PDFからオフィスへの逆変換は「瞬簡/リッチテキストPDF6 」が最も優れています

アンテナハウスでは、日本で販売されている主要なPDFからオフィスへの逆変換ソフトと「リッチテキストPDF6」との変換精度比較調査を行い、「瞬簡/リッチテキストPDF6 」が最も優れていることを示す調査結果を発表しました。
 
比較の対象は、有名メーカが販売しているPDF製品の中の「PDFからオフィスへの逆変換」機能です。
できるだけ客観的な評定方法で変換結果を得点化して、比較評価しました。
 
その結果で、製品別の合計点数と平均点は次の表のようになりました。

製品名 合計点数 テスト文書数 平均点
A社製品 28 点 6 ファイル 4.7 点
B社製品 43 点 7 ファイル 6.1 点
瞬簡/リッチテキストPDF6 58 点 7 ファイル 8.3 点

変換対象ファイル別の比較結果を次の図に示しました。このように全てのファイルについて「瞬簡/リッチテキストPDF6 」がもっとも高得点を得ています。
 
point.png
 
「瞬簡/リッチテキストPDF6」は、レイアウトの再現性はもちろん、変換した結果が編集しやすいかどうかにもこだわった製品です。廉価な製品は導入しやすい利点がありますが、PDFを変換した結果が編集しにくければ、再利用するためのコストは逆に高くついてしまいます。「瞬簡/リッチテキストPDF6」は、他社製品よりも若干価格が高くなっていますが、ご利用いただければ、その価値に納得していただけるものと思います。
 
ぜひ、ご採用くださいますようお願い申し上げます。
詳しい説明のWebページ


2月10日開催:ミニセミナーのご案内 ~見ただけでは分からない!PDF Serverの活用術~

2月10日15時30分より、中央区東日本橋の弊社・本社にて、ミニセミナー「~見ただけでは分からない!PDF Serverの活用術~」を開催します。
 
このセミナーは、Antenna House PDF Serverの構築から基本的な運用手順やテスト稼働までの実際の流れを、デモンストレーションを中心にご紹介するセミナーです。「初めてPDF Serverを知られた方」 「評価版を使用する前に一度まとめて話を訊きたい方」のために、分かりやすく解説いたします。
 
○セミナー内容
1. PDF Server概要(今回はプロフェッショナル版をもとにご説明致します)
2. 動作マシンのハードウェアと環境について
3. 事例を用いた具体的利用例のご紹介
4. 利用状況から運用規模を割り出す
5. 主な機能の紹介(デモンストレーション)
6. その他
* スタンダード版とプロフェッショナル版の機能差について
* 良くある「技術的な質問」について
* 販売後のサポート体制について
○デモンストレーション詳細
1. PDF Serverのインストール
2. 主なタスクの設定
3. QRコード作成ツールを使ったPDF作成
4. その他お客様リクエストなど
ご参加のお客様より、内容についてリクエストがございましたら、適宜変更、対応させて頂きます。
 
○詳細とお申し込みはこちらをどうぞ。
https://www.antenna.co.jp/psv/index_workshop.html


本を書いたり、本を作ったりしたい人のためのWebサービスを準備中です

アンテナハウスでは、本を書いたり、本を作ったりしたい人のためのWebサービスを準備中です。本サービスにつきましては、Page 2011の下記カンファレンスにて紹介いたします。なにとぞ、よろしくお願いします。
◆PAGE2011「電子書籍の未来とEPUBフォーマットの活用」セッション概要
1.日時:2011年2月3日(木)12:30-14:30
2.会場:ワールドインポートマート5階カンファレンスルーム
3.セッション概要
【G3】「電子書籍の未来とEPUBフォーマットの活用」
http://www.jagat.or.jp/PAGE/2011/session/session_detail.asp?sh=3&se=16
4.講演内容(約35分)
「電子書籍時代の書籍編集とEPUBオーサリング」
AHフォーマッターという世界的評価の高いXMLツールを提供している立場から、XML環境で電子コンテンツと印刷データを制作することが可能な書籍編集・制作の方向性を語る。
Pageでのカンファレンスに向けて、少しづつ情報を出していきたいと思っています。ご期待ください。


TextPorter V4.2改訂第10版を公開しました

本日、TextPorter V4.2改訂第10版(メンテナンスリリース10版。V4.2 MR10))を公開しました。これは、有償保守契約の一環として提供しているもので、保守契約期間中のお客様は評価版をダウンロードして、お持ちのプログラムを更新していただくことができます。
 
○改訂内容は、V4.2 MR10改訂情報を参照してください。


雑誌協会で広告入稿データ仕様が策定されたらしい!

