カテゴリー別アーカイブ: コラム

オンライン化の難しいイベント

この間の休日を利用して、ある能力認定試験を受けにいきました。
春に行われる予定の試験でしたが、情勢を受けて中止、延期をされていました。
物理的な接触機会が減ると、紙面上で得られる情報の存在感が以前より増します。
公的な資格などはその分かりやすい形ですが、肝心の資格を得るための機会が
情勢を受けて失われるというのはなかなか難しいところです。
数十万人規模の試験となると、影響は大きいですね。

会場は同系統の別試験を受けた時よりも受験者同士の間隔が広く取られており、会場前で朝時点での体温を記入した用紙の提出や簡易的な検温、マスクの装着義務付けなどおおよそ可能な対策が行われていました。「これをしていれば安全!」というものではありませんが、「現実的に可能な範囲で対応する」新たな生活習慣をこういった場でも意識させられます。

大人数が同時に受験するとなると、不正を防ぐ措置、試験を行う設備の用意として受験者を会場にまとめて、紙の回答用紙に記述し、監督者が巡回するという形をコストパフォーマンスで上回るものはなかなかありません。
とはいえ、大規模な感染リスクという新たなコストを込みで考えると、悩ましそうな問題ではあります。あるいはもう少し小さい規模で問題の作成コストなどが下がるのであれば、受験者がコンピュータ環境のある会場へ赴いて試験を受けるCBT試験なども可能になるかもしれません。

せっかく開催できた試験ですが、試験が始まっても空席のままのところが結構な数ありました。さまざまに事情があるでしょうが、次の機会がこれまで通りあるか分からないことを考えるともったいなさを感じました。

試験は午前と午後に分かれており、午前試験の後の休憩時間で各自で昼食をとります。会場付近の飲食店が軒並み営業しておらず、コンビニと小規模な店ひとつくらいしか利用できないため、受験者であふれてしまっていました。もともと休日は営業していない店もあるかもしれませんが、貼り紙で臨時措置を行っていると書かれた店もありました。物理的に大勢が集まる機会というのはこういったところでも現在の情勢と相性が悪いようです。

午後試験を受けて帰宅。記憶の彼方に去りつつある知識を絞りだして答えを導きだす作業は久々で、少し楽しくもありました。

さて、こういった「開催はしたいが迅速なオンライン化は難しいイベント」がある一方で、「今までされていなかったがオンラインにもできるイベント」のオンライン化はかなり進みつつあるように感じます。オンラインでの開催を経て、次回はまた会場での開催を試みるイベントもあります。その過程で「なぜ今までこの形態でイベントを行ってきたのか」と改めて洗い出す作業はイベントをより洗練させていく上で大切なものでしょう。

「このイベントはどのような形態があっているのか」「この形態で行うならどのように見せ方を変えればいいのか」といった試行錯誤はドキュメンテーションにも共通することかな、と思い浮かびましたが、コミュニケーションを要するほとんどのことで共通するのかもしれません。

そんな試行錯誤の一環ともいえる弊社のウェビナーやイベントにもご参加いただければ幸いです。

先日の記事にもありましたが、
なにか、こんな話が聞きたいというご要望がございましたら、ぜひ次までメールでご連絡ください。なんとか知恵を絞ってご要望にお応えいたします。

連絡先 アンテナハウスウェビナー委員会
メールアドレス cas-info@antenna.co.jp

テレワークの時代、皆さんはPDFを上手に活用できていますか?

