海外出展レポート TOC 2012

今年に入ってからアンテナハウスは、電子出版に重点を置いた2つのカンファランスに出展しました。この二つのカンファランスから伝わってきた共通のメッセージは、刊行物が減少中であるということであり、また、タブレット、電子書籍の読者および最先端を行く書籍が、新たに標準になるだろうということでした。似たような過去の例で、書籍出版業を音楽産業と比較してみると、レコードがカセットに移り、さらにCDになり、それがIpodのようなデジタルのオーディオプレイヤーに取って代わった推移を挙げることができます。
O’Reilly’s Tools of Change for Publishing Conference
2月ニューヨークで開催されたこのカンファランスでは、出版業界と電子技術産業界の両方から多くの参加者が参集し、将来に向けての新しい発想、問題点、質問および解決策を共有しました。今年は、EPUB 3.0およびHTML5など、出版業界がこの変化にどのように対応していくか、多く議論が交わされました。
また、さらに、参加者が実地体験ができるよう、約40のタブレットおよび電子リーダを備えたコーナーが設けてありました。
アンテナハウスは、自動組版ソフトウェアAntenna House Formatter V6、MS文書をサーバサイドで、PDF、Flash、画像等に変換するライブラリ、Server Based Converter V3.1、クラウド型汎用書籍編集・制作システム、CAS-UB などの展示を行いました。中には、Formatterに大変満足していると立ち止まって話してくださるお客様も何人かいました。Server Based Converterに関しては、EPUB変換、またはその逆の変換に興味が集まりました。つまり、文書ファイルを、タブレットや、他の読書用デバイスの電子フォーマットに変換したいという要望を持っておられるお客様が多かったのです。
明日はもう一つのカンファランス、Digital Book World Conference and Expoについてお伝えします。
アンテナハウス海外サイト
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