『DITA101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』の目次を紹介します。
■序文
■序論
■DITAとは何か
名前の理解
アーキテクチャー
情報の型化(Information Typing)
Darwin
トピック―DITAの基本要素
マップ
再利用
コンテンツはフォーマットと分離
DITAの定義
DITA Open Toolkit
■コンテンツにおける構造化の価値
レシピ1
レシピ2
レシぴ3
コンテンツの構造化の重要性
構造化コンテンツの利点
構造化オーサリングのガイドライン
■再利用:今日のベストプラクティス
なぜ、コンテンツを再利用するのか
開発、レビュー、メンテナンスについての削減
翻訳
一貫性の向上
迅速な再構成
現実でのコンテンツの再利用の利点の例
ハイテク
医療機器
再利用のプロセス
随意再利用
系統的再利用
再利用のタイプ
トピックベースの再利用
フラグメントベースの再利用
フィルター再利用
変数再利用
■トピックとマップ―DITAの基本的な構成要素
汎用トピック
Title
要約文/アブストラクト
Prolog(メタデータ用)
トピック本体
関連リンク集
トピックの例
Concept
Task
Taskの例
Reference
マップ
ブックマップ
■DITA執筆者の1日
DITAにおけるコンテンツの計画と展開のアプローチ
アウトライニングツールとしてのマップの使用
トピックとは何か
構造化コンテンツのライティング
■DITAの計画
計画
コンテンツの分析
再利用の分析は手作業か、プログラムによるか
統一コンテンツ戦略の開発
役割と責任
コンテンツコーディネーター(新規)
情報アーキテクト(新規)
DITAテクノロジスト(新規)
執筆者(変更された役割)
コンテンツ所有者(変更された役割)
編集者(変更された役割)
コンテンツの変換
研修とコンサルティング
■DITAプロジェクトのためのROIの計算
サンプル使用事例
DITA再利用の評価基準
翻訳の評価基準
再利用による翻訳のコスト削減
デスクトップパブリッシングからの翻訳の削減
その他の削減
何がコストか
ROI計算ツール
■メタデータ
メタデータとは何で、ねぜ重要なのか
DITAにおけるプロログメタデータ
発行メタデータ
管理メタデータ
修飾メタデータ
選択属性
他の種類のメタデータとの関係(Dublin Core)
分類学におけるメタデータ
メタデータとコンテンツ管理システム
■DITAとテクノロジー
オーサリング
オーサリングのインターフェイス
テキストを扱う能力
DITAサポート
コンポーネントコンテンツ管理システム(CCMS)
DITAサポート
再利用のサポート
翻訳のサポート
出版
■「高度な」ことがら
ドメイン
Conref
選択属性(条件付きコンテンツ)
関連性テーブル
特殊化
なぜDITA特殊化をするのか
実際的な有用性のあるものの選択
2つの単純な質問
DITAを特殊化すべきか
■1.2で新しいこと
一般Task(General Task)
一般Taskか厳密Taskか
一般Taskモデルの構造
ステップセクション(Stepsection)
ハザード(Hazard)ドメイン
マップに追加される機能
学習教材(ラーニングマテリアル)
拘束(Constraint)のしくみ
再利用についての改良
参照切れを低減するキー使用
変数再利用でのキーとkeydefの使用
条件付再利用でのキーとconkeyrefの使用
ブロックのコンテンツ参照
その他
■付録
付録A:DITAトピック便覧
Concept
Task
Reference
付録B:プロログのメタデータ
付録C:DITAの歴史
起源
コンテンツ制作になぜXMLか
XMLと構造化コンテンツ
それでもDITAが必要なのかなぜか
設計目標
DITAの利点
DITA以外の選択肢
DocBook
S1000D
XMLとは何か
いったいXMLとは何なのか
XMLのタグの役割
XMLとHTMLの比較
HTML版の手続き
XMLの利点
例.
