EPUBを作る上では、コンテンツとレイアウトを分離することが重要な理由を少し説明します。
1980年代の中ごろにWYSIWYGという技術が登場して、ワープロからDTP(デスクトップ・パブリッシング)までWYSIWYGを実現するソフトが大人気です。
最近の若い社員にはWYSIWYGという言葉を知らない人も見受けられますが、WYSIWYGとは、What You See Is What You Getの頭文字を集めた言葉で、その意味するところは「画面で見たとおりにプリントが得られる」ということです。
一見、画面が主体のようですが、これは、紙に印刷することを想定して画面上でレイアウトするという方法にもつながります。すなわち、紙をコンピュータの画面上で仮想する、すなわち、画面上で紙のまねをすることです。
問題点は紙は用紙の規格がいくつかに決まっており、その用紙に印刷することを予め予想してレイアウトすることになります。つまり、A4に印刷することを想定して、画面上をA4用紙に見立ててレイアウトし、そのレイアウトした状態を保存、印刷することになります。
この四半世紀に発展してきた印刷物制作のこのような方法は、読書端末上をつかって読むEPUBのような電子書籍制作ではかなり難しくなります。電子書籍端末の画面の大きさ(縦・横のドット数、その比率)は端末毎にばらばらなのに加えて、EPUBでは、リーダでEPUBを表示した状態で文字の大きさの設定を変更できます。そうなりますと、1行の文字数、画面の行数が変わります。特定の画面サイズを想定したレイアウト結果はめちゃくちゃになってしまいます。
つまり、大きさが固定の紙に対するレイアウトという、従来のやり方が通用しないのです。このようなときには、コンテンツとレイアウトを分離しておいて、レイアウトは出力装置にあわせて自在に切り替える仕組みが有効になります。ということで、コンテンツとレイアウトの分離方法の詳細についてはまた後日。
○コンテンツとレイアウトを分離する制作を徹底追及するCAS-UB
・http://www.cas-ub.com/
2011年3月度の義援金についてのご報告
「東北地方太平洋沖地震に於ける、被災された皆様、被災地への支援について」で告知しました件のうち、「1.自社オンラインショップにおける、ダウンロード販売製品の売上金の50%を、義援金として寄付」 につきまして2011年3月24日~31日の義援金金額が下記の通り決まりましたので、お知らせします。
1.当該売上高(税別)
348,558円
2.義援金金額
174,279円
上記金額を日本赤十字社の義援金口座に4月末に振込みをいたします。ダウンロード製品をお求めいただきましたお客様に心よりお礼申し上げます。
アンテナハウス株式会社は被災地の一日も早い復興を心より祈念しております。
○弊社オンラインショッピング・サイト
https://web.antenna.co.jp/shop/html/
○アンテナハウス・オンラインショップ販売製品
・瞬簡PDF4
・瞬簡/リッチテキストPDF6
・書けまっせ!!PDF4
・PDFスイート4
CAS-UB出版プロジェクトを募集しています。
アンテナハウスでは、電子書籍(PDF, EPUB)を編集・制作するWebサービス「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス(略称:CAS-UB)」を開発しています。
CAS-UBは現在商用化に向けて、機能の充実を図っていますが、このためにCAS-UBを実際に使って書籍を制作していただけるグループを募集しています。実証実験として電子書籍を実際に作っていただきながら、ご意見を伺い、サービス機能の拡充を行なっていきたいと考えています。
募集期間は4月から6月までとなっています。この間にご応募いただきましたグループの方には1年間、無償で出版プロジェクトを設定してお使いいただくことができます。
関心をお持ちの方は、下記のWebページをご参照の上、弊社までご連絡ください。
なにとぞ、よろしくお願いします。
○CAS-UB出版プロジェクト募集の詳細
http://www.cas-ub.com/user/index.html#user2
EPUBセミナーのUSTREAM録画
アンテナハウスでは、「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス」(CAS-UB)を6月から開始する予定で、鋭意開発を進めております。CAS-UBにつきましては、2月と3月にセミナーを開催してご案内しました。次のセミナーの予定についての問い合わせもいただいていますが、現在、次のセミナーの予定はいまのところ未定となっています。
