『アウトライナー 3.0』鋭意開発中(1)

『アウトライナー』の基本コンセプトは、デジタル納品・デジタル配信などのデジタル形式で利用するPDFの制作支援ツールです。現在開発中である次バージョンV3.0について書いてみたいと思います。

『アウトライナー3.0』の主な変更点

  • 64bit版アプリケーション
    V2.6までは、32bit版アプリケーションです。
    V3.0では、64bit版アプリケーションになります。よりサイズの大きなPDFの編集が可能になります。
  • 文書構造解析ライブラリV2
    V2.6までは、文書構造解析ライブラリV1を搭載しています。
    V3.0では、文書構造解析ライブラリV2を搭載します。しおりの自動解析精度が向上します。
  • リンク注釈の編集機能
    リンク注釈の外観、位置、サイズ変更が、対話的に行えます。
    リンク注釈のアクションの設定も、対話的に行えます。
    アクションの設定機能は、しおりのアクションの設定でも、呼び出せるようになります。
    例えば、外部PDFの指定したページをプレビューしながら、マウスで表示したい座標をドラッグして、飛び先として設定できます。
  • リンク注釈の外部ファイル入出力
    リンク注釈及び、アクションの情報を、CSVファイル、XMLファイル、JSONファイルに書き出したり、取り込むことができます。
    コマンドライン版からの指定も可能です。bat処理で、一括してリンク注釈を設定するなどが可能です。

2020年4月リリースに向けて鋭意開発中です。2020年3月中旬にはβ版を評価用にリリースする予定です。

製品に関するご質問は
outliner@antenna.co.jp(アウトライナーサポート) まで、お気軽にお問い合わせください。

評価版のお申込 評価版のお申し込み

Webページ http://www.antenna.co.jp/mpd/




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2/7のXMLパブリッシング交流会に参加してきました

2020年2月7日、先週の金曜日に開催されたXMLパブリッシング交流会『ウェブ出版と日本語組版の未来』に参加してきました。アンテナハウスもブースを出展していた、page2020のイベントの1つという位置付けでした。

会場到着

会場は池袋サンシャインシティの文化会館7F会議室。最近の技術書典の会場として2F、3Fには来たことがあったので、まあ結構ギリギリの到着でも大丈夫かと高を括っていたのですが、素直にエスカレータを登っていたらスポーツジムに着いてしまい、慌ててエレベータを探しました。

そんなこんなで本当にギリギリの時間に会場に到着すると、席は前方から後方まで割と満遍無く埋まっていました。こくちーずでの申込数上限は80人で、終了後に確認したら登録者数は57人となっていましたね。

以下、スライドや発表に解釈を加えて記述している箇所がありますが、発表者の方の意図に沿えているか分からない箇所もございます。ご了承、ご指摘ください。

木田泰夫氏『JLReqタスクフォース』

Keynote for iCloud上の資料となるので、環境によってはご覧になれないかもしれません。FireFoxやSafariなら見られる筈です。

JLReq Task Force Chairmanの木田氏による、「W3C 日本語組版の処理要件」とその周辺の話となります。

原型としてはJIS X 4051:2004の「日本語文書の組版方法」となり、これを国際的な文書にまとめ直したもの、というのがJLReqの概要となります。

しかし、JLReqはJIS X 4051の単純な移植に留まらない、ということを発表を聴いて改めて意識させられました。

まず、非日本語話者にも要件を伝えるということから、JIS X 4051よりも詳細にその背景や用語の解説や図示が行われているということ。「ルビとはなにか」という説明が、ルビ文化が無い人のために必要になるといった例が挙げられました。

また、世界に向けて日本語組版における要件を発信したJLReqは、様々な言語における要件をまとめていく活動の先駆けとなりました。総称すると「xLReq」とでも言うべきこの活動は、世界が協力し多言語組版を実現していく上での重要なファクターとも言えそうです。

