電帳法対応のシステム・サービスのご説明 YouTubeミニセミナー第9弾

【2020年8月26日追記】
2020年8月21日に、『ScanSave-V3』と『ScanSave-V4』(スキャンセーブ)の機能を大幅に強化するとともに製品名称を新たにした『e-Success』を発売開始いたしました。


デジタル化に舵を切る為の最短コース、
国税庁の「電子帳簿保存法」対応パッケージソフト「ScanSave」の便利機能を解説します。

  • 電帳法の4つの制度
    • → 帳簿・書類・スキャナ・電子取引の4つの制度についておさらいしましょう
  • 要件確保のポイント
    • → 電帳法の共通5要件にいておさらいしましょう
  • アンテナハウス製「ScanSave」の変遷
  • 「ScanSave」の導入実績・事例
  • 「ScanSave」特徴や強み

内容をギュッと15分に圧縮して、YouTubeでいつでも視聴できるミニセミナーにしました。
お好みのところのみ短時間での確認も可能です!!

皆様のお役に立てれば幸いです。
また、要望を頂ければ、その要望にマッチした、セミナーの制作を検討させていただきます。


【 公開セミナー 一覧 】

  1. 第1回 「日本はデジタル化後進国か?!」
    https://youtu.be/aKctKhLRjOY
  2. 第2回 「電帳法」を優しく解説
    https://youtu.be/RbEZe00m0TA
  3. 第3回 「帳簿・書類」の7年保存がそもそも何故求められるのか?
    https://youtu.be/Ht68XGdFdnU
  4. 第4回 タイムスタンプって_なに?
    https://youtu.be/RqRbwlHvAfo
  5. 第5回 国税庁の「電子帳簿保存法」のページの見方
    https://youtu.be/pCUfL17KgEY
  6. 第6回 電帳法4制度の横断的概要学習!
    https://youtu.be/5HbsneGZAFQ
  7. 第7回 電帳法_電子取引の最新情報!
    https://youtu.be/cRT4Cw4-n70
  8. 第8回 電帳法_導入手順!
    https://youtu.be/a7lRuEusH1Q

筆者紹介
益田康夫
メールアドレス:masuda@antenna.co.jp
1984年に社会人になり、IT業界一筋ながら3回の転職を経て現在に至っています。
特に2008年のリーマンショック後の不況の影響を受けて、2010年6月末にリストラ退社して現本業のアンテナハウス株式会社 https://www.antenna.co.jp/ に入社しました。Sun MicrosystemsやOracleを中心にしたITインフラから、IAサーバとしてのCompaqやIBMなどや、文書管理システムやポータルシステムを販売していた前職と、現在のアンテナハウスでのPDF技術や電子ファイルの変換技術などを中心にした、e-ドキュメントソリューションを探求してノウハウを習得してきました。特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。

※行政書士とは、https://www.gyosei.or.jp/information/ をご覧ください。





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CommonMark文書をXSL-FO経由でPDFへ変換する

前回、cmark[1]でCommonMark[2]のASTをXML形式で得られることを確認しました。

記事中で登場するコードの動作についての保証はできかねます*1。ご了承ください。

今回の記事で使用した環境は次になります。

文書はその目的に適した構造を持ち、組版では多くの場合その構造に沿ってマークアップを行うでしょう[3]。
Markdownはそれらを放棄しているために、文書として組版するためには不足するものを補う必要があります*2。基本的には、「レポート」であるならレポートの見た目になるよう、Markdown文書とレポートの対応関係を用意する必要があるということです。例えば「<heading level="1">のテキストをレポートのタイトルとする」として、「レポートタイトルはフォントサイズは本文の2倍、中央寄せ、前後のアキは……」とスタイルを用意していきます。書籍を組むのであれば目次や索引などが補う対象となります。

記法の数が比較的少ないCommonMarkとはいえ、すべての対応関係について記述するのは労力が大きいため、一部のみとします。また、前回言及した「Markdown + XSL → PDF」[4]の記事ではリンク記法を応用して脚注記法を用意していますが、処理が複雑化しますのでこういった応用もしません。

