読者が選ぶトップブランド2009【ソフトウエア編】
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_58572_140970_6
○最もよく知っている会社
PDF:
アドビ(Acrobat) 91.6%
ソースネクスト(いきなりPDF)3.5%
ジャスト(ジャストPDF) 1.6%
だそうです。
そのうち、アンテナハウスPDFがトップに来る日を目標にします。
カテゴリー別アーカイブ: コラム
12月16日 株式会社クセロの清算が結了しました
2009年12月16日 株式会社クセロは臨時株主総会を開催し、株主総会において会社の清算を承認しました。
株式会社クセロ(社長 森 真一氏)は、平成11年(1999年)7月設立。資本金2億4,998万4千円。約10年間に渡り、PDFを中心とするコンピュータ・ソフトの開発・輸入・販売を行ってきましたが、諸事情により救済が必要な状態となりました。アンテナハウスは平成21年1月に同社の株式の多数を譲り受け筆頭株主となり、支援を開始しました。その後、平成21年(2009)年4月にほぼすべての事業を同社より譲り受け、一部の事業につきましては継続できないため終了としましたが、継続可能な事業につきましてはできるだけ継承しました。
株式会社クセロは平成21年(2009年)8月28日臨時株主総会を開催し、解散を決議、会社の清算手続きに入りました。平成21年(2009年)12月16日臨時株主総会にて清算人より清算結了の報告を受け、これを承認しました。これにより株式会社クセロは消滅しました。
最後になりましたが、お客様の皆様の長期に渡るご支援に心からお礼申し上げます。
CSS Selectors Level 3 勧告提案に!
CSS3の仕様のひとつである、Selectors Level 3 が勧告提案(Proposed Recomendation)になりました。
http://www.w3.org/TR/css3-selectors/
Selectors Level 3
W3C Proposed Recommendation 15 December 2009
Selectorの仕様は、CSSのスタイルシートを適用する要素や属性の指定方法を決めるものなので、スタイルを適用する条件をきめ細かく設定するのにありがたく、便利な機能です。今後、W3C会員代表者によるレビューと投票の段階となりますが、順調に行くと来年の春には勧告になる見込みです。早く勧告になって欲しいものです。
アンテナハウスでは、AH Formatter V5でCSS3を実装しています。
いよいよ今年も残り2週間!PDF Server V2 18日出荷へ
年末も間近となり、大変、お待たせしていましたが、Antenna House PDF Server(AH PDF Server)のV2.0を今週末18日より出荷開始致します。
本製品は、クセロから継承した「クセロ PDF Server」の機能を、ほぼ踏襲するかたちで、大部分を新たに書き直したものです。
AH PDF Serverは、当社初のソリューション製品です。これまでソリューション製品を出そうとしていろいろと研究していましたが、漸く実現しました。
来年から、これにいろいろな機能を強化していきたいと考えています。お客様のご要望等も積極的に取り入れていきたいと考えていますので、ぜひ、よろしくお願いします。
ところで、これまで、アンテナハウスの製品は、ほとんどすべてC++で、できるだけプラットフォーム独立に作っています。これはコンポーネントとしてできるだけ多くの環境で利用可能とするためです。しかし、ソリューションとなると話は別。そういうことはこだわらず思い切り.NET依存となっています。一昔前ならJAVAで作ったのでしょうけど。最近は、JAVAより.NETになりつつあるようです。
AH Formatter V5.1 改訂1版の出荷開始
12月9日より、「AH Formatter V5.1 改訂1版」を出荷開始しました。
このバージョンより、次の機能が強化されています。
1.住基ネット統一文字コードオプションを追加しました。
2.table-omit-header-at-break プロパティにcolumn値を指定できるように拡張しました。
3.下線、取消し線、上線の末端を文字間にどのようにはみ出させるのかを、オプション設定ファイルで、text-decoration-modeで指定できるようにしました。
また、多数の障害を修正しています。
○詳細情報
AH Formatter V5 改訂情報
AH PDF Server V2.0 新製品紹介セミナーの開催ご案内
Antenna House PDF Server V2 を、より多くのお客様に知っていただくために、簡単なデモを交えた、製品紹介セミナーを開催いたします。
・サーバサイドでのPDF変換ツールをお探しの方
・よりユーザに易しいPDF変換ツールをお探しの方
・個人で様々な設定により変換されるPDFファイルについて、後の文書管理にスムーズに移行出来るような目的ごとに統一・整理された、PDF変換システムをお探しの方
・ユーザ側からはどのような利用価値があるのか知りたい方等々、
どうぞお気軽にお越し下さい。
*開催日時:2010年1月22日(金)
*開催時間:15:00~16:30(14:30~受付開始)
*会場 :中央区産業会館 第二集会室
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-22-4
*アクセス:下記URLより、ご参照ください。
http://www.chuo-sangyo.jp/access/access.htm
~お申込み方法~
下記URLの「お申込みフォーム」より、お申込み下さい。
(当日参加も受付けております)
*セミナーお申込みフォーム