PDFお助け便利帳『無料で作るPDF 3つのポイント+活用ノウハウ3選』
16:00〜16:45




瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換


瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

あらためて家計簿を電子管理する

個人的な話題ですが、最近、個人の家計簿をつけることにしました。付けた方が良いとは思いつつ、ざっくりとした勘定以外は今まで行っていなかったのです。
利用している銀行をネットバンキングの1社にし、おおよそ全ての金銭記録が把握できるようになったので挑戦することにしました。
個人事業主などではシビアに記録する必要もありますし、事前にしっかりと勉強をする、専門家に依頼するなどが必要ですが、自分で個人の銀行記録を管理する程度であれば軽めの気持ちで始めるのも良いだろうと思ったのです。

昨今かなりの銀行が電子データでの情報のダウンロードも可能になっています。ダウンロードできる形式は銀行によりけりになってしまいますが。

利用していた銀行ではCSV形式でデータがダウンロードできるようでした。
使用したソフトウェアはCSVに対応していましたが、日付のフォーマットがそのままでは読み込めず、一度他で変換してから取り込むことに。

CSVは単純な構造ですから、意味あるデータとして扱う際はたいてい、ソフト側で項目の対応付けを行う必要があります。自動でやってくれるソフトウェアもありますね。今回は「入金」「出金」「説明」「日付」をマッピングしました。

使用したソフトウェアは他にOpen Financial Exchange Format(OFX)形式などにも対応していました。これは銀行などで使用されるXMLアプリケーションで、WindowsではMicrosoft Money形式と表示されていたようです。XMLでオープン仕様なのでMicrosoft Moneyが販売終了しても扱えなくなるものではありませんが、有名製品が商用販売を終了したことで「過去のもの」と思われている方もおられるようです。
私などはOFX形式でデータがあった方が便利と感じますが、Webを散策していると「たいていのソフトで開くことのできるCSVでダウンロードできる銀行を使いましょう」といったことをおっしゃられる方もいて、なるほど人や環境によって、必要な情報の精密さも違うんだなと改めて感じました。

電子決済がどっと普及したこともあり、家計簿をスマホアプリなどで管理するハードルも下がってきました。
私のように過去に複雑だと思って手を付けなかったことを今改めて始めてみると、思ったより簡単ということもあるかもしれません。手作業で行うことが多いと感じたら、ソフトウェアやファイル形式を見直す時期かもしれません。

ちなみに、その次に取り込んだデータを仕分けする作業を行ったのですが、数年分の記録があり、休日中に作業は完了しませんでした。


アンテナハウスでは、隔週火曜16時からアンテナハウス ウェビナーを開催しています。




瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識


アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成

ユーザーニーズとウェビナー

先日、家族から「会社から配布された書類に文字を入れて提出しなければいけないらしいが、どうしたらいいのか」と相談されました。
メールに添付されたファイルはPDF。これは弊社の製品を売り込むチャンス!?と思ったものの、「瞬簡PDF 書けまっせ」を売り込んでいる途中でもう一通メールが。こちらはどうやらMicrosoft OfficeのExcelファイルが添付されていたようで、最初のメール添付ファイルは書くべき書類のサンプルだったようです。

売り込みは途中で頓挫したものの、勤務している会社でどういった製品を取り扱っているのか、普段は「なんか難しそうだから聞きたくない」という態度の家族にも紹介できる機会となりました。
とはいえ「それが自分たちの生活や仕事にどう影響するのか」という範囲でしか興味は持ってもらえず、PDFについても「OfficeソフトのファイルやWebページがあればいいじゃないか」という家族の意見を覆すには至りませんでした。

これは逆に考えれば「それが自分たちの生活や仕事にどう影響するのか」「わかりそうな話」であれば興味はある、ともいえます。加えて「素早く」とついていればなおのこと。

さて、アンテナハウスでは「アンテナハウス ウェビナー」を毎月第2火曜、金曜の16時より開催しています。
弊社の製品や技術でどんなことができるのかわかりやすく紹介、解説する試みですが、これは同時に「どんな製品や技術が皆さんの生活や仕事で役立つのか」「どういった事柄と絡めて知りたいのか」「どのくらいのレベルで知りたいのか」といったフィードバックを従来よりも気軽に聞きたいという、皆さんと弊社の双方向のコミニュケーションの試みでもあります。

はこんなセミナーもあります。

ぜひご登録、ご参加いただき「どこがわかりやすかった」「ここを教えてほしかった」など、ご意見をいただければ幸いです。

他にも、「マンガでわかる!! アンテナハウス システム製品利用例シリーズ」という、
ストーリー仕立ての製品利用例のご紹介もしています。




瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!


瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集

テレワークの目的を考える やはり日本では首都直下地震対策が一番重要

3月下旬から新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策として日本でも世界でもテレワークで働く人が急増しました。

前回(2020年5月よりテレワークを本格導入へ。中小企業のテレワーク実践例としてご参考まで。)は、主にCOVID-19対策の緊急措置をきっかけとして、弊社でテレワークを導入したこと、その問題点について報告しました。

その後、日本では5月下旬に緊急事態が解除され、また欧米でも解除の動きがあります。それに伴いテレワークについて大局的に・冷静に見直そうという話題も紹介されています。例えばFacebookは、COVID-19対策で大部分の社員が自宅からテレワークで働くようになったため、シリコンバレーの本社がゴーストタウン化していて、今後、シリコンバレー本社の価値などを含め抜本的な対策を考えていると発表しています[1]。

日本では首都圏を除くエリアが5月18日から緊急事態解除、首都圏が5月26日から緊急事態解除となりました。新型コロナウィルス(SARS-Cov-2)がいなくなったわけではなく、まだ感染リスクが残っている状況ですが、都心に働く人が徐々に戻ってきているようです。弊社でも、現在は希望者のみを対象として平常時のテレワーク規定を運用しており、社員の約3割がテレワーク、約7割が通常勤務となっています。

2カ月程度ですが、テレワークを実施する過程でいろいろな問題点が上がってきています。今後、そうした問題の一つ一つにきめ細かく対処することが必要です。一方で基本に立ち返って、なんのためにテレワークを導入するのか、一番大きな目標として、なにをすべきだろうかを最初に考えてみたいと思います。

首都圏直下巨大地震の可能性を考える

テレワークの目的を原点から考えなおすとすると、日本の大都市、特に東京が抱える、感染症とは別で、もっと大きなリスクである「首都直下巨大地震」について考えざるを得ません。

米国や欧州(イタリアやスペインを除く)の多くの先進国の国土と比べると、日本の主要部分が所在する日本列島は、世界の中でも特に火山と地震が集中している地域です。その原因はプレートテクトニクス(地殻表面が多数のプレートに分かれていて、各プレートはマントル対流に載って移動するという現象)にあります。プレートテクトニクスを少しでも学んだことがあれば、地球上の火山と地震はプレート境界線に沿って分布していることを知っていることでしょう。

最近の研究では、日本列島の中央から北部はオホーツクプレートに属していて、その南端である中部地方と関東地方の下にはフィリピン海プレートが沈み込んでいるそうです。その境界が相模トラフです。フィリピン海プレートの下にはさらに太平洋プレートが沈み込むという複雑な構造になっています[2]。プレートの移動速度は、例えばフィリピン海プレートは年間3cm程度で、この移動がプレート間の境界面にひずみ(すべり欠損)として蓄積されます。1923年9月に発生した大正関東地震(M7.9)はフィリピン海プレートの上部境界で発生しています。その前のM8クラスの地震は、1703年五代将軍徳川綱吉の時代の元禄関東地震(M8.1)とされています。これもフィリピン海プレートの上部境界で発生しています。この間200年ですが、大正関東地震では200年分の移動に相当する6~7mのプレート境界のすべり欠損が解消されたとのことです。200年に1回であれば次の関東大震災は2100年過ぎになりそうですが、関東地方の地下は複雑で様々なタイプの大地震の巣があります。そして、M7クラスの地震は過去100年間に5回発生しています。こうした地震は周期的でないため地震本部では確率予測をしており、それによると「30年以内にM7クラスの地震が発生する確率は70%」とされています[3]。前回のM7クラスの地震は1987年の千葉県東方沖地震(M6.8)です[4]。確率予測のため、いつ起きるか分からないが、いつ起きても不思議ではないということになります。

