こんにちわ。
弊社では、PDFを生成する仮想プリンター・ドライバとこれを外部のプログラムなどから制御するPDF Driver API、それから、PDFファイルの結合や分割などの加工を行うPDF Tool APIという開発ライブラリを製品化しています。
しかしながら、PDFを生成するドライバは無償で配布されるものが多くなりましたし、PDFを加工できるフリー・ツールも増えました。
単独で使用する「ツール」と「開発ライブラリ」とでは目的が異なるので同列で扱うものでもありませんが、このような中で、選択していただけるような製品として維持していかねばなりません。
オペレーティング・システムやその他のソフトウェアのバージョンアップも、開発ライブラリ製品には大きく影響します。
さきごろ、Windows 8のPublic Betaがリリースされました。来年には正式版が公開されるとのことですが、コンピュータの基本ソフトであるWindowsがどのくらい変わるのか、はたまた変わらないのか、戦々恐々...
ただ、Build Numberは「6.2」らしく、Vista、7と同じメジャー番号なので、見た目は変わるが中身はそんなに変わらないのかな、と思ったりもします。
(あ、でも、見た目=インターフェイスの変更が必要だと、それはそれでとってもたいへん)。
Windows 8 Milestones : Explanations_of_Version_and_Build_Numbers
そろそろ、Public Betaでテストかな。。。
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わが社のPDF関連デスクトップ製品
こんにちわ。
今日は、PDF関連のデスクトップ製品を紹介します。
・・・とここで紹介文をご覧いただくより、製品のページをぜひ見てください。
リニューアルしたばかりなんです!
見やすくなっていると思います!
デスクトップ製品情報トップ
Acrobatは、Adobeがかれこれ18年費やしてきた上に成り立っているものであり、PDFの規格も自分のところで決めているわけで、おいそれとこれを超えるなんてことはできません。
が、価格も高価なりっぱなソフトウェアに成長したので、「私のやりたいことはどこをどうすればよいの?」状態にも陥りやすいと思います。
「Acrobatほどいろいろ機能はなくてよいからこういうことだけしたい」、「こんなふうに使えないだろうか?」・・・というお客様の声を拾い集めて、安価で手にとりやすいラインアップです。
このなかに、あなたのやりたかったことがきっとあるはず!?
Acrobat Pro Xをさわってみる
こんにちわ。
2010年の暮れにリリースされたAcrobat Xもそろそろ1年。
バージョンアップごとにどんどん高価なソフトウェアになっていきます。
「Acrobatに追いつき追い越せ!」というからには、まずは敵(?)の研究から、なのでしょうけれど、こんなに機能てんこもりだと、・・・気が失せそうです。
AcrobatもPDFとしての機能は飽和状態なのか、最近のバージョンアップでは、ネットワークごしにファイル共有して会議ツールにしよう、みたいな機能追加が強調されているように思います。
そのあたりも試してみるといいのですが、ひとりで見ているので、共有機能はいつかの機会に。。。
共有機能をのぞくと、Acrobat Xの機能はAcrobat 9からほとんど変わりはないようです。
いちばん大きく異なるのは、ユーザーインターフェイス。
Acrobat Pro Xの画面
上のメニューバーがすっきりしてしまいました。
今までメニューにあった「文書」や「注釈」、「フォーム」、「アドバンスト」などの機能のほとんどは、画面右上にある「ツール」と「注釈」にまとめられています。
「文書」メニューにあった「ファイルサイズを縮小」や、「アドバンスト」メニューの「PDFの最適化」は、保存機能に集約されました。
「瞬簡PDFバインダー3」のリリース掲載状況です。
11月1日7時現在
◎ページイメージを確認しながらマウス操作でPDFの結合/組み換えができる!! ―『瞬簡PDF バインダー 3』新発売
プレスリリースゼロ:http://pressrelease-zero.jp/archives/4240
◎NEWZINE:http://newzine.net/newsrelease/16609/
◎PRESS365:http://press365.biz-feed.com/it/3844.html
◎PressRelease JP:http://pressrelease-jp.com/press/10090/20111031/
アンテナハウス初の無償版の配布も! 「瞬簡PDFバインダー」発売