DTDとスキーマ
スキーマのDTDに対する優位性
コンテンツとフォーマットの分離
XSL
付録D:著者(執筆者)
The Rockley Group
Ann Rockley
Charles Cooper
Steve Manning
ゲスト寄稿者
Mark Lewis
■索引
■訳者紹介
■訳者が使用したツール
作成者別アーカイブ: AHEntry
『DITA 101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』発刊
DITAコンソーシアムジャパン(DCJ)訳の『DITA101~執筆者と管理者のためのDITAの基礎』が発刊されました。
これまでの製品マニュアル等は、WordやDTPソフトを使って書かれているものが多いのですが、グローバル化の進展で、製品のメーカは出来上がった製品を様々な国で販売するようになっています。
マニュアルの多言語化は急速に進んでいます。もはや数ヶ国語ではなく数十各国語の制作が必要となっています。
さらに、ドキュメンテーションを読む環境のほうも紙からWeb、オンラインヘルプ、など多様化しています。近い将来、閲読環境にタブレット/スマホ上の電子書籍「EPUB」が加わることになるのでしょう。特にマニュアルが電子化されることで、マニュアルの閲読環境が、紙から画面へと変わります。これに伴い「読むマニュアル」から「引くマニュアル」への転換が必須です。引くマニュアルでは、検索性、一読による理解可能性が求められます。
こうした環境の変化により、製品マニュアルの制作においては、物語志向からトピック志向へ、執筆者はコンテンツだけを執筆する役割に限定し、そこから多様な出力を自動的に作成する仕組みの構築が急務となっています。
WordやDTPによる執筆ではこうした要請に応えることができません。私は、現在の時点では、そのための一番の近道はDITAを取り入れることと考えています。
この本ではそのことを様々な角度から説明しています。木曜日に本書が届いたのですが、これを一読しまして、まさに「我が意を得たり」という思いです。従来のDITAの説明は、仕様書より、技術的な説明と、ベンダーのスローガンに近い簡単なメリット訴求になっていましたが、この本は、その隙間を埋めるものと思います。
ぜひ、ご一読をお勧めします。
発行所:株式会社エスアイビー・アクセス
発売所:株式会社星雲社
ISBN: 978-4-434-15882-7
価格:本体1,800円+税
原書は「DITA 101: Fundamentals of DITA for Authors and Managers Version 2」(The Rockley Group Inc.) 。英文ですが、DCJのDITA普及マーケティング部会の有志が翻訳を担当して日本語の書籍として発刊したものです。仕事外の時間を使って、本書を翻訳していただいた翻訳担当者の皆様に心から敬意を表します。
本文はDITAのトピックとして執筆されており、これをDITAのまま日本語に翻訳し、AH Formatter V5.3で組版してPDF入稿のうえ、印刷製本されたものです。いくつかの画像がぼやけてしまっているのは残念です。
○DITAコンソーシアムジャパン
http://dita-jp.org/
○AH Formatter
https://www.antenna.co.jp/AHF/
○アンテナハウスのDITAサービス
https://www.antenna.co.jp/XML/dita.html#DITA-AH
アンテナハウス製品もアマゾンでダウンロード販売を開始
8月16日から、アマゾンが「PCソフト ダウンロードストア」を開設してソフトウエアのダウンロード販売が始まりました。このストアの特徴は、ダウンロードしたソフトウェアおよび、シリアルキーが一元管理できること。これにより、パソコンの買い替えなどでソフトウェアを再インストールする場合に、過去に購入したソフトウェアを何度でも容易にダウンロードすることが可能となっています。
アマゾンは、これまでソフトウエアのパッケージ販売を行なっていましたが、このたび、ダウンロード販売もはじめたと言うことで今後の行方に注目です。
○ダウンロードストア
http://www.amazon.co.jp/pcsoftdl
○ニュース・リリース
Amazon.co.jp、「PCソフト ダウンロードストア」をオープン
■アンテナハウス製品
アンテナハウス製品も次の製品が販売されています。
・PDFスイート4.1
・瞬簡PDF4
・瞬簡/リッチテキストPDF6.1
・書けまっせ!!PDF4 プロフェッショナルPlus
・書けまっせ!!PDF4 プロフェッショナル
・書けまっせ!!PDF4 スタンダード
・瞬簡PDF to Image
・自在眼11 スタンダード
・自在眼11 プロフェッショナル
・アウトライナー 2
書けまっせ!!PDF でできる仕事の自動化
「書けまっせ!!PDF」の特長は、PDFの記入用紙に簡単に書き込めることです。誕生以来、できるだけシンプルなソフトウエアであるように努めています。
