カテゴリー別アーカイブ: EPUB

電子書籍のデータをどうやって保存するか?

Twitterを見ていましたら、昨日、電子書籍のデータを保存するのにどういう形式が良いか、というやり取りがありました。ハッシュタグは #denshi #ebookij。
「電子書籍にするために保持するフォーマットは(書籍原稿なら)テキスト形式。画像付きならDTPファイル」(@tashiro_m)
 
というような発言から少しやりとりがありましたが、@tashiro_mさんの発言は、主に、再編集したり、再利用することを想定しているように想像します。
 
一般に、こういう課題を考えるとき、編集用の形式(生データといっても良い)と配布用の形式を分けて考えると良いように思います。
例えば、Wordの文書は編集用の形式ですがPDFは配布用の形式となります。編集用の形式は編集しやすいものでなければならないのは当然ですが、配布用の形式は編集できては望ましくないこともあります。配布形式から編集形式には簡単には変換できないのが普通です。
 
現在、注目を浴びているePubは配布用の形式です。
また、例えばDITA(Darwin Information Typing Architecture)のTopicは編集用の形式です。配布用の形式としてHTML、PDFなどを使います。DITAをePubに変換するオープンソース・プロジェクトもあります。
 
例えば数式を編集したり配布したりするときはどうでしょうか。編集形式は現在はTeXが良いように思います。未来まで考えると、「Unicode Nearly Plain-Text Encoding of Mathematics」(Unicode Technical Note #28)が普及すると良いかなと思います。
数式の配布形式は、Web向けに配布するならラスター画像に変換します。紙とその等価な媒体向けならPDF形式。MathMLをレンダリングできるリーダがあるなら、MathMLで出すのが良いと思います。
  
電子書籍を想定するとき、編集用の形式は何が良いかはかなり難しい問題です。あるいは、これは個別の利用用途によって異なりますので、一般解はないかもしれません。
 
そして、著者が保存するのは編集形式またはその等価な形式とするべきです。そうしないと再活用できないからです。
 
また、データを少ないコストで利用できるためには編集形式から配布形式へは自動変換できることが必要です。
 
こうしたことを考えるとDTPは編集形式として保存するのは不適切ではないでしょうか。なぜなら、コンテンツとレイアウトが渾然一体となっており再利用しにくいですし、DTPからePubなどのレイアウトを(CSSで)別指定する配布形式への変換にはコストが掛かる場合があります。テキストをePubに出すときはレイアウトのために新たにマークアップする必要がありますので、やはり工数がかかるので不適切です。
 
独自のXMLでも良いですが、XHMLや場合によってはDITAが編集・保存形式として適切かもしれません。 
 
○参考資料
Unicode Nearly Plain-Text Encoding of Mathematics
Office2007の新しい数式エディタ
DITA


ソフトウェア開発環境展の様子

2010年ソフトウェア開発環境展は、本日で終了します。
今年も、アンテナハウスは、関連会社のデジタルコミュニケーションズ(DC)、エクスイズムと同じブースで共同出展しました。
今年は、電子出版・ePubブームの中、DCが出展した、「Word2ePub」にかなりの注目が集まったようです。
Word2ePubは、Wordで編集したコンテンツやテキスト・画像ファイルなどからePub形式(DRMなし)に変換する製品です。内部的にはJepaXに変換してJepaXインスタンスからePubに変換します。
 
また、カーナビのコンテンツを編集する「PPT2XML」も人気がありました。カーナビコンテンツの作成は、通常、かなりコストがかかるようですが、「PPT2XML」を使うことで手軽にカーナビコンテンツの制作が可能となります。
 
デジタルコミュニケーションズ(DC)
エクスイズム
 
201005121239.jpg
※ブースの様子(初日)


スユアオープンフォーラム・EP研究会第115回開催案内

Page2010が近づいてきました。2月5日のEP研究会ですが、まだ若干、席の余裕があるそうです。お申し込みはお早めにどうぞ。
《開催概要》
開催日:2月5日(金)
開催時間:13:30~16:00
開催場所:池袋サンシャインシティ文化会館7階709号会議室
団体名:スユアe-パブリシング研究会  http://epub-jp.net
担当者名:伊藤 博
備考:(公開、無料、54名様限定 事前申し込み制)
《プレゼンテーション・テーマ》
1.ケータイ電話のコンテンツビジネスASPについて
  ~急成長!iPhoneアプリの新展開
  ボクシーズ株式会社 代表取締役 鳥居 暁氏
  http://www.boxyz.com
  
2.東大発ベンチャーの挑戦~次世代検索技術の活用について
  フェアリーデバイセズ株式会社 代表取締役 藤野真人氏
  http://www.fairydevices.jp/en/
3.各種のドキュメント制作・公開・管理に
  飛躍的な効率化と品質の向上をもたらすXML技術の製品化
  ~新旧文書比較作成ソフト+文織RSS
  株式会社デジタルコミュニケーションズ 代表取締役 福重青史氏
http://www.sgml-xml.jp/
《お申し込み方法》
■下記内容にご記入の上、メールにて申し込み下さい。
 満員の際はご入場できないこともあります。予めご了承ください。
   [メール] hiro.ito@epub-jp.net
*参加申込書/
 1)スユアEP研究会第115回オープンフォーラムに参加します。
 2)お名前 :
 3)企業・団体名 :
 4)所属・役職 :
 5)TEL&FAX :
 6)E-mail アドレス:


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