9月30日より「PDF電子署名モジュールV1.2MR2」をリリースしました。
●修正内容の詳細
電子署名モジュールは評価版を用意しています。
●評価版のダウンロード
カテゴリー別アーカイブ: コラム
シンクライアントからのPDF作成機能について
シンクライアント環境でのPDF作成についてのお問合せをいただくことがあります。
そこで、シンクライアントの代表的な方式であるWindowsのターミナル・サービスとVMWareによる仮想化方式で、PDF 作成機能の動作を確認してみました。次に簡単に整理します。
1.PDF Driver V4.0
PDF Driver V4.0は、Windowsターミナル・サービス、VMWareの両方とも正常動作します。
アプリケーション(例えば、マイクロソフトOffice)の印刷メニューからPDF Driver V4.0を指定して印刷を実行して、PDFを作成するという操作の範囲においては、問題なく使用していただくことができます。
2.瞬簡PDF3、リッチテキストPDF5.2の自動PDF作成
瞬簡PDF3、リッチテキストPDF5.2には、ファイルを複数選択して連続的にPDFに変換する機能があります。
この機能についてはVMWareは、1クライアント毎に異なる仮想PCを起動する範囲では正しく動作します。但し、複数クライアントが同一の仮想PCを起動して、同時使用すると正しく動作しません。
しかし、Windowsターミナル・サービスでは使うことができません。Windowsターミナル・サービスは、サーバサイドのアプリケーションをマルチユーザで共同利用する方式なのですが、瞬簡PDF3、リッチテキストPDF5.2の自動変換機能はマルチユーザでの利用に対応していないためです。
3.ライセンスについて
(1) VMWareは1クライアント毎に仮想化したOS環境を用意して使用する場合に限り、その時、1クライアントを1ライセンスとして、クライアント数分のライセンスが必要です。(同時使用クライアント数ではありません)。
※同時使用クライアント数でカウントする場合は、別途ご相談ください。
(2) Windowsターミナル・サービスではサーバライセンスが必要です。但し、現在、アンテナハウスのデスクトップ製品はサーバで、マルチユーザの利用には対応していません。
Antenna House PDF Viewer SDK V2.5をリリース
OEM専用製品ですが、本日、PDF Viewer SDK V2.5をリリース致しました。
従来のPDF Viewer SDKは、PDF本体の表示機能を中心とするコンポーネントでしたが、 V2.5ではPDF Viewer Ctrl(COMのインターフェイスによる印刷機能)を追加しています。
詳細のお問い合わせは、OEM営業グループ(oem@antenna.co.jp)までお寄せください。
e-ドキュメント・フォーラムにて無償セミナーを開催します
アンテナハウスは、10月28日から30日開催のe-ドキュメントジャパンに今年も出展します。さらに、今年は、初めて、スポンサーセミナーにも参加することになりました。
PDFが日本語が使えるようになって登場してからも十数年経過して、PDFは随分とポピュラーになりました。もはや、紙に印刷する代わりにPDFにして送付するのは当たり前になっています。しかし、まだまだ、紙に代わるほどの充分な使いこなしはできていないのではないでしょうか。
そこで、本スポンサーセミナーでは、「PDFを使いこなす10の知恵とツール」と題して、ビジネスマンがPDFを使い子tなすための便利な知恵とツールを紹介したいと思います。
●セミナー開催概要
セミナー番号:29C4
開催日:10月29日(木曜日)
時間:16:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 会議棟 608号室
参加は無償ですので、どうぞ、お気軽にご参加ください。
●e-ドキュメントJapanスポンサーセミナー by アンテナハウス「PDFを使いこなす10の知恵とツール」詳細ページ
PDFは編集できるの?どうやったら編集できるの?
