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アンテナハウス デスクトップ製品の Windows 10 対応について

先日 Windows 10 のリリース日が発表されました。
これに伴い、アンテナハウス デスクトップ製品の Windows 10 対応についての情報を公開しました。
windows10 対応状況


基本的には『瞬簡PDFシリーズ』は現行バージョンで対応、または不具合があった場合に改訂版で対応となる予定です。

現在マイクロソフト社より、開発者向けに Windows 10 Insider Preview が配布されており、弊社でもこの環境にて動作テストをしています。最終的には正式なリリースをもって確認し、対応保証とする予定です。

対応状況は上記のページにて随時更新しますので、ご利用いただければと思います。

PDFの作成ソフト、PDFの編集ソフトの Windows 10 対応について

『瞬簡PDF 作成 7』と『瞬簡PDF 編集 5』について、個別に行っているWindows 10 環境での動作確認状況をお伝えします。

Windows 10 Insider Preview にて確認を行ったところ、今のところ Windows 10 固有で発生する不具合はありませんでした。

Windows 10 Insider Preview 上で 瞬簡PDF 作成 7 と瞬簡PDF 編集 5 を起動した状態

Windows 10 Insider Preview 上で 瞬簡PDF 作成 7 と瞬簡PDF 編集 5 を起動した状態




なお、上記両製品に含まれるPDF作成ドライバー『Antenna House PDF Driver V6』に付属するInternet Explorer 用のアドオンは、Windows 10 に新しく搭載されるWebブラウザー「Edge」とは互換性がないためご利用いただけません。
Webブラウザーのアドオンボタンから簡単にPDF作成したい場合は、Windows 10に付属する従来のWebブラウザー「Internet Exploere 11」をご利用いただくことになります。
※「Edge」の印刷メニューからのPDF作成は可能です。


Windows 10 で「自在眼11」を使う

試しに Windows 10 Insider Preview「自在眼11」をインストールしてみました。
Windows 10 Insider Preview は製品版ではないので、製品版と動作や表示が異なる可能性があります。

インストールは通常の手順であっけなく完了し、問題なく起動しました。

Win10-JanWindows 10 Insider Preview で自在眼11が動作している

Windows 10 Insider Preview ではウィンドウの縁が細くなって、少しスッキリした印象の表示になっていますね。

いろんな種類のファイルを「自在眼11」で開いてみましたが、windows10 特有と思われる不具合は今のところ見つかっていません。

「自在眼11」は、ファイル内容表示だけでなく、

  • 表示している内容の印刷
  • 文書内の文字列検索
  • ファイル内容の16進表示、OLE階層表示
  • 表示しているワープロ文書を別の形式のワープロ文書ファイルに変換する
  • 表示している内容を画像に変換する
  • 画像形式の変換
  • 圧縮保存、ファイルの符号化
  • 圧縮ファイルの解凍、符号化ファイルの復元
  • 圧縮ファイル内容及び圧縮ファイル内に含まれるファイルの内容表示

といった操作ができますが、どれも問題なく実行されました。
「自在眼11」の機能の詳細はこちら https://www.antenna.co.jp/jan/jantoku.html

但し、動作については Windows 8.1 と同様の制限事項があります。
制限事項の詳細はこちら https://www.antenna.co.jp/jan/

Windows 10 の製品版が入手できたら、また動作確認する予定です。


リンク

Microsoft Word 以前に使っていたワープロソフトは?

わたしは 松Ver.6 でした。
1996年くらいまでのアンテナハウス製品のマニュアルのいくつかを 松Ver.6 で書いていました。

その頃はワープロ専用機全盛、そしてPC用ワープロソフトも多数販売されていましたが、生き残っているものは数えるほどしかありません。

松Ver.6 で書いたマニュアルのファイルは今でも残っていますが、既に 松Ver.6 がないので通常は内容を見ることもできません。現行バージョンのないソフトで作られたファイルのほとんどは、内容の確認も再利用もできませんね。

でも、そんな過去のソフトで作ったファイルの内容を表示できるソフトがあるんです。

アンテナハウスの「自在眼11」を使えば、作成したソフトがなくてもファイル内容を表示できます。多数のファイル形式に対応しているので重宝します。

どんなソフトで作ったファイルなのか判らないときも、自在眼で開けばファイルの種類を判別して教えてくれるので、だいたいは何とかなります。

20150602-01

「自在眼11」のリリースは2008年末ですが、Windows8.1でも(多少の制限はありますが)問題なく使えます。

「自在眼11」の製品情報はこちら https://www.antenna.co.jp/jan/

自在眼11


CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編)

こんにちは、『AH Formatter』のサポート担当です。
今回はCSSのお話です。
CSS3ではページの概念が追加され、html+cssでもPDF化や印刷時に見栄えのいい結果が得られるようになりました。
『AH Formatter』でCSSを組版されるお客様も徐々に増えてきました。

