今日から5回にわたって、PDFをWordやExcelに変換して再編集可能にするツール瞬簡/リッチテキストPDF6.1の
さまざまな話題をご紹介します。
PDFは、デジタル文書形式のデファクトスタンダードとしてすっかりお馴染みになりましたね。
PDFを単に紙の代用としてみれば閲覧するだけでその役割は終わってしまいますが、デジタル文書形式としてのPDFには、紙にないもっといろいろな利用方法が考えられます。
例えばこれをWordやExcelなどで編集して、もう一度別のPDFとして再利用できれば、文書を最初から作り直すより生産性がぐっとあがります。
実際にPDFを再編集して利用するにはそのためのソフトウェアが必要になります。そしてご自分の目的にあったソフトウェアを見つけ活用していくには、
PDFについてのちょっとした知識が必要になります。今日はそのあたりを少しご説明してみたいと思います。
PDFとひとくちにいっても、大きく分けて2種類あることはご存じでしょうか?
PDFは、その作成方法によって「電子文書としてのPDF」と「電子化文書としてのPDF」に分類できます。
詳しいことは、PDFをWordやExcelに変換できますか?そのためには、
どのような方法がありますか?という記事をご参照いただきたいのですが、平たく言えば以下のように分けられます。
- WordやExcelなどアプリケーションから直接作成されたPDFで、文字データが含まれている[テキストPDF]
- 紙の書類をスキャナで読み取った画像データでテキストがまったく含まれない[画像PDF]
これらのPDFをWordやExcelなどに変換するためのソフトウェア(PDF「逆」変換ソフトといったりします)とその特長をまとめると以下のようになります。
内部解析型とOCR変換型にはそれぞれ長所と短所があり、複合型はそのどちらもカバーしたものになっています。
現在のPDF逆変換ソフトの主流は複合型になっていて、「瞬簡/リッチテキストPDF6.1」もこの方式をとっています。
変換されるPDFがテキスト主体のものばかりであれば、あえて複合型変換のソフトを購入される必要もないわけなんですが、
実は、複合型変換をお勧めする理由が他にもあるのです。その続きは次回に。