7月7日~9日東京国際展示場で行なわれた「国際電子出版エキスポ」は無事終了しました。今年は、開発中の「クラウド型汎用書籍編集・制作サービス」(CAS-UB)を中心にご案内しました。
CAS-UBはアンテナハウスの次世代主力サービスとして開発を進めているものです。クラウドサーバ上に置いた書籍の原稿を多人数で共同編集します。完成した原稿は、PDF、EPUBの両方の形式で出力できます。印刷書籍から電子書籍へ、パラダイム・シフトの時代に対応できる出版物制作サービスと位置づけています。
現在、印刷する出版物の多くはInDesignというDTPソフトで作られて、PDFから印刷されていると思われます。一方で、EPUBはWebの制作に近いものです。このためDTPとWebの間をスムーズに移行するのが難しく、EPUB制作の多くは手作りに依存しているのが実情と思われます。
EPUBでは、電子的なぺージナビゲーションが必要ですので、ナビゲーションに必要な目次やリンクなどを手間をかけずに自動的につくることも必要です。
こうした作業を自動化してPDFと同時にEPUBを作成できるサービスはおそらく世界にも類を見ないものと思います。
展示会では、CAS-UBについて多くの方にデモをご覧いただくことができました。特に、7月8日の午前中に行なわれたJEPAの「EPUB3 標準化動向と日本のサービス紹介」で10分ほど時間をいただいて紹介しましたが、そのデモをご覧になって、もっと詳しく知りたいということでブースにおいでいただいた方が大勢いらっしゃいました。
大きな関心をもっていただけたことを大変ありがたく、感謝いたします。
なお、CAS-UBについてはさらに次の通り、セミナーにて紹介いたします。
なにとぞ、よろしくお願いします。
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