カテゴリー別アーカイブ: 構造化文書

AH Formatter の処理速度向上 TIPS

長く『AH Formatter』をご使用くださっているお客様から、バージョンアップ検討の際に『AH Formatter』の処理速度の低下が報告されることがあります。『AH Formatter』は初めてのリリースからこの秋でいよいよ 16年目に突入します。その間、バージョンアップのたびに新機能を追加してまいりました。そのため、以前のバージョンと比較すると、どうしても処理時間が長く掛かるようになってしまいます。

そこで、新バージョンを使用しつつ、処理速度を向上するには、次のような方法がございますので、ご提案いたします。

1.表の幅を指定し、table-layout=”fixed” にする(table-layout=”auto” を使用しない)。

2.「オプション設定ファイル」で欧文ペアカーニングと欧文リガチャの指定を無効にする。
 以下のように設定します。
 pair-kerning=”false”
 latin-ligature=”false”

3.できるだけ 1パスで処理する(「2パス組版」を使用しない)。
 ただし、1パスだとページ番号が確定するまで組版結果をメモリに保持するので、未組版のページのページ番号参照(fo:page-number-citation)がある文書は、メモリが少ない場合、スワップが発生して遅くなる可能性があります。
 その場合は、未組版のページへの参照をできるだけ減らすように、ページ番号参照をなくす必要があります。それができない場合は、スワップの発生するデータに限っては、2パス組版を指定することでメモリの消費を抑えるのがよいでしょう。
 参考:大規模文書の組版(オンラインマニュアル)

 




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[AH Formatter] Windows にインストールされていないフォントを使う方法

AH Formatter のあまり知られていない小技をひとつ取り上げたいと思います。

Windows にインストールされていないフォントを使う

AH Formatter Windows 版では、フォントを Windows にインストールしなくても利用することができます。実験的に利用したいフォントや、Windows にインストールしたくないフォントなどを指定しておくことができます。
次のようにします。

  1. 例えば、使いたいフォントを C:\MyFonts に用意します。
  2. 環境変数 AHF62_FONT_CONFIGFILE または AHF62_64_FONT_CONFIGFILE を確認してください。
    そのディレクトリに、次のような内容の font-config.xml というXMLファイルがあります。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <!-- DOCTYPE font-config SYSTEM "font-config.dtd" -->
    <font-config
        otf-metrics-mode="typographic"
        name-processing-mode="windows-name">
      <!-- add your font folder here -->
      <font-folder path="C:\Windows\Fonts">
      </font-folder>
    </font-config>
    
  3. このファイルに次のようなを追加してください。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    <!-- DOCTYPE font-config SYSTEM "font-config.dtd" -->
    <font-config
        otf-metrics-mode="typographic"
        name-processing-mode="windows-name">
      <!-- add your font folder here -->
      <font-folder path="C:\MyFonts">
      <font-folder path="C:\Windows\Fonts">
      </font-folder>
    </font-config>
    
  4. もし、その font-config.xml が編集できないときは、別の場所に作って、環境変数を修正してください。

AH Formatter を再起動すると、C:\MyFonts にあるフォントを利用できるようになります。




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CAS-UBでPODによる本作りの勧め 

CAS-UBは、書籍などのコンテンツを編集し、編集が終了したらPDF、EPUBに出力するWebサービスです。

すべてのデーターはサーバー上に置いて、Webブラウザを利用してコンテンツを編集します。

通常(CAS-UBを使わないとき)は、書籍を綺麗な版に整理してPDFにするには、DTPソフトウェアを使えるオペレータに作業をしてもらう必要があります。オペレータに依頼したり、あるいは社外の制作会社に発注しますと、手続き、コミュニケーション、費用、期間がそれぞれ必要となります。ページ単価でお金がかかるため、馬鹿にならないお金と時間がかかってしまいます。

CAS-UBを使えば、原稿を整理して、綺麗なページに仕上げる作業を、ご自分あるいは自社内でできますので、コストと時間の大きな節約になります。また、いつでも・何回でも気に入った出来になるまで変更するのも自由です。

PDFができれば、それをプリントオンデマンドで印刷・製本する会社に依頼すれば、1週間程度で本ができあがります。

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7月1日~7月4日 国際電子出版EXPO出展記

2015年7月1日~4日に第19回電子出版EXPOが国際展示場で開催されました。今回もCAS-UB、AH Formatterを中心とした展示を行いました。目新しさという点ではいまひとつでしたが、当初予想したよりも大勢のお客様にご来場いただきました。ご来場いただきましたお客様には、この場をお借りしまして心からお礼申し上げます。

