カテゴリー別アーカイブ: コラム

第39期決算終了。決算公告を更新しました。

お陰様で、弊社は2022年12月末をもちまして、第39期を無事終了しました。

この2月27日に定時株主総会を開催し、第39期決算報告等が承認されました。そこで、Webページの会社案内中の貸借対照表を更新しましたので、お知らせいたします。

会社概要の「決算公告」の項

現在は第40期に入っております。40年と言いますと長いようですが、会社設立以来、あっという間に過ぎ去ったという印象があります。

コンピュータのソフトウェア業界は、この40年間でまったく変わってしまいましたが、この間、なんとか会社を継続することができましたのは、一重にお客様に支えていただいたお陰です。

ここに深く深く御礼申し上げます。

2023年2月28日

アンテナハウス株式会社
代表取締役 小林 徳滋

Wordの見出しスタイルがPDFのしおりに出力されるかどうか

本日(9月27日)のちょっと一息アンテナハウスウエビナーは「ゼロから学ぼう! Microsoft Wordのスタイル機能・シリーズ -主に見出しスタイルの使いこなし術について解説-」というタイトルでお話しました。

Wordで編集中の文書に見出しスタイルを設定すると、ナビゲーションウィンドウに見出しが階層化(ツリー)表示されるようになります。ウェビナーではこれがPDFのしおりと似たような機能です、と紹介しました。

そうしましたら、終了後の質疑応答で「Wordの見出しによるナビゲーションは、Word文書をPDFにしたとき、PDFのしおりとして設定されるのでしょうか?」という質問をいただきました。

記憶に確信がもてなかったため、質疑応答ではWordからPDFに出力する方法はいろいろあるので調べてみますと回答いたしました。ウェビナー終了後に調べてみましたので、以下に、簡単に整理します。

1.Wordのナビゲーションウィンドウの表示
次の図はWordで編集中の文書に段落のアウトラインレベルと見出しスタイルを設定した例です。この例では「はじめに」と「参考資料」はアウトラインレベルを設定しています。また、章番号のついた段落は見出し1、節番号のついた段落は見出し2、項番号のついた段落は見出し3のスタイルが設定されています。

Wordのナビゲーションウィンドウ

2.Antenna House PDF Driver V8でWordからPDFを作成する
(1) Wordの印刷メニューからPDFを出力すると、でき上ったPDFにはしおりは設定されません。

(2) Antenna House PDF Driver V8は、Wordのアドインとしてリボンに組み込むことができます。アドインを使ってPDFを作成するときは、オプションでしおりを作成するかどうかを指定できます。

PDF Driver V8のアドインーオプション設定ダイアログ

ここで「しおりを出力する」にチェックを入れると、出力されたPDFでは、見出しスタイルを設定した段落がしおりとして作成されます。(アウトラインレベルを設定した段落はしおりになりません)。

PDF Driver V8で作成したPDFのしおり

3.Wordの「名前をつけて保存」でPDFを作成する
(1) Wordの「名前をつけて保存」でPDFを作成するとき、オプション設定をデフォルトのままとしてPDFを作成するとしおりは作成されません。

(2) Wordの「名前をつけて保存」にはオプション設定を変更するダイアログを表示して、しおりを作成する方法を指定できます。オプションの「次を使用してブックマークを作成」で「見出し」にチェックしてみます。

Wordの名前を付けて保存のオプション設定

できあがったPDFを見ると、一応、しおりが設定されています。しかし、しおりは不完全です。

Wordの名前を付けて保存で、PDFにしおりを作成する

問題点は①しおり項目が2重になっている箇所がある。②見出しの中でしおりに出力されていない箇所がある。

こうしてみると、Wordの名前を付けて保存のしおり作成は不完全なできのようです。なお、Micorosft Wordにもいろいろなバージョンがありますので、あくまでも手元のWordで調べた限りではありますが。

〇チェックに使ったツールなどのバージョンは次のとおりです。
① Microsoft Word 2019 バージョン2208(ビルド15601)
② Antenna House PDF Driver V8.0MR1 (8.0.1) 『瞬簡PDF編集9』同梱のもの