変換するCommonMark文書

# CommonMark文書をAH XSL FormatterでPDFにする

## はじめに

[XSL](https://www.w3.org/TR/xsl/)は2部に分けられます。一方はスタイルシート言語としてのXML語彙(XSL-FO)、他方はXML変換のための言語XSLTです。

## 基本版面

`<fo:simple-page-master>`とその子要素に基本版面のサイズとそれぞれの区画を記述していきます。

* `<fo:region-before>`
* `<fo:region-after>`
* `<fo:region-start>`
* `<fo:region-end>`
* `<fo:region-body>`


startからendは*行進行方向*、beforeからafterは*ブロック進行方向*です。

## 本文

```xml
<fo:flow flow-name="xsl-region-body">
    <fo:block>
        ...
```

region-bodyの`region-name`の既定値は「xsl-region-body」ですが、**変更**できます。

基本版面が完成したら、ヘッダやフッタなど配置が固定的なものを配置する`<fo:static-content>`と、
見出しや本文の`<fo:flow>`を記述していきます。版面で指定したページマスタや区画を指定します。

ようやく紙面に文字を表示するための記述に入れます。LaTeXなどではクラスファイルとしてまとめられている箇所を自力で書いているようなものですので、慣れるまでは煩雑に見えるかもしれません。

XMLへの変換

このCommonMark文書をPDFに変換します。
cmarkによるCommonMark文書のXML変換はコマンドライン操作になります。標準出力に出力されるため、出力結果をファイルに書き込んでいます。変換結果のXMLで文字化けがしていたら、コマンドラインの文字コード設定などが関係しているかもしれません。

> cmark.exe doc.md -t XML > result.xml 

このXMLをXSLTで変換し、得られたFOをAntenna House XSL FormatterでPDFへと変換します。先に結果を見てみましょう。

PDF出力結果



源ノ明朝、源ノ角ゴシックを使用したPDFが出力されています。欧文はTimes New RomanとDeja Vu Sansです。

XSLTの抜粋

AH Formatterではソフトウェア側の設定をあまり弄らずともOpenTypeフォントを使用できます。

<!-- XSLT -->
<xsl:attribute-set name="mainfont">
 <xsl:attribute name="font-family">Times New Roman, 源ノ明朝</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="font-size">14q</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="line-height">1.7</xsl:attribute>
</xsl:attribute-set>

<xsl:template match="/"><fo:root>を置きます。


<xsl:template match="/">
 <xsl:variable name="varAuthor" select="'アンテナハウス'" />
 <xsl:variable name="varTitle"><xsl:text>CommonMarkからXSL-FOでPDFを作る</xsl:text>
</xsl:variable>
 <xsl:variable name="varMainPageName" select="'main'" />
 
 <fo:root xsl:use-attribute-sets="attsRoot">
 <!-- 基本版面 -->
 <xsl:call-template name="layoutMasterSet"> 
 <xsl:with-param name="mainPageName" select="$varMainPageName" />
 </xsl:call-template>
 <!-- 表紙 -->
 <xsl:call-template name="coverPage">
 <xsl:with-param name="mainPageName" select="$varMainPageName" />
 <xsl:with-param name="author" select="$varAuthor"/>
 <xsl:with-param name="title" select="$varTitle"/>
 </xsl:call-template>
 
 <!-- 文書内容 -->
 <fo:page-sequence master-reference="{$varMainPageName}"
 xsl:use-attribute-sets="attsPageSequence">
 <xsl:apply-templates />
 </fo:page-sequence>
 </fo:root>
</xsl:template>

<xsl:template match="md:document">

 <xsl:call-template name="header">
 <xsl:call-template name="footer" />
 <fo:flow flow-name="xsl-region-body">
 <xsl:apply-templates />
 </fo:flow>
</xsl:template>

基本版面についてはMarkdown側で干渉するところは特にないので名前付きテンプレートとして省略しました*3。coverPageテンプレートで本文とは別に表紙を作っています。
著者情報を「レベル1見出しの直後の段落を著者名にする」といった形でMarkdown側で記述するようにもできるでしょうが、
やはり「Markdownでは記述しない箇所を決める」という割り切りがある程度の単純さを保つために必要に思えます。