20150716EXPO

CAS-UBは、今年は、プリントオンデマンド(POD)で使っていただくことをテーマにしています。CAS-UBでPDFを制作して、それからPODで本を作るということです。サンプルとして、青空文庫から『暗号舞踏人の謎』をCAS-UBで縦書きのPDFにして簡単な冊子を作ってみました。

出版事例報告:CAS-UBを使い、紙印刷と電子書籍の二つを同時に出版しました。
『暗号舞踏人の謎』(アーサー・コナン・ドイル)

展示会でも展示しまして、ご来場いただいた方々にご覧いただきました。書籍用PDFを作るのは、現在、既にWordやInDesignのようなアプリケーションの機能がかなり高くなっています。このため、EPUBと比較すると問題を感じている方、課題を持っている方が少ないのではないかと思います。

但し、ワンソースEPUBとPDFを同時に作ったり、書籍を作った経験のない方でも、特にDTPや組版を勉強しなくても、DTP並みの綺麗なレイアウトのPDFを作ることができるツールはあまりありません。

自己出版や、多品種少量にならざるを得ない専門・技術的な本を、制作専門のDTPオペレータ不要でPDFにできるという点ではCAS-UBは独自と思います。今後、もっとこの点をアピールしていきたいと考えています。

アンテナハウスは、ほそぼそに近いですが、継続することに意味があると考えて、国際電子出版EXPOの前身であるデジタル・パブリッシング・フェアの時代からずっと、1コマで出展をしてきました。

デジタル・パブリッシング・フェアの時代は、いまひとつピントの絞れない展示会という印象がありました。
2011年に国際電子出版EXPOに名前が変わり、ターゲットが明確になりました。

2011年はEPUBが大きな関心を集め、EPUBとは何か? というご質問を多くの方からいただきました。それから4年を経過しました。

今年のご来場者の方からは、既にEPUBを作っているがいろいろ問題があって別の方法を検討している、というようなお話を伺うようになり、時間の経過に従って、市場が変化している様子をつぶさに感じ、大変印象を深くしました。




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新人から見たDITAの現状

私は DITA 関連サービスの営業を始めて3ヶ月目の新入社員です。まずは商品知識の習得という事で、日々XML や DITA の勉強を続けております。

そんな中で、気が付いたことがありました。DITA について調べようとすると、海外(特に英語圏)の情報は集まるのに、日本の DITA の情報はほとんど集まらないのです。公開されている DITA の導入事例の数も、日本とアメリカで大きな開きがあります。国土の差や企業数の差を考慮しても大きな開きです。また、DITA に関するコミュニティ(Yahoo や LinkedIn 等)も英語のコミュニティは頻繁に更新されているにもかかわらず、日本のコミュニティはほとんど更新されないか、同じ人が更新を続けているという状況です。何故このような差が生まれているのでしょうか。色々と調べてみました。

そもそも、DITA は企業がドキュメント作成の効率化とコストカット、及び品質の維持を目的として導入するものですので、個人の消費者によるコミュニティの盛り上がりは期待できません。その為、DITA に関わっている、もしくは DITA に関心のある企業の方が積極的に発言・情報公開をしなければ、DITA のコミュニティは盛り上がる事はないでしょう。

DITA を企業内で導入するだけならば、情報公開もコミュニティの活性化も必要はないはずです。ですが、DITA 関係者の間からは「DITA の導入促進にはコミュニティの活性化が必要だ」という声がしばしば上がっています。何故、DITA に関する情報公開やコミュニティの活性化が重要なのでしょうか。それは DITA の導入において使用するエディタが Word から XML エディタに変わるだけではなく、文章作成からパブリッシングに至るまでの「仕組み」が変わることを意味するからです。

極端な事を言えば、エディタを変えるだけなら、既存のエディタを置き換えて使う人が個人で勉強すればいい話です。ですが、DITA 導入は仕組みを変える事ですので、エディタを変えるだけでは済みません。エディタの使い方はもちろん、既存のドキュメントの変換、ライターの育成、そしてデータ管理の方法など、導入に際してやるべきことはたくさんあります。当然、相応の費用と人員、そして情報が必要になります。

費用と人員は企業内で用意できると思いますが、情報はどうしたらいいのでしょうか。そこで DITA のコミュニティです。コミュニティで情報交換(シェア)を行うことで自身の知りたい情報が得られるだけでなく、DITA の知識を持った専門家とコンタクトをとる事も出来るでしょう。逆に自分たちが持っている情報を公開することで、これからDITAを導入しようとする人の参考にしてもらう事もできます。

