を使用しカバーはPP加工無しの仕様で、10部作成し1,098円(1冊あたり)とのことです。カバーは著者の方でデザイン手配しています。
こうした本にしてみますと、PDFの時には気がつかなかった課題が見えてきます。コンテンツについての課題もありますが、組版レイアウト指定の問題、組版エンジン(AH Formatter)の改良すべき点あるいはFOの使いこなしノウハウが多々見つかっています。
やはり、こうした紙の本を自ら作ってみることが大事との印象を強くしました。
CAS-UBは今度の国際電子出版エクスポに出展する予定ですが、それまでにもう少しできばえを良くしたサンプルをPOD(BOD)で作って出展したいと考えています。
○国際電子出版エクスポ出展情報
https://www.antenna.co.jp/news/EBOOK2011.html
○CAS-UB
http://www.cas-ub.com/
○AH Formatter
https://www.antenna.co.jp/AHF/
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PDF Server IN/OUTモードを使う
おはようございます。
今日のお題は、PDF Server プロフェッショナル版の機能の一つ、「IN/OUTモード」を紹介します。
PDF Server の「IN/OUTモード」には2つの利点があります。
今日はその一つ目を。
「一つのタスク設定で、複数の入力フォルダーを監視できる」
PDF Serverでは、通常、タスクの設定は「監視(入力)フォルダー1」に対し、「出力フォルダー1」しかできません。
ですが、これだと、仮に50人いる部署にPDF Serverを導入したとして、個人ごとにタスクの設定をしようとすると、50個のタスク設定が必要になります。
タスク設定作業では、それぞれ「監視フォルダー○○」「出力フォルダー○○」「ファイル変換設定○○」・・・というように、ひとつひとつ、上から順番にフォルダーパスや変換設定を付与していかなければなりません。
管理者にとってはとんでもない手間です。
「IN/OUTモード」は、監視フォルダーを一つ、人数分のサブフォルダーを作ったら、コントロールパネル上で入力フォルダー名、出力フォルダー名などを設定するだけで、PDF Serverが自動的に各人のサブフォルダー内に、「入力フォルダー」「出力フォルダー」を作ってくれ、それぞれ変換したファイルを納めてくれます。
複数の部署で共有するときも、この「IN/OUTモード」は利用できます。
実はこうした使い方をするお客様は、かなり多いのです。
この「IN/OUTモード」は、評価版でもお試し頂けます。
あまり詳しくはありませんが、紹介ページも用意しておりますので、ご興味を持たれましたら、ご一読ください。
PDF Serve V2.3 IN/OUTモード
CSS2.1 がW3C勧告に。
W3Cは、6月7日(現地時間)、Cascading Style Sheets (CSS)の新しいレベルがW3C勧告になったことを発表しました。CSS3ではなく、CSS2.1です。
○ニュースリリース(英文)
Cascading Style Sheets Standard Boasts Unprecedented Interoperability
え!いまさらCSS2.1という感想をもたれる方も多いと思います。CSS2.0が1998年5月に勧告になってから、すでに13年を経過していますので、確かに、その通りです。この間、W3CのCSSワーキング・グループは、CSS3の開発を進めると同時に、CSS2.0の仕様の大幅な見直しを行なってきました。CSS2.1では、CSS2.0で実際に使われなかったプロパティの削除や、既に広く実装されている機能の追加などが行なわれています。
CSS誕生から今年が15周年となりますが、ブラウザをはじめとして、CSSのサポートは10年ほど昔とは比べ物にならないほど普及しています。CSS2.0当初はInternet Explorerなどで、非互換実装をしてしまったために、混乱が生じたのですが、今回CSS2.1にあたっては大量のテストスイートを用意するなど実装間の互換性確認に大きなウエイトが置かれています。
○CSS2.1仕様
Cascading Style Sheets Level 2 Revision 1 (CSS 2.1) Specification
○CSSの最新スナップショット
Cascading Style Sheets (CSS) Snapshot 2010
○CSSテストスイート
http://www.w3.org/Style/CSS/Test/CSS2.1/
○アンテナハウスのCSSサポート製品
AH Formatter
PDF Server ハンズオンセミナー!
先週ぶりです。こんばんは。
いよいよ、PDF Server V2.3 リリース後、初のハンズオンセミナーが今週末(6/10)に開催されます。
「ハンズオン」という通り、ご参加頂いた方に、実際にPDF Server V2.3を操作して頂きます!
