PDF Tool API V3.1 MR6 をリリースしました。

本日、既存の PDF の編集・加工を実現するための開発者向けツールAntenna House PDF Tool V3.1 MR6をリリースしました。
 
MR(メンテナンス・リリース、改訂版)は、既存製品の障害の修正、ならびに、小さな改良を行ったものです。今回のリリースでは、主に次の修正を行いました。
 
○主な修正内容
・PtlPDFDocument::setExpiredPath 関数を改善しました。URL アドレスの指定、複数パスの指定をできるようにしました。
・コマンドラインの分割処理速度を改善しました。
・その他
修正内容の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/ptl/update.html#ptav31mr6
 
○本製品のWebページ
https://www.antenna.co.jp/ptl/index.html




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EPUBのフォント埋め込みについてのメモ

EPUBにおけるフォント埋め込みについて少し調べてみましたのでメモとして整理しておきます。
1.@font-face規則とフォント埋め込み
CSSではフォントリソースを指定する@font-faceルールが規定されている。@font-faceルールを使って閲読環境にないフォントリソースを指定しておき、そのフォントリソースをスタイルシートで利用することができる。EPUBではフォントリソースをEPUBファイルに同梱して、そのリソースを@font-faceで指定することでフォント埋め込みを実現している。
2.@font-face仕様の変遷
2.1 CSS2.0
@font-faceはCSS2.0で規定されている。
15.3.1 Font Descriptions and @font-face
2.2 CSS2.1
しかし、@font-face規則はCSS2.1で削除された。CSS2.1は@font-faceをサポートしない。
2.3 CSS3
@font-faceはCSS3で復活する。
CSS3仕様書: 
CSS Fonts Module Level 3
http://www.w3.org/TR/css3-fonts/#font-face-rule
2.3.1 @font-face
@font-face { }
の形式は descriptor: value; のリスト。
font-family:ファミリー名;
src: url(上記ファミリー名フォントのリソースURI);
とするとダウンロード可能なフォントを記述できる。
ダウンロード可能なフォントはそれを参照している文書のみで利用可能とするべき。
ローカルフォントを使いたいとき
src: local(フォントフェース名);
3. EPUBの場合
3.1 EPUB2.0
EPUB2.0 Open Publication Structure (OPS)仕様では@font-faceルールを利用可能としている。次の記述子をサポートする。
・font-family
・font-style
・font-variant
・font-weight
・font-size
・src
3.2 EPUB3.0
http://idpf.org/epub/30/spec/epub30-contentdocs.html#sec-css-fonts
(4月19日現在)
EPUB3.0では、@font-faceルールをCSS3 Fonts に従って使うこととされている。
閲読システムは、最低限、次の記述子をサポートする。
・font-family
・font-style
・font-weight
・src
・unicode-range
4. フォントファイルの難読化
フォントファイルなにも細工しないでEPUBに同梱すると、EPUBはZIP形式なのでZIPを解凍してフォントファイルを取り出すことができてしまう。この防止のため、EPUBのファイル形式を定めるOpen Container Format(OCF)でフォントをそのままでは利用できないようにする難読化の方法が提案されている。
4.1 OCF2.0
Font Embedding for Open Container Format Files
http://idpf.org/epub/20/spec/FontManglingSpec.html
(日本語訳)Open Container Format ファイルへのフォントの埋め込み
http://lost_and_found.lv9.org/FontManglingSpec_ja.html
4.2 OCF3.0
EPUB Open Container Format (OCF) 3.0
「5 Font Obfuscation」の項
http://idpf.org/epub/30/spec/epub30-ocf.html#font-obfuscation
※このメモの内容は、cassupportの日記の(4/19)に書いた内容とおおよそ同じです。
http://d.hatena.ne.jp/cassupport/




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本日よりサーバベース・コンバータV3.0MR5をリリースしました。

本日より、サーバベース・コンバータ(SBC)V3.0MR5をリリースしました。
 
サーバベース・コンバータは、マイクロソフトOfficeなどのファイルをPDF、XPS、SVG、SWF(Flash)形式に変換したり、PDFをXPS、SVG、SWF(Flash)形式に変換するソフトです。
 