ブロックの例を見てみましょう。

<xsl:attribute-set name="attsCode">
 <xsl:attribute name="font-family">Source Code Pro, 源ノ角ゴシック Code JP, monospace</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="font-size">12q</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="xml:space">preserve</xsl:attribute>
</xsl:attribute-set>

<xsl:attribute-set name="attsCodeBlock" use-attribute-sets="attsCode">
 <xsl:attribute name="linefeed-treatment">preserve</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="axf:border-bottom-left-radius">3pt</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="axf:border-top-right-radius">3pt</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="border">solid 1.5pt gray</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="background-color">silver</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="padding">3mm</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="space-before">4mm</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="space-after">4mm</xsl:attribute>
</xsl:attribute-set>

<xsl:template match="md:code_block">
 <fo:block xsl:use-attribute-sets="attsCodeBlock">
 <xsl:apply-templates />
 </fo:block>
</xsl:template>

コードブロックです。CommonMarkのASTにはinfoとして最初の行の```xml、「xml」が格納されていますが、
1からシンタックスハイライトを行うのはつらいので、背景色やボーダー、等幅フォントを指定しています。< xsl:templatye match="md:code_block">の箇所はかなりシンプルにできていますね。

<xsl:attribute-set name="attsListBlock">
 <xsl:attribute name="space-before">1rem</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="space-after">1.4rem</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="provisional-label-separation">2mm</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="provisional-distance-between-starts">5mm</xsl:attribute>
</xsl:attribute-set>

<xsl:template match="md:item">
 <xsl:variable name="type" select="../@type" />
 
 <fo:list-item xsl:use-attribute-sets="attsItem">
 <fo:list-item-label end-indent="label-end()">
 <fo:block text-align="end">
 <xsl:attribute name="axf:number-transform">
 <xsl:choose>
 <xsl:when test="$type = 'bullet'">
 <xsl:text>circle</xsl:text>
 </xsl:when>
 <xsl:when test="$type = 'ordered'">
 <xsl:text>1.</xsl:text>
 </xsl:when>
 </xsl:choose>
 </xsl:attribute>
 <xsl:number />
 </fo:block>
 </fo:list-item-label>
 <fo:list-item-body start-indent="body-start()">
 <fo:block>
 <xsl:apply-templates />
 </fo:block>
 </fo:list-item-body>
 </fo:list-item>
</xsl:template>

<xsl:template match="md:list">
 
<fo:block-container column-count="2">
 <fo:list-block xsl:use-attribute-sets="attsListBlock">
 <xsl:apply-templates />
 </fo:list-block>
</fo:block-container>
</xsl:template>

箇条書き(リスト)です。それぞれの項目が短い場合、1段だと余白がかなり空いてしまいます。AH Formatterではブロックコンテナでも段組みを別に指定できるので、2段組にしてみました。今回使用してはいないものの、数字付き箇条書きでも動作します。CommonMarkのASTでは箇条書きは同じlist構造でtypeプロパティの値が違う形なので、HTMLのようにulとolが分けられているより対応が楽だと感じました。入れ子のリストでの記号の変更も、 <xsl:variable name="nest" select="count(ancestor::list)" />のようにすれば階層が割と簡単に分かりそうです。
ところでこの組版結果は想定とズレていて、ASTの<item>の内部で一度<paragraph>が使われているため、ラベルと項目の間に、通常の段落を想定した段落開始のインデントが入ってしまっています。

インライン記法の変換例を見てみましょう。

<xsl:attribute-set name="attsEm">
 <xsl:attribute name="axf:text-emphasis-style">dot</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="axf:text-emphasis-font-family">Kenten Generic</xsl:attribute>
 <xsl:attribute name="axf:text-emphasis-skip">spaces punctuation symbols narrow</xsl:attribute>
</xsl:attribute-set>

<xsl:template match="md:emph">
 <fo:inline xsl:use-attribute-sets="attsEm">
 <xsl:apply-templates />
 </fo:inline>
</xsl:template>