先に日本の DITA コミュニティが盛り上がりを見せていないと書きましたが、理由はいろいろあると思います。機密事項になっている為に公開出来ないといった企業の事情もあれば、コミュニティはいらないから情報だけ欲しいという場合もあるでしょう。あるいは、自社が何をしているのか競合に知られたくないという思いもあるのかもしれません。

ですが、海外の DITA カンファレンス(DITA North America, DITA Europe)では多くの企業が自社の DITA 導入事例、そして導入の経過まで公開しています。それらの企業が不利益を被っているという事はありません。それどころか、日本人でも知っているような大企業も(自社の PR も兼ねて)事例を発表しています。つまり、先に上げたようなコミュニティが盛り上がらない理由というのは、ほとんどが杞憂である可能性が高いのです。海外の事例公開の多さは、秘密主義である必要はない事、情報をシェアすることが損にはならない事を示しています。

私は、日本でも海外同様に DITA 関連のコミュニティが盛り上がる事、そして DITA 事例の公開が進むことを期待しています。それは自社の利益になるだけでなく、DITA を導入する企業全ての利益ともなるからです。




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XMetaL の FAQ を DITA 化しました

DITA のオーサリングで好評の XMetaL ですが、FAQ のページコンテンツを DITA 化しました。

ざっくりと概要を書くと
* 複数のバージョンの XMetaL の FAQ で部品共有できるものは共有する
* keyref 属性の有効利用
* 条件処理の有効利用
* トラブルシューティング情報タイプの導入
* 体裁を部分的に変更するための特殊化
です。

結果として、管理するトピック数をおおよそ半減することに成功しました。

詳しくは「DITA 採用事例(XMetaLのFAQをDITAで作る)」をご覧ください。




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海外出展レポート XML London 2015 その2

Tony Graham はこのカンファランスの XSL FO チュートリアルセッションで XSLT と XSL-FO の実践のためのコツとヒントについての発表も行いました。

およそ 400言語に翻訳されている世界人権宣言(UDHR)の様々な言語のユニコードテキストを用いて、FO を作成するサンプルなどを紹介しています。

発表資料はこちらからダウンロード可能です。
https://www.antenna.co.jp/AHF/ahf_jirei/pdf/2015/tips-and-tricks.pdf

トニーグラハムの経歴
Tony Graham は1991年よりマークアップに関わり、1996年からは XML に、そして1998年からはXSLT/XSL-FO に従事している。現在 W3C の Print and Page Layout Community Group の議長を務めている。以前は W3C の XSL-FO 仕様を策定する XML Print and Page Layout Working Group (XPPL) の招待エキスパートであり、また同時に XSLT のエキスパートであり、stf スキマトロン テスティング フレームワークの開発者であり、Antenna House focheck XSL-FO 検証ツールの開発者であり、XSpec および Juxy XSLT テストフレームワークのコミッターであり、「Unicode: A Primer」の著者である。
Tony の XML と SGML のキャリアは日本、USA、イギリス、アイルランドで培われ、また扱った言語は英語、中国語、日本語、韓国語で、教育界、自動車産業、出版、ソフトウェア、通信機器業界など様々な分野に関わっている。
2014年11月より、アンテナハウス(株)にシニア・アーキテクトとして勤務。 AH Formatter、 クラウドオーサリングサービス、その他関連製品に携わり、XSL-FO, XSLTのコン サルティングサービスを担当している。

US 営業グループ
アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/




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海外出展レポート XML London 2015 その1

6月6-7日、 ロンドンで XMLカンファランス (http://xmllondon.com/) が開催されました。弊社からは、アイルランド在住のTony Graham がプレゼンを行いました。

“RELAX NG(リラクシング)” と “Schematron(スキマトロン)” を組み合わせて XSL-FO のマークアップの妥当性をチェックする方法について、述べました。
RELAX NG は、構造的な検証を処理し、Schematron は RELAX NG では表現できない制約条件を処理します。

この機能は oXygen XML エデイタのアドオンとして、Schematron と RELAX NG を使って XSL-FO の詳細な検証を行う” focheck “として開発されました。focheck (オープンソース)は、GitHub よりご利用可能です。Oxygen の追加のアドオンフレームワークとしてインストールすることが可能です。もちろん、oXygen とは独立して focheck の RELAX NG と Schematron を使用することも可能です。

focheck – Validate XSL-FO and Antenna House extensions in oXygen or standalone
https://github.com/AntennaHouse/focheck

AH Formatter は、組版結果をより精度の高いものに仕上げるため、XSL 1.1標準の他に弊社独自の拡張機能を実装しています。この拡張機能の妥当性も RELAX NG と Schematron の組み合わせにより、チェックすることが可能となっています。