業界的な意味でも、W3Cの専門家と言語の専門家を繋ぐ架け橋としてxLReqがあるということでした。

JLReqTFとしても活動は続けられています。これは公開された活動で、GitHub上にインターフェースがあります。英語での意見投稿はハードルが高いと感じている方も、日本語で投稿した内容をJLReqのチームが拾い上げ、翻訳を行ってくれるとのことなので、積極的な参加を呼びかけておられました。

まず、JLReqの2版に向けた内容のアップデート。これは1版にドラスティックに変更が走るといった類のことではなく、

  •  正誤表の反映
  •  英語での記述の表現をより良くする、
  •  曖昧だった箇所の詳細化(ルビなど)
  •  参照文書としての完成度の向上

といった内容だそうです。

次に、JLReqの機能を滿たすようなCSSが定義されているか、あればその動作の検証の諸々と、そのドキュメント化までを行っているそうです。事前にキーワードとして挙げられていた「gap analysis」ですね。スライドの表にその例示があります。要件があっても実際にそれを実現できる仕組みがないとどうしようもないので、こういった調査を行ってくださっていることに頭の下がる思いです。GitHubで課題、意見の吸上げを行っているので、その整理自体も重要な仕事ということでした。

結びとして、「未来に向けて」という題で幾つかのお話をされました。

紙面とデジタルテキストとの違いということを軸に話されていたものの、多くは組版そのものが持っていた問題のうち、今まで人が都度なんとかしており、また完成したものが紙面など固定されたものであったために表に出ていなかったもの、という印象でした。

人間が監督するものと完全に自動で組版するものとの課題の例として、縦書きで左ルビの行と右ルビの行が隣り合うときの行間制御の例など(大抵は人間が位置をずらすことで対処)、画面サイズで文字の配置が変わる場合などに確かに考えねばならないものです。

また、世界で使われるということは、これまでの和文と欧文の高々2つの関係の独自の世界から、「多言語のうちの1つとしての日本語」ということを意識した要求にしていく必要がある、ということも「xLReq」、そしてインターネットとWebブラウザが登場してより顕在化した事柄ではないでしょうか。

そして、そもそも紙面上での組版の時代でも、媒体の事情に合わせて組版要件が変化していったということも、言われてみればその通りであるのに、見落としがちであった視点であったと思います。パラグラフマーク「¶」が、飾りではなく紙の値段が現在よりも高かったときに段落区切りを余白以外の手法で表していた、という例示がありました。

冊子の持っていた優位性の消失というのも興味深い話でした。ページを捲ることでのランダムアクセス(巻物はシーケンシャルですね)、これはデジタルテキストであればリンク機能で事足ります。新技術が登場するときに旧来の技術・表現を模倣するという視点での「デジタルテキストでの組版とその処理要件」は、どこに自分の立ち位置を合わせるかを考える上で重要なものだと感じました。

そして、参加者からの質問タイム。

「禁則処理や和欧文間のアキがJIS X 4051から引き継いでいるが、この要件を変更する議論はあるのか?」というもの。例えば「四分アキが適当な箇所と適当で無い箇所」といった具合ですね。「Tシャツ」という日本語としての単語の「T」と「シ」のアキが四分だと広すぎる、というような例が挙げられていました。

返答として、議論は行われているということでした。

関連して、和語の単語区切りのアイデアといったものも示されました。Webブラウザ表示では、日本語でも行末が不揃いであることもかなり受け入れられてきているので、今後そういった表現に関しての要件が必要になってくることも納得ですね。

「もっと皆さんに試してみてほしい」という言葉も印象的でした。

最後にされた「JLReqは今後『Rule』になるのか」という質問に対して「要件であり、複数あって良いものである」という姿勢が示されていました。その前にされたアキの変更議論なども含めての回答になっており、大変充実した内容でした。