和文の簡易マークアップで悩ましいemとstrong。AH Fromatterでは圏点の拡張がありますから、emでは圏点を使用してみました。


今回の記事は『スタイルシート開発の基礎 XMLとFOで簡単な本を作ってみよう』[5]を片手に、適宜読み替えながら書き進めてみました。Markdownからの変換はLaTeXやHTML経由でのものが多く、それぞれに長所や特徴がありますが、XSL-FOで1つ1つ記法とFOを確かめながらというのも、組版全般やXSLTの学習がしっかり進んだように感じ、良いものです。
体感としては、一般的なプログラミング言語で同程度の内容を書くよりも3倍くらいの行数になっている感じがします。

*1XSLTとXSL-FOの記法について学習中の人間が執筆しました。誤りが含まれる箇所があるかもしれません。

*2 「不足する」他のものとしては、表示言語などもそうです。多くのXMLアプリケーションでは「xml:lang」や「id」といった情報は<xsl:copy-of>を利用して入力から出力へそのまま渡せますが、CommonMarkのASTにその情報は含まれません。<html_block>の情報としてマークアップを処理する、言語ごとにファイルを分けるなど、手軽な処理とはいかないでしょう。

*3 <template match="/">は個人的な感覚としては一般的なプログラミング言語におけるmain関数に近いので、切り出せる処理を適時追い出し、子の箇所で必要な値(で子からの取得が面倒なもの)については<xsl:with-param>で渡しています。<xsl:attribute>は調整する可能性がないものは<xsl:template>内でハードコード、そうでなければxsl:use-attribute-setsで別に切り出しています。2ページもない文書を処理するにしては冗長かもしれません。


参考資料

  1. [1] https://github.com/commonmark/cmark
  2. [2] https://commonmark.org/
  3. [3] 構造化文書とは – アンテナハウス
  4. [4] Markdown + XSL → PDF
  5. [5] スタイルシート開発の基礎 – アンテナハウス


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e-na伊那谷 旅便り 第30回 お味噌作り

日本で最も味噌が作られているのが長野県のようです。
子供の頃は実家で仕込み味噌を作っていたように記憶しています。今回仕込み味噌作り体験をさせていただきました。

こんなおおきな釜で大豆を炊き上げます。

薪をくべながらの作業は、大変ですが楽しいです。

しっかり冷まして、桶に麹と塩を入れておおよそ1年間仕込みます。
今年は、新型コロナウイルスの影響で仕込みが1カ月程、遅れてしまいましたが、なんとか仕込むことができました。

発酵食品も今やブームになっておりますので、来年が楽しみです。

こちらが1年前に仕込んだ味噌です。
無添加ですし、うま味があり、お味噌汁はもちろんですが、今の季節にはきゅうりに大変あいますね。

お味噌といえば、ハナマルキの伊那工場があります。あの“おみそな~らハナマルキ♪”です。
工場見学や、味噌の基礎知識の学習、より手軽に味噌作りを体験できる「みそ作り体験館」があります。

みそ作り体験館
https://misotaiken.jp

興味のある方は、いかがでしょうか。




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特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。

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CommonMark文書をcmarkでXML形式にする

CommonMark[1]処理系のリファレンス実装であるcmark[2]は、その抽象構文木(AST)をXMLとして出力できます。さらに、このASTの文書型定義(DTD)も存在します。公開されていて、身近でミニマルなDTD、また文書のASTとして学習にも有用です。cmarkのインストール、DTDについての詳細は割愛します。

次のようなCommonMark文書があるとします。

# 見出しレベル1

CommonMarkにはDTDがある。

## 見出しレベル2

docutilsにもDTDがある。

これをcmarkでXML出力すると、次のようになります(xml:space="preserve"プロパティを省略して表示しています)。

<document>
<heading level="1"><text>見出しレベル1</text></heading>
<paragraph><text>CommonMarkにはDTDがある。</text></paragraph>
<heading level="2"><text>見出しレベル2</text></heading>
<paragraph><text>docutilsにもDTDがある。</text></paragraph>
</document>

CommonMarkのDTDの一部を抜き出すと、次のようになっています(表示を省略した箇所は「…」のように記述しています)。

<!ENTITY % block
         'block_quote|list|code_block|paragraph|heading|thematic_break|html_block|custom_block'>
<!ENTITY % inline
         'text|softbreak|linebreak|code|emph|strong|link|image|html_inline|custom_inline'>
...
<!ELEMENT paragraph (%inline;)*>

