カテゴリー別アーカイブ: EPUB

CAS-UB Wordインポートはどこまでできる?

みなさま、こんばんは。

本日は、約半年前の6月、CAS-UBのWordインポート機能を用いて、簡単にEPUBが作れることを紹介しましたが、今回はさらに突っ込んで、Word の機能の「どこまで」が利用できるのか、もうちょっと突っ込みたいと思います。

おさらい

実験

次のよく使うであろう、項目を試してみました。

機能名 結果
見出し
強調(太字)
強調(イタリック)
下線
箇条書き
外部リンク
表の挿入(結合なし/Excel表なし)
写真、画像の貼り付け
Word2007以降 SmartArt ×
囲み文字、囲み線 ×
ルビ(ふりがな)
取り消し線 ×
上付き、下付き文字

いかがでしょうか。Wordでこれだけ作れば、CAS-UBへインポートした後の編集はさらに容易になります。

是非お試しください!

CAS-UB お試し版お申込


CAS-UB メルマガ/ブログでEPUB作成

おはようございます。 CAS-UB営業(平)担当です。
今日はCAS-UB メルマガ変換について、紹介します。

半年ほど前、CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加と題しまして、CAS-UBでメルマガをEPUBに変換できるようになったことをお知らせいたしましたが、今回は、そのメルマガをまとめた電子書籍(もちろんEPUB)が、楽天KOBOより販売されることになったことを、遅ればせながら報告します。

エクスイズム、EPUBによるショートマガジンの販売を開始

今現在、メルマガ変換は正式に展開しておりまして、正規ユーザー(または評価版ユーザー)になっていただくと、トップページ(著者ページ)から、簡単に行えるようになりました。

メルマガ変換タブ

ファイル名や必要事項を記入後、メルマガの型を選び、「作成ボタン」を押せば、EPUBファイルがダウンロードできてしまいます。

メルマガ変換画面

メルマガのEPUB変換につきましては、CAS-UB PRサイトのメルマガEPUB変換の紹介をご覧いただくか、詳細をCAS-UB ユーザー・ガイドでお確かめください。

メルマガ変換では、「メルマガの型」をあらかじめCAS-UBシステム内に用意し、これをもとにEPUB変換しています。この「型」に沿わないメルマガをEPUB変換しようとすると、エラーになるか、おかしな体裁のEPUBが出力されます。

評価ユーザー(30日無料お試し)の段階ご自身でメルマガ変換をお試しいただくには、メルマガEPUB変換の紹介どんなメルマガを変換できますか?より、メルマガのテンプレートを使い、記事を作成いただくか、テンプレートとしているメルマガを購読中なら、プレーンテキストに直して、記事ファイルをCAS-UBへインポートしてください。

メルマガEPUB変換の紹介ページには、上記で紹介したテンプレートのほか、見本のEPUBを掲載しています。ぜひお試しください!

CAS-UB 評価ライセンスお申し込みは、下記リンクより受け付けております。

CAS-UB 評価ライセンス登録ページ


海外出展レポート(2)