田嶋淳氏『日本語組版に関連する CSS 規格の策定状況について』

https://speakerdeck.com/juntajima/ri-ben-yu-zu-ban-niguan-lian-surucssgui-ge-falsece-ding-zhuang-kuang-nituite

W3Cの作業草案(Working Draft)から勧告(Recommendation)に至る流れの解説の後、それに則って進められている本題のCSS規格の話へ移ります。

勧告候補まで行っても、状況によっては差し戻しされ議論に戻ることもあるというのは随時チェックする程でない身としてはショックがありました。

最新の仕様を追うならDraftを見ることになりますが、何せ草案なので揺れて怖いという話。

「CSS3」という呼称がCSS2.1までのバージョニングの話とは違うということは

不勉強であまり意識したことがありませんでした。CSS2.1に入っていた仕様をレベル3とし、各モジュールに分けて進行状況をレベルで表すということです。

各Webブラウザでの仕様の実装状況のチェック方法など、初学者に嬉しい内容のスライドとなっていました。

JLReqの発表でもあった、要件と対応するCSSのモジュールに関しても、そのモジュールを勧告まで持っていくには別のレイヤでの議論がある、ということでした。「行どり」のためのモジュールは2つほどあったけれどどちらもポシャってしまった話からも、その難しさが察せられます。

より高度なルビ機能の実装に向けたWebブラウザの動向という例も挙げられていました。FireFoxのみ両側ルビに対応を始めたものの、他ブラウザは行っていないといったズレがあるということでした。

定まっていない仕様が定まると、どのような場合に嬉しいのかということで、

text-spacingが規格化されれば、ぶら下げインデントでの約物の表示挙動が統一されたりする、といった例が挙げられていました。

自動縦中横のアイデアなど、どう実装するのか難しそうな話題もあるようです。

また、ルビと圏点を同時に使った場合の挙動といった、議論が定まっていないものもあります。ところで、Antenna House Formatterではルビと圏点の同時使用に対応しており、挙動としてはルビ文字の上に、親文字に対応する圏点を表示します。ルビ文字に合わせた圏点は行えません。

村上真雄氏『ウェブ出版と日本語組版の未来とCSS組版Vivliostyle』

https://vivliostyle.github.io/vivliostyle.js/viewer/vivliostyle-viewer.html#b=/vivliostyle_doc/ja/events/page2020xpub/&spread=false&renderAllPages=true

発表スライドもVivlioStyle製です。

紙とWebでの出版コンテンツの違いについてから始まりました。

どちらかというとページメディアとスクロールメディアの違いについてと言えなくもない内容でしたが、「CSSの表現力によってコンテンツの表現力が変わる」という主張は恐らくVivlioStyleの開発陣の情熱の起点となるものではないかと感じました。

電子書籍の形態として普及が進むEPUB3の話題も当然深く拘わってきます。EPUB3.0の仕様に縦書き機能が入ったことでも話題になりましたね。これも、W3CにおけるCSS標準化の進みによるもの、JLReqが貢献した1例といえます。

そして提示された「EPUBはウェブ出版といえるか」という疑問に対し、村上さんとしては現状そうではない、という立場のようです。

Web Publications」というそのものズバリなW3C Working Groupの存在と、それが現状停滞してしまっていること。この試みをそのまま形にする筈であったEPUB4.0も現状ではどうなるか分からない、とのこと。

また、メタデータの付与をJSON-LD形式で行うPublication Manifestについての言及もありました。こちらは勧告候補。

通常のWebページにSchema.orgに沿ったJSON-LDを付与することも聞くようになってきましたし、Webを志向する上ではそういった流れなのかもしれませんね。

各Webブラウザが機能を実装するにはとても時間がかかります。CSS Paged Media関連など、通常のWebページを表示するためのWebブラウザとしては後回しになりがちなCSS仕様もあります。一方で「標準化」のためには、いち早くその仕様を実装し、検証し、フィードバックを行うことも必要です。