2022年11月15日追記
アンテナハウスでは、PDF Driverを使わないで、Wordファイルを直接PDFに変換する「Office Server Document Converter(OSDC)」という製品も提供しています。

OSDCのWebページ:
https://www.antenna.co.jp/sbc/

OSDCでは、WordファイルをPDFに変換するさい、しおりを出力することができます。例えば、コマンドラインでは次のように指定します。

C:\>sbccmd -d 変換元.docx -o 変換先.pdf -p @PDF -docpdfbookmarklevel n
(n: Wordの見出しのレベル)


『トップガン マーヴェリック』ピート・ミッチェルは大佐? 大尉?

ピート“マーヴェリック”ミッチェルといえば、トム・クルーズ演じる海軍パイロット。1986年に大人気となった『トップガン』の主人公です。36年ぶりの第2作目が5月27日から公開されて大人気です。公開直後は混んでいたので敬遠、2週目に見に行ったのですが、気になったことが幾つかあり、チェックするために3週目に改めて見に行きました。

そのひとつは階級です。最初に見に行ったとき、英語ではCaptainと呼ばれていたのはよく覚えていたのですが、日本語字幕では大佐になっていたと思い込んでいました。ところが、『週刊文春』6月23日号の町山智浩・言霊USAに『トップガン マーヴェリック』の話題がとりあげられていて、そこに、マーヴェリックは「36年後の今も大尉のまま出世していなかった」という文があり、ちょっとびっくり。

大佐だと思っていたけど「え! 大尉だったのだろうか?」と気になってしまいました。それを確かめるためにふたたび見に行ったのですが、オープニングの直後には、ピート・ミッチェル大佐という階級付の紹介があり、さらに、映画の中では何度も何度もCaptain(字幕では大佐)とでてきました。

町山智浩さんはカリフォルニアのバークレー在住とのことなので、現地で字幕なし英語版を観たのでしょう。で、Captainを大尉と理解したのだろうと思います。しかし、米国海軍のCaptainは、日本語では大佐と訳すのが普通のようです。

なお、トップガンの第一作では、マーヴェリックを階級で呼ぶ箇所は遥かに少ないですが、その中で、恋人になる前のチャーリーがピートに対して(字幕で)大尉と呼びかけており、原語ではLieutenantと呼んでいたようです。

なので、英語で見ても、LieutenantからCaptainに昇格しているわけで、「36年後の今も大尉のまま出世していなかった」という解釈は誤りでしょう。アメリアが、まだ大佐なの? とからかうシーンでは、ピートは「飾りの多い大佐だよ」(勲章をいろいろもらった)と言い訳しており、マーヴェリック本人も階級を気にしてないわけではないようです。

ちなみに第1作では、大尉と呼びかけられるケースはまれで、上官・教官・仲間はマーヴェリックと呼び、友人・恋人同士ではピートです。これに対して、第2作は、上官も同僚もミッチェル大佐と呼び、生徒は大佐と呼んでいます。友人・恋人同士ではもちろんピートです。マーヴェリックと呼ばれるケースは少ない。最後にフェニックスが「マーヴェリックは5機よ」と言うので、パイロット仲間ではマーヴェリックなのだろう。このように呼ばれ方から見ても、第1作と第2作で地位が相当変わっていることが分かります。

ところで字幕と言えば、感心したのはアイスマンが画面にタイプした「It’s time to let it go.」「It’s time to let go.」を「過去は水に流せ」と訳しているところ。なかなかこういう訳はできないな、と感心した次第です。

ただ、実をいうと「it」があったかどうか確信をもてません。文法的には必要なような気がしますがどうなんでしょう。もう一度見に行こうかなぁ。確認したところitはありませんでした。

神は細部に宿り、プログラムは1文字でエラーになるので、常に隅々までチェックを怠らないようにしないとね。


PDFの表形式データをExcelに変換する機能を比較してみる

PDFファイルの中に表形式のデータがあったとき、このデータを加工したり、集計したり、計算したり、あるいは別のアプリケーションに取り込みたいと思うことがあります。少しくらいのデータなら、手入力するという方法でもなんとかなるけれど、量が多いとき、繰り返しが多いときなどは手作業ではなく、なんとか自動的にできないかと思うことでしょう。