前回に続きまして、残りの3つを紹介します。
Frankfurt Book Fairは、15世紀から存在しているそうです。古い歴史を持っていますね。さてアンテナハウスにとっては今年は4回目の参加となります。弊社のパートナー会社であるDoctronicのブースで展示を行いました。もっぱら関心はePubs/e-booksに寄せられています。ここではクラウド型汎用書籍編集・制作システム(CAS-UB)のデモを行いました。
The tekom annual conference in Weisbaden, Germanyは、tcworldとの協賛で開催され、テクニカルコミュニケーションの最大規模のグローバルイベントであり、市場でもあります。この会場では、アンテナハウスは大きなブースを構えました。3,700人の参加者があり、その内の450人はドイツ国内からです。ここでも非常に沢山のユーザがFormatterを導入していることを実感してきました。アンテナハウスにとって、6回目の出展となります。
DITA-Europe in Frankfurt, Germanyは、今年参加した最後のカンファランスとなります。このDITA Europeは特に楽しく有意義な機会となりました。なぜかといいますと、出展社はアンテナハウスのパートナーが多数を占め、また、参加者の多数がアンテナハウスのお客様だからです。情報交換、近況報告の非常に良い機会となりました。ここでは、ブース展示と、プレゼン発表の両方を提供し、PDF比較テストのページ出力の自動化というタイトルで発表を行いました。またアンテナハウス日本からも、DITAコンソーシアムジャパンの派遣団の一員として参加しました。
数年にわたって、アンテナハウスは、弊社のソフトウェアのリリース向けのレベルダウンテスト用に、社内用のテストシステムを開発してきました。この自動PDF比較テストツールは実際、数か月間、社内で使用しました。このツールを使うことにより、より正確な精度で比較ができ、テストにかかわる人件費の90%以上の大幅削減が可能であることを発表しました。多数の方が聴講されました。
DITA Europeはアンテナハウスの6回目の参加となります。この短い2か月間に7つもカンファランスが集中するのは本当に面白い事実ですが、来年もたぶんこのスケジュールで行くのでしょう。


「スマートフォン、ビジネス活用向けノウハウ」セミナー

おはようございます。CAS-UB担当です。
今日は、9月24日(午後1時30分~)TKP神田ビジネスセンター H301号室にて開催される、「スマートフォン、ビジネス活用向けノウハウ」セミナーについて、紹介します。
現在、アンテナハウスではデスクトップ製品のマニュアルをCAS-UBで作成しています。
本セミナーでは、スマートフォンを使って、いつでもどこでも、いろんな場面でEPUB化させたマニュアルを、快適に閲覧・活用できるような、EPUB作成とスマートフォンの活用について、「確かな技術やノウハウ」を紹介します。

  • 主 催  アンテナハウス株式会社
  • 後 援  ソフトバンクモバイル株式会社
          株式会社ソフトウェア・パートナー
  • 協 賛  日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
日時 2012年09月24日(13:30~17:00)
受付は13:00からです。
開催場所 TKP神田ビジネスセンター H301号室
(東京都千代田区神田美土代町3-2 神田アベビル3階)
お申込み http://kokucheese.com/event/index/48157/
セミナー詳細もこちらからどうぞ!

CAS電子出版、明日から半額キャンペーンを期間限定で開催します

おはようございます。 CAS-UB営業担当です。
今日は、明日から開催するCAS電子出版 半額キャンペーンを紹介いたします。
昨年から、アンテナハウスでは電子書籍編集・制作WebサービスCAS-UBで制作した書籍を2冊、著作者の許可を得てDL-Marketで販売させていただいています。
今回、この2冊を明日、9月13日から月末の9月30日まで、期間限定で半額キャンペーンを開催いたします。

『はたらく人のための転職の実学』
 著者:小林秀男(はたらく人のための無料転職相談所 所長)
(概要)自己都合退職と会社都合解雇はどうちがうのか、退職しても守秘義務はあるのか、同業他社に就職してはいけないのか、転職したら企業年金はなくなってしまうのか、確定申告しなければならないのか、そんな転職をめぐる疑問にお答えします。
魔性のプレゼンテーション
 著者:加藤哲義(アートダーウィン合同会社 代表)
(概要)プレゼンでお客さんの心を捉えて製品の売上を少しでも増やしたいと、悩める中小企業経営者、営業マンの方々へ。 プレゼンテーションの名手、DITAコンソーシアム事務局長 加藤哲義氏がプレゼンの極意を伝授します。

cas-campaign.png
EPUB2版(リフロー型)、EPUB3版(リフロー型)、PDF版と、どんなデバイスにも対応します。また、『魔性のプレゼンテーション』のみ、XMDF形式での販売もしています。
自分のスタイルに合った形式を選択して、ご購入いただけます!