CSSでの機能標準化をより強く進め、同じソースからCSSによって複数のレイアウトを実現し、印刷、EPUB、Web出版を1つのラインに載せたいという情熱を感じました。

「ここから本題です」と村上氏が発言し、会場に笑いが。確かにまだVivlioStyleの話が全然出ていませんでした。

商用のCSS組版ソフトウェアについても言及。弊社の「Antenna House CSS Formatter」の名前も上がりました。

VivlioStyleはオープンソースのJavaScriptプログラムで、EPUB Adaptive Layoutの機能やPaged Mediaなどの、Webブラウザが対応できていない機能をJavaScriptによって補完するものになります。大きなトピックとして、2019年からJavaScriptからTypeScriptに移行しました。

個人的にはVivlioStyle Flavored Markdownの話が聞きたかったのですが、デモもそこそこに時間終了となってしまいました。デモでは、同じHTMLソースからCSSの設定変更のみでレイアウトを大きく変更する例などを駆け足で紹介していました。

小形克宏氏『CSS組版とVivliostyleの未来』

https://www.slideshare.net/ogwata_1959/cssvivliostyle-227189333

VivlioStyleの沿革から。スライド外の情報としては、もともとInDesignのレイアウトをWebで実現したかったのがEPUB Adaptive Layoutの思想だったということで、驚きました。

開発の活発さをコミットログから見ると、会社時代と法人化以後を比較してもあまり衰えていない様子が表示されました。開発に参加してくれているメンバーなどにアンケートを取ったところ、「VivlioStyleの開発に加わると最新仕様の実装ができる」というところに魅力を感じている方が多いとコアメンバーが驚いたとか。ちなみに、コアメンバーがそのあたりに無自覚的だったことに会場から驚きの声が上がっていました。

開発者会議を現在月1度ほどの頻度で行っており、濃密な場となっているそうです。

そして、これからも開発を継続していくために、現在法人としてのVivlioStyleに欠けている、開発者支援のための費用など用意していくために、VivlioStyleを利用したサービスを構想中ということで、「VivlioStyle Pub」の構想が紹介されました。

VivlioStyleを利用したオンラインエディタ「Viola」を元に、「ブラウザで原稿執筆可能」「PDF/X-1a出力可能」「(独自仕様の)Markdown原稿をサポート」を目玉にサービスを行っていくというもののようです。VivlioStyle Pubとしては技術同人誌出版などを当面のターゲットとし、印刷所との連携などまで持っていくつもりとか。

VivlioStyle開発メンバーでもあるspring-raining氏のCSS組版・パブリッシング交流会でのViolaの発表が去年の6月ごろだったことを考えると、こういったプロジェクトでの歯車が噛み合う瞬間の速度というものの凄まじさを感じずにはいられません。同じく去年のCSS組版・パブリッシング交流会で課題として挙げられていたPDFの規格問題もGhostScriptでのアウトラインフォント埋め込みを実装したメンバーがVivlioStyle開発メンバーに参加したということです。

CSSの未だ定まっていない仕様も、それを実際に実装し、フィードバックしていくシステムを調えていくこともまた重要で、どんな立場からでもその立場なりにできることがあるということを強く印象づけるXMLパブリッシング交流会となりました。



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e-na伊那谷 旅便り 第4回 伊那谷の城跡

伊那谷は長野県の南にあり、天竜川に沿った南北に細長い地形で、太平洋側と日本海側を結ぶ回廊のような位置にあります。

古くから太平洋側の東海地方と山国信州を結ぶ交通の要衝だったため、戦国時代には多くの武将たちが勢力を競い城を築きました。
伊那谷には、これらの城跡が今もなお各所に残されています。