CSSはパッと見、とても簡単そうです。
書き方はこんな感じです。

セレクタ{
 プロパティ:値;
 プロパティ:値;

セレクタでスタイル付けしたい対象を指定します。
対象を決めて、どんなスタイルにしたいかをプロパティ名と値のセットで指定します。基本はこれだけ。
例えば、

p {
 font-size:10pt;
 color:red;
 }

のようにするだけです。
セレクタというのは、このようにタグを直接指定して使う要素型セレクタもありますが、
他にも様々な種類があります。
classセレクタ、idセレクタ、擬似要素セレクタ、属性セレクタなどです。
一般的にはclassを使うことが多いですが、複合して使うこともできます。
仕組みとしてはとても単純ですが、管理していくことが非常に難しい。
そして、何か問題があったときに原因箇所を探るのがこれまたもっと難しい。
何故かと言えば、

・スタイルの定義を複合的に指定できること
・同じセレクタで何度でも多重に定義できること
・スタイルには子要素まで継承されるものがあること
・スタイルには優先順位があること

などが理由です。

例えば、

<p id=”abc” class=”aaa bbb ccc”>Antenna House</p>

/* CSS */
/* 要素型セレクタ */
p {
color:red;
}

/* idセレクタ(p要素のみ) */
p#abc {
color:blue;
}

/* idセレクタ(要素特定なし) */
#abc {
color:green;
}

/* classセレクタ(p要素のみ) */
p.aaa {
color:yellow;
}

/* classセレクタ(要素特定なし) */
.bbb {
color:pink;
}

/* 全称セレクタ */
* {
color:black;
}

/* classセレクタ */
.bbb {
color:white;
}

こーんな感じでCSSは定義できます。
さて、ここで問題です。この場合何色で表示されるでしょう~か?

正解は、青(blue)です。
上記の場合、要素を特定したidセレクタが優先されます。
この優先度のルールを把握するだけでも大変です。
(さらに最優先される “!important” なんて厄介な奴がおります。)

このCSSで
“bbb”のクラスが2回定義されていること、気がつきましたか?
そう、”同じセレクタで何度でも”です。いいんです、CSSでは。
前の定義を残しつつ、ちょっと追加してレイアウト変更しよう、なんてことも可能ですが、
こうしてるうちにCSSはどんどん膨大なものになっていきます。

それから、この例ではid名やclass名に”abc”や”aaa”なんて適当に書いてますが、
名前付けルールも「自由」です。
なんでもいいんです。これってとても怖いことです。
こんな風に適当に付けてたらそのうち破綻するの、目に見えてますよね。
名前にしろ、多重定義にしろ、自由すぎるにも程があります。

だから、ちゃんとルールを決めてやりましょう、っていう方法論が
たくさん考えられています。
裏を返せば、それだけ皆さん破綻しないために苦労されているってことですね。

複雑化したCSSはトラブルの元、です。
開発もメンテナンスも(そしてサポートも)XSL-FOの数倍の時間を必要とします。
『AH Formatter』では、CSSの組版はシンプルな構造、シンプルなレイアウトをお勧めします。
マニュアルなどの複雑なレイアウトにはXSL-FOでの組版が向いています。

続きのお話はこちらです:CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編その2)


“focheck” – XSL-FO と AH Formatter 拡張仕様の検証ツールを公開!

XSL-FO と『AH Formatter』拡張仕様の妥当性を検証する “oXygen” のアドオンとして、このたび弊社開発の『focheck』(オープンソース)が GitHub より利用可能になりました。
focheck – Validate XSL-FO and Antenna House extensions in oXygen or standalone

※ 『focheck』は、”oXygen XML Editor” 上で XSL-FO の詳細な妥当性チェックをするために “Relax NG(リラクシング)” と “Schematron(スキマトロン)” をバンドルしています。

※ 『focheck』は開発進行中の製品です。そのためまだすべての XSL-FO プロパティの解析や、XSL-FO 仕様の試験を終えていません。ご要望やお気付きの点がございましたら、なにとぞお知らせくださいますようお願い申し上げます。


XSL-FO の組版サンプルページを刷新(AH Formatter)

少し前になりますが、XSL-FO の組版サンプルページについて
組版サンプルの内容や公開ページなど全面的に見直し刷新しました。

詳しくは、次のサンプル集のページをご覧ください。
AH Formatter V6 サンプル集

ページの領域、文字の表示などサンプルを項目分けし、
項目それぞれで XSL-FO の基本仕様と『AH Formatter』の拡張機能を使用して作成したサンプルをご紹介しています。
また、各サンプルは入力元 FO ファイルと『AH Formatter』で組版出力した PDF を公開しています。

組版サンプルは随時拡充し、現在、週単位で更新しています。
『AH Formatter』をご利用のお客様や導入をご検討されているお客様など、
皆様にご活用いただけるよう更新を続けていきますので、ぜひお役立てください。