CAS-UB サービスを海外向けにスタート

CAS-UB (Cloud Authoring Service for Universal Book) は、高品質な電子書籍(EPUB、PDF)を、インターネット上で制作・編集できるWEBサービスです。
このサービスを世界中の人に使ってもらおうと、英語化の作業を進めてまいりました。いよいよこの10月よりサービスの開始をいたします。
すでに O’Reilly’s Tools of Change for Publishing Conference や Digital Book World Conference and Expo などカンファレンスでデモを行ってきて海外では多くの関心を集めています。
CAS-UBは電子書籍の編集・制作を行なうためのWebサービスで次のような特長があります。
*クラウドサーバの上においた書籍の原稿や素材を対象に、Webブラウザから編集操作を行い、編集完了した段階でEPUB3やPDFなどの様々な形式の出版物を出力します。
*編集作業は内容と見栄え(コンテンツとレイアウト)を完全に分離した方法で行ないます。1回制作したコンテンツから多様な生成物を得る、ワンソース・マルチユース方式です。
*データはクラウド上で一元管理しますので、多人数の著者が一つの出版物のデータを分担して編集・制作する作業に最適です。
*商業出版に使うことのできる高度なレイアウトを指定したPDFやプロフェッショナルなデザインのEPUBを、簡単に作りだすことができます。
CAS オンラインショップを使って世界190ヶ国で使用可能で23種類の通貨に対応しているPayPal決済が可能です。10月のサービス開始に向けて、海外営業グループは今準備の真っ最中です。
Antenna House.com
Rainbow PDF


CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加

これまで述べてきましたように、今、有料メルマガの世界にEPUBを採用する動きが広まっています。
そこでCAS-UBではメルマガをEPUBに変換するサービスを追加する予定です。
現在、クラウド上のサービスではCAS-UBのドラフトの画面のテキストインポート機能にメルマガをインポートする機能(アルファ版)を追加しています。インポートファイルの形式をクリックすると次の画面になります。

ここに4種類のメニューは、次の4つのメルマガに対応します。
・メルマガH:マグマグから配信されている「堀江貴文のブログでは言えない話」
・メルマガK:「夜間飛行」から配信されている小寺信良の「金曜ランチボックス」
・メルマガT:「夜間飛行」から配信されている『津田大介の「メディアの現場」』
・メルマガU:「夜間飛行」から配信されている「内田樹メールマガジン 大人の条件」
実はメルマガをEPUBに変換するサービスの大きな問題は、メルマガ一つ一つに、専用の変換メニューを用意しなければならないことです。プログラムそのものは難しくないのですが、一定のルールに従って書いてもらえないと綺麗な変換ができないのですね。で、ルールは各著者によって違いますので、個別対応が必要になります。
メルマガ用EPUB3スタイルシートは、現在、開発中です。とりあえずは、既存のスタイルシートを少し直して、「標準メルマガEPUB3(アルファ版)」を用意してありますので、関心をお持ちのかたはお試しになってみてください。
但し、現在、綺麗に変換できるメルマガとしては、上記の4種類(と同じ雛形で書いたメルマガ)だけで、それ以外は満足のいく変換にはなりません。
なお、上の4種類はいずれも既にEPUB形式で配信されていますが、CAS-UBのEPUB自動変換はそれらのものよりも多少は良いと思います。
新しいスタイルシートやビジネスモデルを含めて「国際電子出版EXPO」にてご案内の予定です。
また、7月11日夕方、秋葉原にて「ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える」というテーマでセミナーを予定しています。
有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー


メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(下)メルマガビジネスの将来

『堀江貴文のブログでは言えない話』の成功により、有料メルマガのブームが始まったのですが、それでは将来はどうなるのでしょうか。
日経ビジネス2012年6月25日号の「敗軍の将、兵を語る」は「ホリエモンの獄中手記」です。その記事の最後の方に次のような文章があります:

しかし、「有料メルマガ」というメディアは大きな可能性があるかもしれません。将来は、テレビや新聞、雑誌に置き換わっていくものだと期待し、発信を続けていきます。

・有料メルマガが堀江氏の予見通り大きなメディアに成長するのでしょうか?
・そのためには何が必要なのでしょうか?
このことについて多方面から勉強してみたいと考えて、有料メルマガライターまたは制作者を対象にして、「ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える」セミナーを開催することにしました。本セミナーでは、メルマガ評論家の渡辺文重氏をゲストにお招きして、最近の有料メルマガの動きや未来についてお話をいただきます。
また、私は、EPUBがその一つの鍵になるのではないかと考えています。そして、アンテナハウスでは、メルマガを自動でEPUB3に変換するサービスを近く開始します。本セミナーではその狙いや内容についても紹介します。
●本セミナーの概要
テーマ有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー~ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える~
○開催日時
2012年7月11日(水)18時30分~20時45分(受付開始18時00分)
○主な内容
・渡辺 文重氏講演「有料メルマガの未来」(45分)
・アンテナハウスのメルマガからEPUB3への変換サービスの趣旨とサービス内容説明(40分)
・質疑応答(15分)
○会場
東京・秋葉原UDXビル8F ネットカンファレンス会議室B
○定員
40名
○参加費用
一般5,250円(消費税込み)。但し、有料メルマガ・ライターまたは制作者は発行しているメルマガを示していただいた場合、無料となります。
○主催
アンテナハウス株式会社
○セミナー事務局
株式会社エクスイズム
○お申し込み
次のセミナー事務局の申し込みフォームでお申し込みください。セミナー事務局申し込み先(エクスイズムのWebページにジャンプします)
https://www.exism.co.jp/contact/form/seminarinq_sp.html


メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(中)メルマガの配信形式

前回はメルマガ配信スタンドの動向、有料メルマガの増加、著者個人によるメルマガ配信の可能性、などについて考えてみました。
今回は、メルマガの配信形式として、EPUBが普及するかどうかを考えて見ます。
《注:本記事は、CAS-SUPPORTのブログ6月25日掲載分と同一の内容です》
やはり、最初に過去の歴史をさかのぼって見ます。まず、電子メールはこれまではテキスト形式が主流でHTMLメールが副次的に使われてきました。しかし、日本ではHTMLメールはあまり普及していません。米国などではHTMLメールがもっと普及していると耳にします。
「マグマグ」のベストセラーメールの配信形式をみてもHTMLメールは少ないことから、メルマガ配信形式としてのHTMLメールもあまり普及していないと言えるようです。
1. HTMLメールが普及しなかった理由
HTML形式にすることで、テキスト形式に比べて次のようなメリットがあります。
(1) 見出しなどにレイアウトをつけたり、背景をつけたり、フォントサイズ指定、フォントファミリー指定などのレイアウト指定が可能
(2) 画像をページの中に埋め込むことでいままでコンテンツの充実が図れる
(3) 表の表現ができる
こうしてみますと、表現力という点では、HTMLメールがよさそうに見えます。
しかし、HTMLメールには次のような問題点があります。
(1) HTMLメールに対応したメール閲読ソフトが必要。
(2) HTMLメールでは、スクリプトを埋め込むことができるのでこれを悪用したウイルスが可能になるという問題があり、最初の頃にかなりネガティブキャンペーンが行なわれた。
(3) テキストだけと比べて、表などのレイアウトを指定するには、プラスアルファの作業が必要になる。
(4) さらにレイアウトセンスが問われる。一人で執筆能力とレイアウト能力を兼ね備えた著者は少ない。
(5) 画像を含めることが可能になるので、それを生かすためには、テキスト能力に加えて写真やイラストなどの画像を準備することが必要になる。
有料メルマガの場合は、お客さまでもある読者に向かってウイルスを送信する著者はいないでしょうし、(1)、(2)はあまり問題にならないでしょう。
(3)~(5)からは、HTMLメールの可能性を生かすには、著者の方に文章を書くことに加えて、熱意・スキル、スキルが足りない場合にはそれを補う体制作りが必要になることがわかります。
2. EPUB版メルマガの登場
こちら(CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加)に紹介しましたが、2011年10月に津田大介さんのメルマガをEPUBに無償変換するサービスが登場したことがTwitter上で話題になりました。
その後、『津田大介の「メディアの現場」』は既にEPUB版のテキストメールとの同時配信を開始しています。また、「夜間飛行」はテキストメールとEPUBメールの同時配信を行なっています。
さらに、インプレスはEPUB版のみのメルマガを配信開始しています。このようにEPUBがメルマガの形式として採用される動きが出ています。
3. EPUB版メルマガの将来を考える
今後、これらの動きはどこまで進むのでしょうか?次のシナリオのどちらになるのでしょうか?
・有料メルマガの間に爆発的に普及する
・HTMLメールと同じように、一部の著者の採用するところでとどまる
EPUB版メルマガは表現力という点ではHTMLメールと類似しています。つまりHTMLメールの長所を引き継ぐことになります。
さらに、HTMLメールに無い、EPUB版メルマガの特徴として第一にパッケージ化があります。パッケージ化によって出版物としての形態を整えることができ、電子書店の店頭に並べることが可能になります。このことは、メルマガをEPUBにすることで流通ルートを増やせる可能性がある、ということになります。
一方で、HTMLメールが普及しなかった理由の(1)~(5)は、HTMLメールとEPUBメルマガの相違である閲読環境について、メールソフトをEPUBリーダやスマホ・タブレット環境に置き換えて考えると、EPUB版メルマガにもそのままあてはまってしまうようです。
ですので、EPUBメルマガが普及するためには、次の要件が整う必要があるのでしょう。
・まず閲読環境の普及が前提
・次にEPUB版メルマガの制作体制を整えること
■■7月11日「有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー」を開催します。


メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(上)メルマガ配信の変遷

現在は、週刊有料メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』が発行数1万を超える成功を収めたのをきっかけとするメルマガブームの最中です。
ここでは有料メルマガ配信の未来を考えるために、これまでのメルマガ配信の歴史を少し見てみます。ざっと調べてみた範囲ですので、間違いが多いと思いますが、お気づきの点を指摘いただけると嬉しいです。
《注:本記事は、CAS-SUPPORTのブログ6月24日掲載分と同一の内容です》
1. 初期のメルマガ配信スタンド
昔からのメルマガ配信スタンドでは、「まぐまぐ」が有名です。1997年にスタートした老舗です。
http://www.mag2.com/
「マグマグ」より少し遅れてNiftyも1998年7月にメルマガ配信サービス(Macky!)を開始しました。こちらは、その後、いくつかの変遷を経て終了になっています。このほかに、1990年代終わりから2000年代初めには、メルマ、メルマガ天国、パブジン、カブライト、E-Magazineなどの多数のメルマガ配信サービスがあったようです。
例えば次の記事:電子メールマガジンの作り方:インターネットウオッチ
http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/m_mag/
しかし、上に掲載したメルマガ配信スタンドは2012年現在ではすべて活動を停止しています。
こうした初期のメルマガ配信スタンドは、「まぐまぐ」を除いて運営のための収入を確保するビジネスモデルが確立できなかったのではないかと思います。
おそらく初期のメルマガ配信スタンドは広告モデルであったため、読者を多数確保しなければならず、大きなスタンドしか広告収入を確保できなかったのだろうと推測します。なぜ、「まぐまぐ」が生き残り、他は生き残ることができなかったのかはもう少し詳しく調べてみる必要があります。
2. 有料メルマガの登場
初期のメルマガ配信スタンドは、その殆どが無料メルマガの配信だったと見られます。「まぐまぐ」が有料メルマガの配信を始めたのは、2001年の秋となっています。
○まぐまぐ、有料メールマガジン配信「まぐまぐプレミアム」開始
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0731/magpre.htm
週刊有料メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』はこの有料メルマガの延長上にあります。
3. 有料メルマガ専門配信スタンドの登場
「まぐまぐ」は、無料メルマガからスタートして有料メルマガもサービスするようになったのですが、2010年頃から、有料メルマガを主体とするメルマガ配信スタンドが登場しています。これは新しい動きと言えます。
各メルマガスタンドがブランド・イメージ確立のためか、著者をかなり厳選してメルマガ発行に取り組んでいるようです。このためメルマガ配信スタンド毎にみますと、タイトル数がまだ2桁の前半です。
こうした新しいスタンドは著者をセレクトするという点で「まぐまぐ」とは一線を画しています。プロに近い著者に限定することでコンテンツのレベルを確保し、読者が安心して購読できることになります。その一方で、有料メルマガを配信したい多くの著者にとっては敷居の高い存在となります。
こういったメルマガ配信スタンドが今後どうなるか、その行方には目を離せません。
●「夜間飛行」
http://yakan-hiko.com/
ひよこファイターmusic合同会社
2008年設立
17人の著者の有料メルマガを配信
●「タグマ!」
http://www.targma.jp/
株式会社メディア・ヴァーグ
2011年4月設立