会社としてどのように首都直下地震に備えるか

大地震対策の基本としては、事務所の建物や内部の耐震対策があります。しかし、耐震性の強化で仮に、震災時の事故を回避したとしても、首都圏ではインフラの破壊、それによる水や食料不足など様々な問題が見込まれます。弊社では経営理念に「社員が仕事を通じて物心両面の幸福を得られるようにする」ということをあげていますが、それを平たく言えば、会社とはそこに集まった社員の生活の糧を得るための場ということになります。地震で経済的に飢えてしまっては会社の役目を果たせません。

そこで、仮に首都直下大地震に遭遇してしまっても、会社がなくなることがなく、ずっと継続していけるようにしなければなりません。こうしたことに備えるには、やはり働く場所を首都圏に過度に集中させず、地方に分散化していくことが重要だと思います。そのためにテレワークを活用することが重要だろうと考えます。それにしても日本という国は災害が多いですね。

[1] Facebookが社員半数をリモートワークに、シリコンバレー外に複数の拠点開設へ
[2] 『日本列島の下では何が起きているのか』(中島淳一著、講談社ブルーバックス、2018年10月発行)第10章 関東地方の地下で何が起こっているか?
[3]  関東地方の地震活動の特徴 (地震本部)
[4] 『首都直下地震』(平田 直著、岩波新書、2016年2月)




HTML on Word
WebページをWordで作る!


瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集

Visual Basic で相対パスの設定は、オススメできない

最近の弊社では、Visual Basic を用いた開発を始めました。

Visual Basic は、Microsoftが開発した言語の中で長い歴史持った開発言語で、
プログラマー初心者でも、安定性のあるGUIアプリケーションを早く開発できることで高い評価を受けています。

ですが、そんな Visual Basic にも欠点があり、
いざリポジトリを整理しようとなったとき、C++/C# のように相対パスの設定がVisual Studio上でできないことです。

そこで今回、ご紹介するのは Visual Basic で相対パスを設定する方法になります。

本題に入る前に、先にお伝えしたいことがあります。

Visual Basic で相対パス設定を行うことは、非常に手間がかかる作業となり業務においても支障が出る恐れがありますので、
正直オススメできません。
あくまで、開発言語の知識を深めるために実施してください。

まず、Visual Studio を立ち上げ、新規でVBのプロジェクトを作成してください。(今回は、Windows フォームアプリケーションを選択 を使用します。)

作成したら上書き保存をして一度保存します。

保存が完了したら、プロジェクトを作成したパスに移動し、作成したソースコード「UserControl1」と「My Project」を切り取ります。

次に、ソースコードを配置するフォルダを任意で作成し、貼り付けます。(今回は、「\TestPath\SourceTest」というフォルダに配置します。)

次に先ほど作成したプロジェクトファイル「TestPath.vbproj」をエディタで開き、移動したソースコードの読み込み先を手作業で変更していきます。

<Compile Include="..\SourceTest\UserControl1.vb">
<Compile Include="..\SourceTest\UserControl1.Designer.vb">
<EmbeddedResource Include="..\SourceTest\UserControl1.resx">

そして、読み込み先の変更が完了したら、ソリューションファイルを開きます。

すると、Visual Studio が開きソリューションエクスプローラーの「UserControl1」を確認すると、新規作成時のアイコンから表示が変わっており、相対パスで読み込まれていることが確認できます。

このように Visual Basicで相対パスを設定は、プロジェクトファイル内で設定しているファイルの読み込み先のパスを変更することで相対パスの設定が可能です。

しかし、Visual Studio 上でのパスの編集ができず、ソースコードの直接編集およびプロジェクトファイルの再読み込みも必要となるため、面倒な作業が増えます。

そのため、Visual Basic で開発する際は、プロジェクトファイルを直接編集することが無いよう、プロジェクトファイル直下にソースコードを置くようにし、いつでもソリューションエクスプローラー上でソースコードを整理できる状態にしておくことをオススメします。

最後に余談ですが、Microsoft の開発者ブログより、.NET 5.0 の実装完了後、以降 Visual Basic に新しい機能は追加しないという事が発表されました。
新機能の追加が今後ないとはいえ、サポート自体はしっかり行うとのこともブログで伝えておりますが、
これを機に、 Visual Basic から今後も新機能が開発される C# に切り換えるデベロッパーが徐々に増えていくと思います。

Visual Basic support planned for .NET 5.0 (Microsoft の開発者ブログ)
https://devblogs.microsoft.com/vbteam/visual-basic-support-planned-for-net-5-0/




瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集


アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成

テレワーク、それほど悪くない(?)