ただ、業務の内容によっては、ちょっと複雑な自動化やオートメーション機能があれば、とても役立つケースもあります。すこし難しくなってはしまいますが、現場の声にお答えする中で培われてきた機能がいくつもあります。
「書けまっせ!!PDF」では、次の三つの機能が仕事の自動化に多いに役立ちます。
・数値の計算や自動入力:式と計算機能
・数値やテキスト、画像の自動挿入:差込機能
・PDF出力や印刷の自動化:コマンドラインでの操作
それらの中から、式と計算機能について簡単にご紹介します。
前々回、「書けまっせ!!PDF」の表示形式機能の説明の際に表計算ソフトを例にご紹介しました。
「書けまっせ!!PDF」では数値や文字を「テキストボックス」に入力しますが、実はこの「テキストボックス」は表計算ソフトの「セル」と同様に「計算式」を設定することができます。
さらに、「テキストボックス」に番号が付いていて、「テキストボックス」同士の計算や、値の参照などができます。
下図は「テキストボックス」の番号と、そこに設定されている計算式が表示されている例です。
計算式はまさに表計算ソフトの特長でもありますが、「書けまっせ!!PDF」もさまざまな関数をサポートしています。
たとえば、「if文」を使うことで1ページには「表紙」、最後のページに「最終」と文字を表示させるような条件処理も可能です。「式と計算機能」についての詳細は下記をご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/description3.html#siki
※注意点:「式と計算機能」は「書けまっせ!!PDF4スタンダード」版ではご利用いただけません。
楽してきれい 書けまっせ!!PDF の図画を扱うための小技
今回は、すこし高度な使い方になりますが、図形の作成や画像の貼り付けなどの小技をご紹介します。
「書けまっせ!!PDF」は文字だけでなく、線や矢印、四角(矩形)や円などさまざまな図形を描くことができます。Wordなどで図形を描く機能とよく似ていますので、こうしたソフトウエアをご利用なら迷うことなく使えると思います。
ところで、MS Officeには作成した図形やコピーした画像などを保存しておいて再利用できる「クリップ オーガナイザ」というツールがありますね。「書けまっせ!!PDF」にも「データトレー」という機能があり、作成した図形などをデータトレーに保存することができます。右クリックから「データトレー」を使うことができるところはOfficeより便利です。
下図は「データトレー」を表示したところです。図形や画像を階層構造で管理できます。
よく使うもの、繰り返し使う写真や印影、テキストボックスなど、「書けまっせ!!PDF」上で貼り付けられるものならなんでも保存と再利用が簡単にできます。
ところで、テキストボックスや図形を作成したときに、配置やサイズの調整ができるだけ簡単にきれいにできたらいいですよね。
「書けまっせ!!PDF」は、「きれいに整頓」するための小技がいくつもありますが、その中から3つご紹介します。
まず一つ目。「書けまっせ!!PDF」では図形や画像の位置をすべて数値で指定できるんです。簡単というよりも、確実に配置したいという人向けの機能ですね。
二つ目は、Wordなどと同じく、整列の機能があることです。右側の端を同じ位置にそろえたり、一番上と一番下の間のものを均等配置にするといった機能があります。
三つ目は「サイズを合わせる」機能です。たとえば、最後に画いた図形の幅に、選択しているほかの図形の幅を合わせることができます。高さやサイズ全体を同じにすることもできます。合わせられるものであれば、図形、画像など種類に関わらずサイズを調整できます。
これらの機能を使うと、入力フォームの作成が俄然楽になります。ぜひお試しください。
次回は「書けまっせ!!PDF」でできる仕事の自動化についてご紹介します。
PDF Driver API V5.0はVisual Studio 2010でも開発可能です!
PDF Driver API V5.0 の C++ および .NET インターフェイスは、Microsoft Visual Studio 2010 日本語版(VS2010)でご利用いただけます。
付属のサンプル・プロジェクトについては、VS2010 で開き、変換ウィザートにしたがって変換することで利用可能です。
.NET については、対象のフレームワークに「.NET Framkework 2.0/3.0/3.5」のいずれかをご使用ください。
製品紹介ページ: PDF Driver API
PDF Driver API V5.0 / PDF Tool API V3.1 は「Hyper-V」上で動作します!
PDF Driver API V5.0 および PDF Tool API V3.1 について、このたび、サーバー仮想化プラットフォーム「Hyper-V」上での動作を確認しました。
(検証環境:Microsoft Windows Server 2008 R2 Datacenter SP1)
サーバー仮想化の開発ツールとして、ぜひご検討ください!