いまは、PDFファイルの表からExcel形式に変換するツールは市場にいくつかあります。来週(5月31日)のちょっと一息・アンテナハウスウェビナーでは、PDFファイルの表をExcel形式に変換するツールとして、Adobe のAcrobatと、弊社のPDFtoCellsの次の2つを選んで、変換精度についてがちの比較を行ってみます。

夕陽の対決! PDF-Excel変換ソフト PDFtoCells VS Acrobat
     -真に使えるExcel変換ソフトはどちらか、徹底検証します

2022年5月31日16時から (無料)

詳しい紹介とお申し込みは次のZoomページにてどうぞ。

Zoom でのお申し込みはこちら


(無料)Zoomウェビナー 「PDFの表をExcelに変換し、データを再利用する際の課題」

2022年4月5日(火)16時よりZoomのよるウェビナーを開催します。

タイトルは、
PDFの表をExcelに変換し、データを再利用する際の課題 〜 複数ページ、ページ指定、回転、範囲指定への対処法を実例を用いて解説 〜

として、PDFの中の表をExcelデータに変換するための課題、ツール、テクニックおよび実際の変換例をご紹介します。

どなたでもご参加いただけますので、ご興味をお持ちの方は、次のご案内ページよりお申込みください。


画像をクリックすると、外部サイト(マジセミ)の申込ページに遷移します。


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索(51)インデント関係コマンド(続き)

前回、インデント関係のコマンドの一覧を作りました。

コマンドの機能を調べて表にしてみました。

コマンド

キーボード・ショートカット

機能

リボン

Indent

Ctrl+M

インデントを増やす

IndentIncreaseWord

IndentChar

インデントを字送り分増やす

IndentFirstChar

字下げインデントを字送り分増やす

IndentFirstLine

字下げインデントを2文字分増やす

IndentLine

インデントを2文字分増やす

IndentSpecialFirstLine

不明

IndentSpecialHanging

不明

IndentSpecialNone

不明

UnIndent

Ctrl+Shift+M

インデントを減らす

IndentDecreaseWord

UnIndentChar

インデントを字送り分減らす

UnIndentFirstChar

字下げインデントを字送り分減らす

UnIndentFirstLine

字下げインデントを2文字分減らす

UnIndentLine

インデントを2文字分減らす

IncreaseIndent

インデントを字送り分増やす

HangingIndent

Ctrl+T

ぶら下げインデントを次のタブ位置まで増やす

UnHang

Chtl+Shift+T

ぶら下げインデントを前のタブ位置まで減らす

DecreaseIndent

インデントを2文字分減らす

AdjustListIndents

リストの位置を変更する

ListIndent

選択範囲を1レベル下げる

ListOutdent

選択範囲を1レベル上げる

Wordのリボン「ホーム」には「インデントを増やす」「インデントを減らす」というメニュー(ボタン)があります。これらは、キーボードショートカットとは異なるコマンドに対応しているようです。


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Vol.1:Word文書をWebページにした例の紹介
Word文書を実際にWebページ(HTML)に変換した実例を紹介します。
Vol.2:Webページ構成要素別のWord編集例
Wordが持つ文書編集機能とWebページ作成時に必要となるHTMLタグがどのように対応しているかをご紹介します。
Vol.3:CSSによる、Webページのレイアウト
見栄えの良いWebページを作成するうえで必須のCSSについて、サンプルファイルを交えながら設定例をご紹介します。
Vol.4:Wordから上手にHTMLにする為の編集アドバイス
WordでWebページの原稿を作成するにあたり注意するべきポイントをご紹介します。


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索
◆前回:(50)インデント関係コマンド
シリーズ総目次