新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言の中、いかがお過ごしでしょうか。弊社では当番制で20%以下の社員が出社し、その他の社員はテレワークしています。

テレワーク、最初のうちはうまくいくのか不安もあったのですが、ネットワーク環境が整えば、ほとんど問題ないと感じています。通勤時間が不要になり、その分プライベートな時間が増え(私の場合2時間半くらい)、個人的には歓迎しています。ただお客様の中には「テレワーク中で発注処理ができない」とおっしゃるところもあり、やはりいつもとまったく同じようにはならないですね。

それからちょっと困ったことがあって、それはオンラインミーティング用のヘッドセットが手に入らないことです。以前から持っていた物でなんとかしのいでいるのですが、故障に備えてもうひとつ買おうとしたらどこも在庫切れの状態がずっと続いています。テレワークの広がりによる一時的な需要増によるものなのか、それとも中国からの輸入が途絶えているからなのか分かりませんが、こんなところに影響が出てくるなんて予想していませんでした。

とにかく1日も早くこのコロナ禍が去るよう祈らずにはいられない今日この頃です。





アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成


瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集

コロナ状況下における弊社米国オフィスの現状(その2)

昨日の「コロナ状況下における弊社米国オフィスの現状(その1)」の続きです。

米国スタッフは毎年ヨーロッパや米国で開催される、多くのカンファレンスや展示会に参加しています。しかしCOVID-19により、4月から6月に予定されていた9つのカンファレンスはキャンセルや、延期となってしまいました。また今年の下半期に予定されていたいくつかのイベントも、すでにキャンセルされたり2021年に延期となっています。現在では多くのイベント主催者が従来通りのイベントではなく、オンラインイベントの開催に取り組んでいます。2020年や、またその先のイベントに参加するかどうかは、安全に移動することができるかにかかっています。

社内においては11の会話やテキストメッセージのやり取りにはSkypeを利用し、グループでの会議や顧客との打ち合わせにはWebexを利用しています。6月上旬にはお客様向けのウェビナーも開催する予定です。

毎日届く多くのEメールを見てみると、COVID-19が世界中に広がってしまった事により、ほとんどの顧客やパートナーも在宅勤務で仕事を続けているようです。

近い将来には、在宅勤務が私たちの働き方になるでしょう。米国ではどうやってCOVID-19の感染拡大を抑えるか、どうなればロックダウンを解除して、通常の生活や旅行ができるように戻れるかなど、いまだに混乱が続いている状況です。


関連記事



アンテナハウス ウェビナー スケジュール一覧 2020




瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識


アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成

コロナ状況下における弊社米国オフィスの現状(その1)

日本国内でも非常に大きな影響を与え続けている新型コロナウィルスですが、弊社の米国オフィスから現地のレポートが届きましたので、ぜひご一読ください。

弊社は米国のデラウェア州にオフィスがあり、日本以外の国に向けて営業やマーケティング、サポートを行っています。日本のオフィスや全世界にいる顧客とのやり取りは、主にEメールで行っています。

去る316日に米国内におけるCOVID-19の感染状況の悪化により、私たちはデラウェア州にあるオフィスの閉鎖を決定し、全社員が在宅勤務に移行しました。すでにEメールが主なコミュニケーション手段であった事と、使っている全てのツールがオンラインで使えるものであったため、在宅勤務への移行は比較的スムーズでした。私たちは現在、問題なく在宅で業務を行っており、顧客に対して以前と変わらないサービスを提供しています。

