前回、人形浄瑠璃についてご紹介しました。
伊那支店に程近い箕輪町にある古田人形保存会では、この1年間は公演の機会がほとんどない状態だったのですが、ようやく公演が実施できたようです。
今回はその様子を報告したいと思います。
去る2月6日に伊那市の「いなっせ」*1を会場にして、「第16回伊那谷伝統文化公演」が行われました。
もちろん、感染症対策を入念に行った上での公演です。
前回紹介した義太夫を語る太夫もしっかりとマスクを着用しており、その状態で語るのはかなり大変だと思うのですが、それを感じさせないほどの熱演でした。
今回の公演では、会場の人数を制限した関係もあり、入場できなかった方向けにYouTubeにてライブ配信を行いました。
その時のアーカイブがありますので、もし興味を持っていただけたら視聴してみてください。
- 第16回伊那谷伝統文化公演「古田人形芝居保存会公演」
- https://www.youtube.com/watch?v=xIF6bHYzBUU
【公演内容】
- 古田人形の生い立ち
- 人形操りの説明
- 生写朝顔話 宿屋~大井川の段
人形操りの説明では、人形の操り方に加え人形の構造や仕組み等も説明されていました。
また、お芝居の方では義太夫を語る太夫がしっかりとマスクを着用していましたし、人形遣いも黒子として顔を覆う面布(めんぷ)の下にマスクを着用していたと聞きました。
かなり大変だったと思いますが、それを感じさせないほどの熱演、熱弁でした。
人形浄瑠璃に関して機会があればまたご紹介したいと思いますので、ご期待ください。
- *1 伊那市荒井3500-1の「再開発ビル」の愛称
- *2 https://geibun-iaca.wixsite.com/mysite-1/our-project