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索(50)インデント関係コマンド

Microsoft Wordの機能はコマンドとして用意されていて、そのコマンドをリボンのメニューやキーボードのショートカットに割当られているようです。

コマンドの割り当ては、次のようにして変更できます。
①リボン「ファイル」の「オプション」メニューをクリックする。
②Wordのオプションダイアログが開くので、「リボンのユーザー設定」メニューをクリックする。
③「リボンのユーザー設定」ダイアログの左下「ユーザー設定」を開く。
するとキーボードにコマンドを割り当てるダイアログ(下図)が表示されます。

コマンド割り当てダイアログ

コマンド割り当てダイアログ


コマンドがカテゴリーに分類されて表示されます。

これをみるとインデント関係のコマンドが沢山あります。まずはどんなコマンドがあるかリストアップしてみましょう。

  • Indent
  • IndentChar
  • IndentFirstChar
  • IndentFirstLine
  • IndentLine
  • IndentSpecialFirstLine
  • IndentSpecialHanging
  • IndentSpecialNone
  • UnIndent
  • UnIndentChar
  • UnIndentFirstChar
  • UnIndentFirstLine
  • UnIndentLine
  • IncreaseIndent
  • HangingIndent
  • UnHang
  • DecreaseIndent
  • AdjustListIndents
  • ListIndent
  • ListOutdent

インデントに関係ありそうなのはこんなところです。ずいぶんたくさんありますね。

とりあえず、前回((49)インデントとタブの密な関係))使ったコマンドは次のようになっています。

リボン「ホーム」の「インデントを増やす」コマンド:Indent
[Ctrl]+[T]キー(ぶら下げインデントを深くする):HangingIndent


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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索
◆前回:(49)インデントとタブの密な関係
◆次回:(51)インデント関係コマンド(続き)
シリーズ総目次


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索(49)インデントとタブの密な関係

前回((48)段落先頭行のインデント、タブの基本)は、タブ機能を使うと、字下げインデント、ぶら下げインデントと似たようなレイアウト指定ができることをお話しました。

今回はタブとインデントの関係をもう少し探索してみます。

まず、任意設定のタブ位置を次のように3文字毎に設定してみます。

任意設定のタブ位置を3文字毎にする

任意設定のタブ位置を3文字毎にする

そして、リボン「ホーム」の「インデントを増やす」コマンドでインデントを増やしてみます。すると、次の図のようにコマンドを一回クリックすると左インデント位置が任意設定の最初のタブ位置になります。そして、コマンドをクリックするごとに左インデント位置が任意設定の次のタブ位置に移動します。

インデントを増やすコマンドで左インデントが次のタブ位置に移動する

インデントを増やすコマンドで左インデントが次のタブ位置に移動する

タブ設定位置がインデントを増やすコマンドの左インデント位置として使われていることが分かります。

次は、ぶら下げインデントの場合です。まず、次のように任意設定のタブ位置を2文字毎に設定します。

任意設定のタブ位置を2,4,6,8文字に設定

任意設定のタブ位置を2,4,6,8文字に設定

次に、[Ctrl]+[T]キーを入力します。すると、次のようにぶら下げインデントが、最初の任意設定のタブ位置である2文字の位置になります。そして、[Ctrl]+[T]キーを入力するごとにぶら下げインデントの位置が深くなっていきます。

[Ctrl]+[T]でぶら下げインデントの位置が次の任意設定のタブ位置に移動する

[Ctrl]+[T]でぶら下げインデントの位置が次の任意設定のタブ位置に移動する

このようにインデント関係のコマンドとタブ設定位置には深い関係があることが分かりました。


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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索
◆前回:(48)段落先頭行のインデント、タブの基本
◆次回:(50)インデント関係コマンド
シリーズ総目次


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索(48)段落先頭行のインデント、タブの基本

第45回で説明した右インデントと左インデントは用紙の余白を規準にして段落全体の開始位置と終了位置を変更(設定)する機能です。

月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (45)インデント機能の基本

それに対して、段落の最初の行だけの開始位置を変更するインデントが字下げインデントとぶら下げインデントです。

一行目(先頭行)インデントの設定

一行目(先頭行)インデントの設定

次の図は字下げインデントとぶら下げインデントをそれぞれ1文字に設定した段落の例です。

字下げインデント、ぶら下げインデントの設定例

字下げインデント、ぶら下げインデントの設定例

字下げインデントは段落の始まりを分かりやすくするために使います。日本語のレイアウトでは段落の先頭を1文字字下げするのが一般的ですが、活字方式では行頭に空白文字を1文字置きます。Wordの段落でこのようなレイアウトをするときは段落の先頭に空白文字を入力しないで、字下げインデントを使う方が、いろいろと好都合です。