弊社の最も優先すべきことは、今までもそしてこれからも社員とその家族の健康と幸せであり、そしてお客様に最高のサポートと対応をお届けすることです。

COVID-19の大きな影響の一つは、日本との年次会議のための弊社の社長と従業員の渡米をキャンセルしなければならなかったことです。1年ほど前に米国オフィスは引っ越しをしたのですが、今回の会議は社長にとって新しいオフィスを訪問する初めての機会になるはずでした。今回は実際に会いながらの会議は出来ませんでしたが、3日間のWebexを使ったウェブ会議で全ての会議の予定を完了することができました。


関連記事



アンテナハウス ウェビナー スケジュール一覧 2020




瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識


アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成

2020年5月よりテレワークを本格導入へ。中小企業のテレワーク実践例としてご参考まで。

アンテナハウスでは2020年5月7日よりテレワークを本格導入します。テレワーク本格導入にあたり、中小企業のテレワークの一例として、これまでの経過と状況を共有します。皆様の参考にしていただければ幸いです。

弊社はしばらく前からテレワークの仕組みについて検討してきました。そうした状況の中で、2020年3月下旬に小池東京都知事より、COVID-19の感染防止のため外出自粛要請[1]があったことを契機に、希望する社員を対象にテレワークを開始しました。さらに2020年4月7日の政府の緊急事態宣言[2]に対応し、東京オフィスでは全社員を対象にテレワークを導入、当番出社方式で出社人数80%削減を目標として運用してきました。

さらに4月10日より愛知県と岐阜県でも独自の緊急事態宣言[3][4]があったので、名古屋支店でも全社員対象のテレワークを導入しました。伊那支店は緊急時のテレワーク対象にはなっていません。長野県伊那保健所の管内でもCOVID-19感染者がでています。これはすべて東京・関東への出張者、東京からの帰省者が持ち帰ったものとその2次感染であり、濃厚接触者の追跡ができているようです[5]。伊那支店の社員が感染するリスクはほとんどないと判断しました。

さて、テレワークのシステムの作り方はいろいろ考えられます。弊社のテレワークでは主PCは会社の事務所にあります。テレワークを行う社員は主に自宅のPCから会社のPCにVPN(仮想専用線)でアクセスし、会社のPCにWindows10リモートデスクトップで接続(リモートログイン)して、会社のPCを遠隔操作して業務を行う形式です。この方式ですと主PCやデータを社外に持ち運ぶ必要がないので、データの紛失や二重化・分散化を防ぐことができます。また、会社のPC上でのみ機密データを扱えますので機密漏洩の防止という点でもやり易くなります。但し、欠点としてはリモートデスクトップ接続のPC画面上に、会社のPCの画面を表示すると画面表示に若干の遅延が生じたり・マウスが誤動作するという報告があります。

弊社では事務所が東京2か所、名古屋、長野県伊那にあり、従来より事務所間をVPNで接続しています。今回のテレワークのための投資は社員の自宅からもVPN接続ができるようにするため各事務所のルータを強化したことのみです。ですのでそれほど大きなコストはかかっていません。

3月から行ってきたのは導入経過からして緊急時のテレワークです。一方、これとは別に、長期的に働き方を変えていくことも必要という認識のもとに、2020年5月から就業規則にテレワーク規定を追加しました。これにより、緊急時だけではなく、希望する社員は平常時でもテレワークができるようになりました。

このように、現在のところ、平常時は希望する社員のみのテレワーク、緊急時は会社の指示により全社員対象のテレワークという二つの形態を用意しています。そして、政府・自治体などの緊急時宣言や天変地異などの状況に応じて非常時と平常時の切り替えを行うことにしました。このようにテレワークを2種類用意したのは、現在の時点ではテレワークの方が良いとは言い切れないためです。

それはいくつかの理由があります。第1の理由は、社員が必ずしもテレワークを希望していないということです。例えば4月末にテレワーク希望者を募った結果は、東京と名古屋で働く社員の4割弱でした。COVID-19感染のリスクがある状態で4割弱しかいないので、もし、COVID-19感染リスクのない状態ではテレワーク希望者はもっと少ないでしょう。そうしますと、今後働き方の選択肢の一つとしてテレワークを用意するのが現実的と思われます。