<!ELEMENT heading (%inline;)*>
<!ATTLIST heading
          level (1|2|3|4|5|6) #REQUIRED>
...
<!ELEMENT text (#PCDATA)>

CommonMarkの処理系を実装するときに厄介な、ある記法の途中での他の記法の割り込み処理などは変換後のASTには登場しませんから平和な見た目です。さて、このCommonMarkのDTDですが、コメントや見た目の調整のための改行を含めても90行程度。さらにこのXMLは変換前はCommonMark文書ですから、おおよそどんな見た目の記述がこの構造になるかの対応付けも整理をつけやすいのではないでしょうか。「<html_block>」や「<custom_block>」(あるいはこれらのインラインマークアップ)について真面目に考えるならもう少し難しくなりますが、CommonMark文書のASTとしての文書型定義は相当にシンプルです。


こんな記事[3]を見つけました。Markdownからの変換としては多くはLaTeX、近頃はCSS組版などがありますが、ASTをXMLで出力できるならこういったアプローチも可能ですね。目的によってはMarkdownを変換したXHTMLから更に変形するよりも単純な記述で求めるPDF出力を得られるでしょう。
ところで、アンテナハウス製品には最近のフォントも組版できるXSL-FOプロセッサー、Antenna House Formatterがあります。次回、CommonMarkのASTをFOに変換したものをAH Formatterで出力してみる予定です。


参考資料

  1. [1]https://commonmark.org/
  2. [2]https://github.com/commonmark/cmark
  3. [3] Markdown + XSL → PDF


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e-na伊那谷 旅便り 第29回 五平餅

炊いたごはんをつぶし、わらじ型や団子型にして串にさし、たれをつけて焼く郷土料理です。

NHKの朝ドラ『半分、青い。』で豊川悦司さん演じる漫画家が食べていたことで全国的に有名になりました。
ドラマのヒロインの出身地が岐阜県だったため、五平餅にも岐阜県のイメージが強いかもしれませんが、長野県や愛知県など中部地方の多くの地域に伝わる郷土料理です。

地域によって、形やたれに違いがあります。
伊那谷では家庭で作る場合、少しつぶした団子を2つ竹串にさした形(団子型)を多く見ます。

スーパーや道の駅でも販売しています。

団子型と劇中に登場したわらじ型も売っていました。


製造元は伊那の会社。


網で焼くのが美味しそうですが、今回は電子レンジで。

みそたれが香ばしく美味しいです。
伊那谷の五平餅も機会があったら食べてみてください。


e-na伊那谷 旅便り バナー
e-na伊那谷 旅便り
前回:第28回 黒松仙醸
次回:第30回 お味噌作り



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    • → 帳簿、書類、スキャナ、電子取引における作成保存
  • 電帳法10条電子取引とは
    • → 電帳法10条を見て、施行規則8条を見る
  • 電子取引の法令要件
    • → 5要件で比較する電子取引
  • 令和2年税制改正での電子取引
    • → 税制改正大綱に記載のあった電帳法の更なる緩和
  • 今後の電子取引の可能性
    • → 電子データを活用した経費精算など

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AH FormatterでXSL-FO 2.0 仕様DraftのWebページをPDF化してみる

業務を行っていると、W3Cで公開されている仕様を確認しにいくこと、例えばXSL-FO 2.0のDraft[1]を確認しにいくことがあったりなかったりします。
Webページの利点の1つはスクロール操作によって文書の目的の位置へいけることですが(もちろんそうでない作りのWebページもあります)、手元の電子ペーパー端末でページをめくるように読みたい場合もあります。
「WebページのURLを打ち込むだけでそこそこ読めるPDFを出力してほしい」、そんなときにもCSS組版が可能なお手持ちのAntenna House (CSS) Formatterが利用できます。

AH Formatterでファイルを読み込む際、通常はファイルパスを指定するかと思います(GUIではドラッグ&ドロップも可能です)。しかし、ここにWebページのURLを指定することもできます。マニュアルにも記載してありますね。「組版種別」によって、AH FormatterのデフォルトCSSを使用する設定、元のHTMLのCSSを利用するなど違いがあるので、マニュアルを確認してください[2]。