雑誌協会がこの推進母体になっている「雑誌広告デジタル送稿推進協議会」が雑誌広告の入稿データ仕様/制作環境の指定を行ない始めたようで、この雑誌協会に所属している各広告社がこの仕様での入稿を指定するようになりはじめています。
 
2011/1月からここで指定されているMacOSX環境でのJ-PDFまたはJ2のみ受け付けとなるとのこと。まだ詳しく調べていませんが、これは結構大変な問題のように感じます。
  
○「雑誌広告デジタル送稿推進協議会」
・推進母体が 日本雑誌協会/日本雑誌広告協会/日本広告業協会。[1]
 ・雑誌広告のJ-PDF, J2などの入稿データ仕様[2]やJMPAカラーを策定している。
 ・2011/1からデータ入稿は、J-PDF, J2のみとなる。[3]
 ・J-PDF, J2仕様はどちらもJMPAカラー準拠が必要。
・JMPAカラー準拠PDFの作成環境として Mac OSX, Illustrator, Photoshopなどのバージョンが指定されている。
 ・J-PDF, J2のデータ入稿仕様書にはこれらのバージョンを明記する必要がある。[4]
 
○関連情報
・[1] 雑誌広告デジタル送稿推進協議会 http://www.3djma.jp/what3djma.html
・[2] 制作ルールダウンロード(J-PDF, J2仕様) http://www.3djma.jp/seisaku_05.html
・[3] オンライン送稿へのロードマップ http://www.3djma.jp/guide_03.html
・[4] データ仕様書ダウンロード http://www.3djma.jp/seisaku_06.html


オンライン顧客登録システムとオンラインショップが復旧しました

1月10日より、弊社のオンライン顧客登録システムとオンラインショップが停止していましたが、1月11日12時過ぎより復旧し、利用可能となりました。
 
詳しい原因は調査中ですが、10日17時過ぎに顧客システム用のデータベースシステムが停止してしまったことが原因と思われます。
  
この間、(a)ユーザー登録ができない。(b)オンラインショップで製品をご購入できない、(c)クロスメディアサービスが利用できない、というお問い合わせを多数いただきました。現在、これらの問題は解消しています。 
 
多くのお客様にご迷惑をお掛けしたことを心からお詫び申し上げます。
 
なお、もし、お客さまのユーザー登録の結果やオンラインショップでのご購入製品などに関して、疑問点・問題点などがございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
 
○顧客サービスメールアドレス: sales@antenna.co.jp
または、
○各製品顧客サポート窓口: サポートのご案内


2月の「第27回XSLスクール」「第9回XSL-FO指南塾」開催ご案内

2月17日と18日にXSLスクールとXSL-FO指南塾を次の要領で開催いたします。
□「第27回XSLスクール」概要
◆開催日:2011年2月17日(木)
◆開催内容
XMLデータを組版する為の基礎知識を解説後、XSL-FOによるXMLドキュメントを印刷するためのスタイルシートの作成方法とXSL-FOの仕様について説明します。
「実習形式」のセミナーで、サンプルを参照しながら実際にスタイルシートを作ることで、「XSLT」と「XSL」を理解し、XSLTスタイルシート作成の基本的な技術を身につけることができます。
・講師: (株)アンテナハウス 小林具典
・開催時間:10:00~17:00 (休憩含む)
 http://www.exism.co.jp/pdf/XSL-school.pdf
 
