今日はAntenna House PDF Driver V5.0がサポートするPDF/A について説明します。
Antenna House PDF Driver V5.0は「瞬簡PDF 作成 5」、「瞬簡PDF 編集 3.1」などに搭載されているPDFを作成する仮想プリンタドライバです。通常のPDFの他に、PDF/A仕様に準拠したPDFを作成することもできます。
PDF Driverの設定ダイアログの先頭、「一般」に、「PDFのバージョン」指定という項目があります。この選択肢の末尾に「PDF/A-1b:2005」 が用意されています。これを指定して、PDFを作成するとPDF/A-1b 準拠のPDFファイルが作成できます。
PDF/A(ISO 19005の同義語)は、国際標準化機構 ISO が制定した国際規格 ISO 19005に定められるPDFの形式の1つです。このファイル形式の第一の目的は、使用するツールにかかわらず、長期間に渡ってファイルの視覚的な外観を維持できること、第二の目的は、PDFの視覚的な外観ではなく、論理構造、意味といった情報を格納できるようにすることにあります。(PDF/Aにつきましては、PDF資料室にもまとめておりますので、参照ください)
この規格は複数パートから構成されており、現在パート1、パート2がそれぞれ、2005年、2011年に策定済み、パート3が策定作業中となっています。
パート1ではPDF/A-1、パート2ではPDF/A-2の規格を定めています。PDF/A-1は、PDF 1.4の仕様をベースとし、PDF 1.4の機能のうち、使ってはならない機能、指定しなくてはならない機能などを決めることで、上記目的に沿ったPDF 1.4の使用方法を定義するものです。
PDF/A-1には、2種類の準拠レベルが定義されます。
PDF/A-1a(レベルA:ISO 19005-1完全準拠)
PDF/A-1b(レベルB:ISO 19005-1一部準拠)
このレベルBは、前述のPDF/Aの第二の目的である論理構造などの表現を対象外とし、第一の目的(長期にわたって表示環境によらず見た目がかわらないことを保証)だけに限定したものとなります。見た目を保証するために必要とされる主な事項としては「カラーの再現性の保証」、「フォントの埋め込み」、があげられます。また、PDFの機能は広範にわたりますが、長期間の保存・外観の維持を阻害する可能性のある機能はPDF/Aでは使用禁止となっています。こちらの主な項目としては、「暗号化」、「ファイルの埋め込み(添付ファイル)」、「透明」の禁止があります。
PDF DriverはプリンタとしてOS(Windows)から印刷データを受け取りますが、受け取ったデータが、元文書上でどのような論理構造(見出しに相当するテキストである、あるいは表のセルである、というような情報)に該当するものかはわかりません。このため、PDF/A-1bだけの対応となっています。
では、PDF Driverの設定ダイアログから、上記の仕様との対応を見てみます。設定ダイアログを開くと、「一般」、「圧縮」、・・・と複数のタブがありますが、このうち「一般」、「フォント」、「セキュリティ」、「透かし」に、通常のPDFとPDF/A-1bでは動作(設定)が異なる箇所が存在します。
「一般」
ここで、「PDFのバージョン」に「PDF/A-1b:2005」を指定すると出力インテントのプロファイルが指定可能となります。これは前述の「カラーの再現性の保証」に関連します。ここで指定されたカラープロファイルがPDFファイル内に埋め込まれ、PDFファイル表示時に各種データのカラー値の解釈に使用され、出力時のカラーに可能な限り近い表示を行うために使用されます。
「フォント」
通常、このダイアログでは埋め込み対象とするフォントを指定しますが、PDF/A-1では、ファイル内で使用されているフォントが存在しない環境での表示時にも「見た目」を保証するため、使用するフォントを必ず埋め込む必要があります。このため、「PDF/A-1b」選択時、このダイアログは「使用されているすべてのフォントを埋め込む」が選択され、解除できないようにグレーアウトしています。
「セキュリティ」
PDF/A-1では暗号化は禁止されます。このため、このダイアログはグレーアウトし、パスワードの設定などが行えないようになっています。
「透かし」
PDF/A-1では透明は使用できません。通常、このダイアログには「透かし」データの「透明度」が指定できるようになっていますが、この制限により「PDF/A-1b:2005」選択時は、この指定が不可となります。
これダイアログで指定可能な内容を設定することで、PDF Driver にPDF/A-1b準拠のファイルを作成することができます。
明日は、PDF Driver では、現在未サポートですが、ISO 19005 仕様のパート2 PDF/A-2について説明します。
年別アーカイブ: 2012年
サーバベース・コンバーター V4.0 リリースしました!