製品紹介ページ :PDF Driver API / PDF Tool API
書けまっせ!!PDF のちょっとした手間を省く小技
「書けまっせ!!PDF」の小技の世界を少しだけご紹介します。
今回は、記入する際の面倒をなくして、お任せで仕事ができる、そんな小技を3つ。
前回、文字を記入する枠「テキストボックス」を自動作成する機能をご紹介しましたが、ほかの図形の描画機能でもこの機能を使うことができます。
たとえば、チェックマークを描画する際に、枠内をクリックします。そうすると、記入枠を認識してその中にきれいに収まるようにチェックマークを描画します。丸や四角もクリックするだけで枠内にぴったりサイズの図形を描画します。枠を認識するということは、つまり、図形の大きさを自動で判断できるということなんですね。
大きさといえば、文字を入力する際のフォントのサイズをいちいち変更するのも面倒ですね。そこで、テキストボックスの「自動フォントサイズ」という機能をONにすると、テキストボックスのサイズにぴったりフィットするフォントサイズに自動で拡大縮小してくれます。
注意点:チェックボックスの枠を文字の四角「□」で作成されている場合は図形として枠のサイズを認識できません。
次は、文字の入力の手間を省く小技をご紹介しましょう。
EXCEL(エクセル)などの表計算ソフトのユーザーなら、数値の桁区切りの有無や「円」や「¥」の付加といった「表示形式」機能をご存知でしょう。「表示形式」のない表計算ソフトなんて考えられないくらいの基本機能ではないでしょうか。
数値などを記入用紙に追記する際に、単に数値をいれるだけでなく、桁区切りや通貨記号をわざわざ入れるのは面倒ですね。そこで「書けまっせ!!PDF」は表計算ソフトを見習って、テキストボックスに表示形式を指定することができます。
表計算ソフトの入力セルの移動と同じように、「書けまっせ!!PDF」のテキストボックスへの入力もタブキーを使って移動ができます。
下記の「表示形式」をご紹介するWebページもぜひご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/description3.html#keisiki
次回はちょっと高度な図形の貼り付けについてご紹介します。
書けまっせ!!PDF になくてはならない機能
「書けまっせ!!PDF」のもっとも基本的な機能のひとつで、PDF用紙記入ツールとしてなくてはならない機能、それは記入枠の自動認識です。
「書けまっせ!!PDF」は、テキストボックスという専用の枠の中に文字を入力します。文字を追記するにはまず初めにそのテキストボックスを作成しなければなりませんが、そういう作業を意識しなくても、パッパッと文字入力ができるのが記入枠の自動認識です。
PDFで公開されている記入用紙のほとんどは、印刷してペンで記入することを想定していますので、記入枠は線などの図形として描画されています。「書けまっせ!!PDF」はその図の形を認識してテキストボックスを自動で作ってくれます。
操作は簡単。まず、記入したいPDFを「書けまっせ!!PDF」で開きます。
次に、「テキストボックス」のボタンをクリックします。
あとは、文字を追加したい記入枠の上でクリックするだけです。
枠を自動認識して「テキストボックス」が作られます。
ワープロと同じような操作で文字を入力することができます。
このように簡単にPDFに文字を追加していけますが、これは「書けまっせ!!PDF」の世界のホンの入り口。
「書けまっせ!!PDF」には数々の小技がありますが、頻繁にPDFに文字などを追記することが多い方がそうした小技を知れば知るほど、「書けまっせ!!PDF」の便利さにはまっていくという次第です。
次回はそのさわりをご紹介します。
使い始めてわかる 書けまっせ!!PDF の便利さ
数あるPDF活用ソフトの中でも「書けまっせ!!PDF」はとてもユニークな製品です。
「書けまっせ!!PDF」を使い始めると「これがあるととても仕事がはかどる」とか、「一度使ったらもう以前のやり方には戻れない」「手放せなくなる」という感想を多くいただきます。
記入用紙のテンプレートとして、ネット上ではPDFがあふれています。官公庁のWebサイトには、膨大な数の記入用紙がありますが、そのほとんどがPDFです。
そうしたPDFは、多くの方が一度プリンタで紙に印刷して、ペンで記入することが多いのではないでしょうか。
そうした用事がたまにある分には、紙に出して書いても特に不便は感じられないかもしれません。しかし、たとえば、
・こういう作業が月に数回以上ある
・手書きではあまり印象がよくない(字がきれいでないのでといった理由も含めて)
・繰り返し同じ内容のものを書かなければならない
・ほんの少し修正するだけなのに全部書かなくてはいけない
こうした用途では、紙に出力して書き込むより、パソコンの画面上で直接文字を記入して、それを印刷するなり、PDFに再度保存ができれば、作業がとてもはかどることは容易に想像できます。
これができるのが「書けまっせ!!PDF」で、本製品の真骨頂ともいえるものです。
今週は、使い始めると手放せなくなる「ワケ」を、いくつかの事例を交えてご紹介します。
下記の「書けまっせ!!PDF」の事例をご紹介するWebページもぜひご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/kpd/casetop.html