□「第9回XSL-FO指南塾」概要
◆開催日:2011年2月18日(金)
◆開催内容
W3C勧告のXSL-FOの仕様・記述方法について、日本語の組版事例を添えて詳細に解説をすると共に、AH Formatter V5の新しい機能について解説します。
テキストとして使用する「バッチ組版のためのXSL-FO指南V3.0」は、講師をつとめる藤島雅宏氏が執筆した日本語による貴重なXSL-FO仕様解説書です。
・講師: (有)イーエイド 藤島雅宏
・開催時間:10:00~17:00 (休憩含む)
 http://www.exism.co.jp/pdf/XSL-FO_shinan.pdf
◆会場:アンテナハウス株式会社 会議室
 東京都中央区東日本橋2丁目1番6号 東日本橋藤和ビル 5階
 https://www.antenna.co.jp/access.htm
◆参加費用:お一人様(税込) 各42,000円
(両方のセミナーを同時にお申し込みの場合:各36,750円)
 準備いただくもの CDの教材を利用して実際にFOファイルを操作しますので、CDドライブ付ノート型パソコンを持参下さい。
 AHFormatterV5.2を事前にPCにインストールいただきますようお願いします。
 ダウンロードは→https://www.antenna.co.jp/AHF/download/download-v5.html
◆申込みは以下のお問合せフォームまたは申込書にてご連絡ください。
 受付後にご連絡をさせていただきます。
 問合せフォーム→http://www.exism.co.jp/contact/form/forminq.html
 申込書→http://www.exism.co.jp/pdf/XSL-FO_school.pdf


「PDFスイート4」のダウンロード販売一時停止と再開・出荷予定のご案内

お客様各位
平素は、弊社の製品をご愛顧賜り心からお礼申し上げます。
 
さて、弊社の主力製品「PDFスイート4」につきましては、昨年末よりアンテナハウス・オンラインショップにて先行ダウンロード販売をおこなっていましたが、この間、「PDFスイート4」のために新規開発しました「スイート・ツール2」に下記の障害があることが判明致しました。
 
このため、購入済みお客様にご連絡を差し上げると同時に新規のダウンロード販売を一旦停止しました。今後の予定につきましては、アンテナハウス・オンラインショップでのダウンロード販売は1月11日より再開の予定です。また、CD-ROM版に付きましては、1月21日より出荷開始の予定です。
 
1月12日午前よりダウンロード販売を再開しています。
 
多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、今後このようなことが発生しないよう、再発防止に努めていく所存でございます。
 
なにとぞ、ご了承賜り、引き続き弊社製品をご利用賜りますよう、お願い申し上げます。
 
平成23年1月7日
アンテナハウス株式会社
代表取締役社長 小林 徳滋
○記: 「PDFスイート4」の問題点
「スイート・ツール2」にてWORDやEXCELなどの原本ファイルを取り込み、原本ファイルをPDF変換して結合やページの入れ替えする編集機能がございます。この中で、原本ファイルを更新した場合、それを自動的に検出・PDF変換を行い、変更されたPDFのページを差し替える機能があります。その際、原本ファイルにページの追加や削除を行なった場合、追加や削除が正しく反映されないことがあります。
 
なお、「PDFスイート4」に同梱されております、「書けまっせ!!PDF4プロフェッショナル」、「瞬簡/リッチテキストPDF6」それぞれのプログラムの機能をご利用いただく場合は、この障害の影響はございません。


1月14日開催:ミニセミナーのご案内 ~見ただけでは分からない!PDF Serverの活用術~

1月14日15時30分より、中央区東日本橋の弊社・本社にて、ミニセミナー「~見ただけでは分からない!PDF Serverの活用術~」を開催します。
 
このセミナーは、Antenna House PDF Serverの構築から基本的な運用手順やテスト稼働までの実際の流れを、デモンストレーションを中心にご紹介するセミナーです。「初めてPDF Serverを知られた方」 「評価版を使用する前に一度まとめて話を訊きたい方」のために、分かりやすく解説いたします。
 