そこで、関心をお持ちの方向けに、UTRSEAMの録画を紹介させていただきます。
○3月29日に開催しましたEPUBセミナーのUSTREAM録画はこちらでごご覧いただくことができます。
http://ustre.am/:VecR
録画をご覧いただき、なにか、ご質問がございましたらサポートのフォーラムにてお問い合わせいただけると幸いです。
○サポートフォーラムは次になります。
http://groups.google.com/group/cas-support
どうぞ、よろしくお願いします。
CAS電子出版第一弾!「きれいにスッパリ転職するための本」を発売
アンテナハウスが開発中の「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス」(Cloud Authoring Service for Universal Book、略称:CAS-UB)で制作した初の電子書籍(PDF形式版)を発売しました。
「毎年、働く人の10 人にひとりが転職する時代です。一度きりの人生ですから、もっと違う経験をしたい、いい仕事がしたいと考えるのは当然です。また、経済環境は変化し、会社も浮き沈みがあります。40 年を超える職業人生より寿命が短い会社もザラにあります。転職では不安を感じる人も多いと思いますが、それでも熟慮を重ねて、それでも転職するべきだという方に、良い転職をしていただくためにこの本を書きました。」(前書きより)
本書は、プロの社会保険労務士が、転職を真剣に考えているひと向けに執筆したものです。転職にまつわる手続き、トラブル解決、法律、年金まですべてを網羅していますので、転職者だけではなく人材紹介会社や一般企業の総務担当の方にも参考にしていただける充実した内容です。
○本の概要
題名:「きれいにスッパリ転職するための本」
著者:宮脇 信治
版型:B6判
頁数:208頁
発行日:2011年3月31日初版発行
価格:680円(消費税込み)
形式:PDF(購入者情報書込)
○お求めは次のダウンロードサイトでどうぞ。
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/page/1/products_id/130161
○目次
はじめに――良い転職をしよう
第1章 転職への取り組み
1–1 フリーハンドで転職活動をする
1–2 転職活動7つの鉄則
1–3 正しい転職チャンネルを選ぶ
1–4 就職を決める
第2章 退職をめぐる法律問題を解決する
2–1 退職の意思表示をする
2–2 退職時に起きるさまざまな法律問題
第3章 自分のキャリアは自分で決める
3–1 早期退職や希望退職には飛びつかない
3–2 出向や転籍に対処する
3–3 M&Aや組織再編に対処する
3–4 会社が従業員を解雇するのは難しい
3–5 退職勧奨に対処する
3–6 解雇などをめぐる紛争の解決方法を知っておく
第4章 再就職にあたって
4–1 雇用契約の法律を知る
4–2 経験や知識にこだわらず、仕事から学ぶ
第5章 雇用保険の制度と手続
5–1 雇用保険の制度を知る
5–2 退職前に雇用保険受給資格を確認する
5–3 退職時に必要な手続を知る
5–4 失業手当の受給手続をする
5–5 雇用保険の支援を受けて起業する
第6章 健康保険の選択と手続
6–1 医療保険制度の概要を知る
6–2 再就職までの健康保険を選択する
第7章 年金制度と手続
7–1 退職時と転職時の手続のあらましを知る
7–2 国民年金制度のポイントを理解しておく
7–3 厚生年金の仕組みを理解する
7–4 企業年金の取り扱いとポータビリティを知る
第8章 退職・転職に関する税金
8–1 退職時の税金のあらましを知る
8–2 退職までの給与所得の申告をする
8–3 住民税の徴収に備える
8–4 退職所得に対する所得税を納める
8–5 その他の税金問題に対処する
参考文献
注釈一覧
図表一覧
索 引
○著者プロフィール
ディード経営税務事務所代表・税理士・社会保険労務士
1976 年東京大学経済学部卒業
1987 年ミシガン大学MBA
大手鉄鋼会社に勤務の後、ジャスダック上場企業とエクゼクティブサーチ会社に勤務
2003年に独立開業 人事労務・経理財務を中心にベンチャー企業の経営管理を支援している。
○CAS-UBのPRサイト
http://www.cas-ub.com/
PDF 電子署名モジュールV1.3をリリースしました
本日より、PDF 電子署名モジュールV1.3をリリースしました。
新バージョンでは次のような機能が強化されました。
* RSA-SHA2 署名に対応しました。