アドオンフレームワークの使用方法について、日本語のリードミーもご用意しました。是非お試しください。

明日はXML London で Tony Graham が行ったもう一つのプレゼンについてお伝えします。

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『第 19 回 国際電子出版 EXPO(eBooks)』出展のご案内

7月1日から国際電子出版EXPOが始まります。
ついこの間、Page2015を終えたばかりと思ってしまうのは、年寄りの証拠でしょうか…。

さて、今年の展示会は(も)、書籍編集・制作WebサービスCAS-UBと、そのバックグラウンドで機能するアンテナハウスの主力製品AH Formatterをメインに、PDFビューアやその他製品等を展示・紹介します。

メインは御馴染みですが、他にデモが可能なのは、Antenna House リグレッションテストシステム(PDF 高速自動比較ツール)です。地味に需要のある製品です。ご興味を持たれましたら、ぜひ弊社アンテナハウスブース(西ホール8-1)までお越しください!

今年はなんと、土曜日まで開催しています。
(毎年水曜日~金曜日までだった)
平日都合が付かない方、隣接するブックフェアのついでに覗ける方など土曜日を使ってご覧になってはいかがでしょうか。




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CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編)

こんにちは、『AH Formatter』のサポート担当です。
今回はCSSのお話です。
CSS3ではページの概念が追加され、html+cssでもPDF化や印刷時に見栄えのいい結果が得られるようになりました。
『AH Formatter』でCSSを組版されるお客様も徐々に増えてきました。

CSSはパッと見、とても簡単そうです。
書き方はこんな感じです。

セレクタ{
 プロパティ:値;
 プロパティ:値;

セレクタでスタイル付けしたい対象を指定します。
対象を決めて、どんなスタイルにしたいかをプロパティ名と値のセットで指定します。基本はこれだけ。
例えば、

p {
 font-size:10pt;
 color:red;
 }

のようにするだけです。
セレクタというのは、このようにタグを直接指定して使う要素型セレクタもありますが、
他にも様々な種類があります。
classセレクタ、idセレクタ、擬似要素セレクタ、属性セレクタなどです。
一般的にはclassを使うことが多いですが、複合して使うこともできます。
仕組みとしてはとても単純ですが、管理していくことが非常に難しい。
そして、何か問題があったときに原因箇所を探るのがこれまたもっと難しい。
何故かと言えば、

・スタイルの定義を複合的に指定できること
・同じセレクタで何度でも多重に定義できること
・スタイルには子要素まで継承されるものがあること
・スタイルには優先順位があること

などが理由です。

例えば、

<p id=”abc” class=”aaa bbb ccc”>Antenna House</p>

/* CSS */
/* 要素型セレクタ */
p {
color:red;
}

/* idセレクタ(p要素のみ) */
p#abc {
color:blue;
}

/* idセレクタ(要素特定なし) */
#abc {
color:green;
}

/* classセレクタ(p要素のみ) */
p.aaa {
color:yellow;
}

/* classセレクタ(要素特定なし) */
.bbb {
color:pink;
}

/* 全称セレクタ */
* {
color:black;
}

/* classセレクタ */
.bbb {
color:white;
}

こーんな感じでCSSは定義できます。
さて、ここで問題です。この場合何色で表示されるでしょう~か?

正解は、青(blue)です。
上記の場合、要素を特定したidセレクタが優先されます。
この優先度のルールを把握するだけでも大変です。
(さらに最優先される “!important” なんて厄介な奴がおります。)

このCSSで
“bbb”のクラスが2回定義されていること、気がつきましたか?
そう、”同じセレクタで何度でも”です。いいんです、CSSでは。
前の定義を残しつつ、ちょっと追加してレイアウト変更しよう、なんてことも可能ですが、
こうしてるうちにCSSはどんどん膨大なものになっていきます。

それから、この例ではid名やclass名に”abc”や”aaa”なんて適当に書いてますが、
名前付けルールも「自由」です。
なんでもいいんです。これってとても怖いことです。
こんな風に適当に付けてたらそのうち破綻するの、目に見えてますよね。
名前にしろ、多重定義にしろ、自由すぎるにも程があります。

だから、ちゃんとルールを決めてやりましょう、っていう方法論が
たくさん考えられています。
裏を返せば、それだけ皆さん破綻しないために苦労されているってことですね。

複雑化したCSSはトラブルの元、です。
開発もメンテナンスも(そしてサポートも)XSL-FOの数倍の時間を必要とします。
『AH Formatter』では、CSSの組版はシンプルな構造、シンプルなレイアウトをお勧めします。
マニュアルなどの複雑なレイアウトにはXSL-FOでの組版が向いています。

続きのお話はこちらです:CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編その2)




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