今日から、当社初のフリーミアム方式による販売、つまり基本機能を無料で、高機能版を有料(といっても3,150円)販売する方式で、「瞬簡PDFバインダー」を発売しました。
「瞬簡PDFバインダー」は、画面上の対話(ドラッグ&ドロップ操作)でPDFを結合したり、ページを並び替えたり、入れ替えたりできる製品です。
これまで、「PDFスイート」にスイート・ツールとして同梱していたツールに、操作性にさらに磨きを掛けて単独製品としたものです。
こんな感じの操作画面からPDFのページを整理して製本することができます。だからバインダーっていうんですよ。
しかし、PDFの製本だけではなくて、スキャナーを操作してスキャンした画像を取り込んだり、あるいは、(有償版は)Office文書を自動的にPDF変換したりもできます。さらに、元になっている文書が新しく更新されたら、自動的に検出して製本したPDFの該当部分だけを更新することもできます。
まずはとりあえず、フリー版をお試しになってみて、良かったら有償版をお求めいただくということもできますので、どうぞ。
無償版のお求め場所
有償版のお求め場所
○詳細情報Webページ
瞬簡PDFバインダーWebページ
PDF関連ソフトウェア
こんにちわ。
今日は、ネットで見つけたPDFを扱うソフトウェアを紹介します。
PDF(Portable Document Format)は、1993年にアドビシステム社からPDF 1.0とAcrobat 1.0が公開になってから18年がたちます。
PDFを作成したり加工したりするソフトウェアも、かなりたくさん出ています。海外のソフトウェアが多いですが、日本語対応されたものが多くなりました。
昨今は、電子書籍の普及により、電子書籍向けのPDFにも対応したものがありますね。
○Primo PDF
フリーのPDF作成ソフト。有名ですね。
○JUST PDF 2
ジャストシステムのソフトウェア。
PDFの作成、PDFの加工や編集などができます。
ニュアンスコミュニケーションズ製品のOEM。
○PDFDiet
電子書籍向けに、画像⇔PDF間で変換したり、余白を削除したりする
機能があります。
○PDF Scissors
PDFの余白をカットするJavaアプリケーション。
複数ページを一括してカットできるというのが特徴だそうです。
明日は、Acrobat Xの機能をちょっとのぞいてみようと思います。
事業所内でインストール数を管理しなくても良い事業所一括ライセンス体系を導入しました
アンテナハウスは、10月17日に、AH-ULL(エーエイチ-ユーエルエル:Antenna House-Unlimited License)という新しい企業向けライセンス体系を発表・提供開始しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.antenna.co.jp/purchase/sitelisence.html#AH-ULL
AH-ULLは、事業所の規模に応じた価格になっており、その事業所の中ではインストール本数を気にすることなく何本でもインストールすることができるライセンスとなります。
現在、200人規模まで、500人規模、1000人規模で提供しています。たとえば、200人規模の「AH-ULL200」は、
・瞬簡PDF 作成 5 69,300円
・瞬簡PDF 変換 7 170,100円
・瞬簡PDF 作成・変換パック 182,700円
・書けまっせPDF 5プロフェッショナル 239,400円
・書けまっせPDF 5スタンダード 94,500円
・PDFサイン 151,200円
(いづれも税込み価格です)
となっています。各製品の1本単価と比較してAH-ULLは非常に割安です。それに、事業所の中でインストールした本数を管理する手間が省けますので、管理が楽になるという二重にお得なライセンスとなります。
通常、ソフトウェアのライセンス価格はインストールした枚数に単価を掛けて算出する仕組みになっています。このためにはインストールした本数をカウントして管理する必要があります。
以前、ある自治体の庁舎の中で、インストールされているソフトウェアの本数を調べたところ、購入・登録した本数と比べて数倍の本数が使われていたということで問題になったことがありました。
便利なソフトウェアは、隣が使っていれば自分も使いたくなるものですが、だからと言って自分もインストールすれば不正コピーとなります。
これを避ける方法は二つあります。(1)マイクロソフトのようにアクティベーションを管理する方法と、(2)コピー枚数をカウントしなくても良くする方法です。
アンテナハウスのAH-ULLは、(2)の考えに基づくものです。新しいソフトウェアのライセンス体系として普及させたいと考えています。
第3回CAS-UB紹介セミナーを10月26日開催!