伊那谷の魅力のひとつは、こうした城跡を訪ねて歩くことができるところにもあります。

ただし、城といっても良く知られている姫路城や松本城のように立派な天守や石垣があるわけではありません。
伊那谷に残されているのは、山を削って作った堀や土を盛り上げて作った郭(くるわ。曲輪とも書く)の跡で、いわゆる「土の城」なのです。
お城愛好家の中には「土の城」にたまらない魅力を感じる方もおられますので、そうした方々にとって伊那谷は格好のお城巡りの場と言えます。

今回はそうした城巡りの第一弾として、伊那市にある「春日城址」をご紹介します。

「春日城址」はJR伊那市駅から徒歩20分くらいの距離にあり、市街地からそのまま上がっていける小高い丘の上に築かれています。
地元では桜の名所として知られていて、春には花見で大いに賑わいます。

「春日城址」公園の上り坂

「春日城址」公園の上り坂

城は天竜川の西側に位置し、河岸段丘の崖を利用した堅固な作りとなっています。

「春日城址」本丸

「春日城址」本丸

段丘の南東隅に本丸が置かれ、それを囲むようにL字型の二の丸、更にその外側に三の丸が位置して、それぞれの郭は深い空堀で切断されています。

「春日城址」二の丸と三の丸間の空堀

「春日城址」二の丸と三の丸間の空堀

残念ながら三の丸の外側は市街地に同化されて往時を偲ぶのは難しくなっていますが、西側から三の丸、二の丸、本丸が配置された梯郭式の縄張りと言えます。

「春日城址」二の丸から三の丸に通じる橋

「春日城址」二の丸から三の丸に通じる橋

本丸は、北と西にある2つの橋で二の丸と結ばれています。

「春日城址」二の丸から本丸に通じる橋

「春日城址」二の丸から本丸に通じる橋

本丸からは東側に天竜川と、その周辺に広がる伊那谷の風景が一望できます。

「春日城址」本丸から東側を望む

「春日城址」本丸から東側を望む

手前の山地の左奥にコヒガンザクラで有名な高遠城址があり、春日城の戦略的な位置づけも確認できるでしょう。

「春日城址」の魅力は、市街地から気軽に、戦国の城特有の深く刻まれた空堀や郭の、良好に残された遺構を体験できるところです。

また、晴れた日には南アルプスを遠くに見ることもできて、城址の静寂と雄大な風景を贅沢に楽しむひとときを満喫できます。

お城好きならずとも、是非一度は訪れてみてください。


e-na伊那谷 旅便り
伊那谷の城巡り 第二弾:第26回 伊那谷の城跡(2)
前回:第3回 冬の楽しみ方
次回:第5回 伊那谷の銘菓



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page2020出展報告とアウトライナー機能追加告知

アウトライナー製品担当です。

先週2月5日から7日の3日間にかけて、サンシャインコンベンションセンターにて開催されたpage2020では、多くのお客様にご来場をいただきました。改めまして、この場を借りて御礼を申し上げます。

今回のpageでは、プロ向けのデスクトップ製品という位置づけのアウトライナーをメインの一つとして展示・紹介しました。
アウトライナーとは、PDFのしおりを作成・編集したりPDFの目次ページの作成をするほか、PDFファイルの分割・結合や、PDFのページ順序の編集などを対話的に行える、PDF制作者向けのツールです。

開催前は「しおり・目次の作成」を主機能としたソフトウェアに関心を持ってくださる方がいるのが不安でしたが、蓋を開けてみれば大変多くの方から関心とご意見、ご要望を頂きました。

現在、バージョンアップ時の機能追加や改修として盛り込むべく、社内で検討しております。
実装検討中のご意見、ご要望について概要ではありますがご紹介致します。

  • ファイルサイズの大きいPDFに対する処理能力の向上
  • しおり、目次の自動生成機能の精度向上
  • 要望の多かった注釈機能やヘッダー解析機能の実装
  • 品質の再検査と認知済のバグの修正

上記以外でも「こんな機能があったら」など、ご要望がありましたらぜひお寄せください。
アウトライナーは30日間、正規版と同等の機能を30日間使用いただける評価版がございますので、実際に試した上で、検討頂くことも可能です。

