環境の大掃除

2021年となりました。今年もよろしくお願いします。
年末年始の外出を控えたためか、個人的にはあまり新年という感じがしていませんが。アンテナハウスも4日から営業しています。

私は年の区切りくらいを目安に、大掃除をしています。家の大掃除ではなく、開発環境の大掃除です。業務用の環境ではそうもいきませんが、プライベートの計算機はOSのクリーンインストールまでしていたりします。一定期間でシステムを一新することを「式年遷宮式」と呼ぶこともありますが、そこまで大袈裟なことはしていません。ただ、何度か行っていると「今なくすと困るもの」「なくすと後で後悔しそうなもの」「常に必要になるもの」など、日常で分類をしつつ作業を心がけるようになってきました。パスワード類はパスワード管理ソフトに、画像ファイルはクラウドストレージ上で分かりやすいように、といったこともあります。もっと素朴には、デスクトップ画面に使っていないファイルのアイコンがいっぱい……というのはあまり落ち着かないので。

しかしより重要なのは自分用の開発環境構築です。

依存ライブラリの競合や以前の開発の残骸による意図しない動作など、ある開発環境を掃除せず使い続けるのはなかなかリスキーです。自分用にカスタマイズした環境について一番把握している(べき)なのは自分ですから、「分からなくなってきたらリセットする」くらいの気持ちでいます。緊急性が無ければ実際に再構築するまで時間を置くことで、引き継ぐべき情報の洗い出し、次の環境で試行することの設定などを行います。

近年はローカルの開発環境もかなり調えやすくなったと感じています。
ラップトップ計算機のストレージに余裕ができたのでローカルでもDockerコンテナを多数置けたり、WSL2でWindows上でLinux環境が楽にテストできたり、Windowsでもサンドボックスが簡単に扱えるようになりました。エディタもVSCodeでインストールしているプラグイン環境を他の計算機のVSCodeに持っていったりと、プライベート用途程度であれば「天気が良いからOSをクリーンインストールしよう」くらいにハードルが下がってきたように思います。

一方ドキュメント環境はあまり調えられていません。個人的な抱負ではありますが、少しでもこれを向上させることを今年の目標とします。