本ブログにてお伝えしておりました新バージョンに関して、3/27にリリースいたしました。
ご連絡しておりました新機能に関して、若干変更がありましたので、変更点を追記しながら簡単にご説明いたします。
<新機能>
- PDF処理に関しての最適化
- 予定通り実装しました。
PDFに関するエラーコードが若干増えております。製品添付のオンラインマニュアル:エラーコードの項、もしくは、こちらでご確認ください。
- 予定通り実装しました。
- Windows 64bit版モジュール
- 予定通り実装しました。
今後、Windows版をご注文いただく際には、32bit/64bitをお選びいただくこととなります。
- 予定通り実装しました。
- Microsoft RTF読込対応
- Office パスワード付きファイルに関するエラー情報変更
- 予定通り実装しました。
パスワードに関するエラーメッセージに変更があります。製品添付のオンラインマニュアル:エラーコードの項、もしくは、こちらでご確認ください。
- 予定通り実装しました。
- Office 2007/2010 読み取りパスワード設定ファイル読込対応
- 予定通り実装しました。
使用方法に関しては、製品添付のオンラインマニュアル:各I/Fの項、もしくは、こちらよりご利用予定のI/Fをお選びいただきご確認ください。
- 予定通り実装しました。
以上です。
「Office 2007/2010 読み取りパスワード設定ファイル読込対応」に関しては、今までエラーとなり変換や印刷自体が行えなかったファイルも取り扱えるようになり、組込先アプリケーション、及びシステムの付加価値を高めることが可能です。
上記以外にも
- Microsoft Excel:シート指定抽出機能
- 変換したいシートを指定することが可能です。
また、最終保存時に最前面にあるシート(ActiveSheet)を指定することも可能です。
- 変換したいシートを指定することが可能です。
- PDF 読み取りパスワード設定ファイル読込対応
- 前バージョンまではエラーとなっておりました「読み取りパスワード」を設定しているファイルも設定したパスワードを指定することにより変換可能となりました。
- PDF 内容コピー不可、及び印刷不可設定ファイルの変換対応
- セキュリティ設定で内容コピー:許可しない、及び印刷:許可しないとなっているファイルもセキュリティ設定時に指定したパスワード(Owner Password)を指定することにより変換、及び印刷が可能となりました。
- Microsoft Excel/Powerpoint 図形読込強化
- 色味は多少異なる場合がありますが、今まで出力できなかった図形へも対応しました。
へも対応しております。
是非一度、お試しください。
評価版は、こちらよりお申し込みできます。
AH PDF Server V2.3 無料セミナーのご案内!!
こんにちは。
ライセンス・ソリューション営業担当です。
今日は、アンテナハウスの主催するセミナーから、AH PDF Server V2.3 の無料セミナーについて、ご紹介いたします。
開催日時:
4月20日(金)15時30分~17時
セミナーテーマ
PDFやTIFF、JPEGにも自動変換可能!OCR機能も備えた便利なサーバーソフト『AH PDF Server V2.3』で、ファイル変換について、実際に操作を体験して頂きます。
セミナー詳細URL:https://www.antenna.co.jp/notice/2012/pdfserver-workshop02.html
(プログラム 内容)
- アンテナハウスの紹介と『AH PDF Server V2』の総合説明(約30分)
- 簡単に会社概要と、『PDF Server』の特長をご説明いたします。
- ここまで使えるスタンダード版
- スタンダード版で、Microsoft-Offceの代表的なファイルから、PDF・TIFF・JPEG・TEXTへ変換します。
- プロフェッショナル版の底力
- 多彩な機能を盛り込んだ、プロフェッショナル版!追加機能を利用しての各種ファイル変換を紹介いたします。
- スキャン文書からPDF自動変換
- JIS Z6016「紙文書の電子化プロセス」の基本をご説明したあと、紙文書をスキャンして、ファイル名の自動付与やOCR処理、指定フォルダーへの流し込み等、実演を交えて紹介いたします。
- 多彩な条件下でのファイル変換
- 結合機能、透かし、PW、改ざん防止などの多彩な条件設定で内部統制に強いPDFの自動出力をご覧ください。
- Web変換ツールの操作
- 監視フォルダー型に加えて、Webブラウザー経由でOffice文書をPDF変換
ぜひお申し込みくださいませ!