アウトライナー製品ページ
https://www.antenna.co.jp/mpd/
アウトライナー評価版申し込みページ
https://www.antenna.co.jp/mpd/trial.html

引き続き、弊社製品をよろしくお願い致します。




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page2020

2/5から三日間、池袋サンシャインで開催された page2020 に弊社も出展しました。
毎年出展しているのですが、今年はいつもより来場者が多かったように感じました。いつもなら初日の午前中はほとんどお客様が来ないのですが、今回は3日間平均していつもより多いかな、という印象です。

自動組版に興味をお持ちの方がたくさん弊社ブースにお立ち寄りくださいました。ありがたいことです。
以前からそうなのですが、やはり一番の難所は「既存コンテンツをどうやってXMLにするのか」というところですね。これを解決するソリューションを作ったら成功間違い無し!?




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DITA Festa 2020 京都

まだ DCJ(DITA コンソーシアムジャパン)から公式な発表はありませんが、どうやら3月の中ごろに「DITA Festa 2020 京都」の開催を計画しているようです。おそらくですが、昨年11月に開催された「DITA Festa 2019 東京」の中から特に評判の良かったセッションをそのまま京都まで持って行くと思われます。
近日中にDCJから公式発表があると思いますので、関西方面でDITAに興味ある方はぜひご参加を。

DCJの公式サイトはこちら(https://dita-jp.org/)です。




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e-na伊那谷 旅便り 第3回 冬の楽しみ方

先日ロンドン出張から帰ってまいりました米Pです。ロンドンでは東京のような電車の通勤ラッシュに巻き込まれましたが、伊那では人ごみなんてお祭りの時くらいですから、久々の感覚に酔ってしまいそうでした(笑)

さて今年は例年にない暖冬ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

伊那は長野県の南寄りの南信地方に位置していて、雪はほとんど降りませんが標高が高く寒さの厳しい地域です。たとえ暖冬といえども朝晩は氷点下になる毎日です。

暖房は11月頃から付け始め4月くらいまで使うので、大体1年の半分くらい暖房をつけています。東京などの都会での暖房は、ほとんどがエアコンや石油・電気・ガスストーブかと思いますが、伊那谷ではさらに選択肢が1つ増えます。

それは薪ストーブです。

住宅が密集していなく、燃料となる森林もある伊那谷では、薪ストーブを入れている家をちらほら見かけます。家に煙突があったり、庭に薪が積んであったりするのですぐに分かります。

我が家でもこの冬から薪ストーブを導入しました。

エアコンや石油ストーブの方が、ボタン1つですぐに暖まり、温度調整も簡単、タイマー機能もあり非常に便利なのですが、薪ストーブの火はじんわりと体の芯から温めてくれて、火が消えた後もしばらく暖かさが続きます。そして何より揺らめく火を眺めていると、心も温まります。

そしてもう1つ良いところは、料理が楽しめるところです。普段はストーブの上にヤカンを置いて、お湯を沸かしているくらいですが、週末には友人を呼んで薪ストーブでピザを焼いたりもしています。お店でしか食べられないような薪窯のピザを、家でも食べられるとはなんとも贅沢なひとときです。

薪窯で焼くピザ

もちろん良いところばかりではなく、薪づくりなど大変なこともあります。でも週末はチェーンソーと斧で薪づくりに汗をかき、夜になったら薪の火で暖まり、沸かしたお湯でコーヒーを入れる、なんて楽しみもあります。

寒い土地だからこそ、冬を楽しむ。こんな生活も伊那谷ならではです。


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前回:第2回 新製品発売DVDと大きな・・・・
次回:第4回 伊那谷の城跡



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IT化が進むロンドン、変わったものと変わらないもの

海外展示会情報第2回目は、展示会の内容から少し離れてロンドンの情報をお伝えしようと思います。筆者自体、約10年ぶりのロンドンでしたが、色々な変化した点を感じられました。