●「BLOGOSメルマガ」
http://magazine.livedoor.com/
ライブドアの有料メルマガサービス
24誌を配信
●「ビジスパ」
http://biz-spice.jp/public/
株式会社ビジスパ
●「フーミー」
http://foomii.com/magazines/
株式会社foomii
2010年6月~
42タイトル
●「イズメディアモール」
https://mall.ismedia.jp/?gclid=CMmt4-e227ACFUdKpgodcg2R0Q
2011/12/16 :イズメディア・モール オープン
イズメディア・モールにメルマガのセレクトショップがオープンしました。
4. 出版社によるメルマガ配信への動き
もうひとつ眼を離すことができないのは、大手の出版社によるメルマガ配信開始の動きです。
4.1 サイゾウ
サイゾウメールマガジン
http://www.cyzo.com/2011/06/post_7638.html
PC、携帯、スマートフォン向け/HTML形式
4.2 インプレス
MAGon
http://magon.impress.co.jp/
メール添付でEPUBを配信
2012年3月1日
4.3 講談社
講談社から初の有料メルマガ!第一弾は古賀茂明氏 
『現代ビジネス』( http://gendai.ismedia.jp /編集長・瀬尾傑)は、2012年1月12日、有料メールマガジンの発行を始めました。講談社が有料メールマガジンを発行するのは初めてです。
4.4 文芸春秋
Number 有料メルマガ
http://number.bunshun.jp/list/vianumber
2011年3月開始
4タイトル
5. 著者自身の有料メルマガ配信
著者自身がメールマガジンを配信する方法の基本は、(1) スタンドアロンの専用メール配信ソフトを使って配信する方法です。これは通常のメールクライアントの延長になります。(2) さらに著者がメール専用サーバを立ててメールを配信する方法があります。(1)、(2)は専用のシステムですが、別の方法として、(3)共有インターネットのメール配信サービス(メルマガ配信Webサービス)があります。
配信サービスの方はWebサービス化によって、利用への敷居は今後さらに下がると見込まれます。
もう一つ、メルマガ配信スタンドの利用と著者自身の配信するときの相違点は、決済サービスがあります。決済サービスについては、個人の著者が顧客のクレジットカード情報を取得するのは敷居が高いのですが、現在は、PayPalのような仕組みで小額決済を簡単にできるようになってきています。
この方式による有料メルマガ発行がどの程度行なわれているかは簡単には調べることはできません。発行者が点在し、メルマガの読者に対してワン・ツー・ワン(ピンポイント)で配信する活動が、社会全体でどの程度の行なわれているかを補足するにはしっかりと設計した統計的な調査が必要となります。
しかし、配信と決済の敷居が下がっていることを考慮すると、著者自身によるメルマガ配信が増えているのではないかと推測できます。
6. まとめ
メルマガは日本独自のサービスといわれていますが、1990年代後半に最初のメルマガ配信スタンドである「まぐまぐ」が登場して15年を経過しました。当初は無料メルマガ中心でした。
しかし、堀江貴文氏が有料メルマガで成功を見せたことによって、メルマガ配信サービス業界が全体として新しいステージに入っている、と言えます。
この有料メルマガ配信の新ステージにおいてEPUBがどのような役割を果たすのでしょうか。これについては、また後日検討してみたいと思います。
■7月11日「有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー」を開催します。


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