法人・団体のお客様向けに”3大メリット”ご案内
こんにちは。
ライセンス・ソリューション営業担当です。
今日は、アンテナハウスデスクトップ製品の法人・団体様向けお得なライセンス販売形態をご紹介いたします。
1)ページイメージを確認しながらマウス操作でPDFの結合/組み換えができる!!
「瞬簡PDFバインダー」なら無償版でここまでできます。
https://www.antenna.co.jp/pdfbinder/#pagelink02
2)お買い得なサイトライセンス
10ライセンス以上まとまれば大変お買い得な価格でご購入が可能です。
「パッケージ版の1/3の単価」でお求めいただけます。
詳しくはこちら
https://www.antenna.co.jp/purchase/sitelicense.html#Site_License
3)超お得な”無制限ライセンス”AH-ULLとは!?
- AH-ULL(エーエイチ – ユーエルエル:Antenna House-Unlimited License)
は、多数のライセンスをご購入のお客様向けのライセンス管理が不要で超お買い得
な新ライセンス体系です。 - AH-ULLは、お客様の事業所の規模に応じて3つのタイプ(AH-ULL200/500/1000 )を用意しております。
事業所の規模が、1,000名を超える場合には、別途お問い合せ下さい。 - AH-ULL 購入後1年以内に新しいバージョンが発売された際には、初回のみ無償でバージョンアップが可能です。
ただし、1年経過後は有償でのバージョンアップとなります。
詳しくはこちら
https://www.antenna.co.jp/purchase/sitelicense.html#AH-ULL
以上 お得なライセンス情報でした!
DITAへの流れは加速するのか
こんにちは。XML関連の営業担当です。
さる2月27日にアートダーウィン社主催の「美味しいDITAの作り方セミナー」にスピーカの一人として参加しました。
内容を簡単にまとめると
* DITAインスタンスの作り方
* タスクトピックのレイアウト方法概要
* 国産DITA CMS「Dante」の紹介
* トピックライティング手法
です。
参加者は45名で、相変わらずDITAへの関心の高さがうかがえます。
質疑応答やアンケート結果を見ると、導入事例に対する興味をお持ちの方が多いように思います。これはDITAコンソーシアムジャパン主催の「DATA Festa」でも同じような傾向があるようです。
以前は「DITAって何?」というステージにいらっしゃった方々の多くが、次のステージ「DITAを導入するにはどうすればいいの?」に進まれたのだと思います。この中には「どれくらい効率化できるの?」「費用対効果は?」という疑問も含まれているのでしょう。もちろん簡単に答えの出る話ではありません。
DITA導入にはそれなりの費用もかかりますし、ライティング手法を変えなければいけないこともあるでしょう。また、過去の資産はどうなるのかということも考えなければいけません。
すでに制作システムがきっちりと固まっている企業にとっては、そう易々と手を出せるものではありませんが、マニュアル制作の世界がジワーっと大きくDITAの方向に舵を切りだそうとしているのかなという印象があります。これから新規で制作システムを構築する企業にとっては絶好のチャンスかもしれません。
いずれにせよ、世界がどちらの方向に向かおうとしているのか、アンテナを張り巡らせていただきたいですし、弊社もベンダーのひとつとして、情報を発信し続けなければいけないですね。
参考資料:
アンテナハウスDITAサービス(https://www.antenna.co.jp/dita/)
XML自動組版セミナーの紹介
こんにちは。XML関連の営業担当です。
先週9日に「XSLSchool」を開催しました。これはXMLを自動組版するにあたり必要最小限知っておいた方がいい情報をご提供するセミナーです。
毎回3~4名様くらいのご参加があって、少人数ということもあり、和気あいあいとXSLTやXSL-FOの初歩を勉強をしていただいています。「XML自動組版することになったんだけど、XSLTやFOのことはほとんど知らないんだよな~」という方に好評です。
参加者の方々にノートパソコンを持ち込んでいただき、実際にその場でバシバシとXSLTを打ち込んでいただきますので、居眠りする暇はありません(笑)
* XSLTを数行打ち込む
* その結果どのような組版結果になるのか確認をする
* なぜそのようになるのかを解説する
というようなことを延々と繰り返し、最終的に1冊の本を仕上げるという具合です。朝の10時から夕方5時くらいまでかかってしまい、みなさんいつもヘトヘトになってしまうのですが、最後には「分かりやすい説明だった」とお褒めの言葉をいただいています。