今回のメンテナンス・リリースでは主に、Word、Excel、PowerPointからの変換の精度に関する諸問題を修正しました。
1. Wordからの変換について
・Word2007/2010 からの変換で、表セル内の段落アンカーのテキストボックスが正しく配置されなかったり欠落することがあった。
・Word2007/2010 からの変換で、レイアウト設定の位置基準に[余白]が指定されている図形やテキストボックスで、余白の高さが反映されず出力位置がずれていた。
など。
2. Excelからの変換について
・Excel からの変換で、テキストボックスに必要のない背景設定を出力することあり、背景が正しく出力されないことがあった。
・Excel からの変換で、線幅に対して印刷倍率の設定が反映されておらず、線幅が正しく出力されないことがあった。
・Excel からの変換で、ヘッダフッタ内でフォントサイズの変更指定があるときに印刷倍率指定が反映されていなかった。
など。
3. PowerPointからの変換について
・PowerPoint2007/2010 のスライド開始番号指定に対応
・PowerPoint2007/2010 ではテキストボックスに縦書きの指定がされていても、シェイプが特定の回転
・MR2bより、PowerPoint2007/2010 からの変換で、箇条書き先頭文字にSymbolフォントが指定されていると文字化けすることがあった。
など。
4. その他
・イメージ出力で -gdismooth を指定したとき、まれに異常終了することがあった。
・テキストファイルからの変換で、ファイル形式の判定に問題があり変換できないことがあった。
・SVG からの変換で、tagname.classname のセレクタに未対応のため文字サイズが小さくなることがあり、対応。
・.NET Interfaceで XPS出力ができなかった (XPS出力は Professional版のみ対応)
・対象ファイル名に # が含まれていると変換できなかった。
・MR2bより、SVG からの変換で、SVG に width, height の指定が無いときのデフォルト”100%”が、デフォルトの用紙サイズ(A4縦)になっていた。 直接 SVGを変換する場合、サイズが %のときは viewBox が有効なら viewBoxの幅、高さとするようにした。
○メンテナンス・リリースは次のページからダウンロードしていただくことができます。
 Server Based Converter V3.0 MR5 評価版のお申し込み
 
○サーバベース・コンバータのWebページ
https://www.antenna.co.jp/sbc/




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EPUB作りにおけるコンテンツとレイアウトを分離することの重要性

EPUBを作る上では、コンテンツとレイアウトを分離することが重要な理由を少し説明します。
1980年代の中ごろにWYSIWYGという技術が登場して、ワープロからDTP(デスクトップ・パブリッシング)までWYSIWYGを実現するソフトが大人気です。
 
最近の若い社員にはWYSIWYGという言葉を知らない人も見受けられますが、WYSIWYGとは、What You See Is What You Getの頭文字を集めた言葉で、その意味するところは「画面で見たとおりにプリントが得られる」ということです。
 
一見、画面が主体のようですが、これは、紙に印刷することを想定して画面上でレイアウトするという方法にもつながります。すなわち、紙をコンピュータの画面上で仮想する、すなわち、画面上で紙のまねをすることです。
 
問題点は紙は用紙の規格がいくつかに決まっており、その用紙に印刷することを予め予想してレイアウトすることになります。つまり、A4に印刷することを想定して、画面上をA4用紙に見立ててレイアウトし、そのレイアウトした状態を保存、印刷することになります。
 
この四半世紀に発展してきた印刷物制作のこのような方法は、読書端末上をつかって読むEPUBのような電子書籍制作ではかなり難しくなります。電子書籍端末の画面の大きさ(縦・横のドット数、その比率)は端末毎にばらばらなのに加えて、EPUBでは、リーダでEPUBを表示した状態で文字の大きさの設定を変更できます。そうなりますと、1行の文字数、画面の行数が変わります。特定の画面サイズを想定したレイアウト結果はめちゃくちゃになってしまいます。
つまり、大きさが固定の紙に対するレイアウトという、従来のやり方が通用しないのです。このようなときには、コンテンツとレイアウトを分離しておいて、レイアウトは出力装置にあわせて自在に切り替える仕組みが有効になります。ということで、コンテンツとレイアウトの分離方法の詳細についてはまた後日。
 