10月26日(水曜日)18:30より20:30まで、第3回クラウド型汎用書籍編集・制作サービス「CAS-UB」紹介セミナーを開催します。
CAS-UBで、実際に書籍を作るところを実演します。また、現在開発中の、EPUB3、数式編集、英語版などの新しい機能についてご紹介します。
場所は市ヶ谷健保会館 F会議室。
東京都新宿区市谷仲之町4-39
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。
○お申し込みはこちらからどうぞ。
http://www.exism.co.jp/contact/form/seminarinq.html
○詳細ご案内
http://www.cas-ub.com/info/index.html
Antenna House Formatter V6 で floatを使った図版の最適配置
日本語組版の規格として、JIS X4051(日本語組版規則)があります。
ここにある規格書の、X4051 02 のPDFを閲覧すると、97ページあたりから 図・写真等の処理について説明があります。Antenna House Formatter V6 では、このPDFにある、図49、図50の配置を行なう機能を実装しています。
以下がそのサンプルです。解りやすくアンカー位置を赤丸印で示しています。
・アンカー(出現位置)と図が同じページに現れるパターン
・X4051 02 のPDFの図49を再現したパターン
・X4051 02 のPDFの図50を再現したパターン
データの float の指定は3つとも同じですが、その出現位置によってこのように3パターンの配置を実現しています。
どうぞ実際に、Antenna House Formatter V6 を使ってみてください。
評価版のダウンロードは、こちら から。
Antenna House Formatter での異体字の使用
本日は、度々お問い合わせのある、Antenna House Formatterでの異体字の使用についてお話しします。
異体字とは
・同じ意味/発音を持っているが、異なる表記の字体の文字
・新字と旧字による違いや、手書きによる個人差から生じたものなどもある
・人名や屋号、地名に多く使われる
JISやUnicode仕様においては、基本的に異体字ごとに異なるコードを割り振るようなことは行っていません。(ただし例外もあります)
Unicodeでは異体字セレクタという名称でタグを付けることにより、先行する一文字と組み合わせて定義付けされた字体を選択する方法をとります。
2006年1月13日に漢字で異体字セレクタを使うための漢字字形データベース(Ideographic Variation Database)への登録手続きが定められ、2007年12月14日に最初の異体字コレクションとしてAdobe-Japan1が登録されました。
Antenna House Formatterはこの異体字に対応しています。
異体字選択機能を持っているCIDフォント(OpenTypeフォント)と組み合わせて使うことで、Antenna House Formatter から、PDFへの異体字出力が可能です。(PDF出力のみ、他の出力オプションは未対応)
Antenna House Formatter での使用方法
Antenna House Formatterで、これらを使うには次のようにします。
例えば、葛飾区と葛城市の「葛」には、二つの字形があります。
どちらの文字も、U+845Bという符号位置に統合されています。
異体字セレクタを使って、次のように区別することができます。
1. U+845B U+E0100
2. U+845B U+E0101
XSL-FOでは、次のように書きます。
<fo:block>葛󠄀</fo:block>
<fo:block>葛󠄁</fo:block>
これを小塚明朝 Pr6N フォントを使用した場合、出力は次のようになります。
皆さんも試してみてください。