セミナーで使用するテキストのほんの一部をご紹介します。
school-text-1.pdf ファイルをダウンロード
school-text-2.pdf ファイルをダウンロード
これからXML自動組版を勉強しようという方には「なんのこっちゃ」みたいな内容だと思いますが、セミナーの後には「なるほどね~」という感じになっていただけるはずです。
弊社の関連会社「エクスイズム」が申し込み窓口になっていますので、ご興味のある方は下記をご参照ください。
http://www.exism.co.jp/contact/form/xslschool.html
また姉妹セミナーとして「XSL-FO指南塾」というものも用意しています。こちらはXSL-FOに的を絞って勉強していただくセミナーです。
http://www.exism.co.jp/contact/form/xslfoshinan.html
最近は「DITAを組版したい」という方のご参加が少しずつ増えてきたように思います。
瞬簡PDF活用教室 第2回 『瞬簡PDF 変換7』 デモムービーを公開!
瞬簡PDF活用教室 第2回は、PDFからOffice文書へ逆変換する、『瞬簡PDF 変換7』を、動画でご紹介します。
全部で5回、それぞれ約2分程度の構成ですので、ちょっと時間のあいたときにでもご覧いただければ幸いです。
■『瞬簡PDF 変換7』 イントロ
~瞬簡PDF活用教室 第2回 の構成について、簡単に紹介します~
■ 瞬簡PDF活用教室 第2回 PDF→Word 変換
~『瞬簡PDF 変換7』を使って、PDFを Word ファイルへ変換するデモをご覧頂けます~
■ 瞬簡PDF活用教室 第2回 PDF→Excel 変換
~『瞬簡PDF 変換7』を使って、PDF を Excel ファイルへ変換するデモをご覧頂けます~
■ 瞬簡PDF活用教室 第2回 PDF→PPT 変換
~『瞬簡PDF 変換7』を使って、PDF を Power Point ファイルへ変換するデモをご覧頂けます~
■ 瞬簡PDF活用教室 第2回 評価版と価格について
~『瞬簡PDF 変換7』 の評価版と製品価格について、ご案内いたします~
■瞬簡PDF 変換7 製品紹介ページ
https://www.antenna.co.jp/pdftooffice/
■お問合せ先
e-mail :sales@antenna.co.jp
電話番号:03-5829-9030
海外出展レポート Digital Book World Conference and Expo
Digital Book World Conference and Expo
やはりニューヨークで開催されたこのカンファランスは、主に従来の出版業界(刊行本を出版する会社)向けの構成となっていました。アンテナハウスは、出版業界の動向、要望、関連技術、ソリューションを学ぶべく参加しました。特に、電子書籍におけるデジタルデータとして表現されたコンテンツの知的財産の保護、著作権益の保護について議論が行われ、電子書籍の市場への新しい方向性がテーマとなりました。また、従来の刊行本の将来的観測についても、かなり意見が出ました。このカンファランスが開催されるほんの数週間前に、アメリカの大手ブックストアが倒産したとのことです。
アンテナハウスはIDPFに加入
International Digital Publishing Forum (IDPF)は、米国の電子出版業界の標準化団体です。電子書籍用のファイル規格EPUBを策定しています。同規格はアップルのiPad用の閲覧ソフトiBooks、ソニーの電子書籍リーダー、グーグルの書籍全文検索サービスGoogle Booksなどで採用されています。アンテナハウスはこのたびこの団体に加入し、EPUB3の普及のために努力したいと考えています。
みなさんご存知のように、クラウド型汎用書籍編集・制作システム、CAS-UB を、日本ではすでに始めております。実際、Digital Book Worldの発表者には、出版会社のみならず、作家の方々も登録されています。海外でも電子書籍の普及に伴い、必ずや本の作家やエディターのために役立つものと確信し、海外でのサービス開始に向け準備を始めております。
アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/
海外出展レポート TOC 2012
