e-na伊那谷 旅便り 第66回 GWは家庭菜園のスタート

弊社伊那支店がある場所は標高が700 m以上あり、本州の中でも特に寒い地域です。
4月の下旬になっても雪が降ることがありますが、GW頃からいよいよ暖かくなり本格化するのが農業です。
地元のホームセンターには野菜の苗が並び、水田に水が張られ、いよいよ畑仕事が忙しくなるという実感がわいてきます。

我が家にもささやかな家庭菜園があり、毎年この時期に準備を始めます。
まずは土を耕し、畝を作り、マルチシート(保温や保湿、雑草を防ぐための黒いビニールシート)を張ります。(奥にあるのは越冬したニンニクです。)

そしてお店に野菜の苗を買いに行きます。
買いに行ったのはこのブログでも過去に登場したグリーンファームです。
この時期はたくさんの野菜の苗が売られていて、一つの野菜でもいくつもの品種が売られています。(一番人気のトマトにいたっては、数十種類はあるのではと思います。)

我が家では定番夏野菜のトマト、ピーマン、ナス、きゅうりを中心に植えることにしました。

都会では出荷された野菜をスーパーで見かけることしかないので、葉っぱがどんな形をしているのか分からない方も多いですが(かくいう私もその一人でした)、家庭菜園をやっていると野菜が生っていなくても、葉っぱや花を見ると大体どの野菜か分かるようなってきます。

この後はマルチシートに空いている穴に合わせて苗を植えていき、風で倒されないように支柱で支えていきます。

最後はビニール袋で「あんどん」(防風、防寒、防虫のため)を作ってあげて、ひとまず完了です。

信州は北海道並みの寒さのため、おそらく本州で一番遅く始まり収穫期間も短い畑ですが、そのぶん夏の間の大きな楽しみの一つでもあります。
収穫できるのは7月頃ですが、今年も太陽をいっぱいに浴びた野菜を今から楽しみにしています。