● 製品ページをみたけれど、よくわからない。
● 評価版を試せない。
● メールでのやり取りは時間がかかっていけない。
こういうとき、実際に(タダで)触れられる機会がある時は逃してはいけません。
テスト変換してみたい資料がありましたら、お持ちいただければお試し頂けます。
6月から、このハンズオンセミナーを、毎月2回、金曜日15:30~17:00の時間帯で開催を予定致します。第1回目に予定が付かなくとも、第2回目がございます。
6月のハンズオンセミナー
<日時>
6/10(金) 15:30~17:00
6/17(金) 15:30~17:00
<場所>
アンテナハウス株式会社 セミナールーム
https://www.antenna.co.jp/access.htm
ぜひ、ご参加くださいませ。
「コンテンツのデジタル化でビジネス活性化」セミナー開催のお知らせ
MEDIVERSE主催の、「コンテンツのデジタル化でビジネス活性化」セミナーが7月1日に開催されます。
コンテンツホルダ(出版及び電子文書)がビジネス改善をするためのポイントや注意点を分析し、今後のビジネスの活性化に役立てるセミナーです。
○Webページ
http://bit.ly/j4PqbP
【本セミナーの特徴】
・コンテンツを管理することの意義がわかる。
・直接のコストダウンのヒントが得られる。
・無理のないプロセス・フローが考えられる。
・IT化の流れに自社を合わせられる。
・将来にわたって成長できるロードマップが描ける。
日時: 2011年7月1日(金) 18:30-20:45
会場: 東京産業労働局秋葉原庁舎第2会議室
定員: 40名
○講師
小林徳滋氏(アンテナハウス株式会社)
平田憲行氏(株式会社オープンエンド)
小野雅史氏(株式会社サイバーテック)
池田昌隆氏(株式会社ロココ)
モデレータ:小笠原治
○詳細・お申込はこちらです
↓
http://bit.ly/j4PqbP
アンテナハウスの本社オフィス・リストラ完了
おはようございます。
東京は今日は快晴です。
アンテナハウスは、3月11日の大震災後サーバの移転等を含めて、東京本社のオフィスのリストラを行なってきました。先週の土曜日でリストラ作業も一段落しました。今日から完全に平常体制になると思います。
この間、公開サーバ、社内サーバの停止等ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
また、今後ともよろしくお願いします。
PDF Server コマンド!
こんばんは。
AH PDF Server V2.3 プロフェッショナルには、「PDF Server コマンド」という外部ツールが付いています。
これは、ユーザーインタフェースを持たないアプリケーション型のPDF Serverで、任意に変換設定できることを特長としています。
PDF Server ユーザーの多くは、PDF Serverを他のソフトやシステムと連携させて運用しているようですので、こうした要望は、5月30日の記事のように、沢山ありました。
他ソフトウェアから、PDF Serverを呼び出し、ファイル変換を実行出来るということは、それだけ変換に手間をかけなくてよい、設定の自由度が高いということですから、ニーズが高いのは尤もです。
Webページのほうは、ものすごく簡単な内容しか記載がありませんが、近々もっと詳しく記載します。
ちなみに、プロフェッショナルページにある動画サンプルは、評価版をダウンロード頂くと、「サンプル」プログラムとしてダウンロードフォルダーに納められています。
ダウンロードする前にどんなものか確認されたい場合は、PDF Server 製品ページの「よくある質問」から、「先にマニュアルだけでも確認したいのですが」の、PDF Server V2.3スタートアップガイド(PDF)、「9.PDF Server コマンド 」をご覧ください。
Server Based Converter V3.1をリリースしました。
本日、サーバベース・コンバータ(SBC)V3.1R1をリリースしました。
サーバベース・コンバータは、Microsoft OfficeなどのファイルをPDF、XPS、SVG、SWF(Flash)、イメージ(JPEG/PNG/TIFF)形式に変換したり、PDFをXPS、SVG、SWF(Flash)、イメージ(JPEG/PNG/TIFF)形式に変換するソフトです。
今回のメンテナンス・リリースでは主に、PDF、SWF(Flash)、イメージ(JPEG/PNG/TIFF)出力に関しての機能強化を行いました。
アンテナハウス・オンラインショッピング レスポンス問題 解消
アンテナハウスのオンラインショッピングのページが、5月23日から約1週間弱の間、レスポンスが悪くなっていましたが、この問題は30日に解消しました。
○オンラインショッピング
https://web.antenna.co.jp/shop/html/
21日~21日にサーバを移転してIPアドレスなどを変更したのですが、オンラインショップだけデータベース接続を行なっている関係で、そのデータベースを探すのに時間がかかっていたようです。この部分の問題を解消したことで接続速度は以前と同じになりました。
ということで、ぜひご利用をお願いします。
で、この間の売上が上がってきましたので確認したところ、21日~22日はお休みでしたのでもちろん売上はゼロでしたが、23日から30日までやはりほんのわずか売上が減ってたようです。この間、ご利用いただけなかったお客様には大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫びします。
Office文書のPDF変換とサーバー利用とPDFServer
こんばんは。
今日、お客様へのヒアリングを兼ねた売り込みを積極的に行うバリバリ営業マンで、未だにこういう需要はあるんだ、ということで、話をしてくれました。
オフィス文書に限らず、電子ファイルのPDF変換といえば、Adobe社ですが、クライアントPCに導入されているOfficeのバージョン、既に導入していても、とても古かったりするそうです。これらのメンテナンスや新規導入(買い直し)は、さまざまなコストを考えると、あまり現実的ではありません。
そこで、サーバー側にPDF変換機能を導入(ソフトウェアのインストール、構築など)し、ネットワークを介してサービスとしてクライアントユーザーに提供、サーバー側でPDF変換を実現させたいのだと、お客様から聞いたそうです。
Office文書を素直にPDF変換するならば、PDFServerスタンダード版がお薦めできる!というわけで、その営業マンは張りきっていました。
サーバーサイドでのPDF変換ソフトについては、10年くらいの歴史がありますが、まだまだ需要は望めるのだな、と改めて感じます。
今年度の上四半期も最後の月になりました。もう売上アップの追い上げがそこここで始まっています。
アンテナハウスも頑張らなければなりません。ファイトです。