まずヒースロー空港で驚いたのはかなり自動化が進んでいることです。日本の空港を出発する際もパスポートのスキャンなど一部は自動化されていましたが、スタンプを押すところは職員の方がやっていました。しかしヒースロー空港に着くと、入国審査はすべて自動化ゲートで、税関も申告するものが無ければ素通りです。(ただし自動化ゲートを利用できるのは日本や韓国、オーストラリアなど一部の国のパスポートのみです)

また預け荷物が出てくるのも早く、入国審査が5分ほどで終わったにも関わらず、受け取り場所に行ったら、すでに荷物が流れていました。このスピードはおそらく羽田や成田空港よりも早いのではと思います。

パスポートにスタンプが押されないのはちょっと寂しい気もしますが、スピーディーで英会話の必要もありません。

レストランも自動化が進んでおり、キャッシュレスなのは当然ながら、注文をスマートフォンアプリで行うお店もありました。アプリ上で「店舗を選択」、「テーブル番号を入力」、「料理を注文」、「カードで決済」すれば後は料理が来るのを待つだけ、ほとんどウェイターと接することはありません。英語を話すのは料理が運ばれて来た時の「Thank you」くらいです。

ITテクノロジーによって、どんどん海外へ行くハードルは下がってきているようです。

ただ、レンガの壁と赤い屋根の家並みや、2階建てバス、まあまあの味のイギリス料理など、変わっていない点もたくさんありました(笑)




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ロンドン開催、世界最大の教育展示会“Bett Show”

1月に展示会の調査を目的として、ロンドンで開催された「Bett Show」に参加してきました。その様子をお伝えしたいと思います。

Bett Showは世界最大の教育関連の展示会で、今年で36回を数える歴史もある展示会です。出展社・団体は世界中から800以上おり、ヨーロッパはもちろんトルコやUAE、また日本からもJETROが複数社共同という形で出展していました。またヨーロッパ以外の地域としては、やはり中国や韓国といったアジアからの出展が多いように見受けられました。

出展企業もMicrosoftやGoogle、Adobeなど名だたる企業が展示をしており、日本をオリジナルに持つ企業としてもエプソンやカシオ、コニカミノルタ等が出展していました。

最近の教育業界のトレンドとして、EdTechと呼ばれている「教育×IT」、特にAIやロボティクス、プログラミング関連の展示が多く見受けられ、ブロックを使ってロボットを組み立て、プログラミングにより動かす、といった教材が多く展示されていました。このような流れの中でソフトウェアも、教育業界の中での伸びしろを感じられる内容でした。

教育のIT化では遅れを取っている日本ですが、政府も今後生徒1人にPC1台の普及を目指しており、「教育×IT」はIT業界にとっても目を離せないキーワードになりそうです。当然ながらデジタル文書に対する需要も増えてきます。弊社のソフトウェアも子供たちの学習の一助となれればと思います。




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「TextPorter V5.4」にて「DocuWorks V9」の抽出について

テキスト抽出ライブラリ「TextPorter V5.4」にて「DocuWorks V9」のファイルが抽出できるか検証しました。

以下の「DocuWorks V9」の新機能にある「フォントの埋め込み」を除く、 その他テキスト抽出に関連する機能に関して抽出できることを確認しました。

■テキスト抽出に関連する「DocuWorks V9」の新機能

  • ハイライト
  • ページの回転
  • フォントの埋め込み

■「TextPorter V5.4」の「DocuWorks V9」抽出時の制限

  • フォントの埋め込みされたデータをテキスト抽出すると、ERR0R 3003 “抽出可能な文字がありません。”となります。
    ※次期バージョンで対応を検討とさせていただきます。
  • 「DocuWorks V9」ファイルの判別は、”DocuWorks v7″ と判別されます。

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