タブ
インデントと類似の機能にタブがあります。タブは行の中にタブ位置を設定しておき、タブ文字(タブキーで入力する文字)から始まる文字列の始まりをタブ位置に設定する機能です。タブ位置は「タブとリーダー」ダイアログを使って「既定のタブ位置」の変更、または任意の位置にタブ位置を設定できます。

任意に設定したタブ位置はルーラーに表示されます。次の図は2文字の位置にタブを設定した例です。

任意の位置にタブをタブの設定

任意の位置にタブを設定

段落の先頭で「タブ」を入力(Tabキーを押下)すると段落の先頭が2文字目から始まります。これは先頭行インデントと似ていますね。

段落の先頭にタブを入力

段落の先頭にタブを入力

「Ctrl」キーと「T」キーで、2行目以降をタブ位置に揃えることができます。これはぶら下げインデントに似ています。

段落の先頭で字下げのタブを入力

段落の先頭でぶら下げのタブを入力

このようにタブ機能を使うと、一見、字下げインデント、ぶら下げインデントと似たようなレイアウト指定ができます。


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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索
◆前回:(47)本文領域の幅が文字数×文字サイズの値に一致しないときの余りの調整を探索
◆次回:(49)インデントとタブの密な関係
シリーズ総目次


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索(47)本文領域の幅が文字数×文字サイズの値に一致しないときの余りの調整を探索

月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索の前々回(月(45)インデント機能の基本)と前回((46)余白についてー補足)では、本文領域の幅が文字数×文字サイズの値に一致しない、つまり余りがでるときの扱いについて、「一行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する」が、ONのとき、その余りはインデント量の調整として余白に追加されることを説明しました。

今回は、この余りの調整についてもう少し探索してみます。

文字の大きさと余りの大きさ
まず、余りの大きさは、段落の文字の大きさによって変わります。例えば、用紙サイズA4のとき用紙の幅は210mmです。仮に左右の余白を各30㎜とすると、本文領域の幅は210-(30+30)=150㎜となります。
例として段落の文字サイズを9ポイントから24ポイントまで変更して、それぞれの設定での余りの幅を計算してみると、次の表のようになります。

段落の文字サイズ(pt)

文字サイズ(mm)

文字数

本文領域に入る文字数

余り(mm)

9

3.175

47.24409449

47

0.775

10.5

3.70416667

40.49493813

40

1.833333

12

4.23333333

35.43307087

35

1.833333

16

5.64444444

26.57480315

26

3.244444

20

7.05555556

21.25984252

21

1.833333

24

8.46666667

17.71653543

17

6.066667

9ポイントのときの余りが一番小さく、12ポイント、16ポイント、24ポイントと余りが大きくなります。

9ポイントではON/OFFで一行の文字数が変わる
「一行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する」がON/OFFでのレイアウト変化を見ると、9ポイントのときONにすると一行の文字数がOFFの時よりも小さくなっています。

一行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整するのON/OFFの変化

一行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整するのON/OFFの変化

ONにするとインデント幅がOFFのときよりも広くなり、行末の1文字分が入らなくなっているためです。

両端揃えのとき
両端揃えでは、OFFの時は行末が余白の位置になり、ONの時は余白の位置よりも内側になります。

両端揃え: 一行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する」がOFFとON比較

両端揃え:一行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する」がOFFとON比較

なぜ、このようになるかを考えてみると、これを見るとインデント幅の調整量は、段落ごとの文字の大きさで計算した余りではなく、文書全体で同じ値が適用されるためのようです。


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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索
◆前回:(46)余白についてー補足
◆次回:(48)段落先頭行のインデント、タブの基本
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