https://www.antenna.co.jp/psv/mf_apo.htm
・お問い合わせ先
アンテナハウス株式会社
システム営業グループ 担当:石井
TEL:03-52829-9021
e-mail:sis@antenna.co.jp
○製品情報ページ
https://www.antenna.co.jp/psv/
システム製品のASPライセンス適用について
弊社のシステム製品のライセンス体系の中で、一番判断が難しいのはASPライセンスと思います。最近、AH Formatterをあるサービスで利用する際にASPライセンスが必要か、それとも、サーバライセンスで良いかということが検討課題になりましたので、これを整理してみました。一番典型的な例で考えますと、次の図のようになります。
図-上は、複数の会社で同じようなシステムをサーバライセンスを使って、会社毎に別々なシステムが実現されているケースです。
これは、図-下のようにASPサービスの提供主体の会社に大きなシステムを置いて、複数の会社にサービスとして提供することができると考えられます。この下のケースでは、ASPライセンス契約をしていただくことが必要です。
この場合、ASPサービスが必要かどうかは、処理対象のデータが誰に帰属するかによると思います。もともと各社が別々の固有のデータを処理(組版処理)するために個別のシステムで行っていたものを、ASPサービス提供主体のシステムを使うことにしたのですが、データはあくまで各会社の固有のデータとなります。
仮に、すべてのユーザが、サーバ上のデータを取り出すだけであれば、これはASPサービスではなく単なるWebベースのサービスと考えられます。WebベースのサービスであればASPライセンスは不要となります。但し、このあたりの境界線は曖昧とならざるを得ないと思いますが。
快適なバッチ組版のための「XSL-FO 指南」改訂版リリース
W3C 勧告のExtensible Stylesheet Language(XSL) Version1.1 のFormatting Object(FO)の機能を、日本語の組版事例を添えて解説した教本です。
FOの具体的な書き方とその組版結果の対比を豊富な事例を用いて、分かりやすく解説しています。
改訂版では、プロパティを正確に理解するため、必要に応じてプロパティの値を列記し、それらの意味を解説しています。更に、表やリスト、脚注などのスタイルシート(テンプレート)も解説しました。
本書は、XSL-FO に初心の方々への入門書であると共に、実務上のレファレンスブックとしても活用していただけます。
CD によるPDFでご提供しますので、しおり、目次、索引及びPDFリーダーの検索機能によって、知りたい項目を素早く探すことができます。
なお、アンテナハウスのFormatterでは日本語組版を充実させるために独自機能を補充しています。本書では、これらの追加機能も詳細に解説しています。
◆(有)イー・エイド 藤島雅宏編著・アンテナハウス(株)協力
定価10,500 円(税込み) A4 版300 ページ・PDF 版
ご購入については、以下よりお問い合わせ下さい。
http://www.exism.co.jp/contact/form/forminq.html
デフレ、低価格化!ソフトの世界は究極の低価格化が進む
先日、近くのミニストップで1杯120円のコーヒーを売っていることを発見しました!
この東日本橋のミニストップにはちゃんとテーブル、椅子を備えたちょっとした雑談スペースもあります。コーヒーショップも真っ青!
定価は150円だけれども、クーポン券を買えば、120円になります。
と思いつつ、コーヒーを飲みながら思いあたりましたことですが、最近、イギリスの某有名PDFソフトメーカがPDF製品を無償にしたニュース。残念ながら(?)まだ日本語対応はないようですが。
いくらジーンズやコーヒーが安くなっても無償になることはないでしょう。しかし、ソフトの場合は無償というのがあり、大手を振ってまかり通っています。何といっても、無料は究極の低価格化。ソフトの世界では、もう究極の低価格化に突入していたわけです。
あるFile Viewerの数奇な運命
OutsideInというビューアをご存知でしょうか?
現在、Oracleが販売していますが、もともとは、シカゴのSCC(確か、Systems Compatibility Corp.だったと思います)という会社が開発して、Windows95にバンドルされたQuickViewです。
QuickViewは既にWindowsにはバンドルされていません。
一方、QuickView の市販パッケージ版であるQuickView Plusは、今も販売されているようです。
SCCは、Insoという会社に買収されました。そこで、市販向けQuickViewPlusとOEM用のOutsideInとして販売されていました。米国でInsoは、一時、米国の成長著しい新興企業として注目をあつめましたが、M&Aの繰り返しで成長したためか、何年か後に破綻して、Viewer技術は別の会社Stellent(と思います)に売却されてしまいました。Stellent社はECM製品のメーカであり、ECMに保存されるファイルを表示するViewerとして注目したのだと思います。
その後、このViewer技術はなんとOracleの手に渡っていたようです。
ということは、OutsideIn/QuickViewの技術の提供主体は既に4社目ということになります。
アンテナハウスも自在眼という市販ビューア、自在眼SDKというOEM技術をもっていますが、実はInsoのビジネスモデルを参考にしています。それにしても技術の売買まではまねができません。
PDFやFlashというファイル表示用の標準技術の台頭でビューアの時代は終わったかと思っていたのですが、いやいやどうして、しぶとく生き残っているものです。