* 専用プラグインのクライアント署名機能と連携してサーバで署名済みPDF生成ができるようになりました。
* 証明書の拡張部情報(別名情報)の取得が可能になりました。
* 検証機能を追加し、証明書等のバイナリ取得が可能になりました。
* LDAPを使ったCRL検証を行わない設定を追加しました。
* 署名時のエラーを細分化しました。
本製品は約2年半ぶりのマイナーバージョンアップです。普通は、2年半経てば、メジャー・バージョンアップなんですが、電子署名に限ってはニッチな製品なのでなかなか大規模なバージョンアップとはいかず時間がかかります。
○ニュース・リリース
アンテナハウス PDF 電子署名モジュール V1.3 3月30日出荷開始
○製品ページ
アンテナハウス PDF 電子署名モジュール V1.3
明日、CAS-UBと「EPUB3.0標準化の行方」セミナー開催。USTREAM放映も致します。
明日、3月29日 18時30分より、「EPUB3.0標準化の行方」セミナーは、予定通り開催します。また、前回に続き、UStreamで放映も致します。
ご参加ご希望の方は、次でお申し込み下さい。
☞ 予約申し込み専用ページ
http://www.exism.co.jp/contact/form/seminarinq.html
また、UStreamの放映も行ないますので、遠隔地の方々、ご来場が難しい方々は、UStreamでご覧いただければと思います。
番組登録は次のページでご覧いただくことができます。
☞ 番組アクセスはこちら
http://www.ustream.tv/channel/cas-ub-epub-seminar
本日より3ヶ月間、弊社オンラインショップでのダウンロード販売売上の50%を寄付します。
このたびの東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
アンテナハウス株式会社は被災地の一日も早い復興を心より祈念しております。
被災地の皆様に、少しでもお役に立てるため、弊社では、本日より3ヶ月間にわたり、自社オンラインショップにおけるダウンロード販売売上金額の50%を、被災地の皆様に寄付することに致しました。
寄付の金額については、随時公表いたします。また、寄付の方法につきましては、別途お知らせ致します。
PDF Viewer SDK V3.0 MR1をリリースしました
PDF を表示するアプリケーションを開発するためのPDF Viewer SDK V3.0ですが、3月11日にV3.0MR1をリリースしています。
主な修正内容は次の通りです。
1.PDFViewerAPI:
・用紙横のPDFの印刷で、上余白の計算を修正
・PDF中のG3Fax画像で読み取りに失敗するものがあった
・外部プロファイルが存在しない場合にDeviceCMYKのイメージが正しく表示されないことがあった
・タイリングパターンのクリッピングが正しく行われないことがあった
・壊れたPDFで異常終了するものがあったので、異常終了しないように修正
・不要な文字位置調整でズレが生じることがあった
・ストロークのシェーディングパターンで描画がクリッピングされることがあった
・イメージ出力に IStreamPtr 追加
・Progressive JPEG 出力対応
・Interlace PNG 出力対応
2.PDFViewerCtrl:
・注釈の編集内容が保存されなかった
・注釈を移動すると異常終了することがあった
・一部の注釈が表示されないことがあった
・コントロールのハイライト注釈で描画に問題があったので修正
PDF Viewer SDK V3は、弊社のPDFスィートV4などで利用しています。また、既にOEMのお客様でも採用が進み始めています。
○PDF Viewer SDKのWebページ
Antenna House PDF Viewer SDK
epubcafe にEPUBに関する情報が整理されています
本日、総務省ICT利活用サービス創出支援事業「EPUB日本語拡張仕様策定」の一環として準備された、ポータルサイト「epubcafe(イーパブカフェ)」が本日、公開されました。
○epubcafe
http://www.epubcafe.jp
今回のプロジェクトではEPUB3の様々な出版ジャンルへの応用についての小冊子も作成しています。
○ジャンル別ソリューション
http://www.epubcafe.jp/egls/solution
このうち、「EPUB交換・変換」:各種フォーマットの位置づけ、交換用、中間フォーマットとしてのEPUB、WORDからの変換はアンテナハウスが担当しています。
EPUB交換・変換報告書