なお、サンプル集のページでは XSL-FO の組版サンプルの他に、
XSLT スタイルシートの紹介、”oXygen” のアドオン『focheck』、
DITA オープンツールキットと pdf5 プラグインなどの紹介もございますので合わせてご活用ください。


Antenna House pdfview のご紹介(その2)

Antenna House pdfview についてのご紹介の続きです。

前回、Antenna House pdfview は Android NDK によりネイティブコードとして開発されていることを説明しました。ネイティブコードを利用することで、長年 PDF 製品を開発し蓄積してきた技術を Antenna House pdfview に生かすことができます。

一方でライブラリは、Android 端末の CPU アーキテクチャーに依存します。
Antenna House pdfview では、現在 ARMv7-A アーキテクチャーに対応しています。

ARMv7-A はスマートフォン、タブレット端末では広く採用されているアーキテクチャーで、 Cortex-A9 等の Cortex-A シリーズ、クアルコム社の Snapdragon のシリーズなどの ARMv7-A 互換のアーキテクチャーがあり、それらのシリーズの各種 CPU が存在します。

日本語版ウィキペディアに ARM アーキテクチャや、各 Android 端末の CPU がまとめられており、参考になります。(正確な情報は端末メーカーなどの情報をご確認ください)

・ARMアーキテクチャ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ARM%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3

・Android 端末一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/Android%E7%AB%AF%E6%9C%AB%E4%B8%80%E8%A6%A7

評価版をご用意しておりますので、ご利用端末での動作をご確認いただくことができます。ぜひご利用ください。

詳しい製品情報は、下記の製品ページをご覧ください。
製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/ahpdfview/
評価版のお申し込み:
https://www.antenna.co.jp/ahpdfview/trial.html
お問い合わせ:
Antenna House pdfview はOEM 販売となります。OEM ご相談窓口へお問い合わせください。


Antenna House pdfview のご紹介(その1)

本日は 4月17日に OEM 販売を開始した Antenna House pdfview についてご紹介いたします。

Antenna House pdfview は Android OS 上で PDF ファイルのレンダリング(画像データへの変換)やページテキスト抽出を行うためのライブラリです。 Android アプリケーションに簡単に PDF 表示や検索の機能を組み込むことができます。

Antenna House pdfview は、ネイティブコードとして開発されており C 言語 API  が提供されますが、Java 言語から簡単に利用することができます。

Android アプリは通常 Java 言語で開発されます。ネイティブコードの機能を利用するには、Java の開発コードからネイティブコードを呼び出す必要があり、このための仕組みとして Java 言語には JNI や、取扱いを容易にした JNA などの技術があります。これらの技術は Android アプリの開発でも利用できます。

Antenna House pdfview 製品には Java で書かれた 簡易 PDF ビューアーアプリとそのソースコードが付属しており、JNA による Java ラッパーコードが付属しています。 このラッパーコードを利用すれば、Java 言語で直接プログラミングができ、ネイティブコードを意識せず開発することができます。

以上、Antenna House pdfview のご紹介でした。

評価版をご用意しておりますので、ぜひこの機会にお試しください。

詳しい製品情報は、下記の製品ページをご覧ください。
製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/ahpdfview/
評価版のお申し込み:
https://www.antenna.co.jp/ahpdfview/trial.html
お問い合わせ:
Antenna House pdfview はOEM 販売となります。OEM ご相談窓口へお問い合わせください。


保守作業に伴うサービス停止のお知らせ

保守作業に伴うサービスの停止についてお知らせします。

弊社契約プロバイダのシステムメンテナンスにより、該当時間帯において弊社 Webサーバ、オンラインショップ、Mailサーバ、オンラインユーザー登録サービスが一時的にご利用できない場合があります。

日時:5月29日 (金) 0:00 ~ 2:00

お客様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。


AH Document Viewer iOS, Android のスマホ、タブレット向けドキュメントビューアアプリのご紹介

今回は、「AH Document Viewer ベータ版」を紹介させていただきます。

「AH Document Viewer ベータ版」は、MS Office Document を、スマホ、タブレットなど、携帯端末で表示・印刷を行う iOS/Android 向けアプリです。 表示したいファイルとこのアプリがあれば、ファイルの内容を見ることができます。Microsoft Word/Excel/PowerPoint、JustSystem 一太郎、Adobe PDF ファイルに対応しています。
まだ、Android 版がなく、iOS 版のみの状態です。申し訳ございません。AH Document Viewer ベータ版』は、開発中のアプリであり、ベータ版開示のご案内によって限定的に配布しています。

詳しくは、
iOS, Android向けドキュメントビューアアプリ AH Document Viewer
をご覧ください。

この機会に、ぜひ「AH Document Viewer ベータ版」をお試しください。

本アプリについてのお問い合わせは下記にて承ります。
OEM 営業グループ
メールアドレス oem@antenna.co.jp


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