e-na伊那谷 旅便り 第11回 ルビーの絨毯

伊那谷にも桜が咲き始め、より春を感じる季節になってまいりました。

しかし、新型コロナウィルスの影響もあり陽気に誘われてお出かけとはいきません。しばらくはぐっと耐え感染予防を徹底、少しでも早い終息を願うばかりです。

さて、「e-na伊那谷 旅便り」へと話題を戻します。長野県と言えば「信州そば」を連想される方も多いかと思います。伊那谷は信州そばの発祥の地といわれ、おいしいそばを多くの店でいただけます。そんな食べておいしいそばですが、伊那谷の箕輪町には目でも楽しむことができる「そば」があります。

それが「赤そばの里」。一般的なそばの花は白ですが、ここでは全国でも珍しい赤いそばの花を見られます。ルビーの絨毯とも喩えられ、東京ドームほどの広さ一面に花が咲く光景は まさに絶景です。

長期にわたり改良され「高嶺ルビー」と名付けられた品種です。

花の見ごろは毎年 9月下旬から 10月上旬ころまで。また、9月下旬には地元の公民館にて「赤そば花祭り」が開催され農産物の販売やそば打ちなどのイベントが行われます。

もちろん、その時期には赤そばを食べられるお店もあります。
他のそばにはないコシや風味の強さを楽しめます。花の咲く時期にお近くに来られた際には「赤そば」を目と舌とで体験いただきたいものです。


e-na伊那谷 旅便り
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