○コンテンツとレイアウトを分離する制作を徹底追及するCAS-UB
http://www.cas-ub.com/




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2011年3月度の義援金についてのご報告

「東北地方太平洋沖地震に於ける、被災された皆様、被災地への支援について」で告知しました件のうち、「1.自社オンラインショップにおける、ダウンロード販売製品の売上金の50%を、義援金として寄付」 につきまして2011年3月24日~31日の義援金金額が下記の通り決まりましたので、お知らせします。
 
1.当該売上高(税別)
348,558円
 
2.義援金金額
174,279円
上記金額を日本赤十字社の義援金口座に4月末に振込みをいたします。ダウンロード製品をお求めいただきましたお客様に心よりお礼申し上げます。
 
アンテナハウス株式会社は被災地の一日も早い復興を心より祈念しております。
 
○弊社オンラインショッピング・サイト
https://web.antenna.co.jp/shop/html/
○アンテナハウス・オンラインショップ販売製品
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CAS-UB出版プロジェクトを募集しています。

アンテナハウスでは、電子書籍(PDF, EPUB)を編集・制作するWebサービス「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス(略称:CAS-UB)」を開発しています。
 
CAS-UBは現在商用化に向けて、機能の充実を図っていますが、このためにCAS-UBを実際に使って書籍を制作していただけるグループを募集しています。実証実験として電子書籍を実際に作っていただきながら、ご意見を伺い、サービス機能の拡充を行なっていきたいと考えています。
 
募集期間は4月から6月までとなっています。この間にご応募いただきましたグループの方には1年間、無償で出版プロジェクトを設定してお使いいただくことができます。
 
関心をお持ちの方は、下記のWebページをご参照の上、弊社までご連絡ください。
なにとぞ、よろしくお願いします。
 
○CAS-UB出版プロジェクト募集の詳細
http://www.cas-ub.com/user/index.html#user2
 




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EPUBセミナーのUSTREAM録画

アンテナハウスでは、「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス」(CAS-UB)を6月から開始する予定で、鋭意開発を進めております。CAS-UBにつきましては、2月と3月にセミナーを開催してご案内しました。次のセミナーの予定についての問い合わせもいただいていますが、現在、次のセミナーの予定はいまのところ未定となっています。
 
そこで、関心をお持ちの方向けに、UTRSEAMの録画を紹介させていただきます。
 
○3月29日に開催しましたEPUBセミナーのUSTREAM録画はこちらでごご覧いただくことができます。
http://ustre.am/:VecR
 
録画をご覧いただき、なにか、ご質問がございましたらサポートのフォーラムにてお問い合わせいただけると幸いです。
○サポートフォーラムは次になります。
http://groups.google.com/group/cas-support
どうぞ、よろしくお願いします。 




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CAS電子出版第一弾!「きれいにスッパリ転職するための本」を発売

アンテナハウスが開発中の「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス」(Cloud Authoring Service for Universal Book、略称:CAS-UB)で制作した初の電子書籍(PDF形式版)を発売しました。
 