今年に入ってからアンテナハウスは、電子出版に重点を置いた2つのカンファランスに出展しました。この二つのカンファランスから伝わってきた共通のメッセージは、刊行物が減少中であるということであり、また、タブレット、電子書籍の読者および最先端を行く書籍が、新たに標準になるだろうということでした。似たような過去の例で、書籍出版業を音楽産業と比較してみると、レコードがカセットに移り、さらにCDになり、それがIpodのようなデジタルのオーディオプレイヤーに取って代わった推移を挙げることができます。
O’Reilly’s Tools of Change for Publishing Conference
2月ニューヨークで開催されたこのカンファランスでは、出版業界と電子技術産業界の両方から多くの参加者が参集し、将来に向けての新しい発想、問題点、質問および解決策を共有しました。今年は、EPUB 3.0およびHTML5など、出版業界がこの変化にどのように対応していくか、多く議論が交わされました。
また、さらに、参加者が実地体験ができるよう、約40のタブレットおよび電子リーダを備えたコーナーが設けてありました。
アンテナハウスは、自動組版ソフトウェアAntenna House Formatter V6、MS文書をサーバサイドで、PDF、Flash、画像等に変換するライブラリ、Server Based Converter V3.1、クラウド型汎用書籍編集・制作システム、CAS-UB などの展示を行いました。中には、Formatterに大変満足していると立ち止まって話してくださるお客様も何人かいました。Server Based Converterに関しては、EPUB変換、またはその逆の変換に興味が集まりました。つまり、文書ファイルを、タブレットや、他の読書用デバイスの電子フォーマットに変換したいという要望を持っておられるお客様が多かったのです。
明日はもう一つのカンファランス、Digital Book World Conference and Expoについてお伝えします。
アンテナハウス海外サイト
Professional Formatting Solutions
Rainbow PDF
PDF to Excel変換ライブラリ
アンテナハウスのOEM製品(ライブラリ製品)についてお話をしたいと思います。
OEM製品は、お客様が、製品に組み込んで複製、販売して頂き、出荷本数に応じてロイヤリティを支払って頂く販売形態となっております。
OEM製品の中には、デスクトップ製品に組み込まれているモジュールをライブラリ製品として、提供させて頂いているものが有ります。お客様は、ソフトウェア製品開発で、PDFなどの文書操作、管理が必要な場合、これらのライブラリ製品を組込み利用して頂くことにより開発効率を格段に上げることが出来ます。
その中の一つ、PDFからEXCELに変換するライブラリ製品を紹介いたします。
PDFファイルを解析し、PDFの表部分や本文やイメージ、各種書式などもExcelに変換できます。
例えば、申請書や各種用紙に含まれている表を再利用することができます。
自治体などの入札に関する書類はPDFで作成されたものが数多くあります。見積等を作成するに当たっては、PDF内のデータを取り出し、再利用などにより作業効率を上げることが出来ます。
本製品で用意しております詳細変換設定ファイルのダイアログをプログラムより起動して、PDFを表示しながら、画像として変換する範囲、任意のページの回転角度や罫線のないものに領域を表として罫線を指定するなど、詳細な変換設定が可能です。あるいは、詳細変換設定ファイルを扱うことができるAPIも用意しておりますので、プログラムからの詳細設定の生成、変更を行なうことが出来ます。
PDFのコンテンツに対して、それぞれの詳細設定変換ファイルを割り当てることができますので、プログラムから、一括してPDFからEXCELに変換することが出来ます。
(画像をクリックすると、拡大されます)
新機能!OCR処理が可能になりました
新たにOCR機能を追加致しましたので、文字が画像になっているPDFからもEXCELに変換が可能となり取り扱えるPDFが広がりました。
最近では、PDFで配布されている土木積算資料の再利用目的など、土木積算システムでの採用実績が増えて来ております。
動作環境
シンクライアント(Citrix、リモートデスクトップ、ターミナルサービス)環境下で動作可能です。
開発環境:C++、.NET
評価版を用意しております。 サンプルプログラムが添付されておりますので、変換精度を確認することが出来ますし、どのような機能をプログラムから操作できるのかが分かります。
https://www.antenna.co.jp/oem/PDF2Excel/のWebサイトをご参照下さい。
評価版お申込み、お問合せは、oem@antenna.co.jp まで宜しくお願い致します。