○セミナー内容
1. PDF Server概要(今回はプロフェッショナル版をもとにご説明致します)
2. 動作マシンのハードウェアと環境について
3. 事例を用いた具体的利用例のご紹介
4. 利用状況から運用規模を割り出す
5. 主な機能の紹介(デモンストレーション)
6. その他
* スタンダード版とプロフェッショナル版の機能差について
* 良くある「技術的な質問」について
* 販売後のサポート体制について
○デモンストレーション詳細
1. PDF Serverのインストール
2. 主なタスクの設定
3. QRコード作成ツールを使ったPDF作成
4. その他お客様リクエストなど
ご参加のお客様より、内容についてリクエストがございましたら、適宜変更、対応させて頂きます。
 
○詳細とお申し込みはこちらをどうぞ。
https://www.antenna.co.jp/psv/index_workshop.html


「デジタル時代の著作権」 お茶の間化・多様化する著作権の課題を取り上げた重要書

「デジタル時代の著作権」(野口 祐子著、ちくま新書、2010年10月10日発行、ISBN978-4-480-06573-5)を読み終えました。以前に、「ブックビジネス2.0」で野口さんの文章を見かけていて、もう少し詳しい資料があると良いなと思っていたところ、書店の店頭で見かけてさっそく読みましたが、読んでみてびっくり。とても素晴らしい内容です。
 
著作権は著作物や権利者を保護するための法律ですが、著作権制度の基本は19世紀の活版印刷技術によって大規模な複製が可能になった時に作られたものだそうです(pp.52~58)。20世紀には音楽・映画などを複製したパッケージの流通も対象になったのですが、物流に依存するという流通の仕組みは、19世紀と変わらなかったので、著作権法の基本的な枠組みを変える必要はありませんでした。ところが20世紀末、インターネットの時代に情報流通の仕組みが一変しました。著作物をデジタルデータとすることで、大規模な複製と流通がほとんどコストを掛けずに、誰でもできるようになりました。つまり、一昔前であれば、大きな設備をもつ専門の業者だけが可能であった大量複製は子供達でさえもできるようになり、誰でも知らない間に、従来の著作権法で定める著作者の権利を侵害しうるようになりました。即ち、著作権法の役割が従来の「業界法」から「お茶の間法」へと変貌したことになります(pp。80~84)。
 
コンピュータと通信技術を使った流通では、書籍はもとよりあらゆる著作物の流通は、ネットワークを介した複製によって行われます。権利者側の立場でこれをコントロールする技術が、DRM(Digital Rights Management)と呼ばれるものです。DRMにより、印刷物であれば自由であった著作物の表示・読み上げなどのアクセス権なども、権利者の側から制御できるようになります。米国でハリウッドのロビー活動を原動力として1998年に成立した「デジタル・ミレニアム著作権法」という著作権法の改訂では、このアクセス権も保護対象とし、コンテンツにアクセスするためにDRMを解除することも著作権侵害としました。このため様々な悲喜劇が起きていることが報告されています(pp.145~156)。
デジタル社会の到来により、恐らく、著作権法の根本的な改正が必要になっているのでしょう。しかし、著作権に関する国際条約であるベルヌ条約の27条3項では、条約の骨子の改正は加盟164カ国の全員一致でないと変えることができないと定められているそうです(p.89)。
 
こうしたことから新しい提案として、著作物を公開する際の標準ライセンスとして、クリエイティブ・コモンズライセンスを採用することで著作物を自由に活用できるようにしようという運動があることを紹介しています(pp.223~237)。
 
著作物に関する権利を権利者が占有することで、権利者が利益を享受でき、それが新たな創作活動への動機となります。一方、著作物は多くの人に利用されてはじめて社会にとって役に立ち、社会と人類の発展につながることになります。従って、過度な占有は社会全体にとって必ずしも好ましくないことです。オープンにすることで権利者の収益にとってもプラスに働くことも多々あります。著者はこのように、著作権は占有と共有のバランスの上に立って考える必要があると主張しています。
 
本書は、上で紹介した以外にも、デジタル化した社会における著作権に関する課題を幅広く取り上げており、関連業界人はもとより、多くの人にとって大変参考になる内容となっています。


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