第2の理由は会社にとっては、テレワークはコストアップになっているということです。テレワーク規定によりテレワーク手当を支払うのですが、これは大きなコストアップ要因です。また、現在の運用方式では会社のPCの電源は24時間365日ONにするため電気代が余分にかかります。一方、テレワークで削減できるコストは今のところ通勤交通費のみです。このため差し引きするとコスト増となります。この先、半年程度のスパンで見る限り、テレワークによるコスト削減は期待できそうもありません。これは将来的に一人あたりのオフィスコストを減らすことができるかどうかにかかります。オフィスコストを減らせればトータルでコスト削減につながるでしょう。

第3の理由として管理上の課題があります。例えば、労働基準法ではテレワークであっても就業時間などを管理しなければなりません。また社員間の連絡でもどこで働いているかが直ちに分かる必要があります。このため、各自のテレワークの開始・終了は自社製品の行先番で表示して管理しています。行先番を使うと簡単なチャットもできます。画面は次のようになります。

その他に、スケジュールやデータ共有のためのグループウェアをいくつか組み合わせて使用しています。以前より事務所間のテレビ会議はSkypeで行っていました。テレワーク中の社員は自宅からSkype会議に参加します。このようにテレワークのために新しく導入したソフトウェアは今のところありません。今後は生産性をあげるためのコミュニケーションのシステムを検討する必要があります。

第4の理由として、現在のように事務所に主PCを置いて自宅からリモートデスクトップ接続で使うという方式は災害などで事務所が使えなくなったときは運用できなくなる、という問題があります。地震などの自然災害に備えるテレワーク形態はさらに検討する必要があります。

このようにテレワーク運用はまだ課題が多いので、今後さらに見直しを進めていかなければなりません。

[1] 感染者急増で外出自粛要請、小池都知事「重大局面」
[2] 新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見
[3] 愛知県 県独自の「緊急事態宣言」外出・移動の自粛求める  
[4] 【速報】岐阜県が独自に非常事態宣言
[5] 長野県内における新型コロナウイルス感染症の動向

次へ:テレワークの目的を考える やはり日本では首都直下地震対策が一番重要




瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集


瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!

PDFへの押印は『瞬簡PDF 書けまっせ』におまかせ!

「瞬簡PDF 書けまっせ」ならPDFへの押印が楽々

働き方の大変革が世界中で起きているようです。特にペーパーレス化は最優先で解決すべき大きな課題です。日本では印鑑(印影)を紙の書類に写す「押印」という作業がネックになっていることは周知の通りですが、この「印」を押すこと自体を無くす、あるいは電子的な別の手段で代替することでペーパーレスを実現しようと懸命な努力が続けられています。

ところで、アンテナハウスのパソコンソフト「瞬簡PDF 書けまっせ」は、2007年発売の「書けまっせ!!PDF3」から印影作成機能を持たせるなど、PDFへの押印を便利にする機能を持っています。スキャンした印影の画像をPDFに貼るだけなら「瞬簡PDF 編集」などでも可能ですが、「瞬簡PDF 書けまっせ」の印影作成は格上の機能を持っています。

例えば、お持ちの印鑑の印影画像を使ってすぐに押印することができます。スキャナーを使って印影を取り込む機能もあります。通常の画像貼り付けではなく、印影が透過していることがポイントです。印影のサイズや位置を数値で指定することもできます。

特殊な印影の作成や印影管理も可能

いろいろな種類の印影をパッと押すには、印影の管理機能が必要になります。また、日付印などは特殊な印影を挿入する専用のツールでないと実現できません。「瞬簡PDF 書けまっせ」はこうした高度な印影作成機能・管理機能も持っており、多くの「押印」需要を満たせるのではないかと考えます。

日付印機能の応用として、「瞬簡PDF 書けまっせ」が持っている機能をフルに活用した事例が当ブログの記事になっていますので、改めてご紹介します。

押印とPDFについてさらに詳しくご紹介した資料をPDF資料室で公開しています。下記のページをご覧ください。





瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!


瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換
Pages: Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ... 111 112 113 Next