PDFを作成して配布したり、あるいはメールで受け渡すことが広く行なわれています。受け取ったPDFに文字や図形を書き込んだり、削除・追加するなどの所謂編集をしたいこともあると思います。この時にどのような方法があるか、どんなことに気をつけなければならないかを整理してみました。
詳しくはこちら:「PDFは編集できるの?どうやって編集するの?」
Googleのキャッシュのハイライト表示
Googleで検索結果からキャッシュを見ることができます。このキャッシュでは、検索でヒットした単語をハイライト表示していますが、不思議なことに、正しい文字をハイライトする場合と間違った文字をハイライトする場合があります。
例えば、「PDF 作成」の二つの単語で検索してキャッシュをみると、
1.アンテナハウスのトップページの場合、「PDF」がハイライトされていません。
(図1)
それどころか、「Plu」がハイライトされています。
(図2)
2.一方で、「さまざまなPDFの作成技術の概観」のページのキャッシュを見ると、「PDF」と「作成」が正しくハイライトされています。
(図3)
ちょっとおかしい、と思い、GoogleのWebマスターのForumを見ますと、同じような疑問を持った人たちがいるようで同じような質問があります。
回答を見ますと、どうも、キャッシュのハイライト表示は不完全で、バグだ、ということのようなんですが。
そんなものでしょうか?どうも腑に落ちないなあ。
PDFキーワードは作成から編集へ!
PDFってなんですか?PDFにするとどんなメリットがありますか?
仕事でパソコンを使っている人はもとより、自分の趣味でWebページを検索したり、メールで情報を交換しはじめた人が最初にぶつかって面食らうのが、PDFで配布されるファイルではないだろうか?ここでは、そうした人のためにPDFとは何かという素朴な疑問に答えてみました。
■詳しくはこちら:「PDFってなんですか?PDFにするとどんなメリットがありますか?」
■PDFは電子の紙
PDFをOfficeに変換する方法とソフトウエアの選択
PDFファイルをWordやExcelなどのオフィス・ファイルに変換することで、他の人からもらったPDFや、自分や会社の同僚が昔作ったPDFの文章や画像を利用し、編集を加えたり、あるいは自分の作る文書に取り込むことができます。この方法と注意事項を整理してみました。
■詳しくはこちら:「PDFファイルをWordやExcelファイルに変換できますか?そのためには、どのような方法がありますか?」
■フローチャート
「消えた年収」をどうやって補いますか?
「消えた年収」(北見 昌朗著、文芸春秋社発行、2009年8月10日)は国税庁の「民間給与実態調査」を分析して日本の給与所得者の給与動向を分析した注目の書です。日ごろのニュースなどで大体予想はしていましたが、実際の数字と解説で示されるとショッキングです。
中でも一番印象深いのは、日中貿易と給与の関係。日中貿易は平成9年11兆3千億円から平成19年32兆8千億円となり21兆5千億円増。一方、給与所得総額は220兆円から201兆円になり19兆円減少。平均年収467万円から437万円に30万円減少。
著者は、中国貿易の拡大が、日本での給与所得の減少の大きな要因のひとつと指摘しています。そして、経営者は中国との付き合いを再考せよ、と主張。
前半は同感です。が、この傾向は今後も避けることはできないと思います。昭和の時代に日本が欧米に輸出攻勢をかけて欧米の企業と勤労者を窮地に陥らせたのと同じことが、今起きている訳です。
これを見て連想したのが、フリーソフト・廉価製品によるソフトウエア売上の縮小です。PDFの分野では無償ソフト・廉価製品はどんどん出てきています。これは避けられない流れと思いますが、その流れに流されてしまえば、ソフトウエア製品の売上は減少します。そうばればPDFソフトを作る開発者の年収は減らざるを得ないでしょう。企業経営も苦しくなり、利益を出して税金を納めることもできなくなります。
フリーソフト・廉価製品は、この影響を避けられない点では、中国の攻勢と同じです。その時代にどうやって生き残るか、舵の取り方の難しいところです。経営者の腕の見せ所かもしれません。