「毎年、働く人の10 人にひとりが転職する時代です。一度きりの人生ですから、もっと違う経験をしたい、いい仕事がしたいと考えるのは当然です。また、経済環境は変化し、会社も浮き沈みがあります。40 年を超える職業人生より寿命が短い会社もザラにあります。転職では不安を感じる人も多いと思いますが、それでも熟慮を重ねて、それでも転職するべきだという方に、良い転職をしていただくためにこの本を書きました。」(前書きより)
本書は、プロの社会保険労務士が、転職を真剣に考えているひと向けに執筆したものです。転職にまつわる手続き、トラブル解決、法律、年金まですべてを網羅していますので、転職者だけではなく人材紹介会社や一般企業の総務担当の方にも参考にしていただける充実した内容です。
○本の概要
題名:「きれいにスッパリ転職するための本」
著者:宮脇 信治
版型:B6判
頁数:208頁
発行日:2011年3月31日初版発行
価格:680円(消費税込み)
形式:PDF(購入者情報書込)
○お求めは次のダウンロードサイトでどうぞ。
http://www.dlmarket.jp/product_info.php/page/1/products_id/130161
○目次
はじめに――良い転職をしよう
第1章 転職への取り組み
1–1 フリーハンドで転職活動をする
1–2 転職活動7つの鉄則
1–3 正しい転職チャンネルを選ぶ
1–4 就職を決める
第2章 退職をめぐる法律問題を解決する
2–1 退職の意思表示をする
2–2 退職時に起きるさまざまな法律問題
第3章 自分のキャリアは自分で決める
3–1 早期退職や希望退職には飛びつかない
3–2 出向や転籍に対処する
3–3 M&Aや組織再編に対処する
3–4 会社が従業員を解雇するのは難しい
3–5 退職勧奨に対処する
3–6 解雇などをめぐる紛争の解決方法を知っておく
第4章 再就職にあたって
4–1 雇用契約の法律を知る
4–2 経験や知識にこだわらず、仕事から学ぶ
第5章 雇用保険の制度と手続
5–1 雇用保険の制度を知る
5–2 退職前に雇用保険受給資格を確認する
5–3 退職時に必要な手続を知る
5–4 失業手当の受給手続をする
5–5 雇用保険の支援を受けて起業する
第6章 健康保険の選択と手続
6–1 医療保険制度の概要を知る
6–2 再就職までの健康保険を選択する
第7章 年金制度と手続
7–1 退職時と転職時の手続のあらましを知る
7–2 国民年金制度のポイントを理解しておく
7–3 厚生年金の仕組みを理解する
7–4 企業年金の取り扱いとポータビリティを知る
第8章 退職・転職に関する税金
8–1 退職時の税金のあらましを知る
8–2 退職までの給与所得の申告をする
8–3 住民税の徴収に備える
8–4 退職所得に対する所得税を納める
8–5 その他の税金問題に対処する
参考文献
注釈一覧
図表一覧
索 引
○著者プロフィール
ディード経営税務事務所代表・税理士・社会保険労務士 
1976 年東京大学経済学部卒業 
1987 年ミシガン大学MBA
大手鉄鋼会社に勤務の後、ジャスダック上場企業とエクゼクティブサーチ会社に勤務 
2003年に独立開業 人事労務・経理財務を中心にベンチャー企業の経営管理を支援している。
○CAS-UBのPRサイト
http://www.cas-ub.com/




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PDF 電子署名モジュールV1.3をリリースしました

本日より、PDF 電子署名モジュールV1.3をリリースしました。
新バージョンでは次のような機能が強化されました。
* RSA-SHA2 署名に対応しました。
* 専用プラグインのクライアント署名機能と連携してサーバで署名済みPDF生成ができるようになりました。
* 証明書の拡張部情報(別名情報)の取得が可能になりました。
* 検証機能を追加し、証明書等のバイナリ取得が可能になりました。
* LDAPを使ったCRL検証を行わない設定を追加しました。
* 署名時のエラーを細分化しました。
本製品は約2年半ぶりのマイナーバージョンアップです。普通は、2年半経てば、メジャー・バージョンアップなんですが、電子署名に限ってはニッチな製品なのでなかなか大規模なバージョンアップとはいかず時間がかかります。
○ニュース・リリース
アンテナハウス PDF 電子署名モジュール V1.3 3月30日出荷開始
○製品ページ
アンテナハウス PDF 電子署名モジュール V1.3




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明日、CAS-UBと「EPUB3.0標準化の行方」セミナー開催。USTREAM放映も致します。

明日、3月29日 18時30分より、「EPUB3.0標準化の行方」セミナーは、予定通り開催します。また、前回に続き、UStreamで放映も致します。
ご参加ご希望の方は、次でお申し込み下さい。
☞ 予約申し込み専用ページ
http://www.exism.co.jp/contact/form/seminarinq.html
また、UStreamの放映も行ないますので、遠隔地の方々、ご来場が難しい方々は、UStreamでご覧いただければと思います。
番組登録は次のページでご覧いただくことができます。
☞ 番組アクセスはこちら
http://www.ustream.tv/channel/cas-ub-epub-seminar




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