Windowsの場合、AH Formatterをインストールしたフォルダにhtml.cssがあります。これがHTMLファイルを読み込んだときにAH Formatterのデフォルトとして適用されるCSSです。
今回は「HTML」を指定しました。

全体的な文字サイズやページサイズなどを「組版オプション」で設定してみます。


XSLT2.0の仕様[3]を、ページサイズをJISB5、本文14ptとしてみたところ、673ページ程度になりました。

JIS B5サイズのPDFでXSLT2.0 仕様出力

記事冒頭で「例えば~」とXSL-FO2.0の話題を振っておきながらFOではなくXSLT2.0で例を出しているのは、XSL-FO2.0のドラフトだと1200ページ超え(JISB5、本文14pt程度)となり、GUIでプレビューを表示しながら操作をするには手元のマシンだと厳しいためです[4]。CUIで組版する分には問題ありません。

JIS B5サイズのPDFでXSL 2.0 Draftを出力

今回PDF出力してみたWebページの場合ですと、ソースコードや巨大な画像ではページサイズに収まるように表示できていません。元がリフロー型のWebページなので、デフォルトのCSSでは少し無理があったようです。とはいえ、手軽にそこそこ見やすいPDFを得ることができました。

Antenna House Formatterの評価版は、こちらのページからお申込みいただけます。
AH Formatter 評価版のお申し込み

CSSでのページメディアの印刷に興味がある方へ、アンテナハウスでは『CSSページ組版入門』という書籍を発行しています。

  1. [1] Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 2.0
    W3C Working Draft 17 January 2012
  2. [2] ドラッグ&ドロップ組版 – Antenna House Formatter V7 マニュアル グラフィカルユーザインターフェイス
  3. [3] XSL Transformations (XSLT) Version 2.0
  4. [4] ページ数上限自体は変更可能です。 制限事項 – Antenna House Formatter V7 マニュアル グラフィカルユーザインターフェイス

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  1. AH Formatter の CSS組版例「MathML 3.0 2nd Edition」

Antenna House Formatter V7XSL-FO/CSSスタイルシートにより、XMLとHTMLをサーバー上で高速にPDFに変換!




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e-na伊那谷 旅便り 第28回 黒松仙醸

今回は黒松仙醸をご紹介します。
黒松仙醸は伊那市高遠町にある株式会社仙醸で酒造されている日本酒です。

昔、県外での集まりで黒松仙醸を持参したところ、大変好評を博しました。
この記事を書くにあたって、株式会社仙醸のホームページを見てみると
黒松仙醸は随分と種類があるようでした。
純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸、純米酒、本醸造等がありました。
迷いましたが、一番馴染み深い黒松仙醸本醸造を購入しました。

夏なので冷酒にしました。ほんのり甘く、コクがあります。
1.8ml¥2,090(税込)でした。口当たりがいいため、酒が進みます。

最近は黒松仙醸どぶろくが好評とのことで、これも購入してみました。

600ml¥1,430(税込)でした。
冷やして飲むのがおすすめの飲み方のようです。
お米の甘さとすっきりした酸味、発酵中に出る炭酸ガスが含まれておりこれが心地よいです。
アルコール度数が6度と低いため、すぐに1本空けてしまいました。

冬は黒松仙醸本醸造を熱燗にして頂きます。熱々のおでんが合いそうです。今から楽しみです。

株式会社仙醸のホームページ https://www.senjyo.co.jp/


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筆者紹介
益田康夫
メールアドレス:masuda@antenna.co.jp

1984年に社会人になり、IT業界一筋ながら3回の転職を経て現在に至っています。
特に2008年のリーマンショック後の不況の影響を受けて、2010年6月末にリストラ退社して現本業のアンテナハウス株式会社 https://www.antenna.co.jp/ に入社しました。

Sun MicrosystemsやOracleを中心にしたITインフラから、IAサーバとしてのCompaqやIBMなどや、文書管理システムやポータルシステムを販売していた前職と、現在のアンテナハウスでのPDF技術や電子ファイルの変換技術などを中心にした、e-ドキュメントソリューションを探求してノウハウを習得してきました。

特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。

※行政書士とは、https://www.gyosei.or.jp/information/ をご覧ください。


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