カテゴリー別アーカイブ: コラム

『PDF Cook Book』シリーズ PDF Tool APIを使うPDFの料理法 のご紹介

PDFの料理本『PDF CookBook』(4月発売)および『PDF CookBook第2巻』(6月発売)は、PDF Tool API V5のクラスライブラリーを使ってできるPDFの様々な加工法を紹介しています。

『PDF CookBook』
PDFのページ編集(PDFの分割・結合・ページの回転)、ページサイズ、方向および余白の変更、PDFのページにテキスト・画像・PDFを貼り付けなどを中心に解説・活用例とプログラム例を解説しています。詳細はこちらへどうぞ

出版社: アンテナハウスCAS電子出版
発売日:2018年4月
著者:アンテナハウス株式会社
販売形式:プリントオンデマンド版
サイズ:B5判 横組み
ページ数:124ページ
価格(税込):1,728円
ISBN:978-4-900552-60-9
販売店:アマゾン(POD版)(4月6日発売)、その他Web書店で発売予定

販売形式:PDF版(DRMなし)
ページ数:122ページ
価格(税込み):864円
販売店:アンテナハウス・オンラインショップ(PDFのダウンロード)

『PDF CookBook第2巻』
PDFのセキュリィティ(パスワードセキュリティ)、閲覧制限、透かし、しおりなどについて等を中心に解説・活用例とプログラム例を解説しています。詳細はこちらへどうぞ

出版社: アンテナハウスCAS電子出版
発売日:2018年6月中旬
著者:アンテナハウス株式会社
販売形式:プリントオンデマンド版
サイズ:B5判 横組み
ページ数:126ページ
価格(税込):1,728円 6月18日アマゾンで発売になりました。
ISBN:978-4-900552-61-6
販売店:アマゾン(POD版)その他Web書店で発売予定

販売形式:PDF版(DRMなし)
ページ数:126ページ
価格(税込み):864円 6月8日発売
販売店:アンテナハウス・オンラインショップ(PDFのダウンロード)※PDF版のダウンロードは自社ストアのみです。


PDFの「墨消し(墨塗り)事故」って、例の森友文書でも発生してた! まだポピュラーな問題なのでした

しばらく前から、ブログの過去記事のページビューを調べるようになりました。そうしましたら、ここ最近、2015年7月31日投稿の「PDFの墨消しは、塗りつぶすだけではだめなんです」が高い順位に上がっていました。

さほど面白い文章でもないのに、なぜなんだろう? と調べたところ、例の森友文書で起きていたんですね~ やはり奇妙な現象には原因があるのでした。墨消しがホットな話題とは!

日経と文春のWebの解説を読みました。

日経(6月13日)
森友文書でも発生、墨塗りPDFから漏洩 間違った対策

文春(6月15日)
森友文書で黒塗りしたデータが流出! なぜこんなミスが起きたのかを専門家が検証

日経の文章は理解し易いですが、文春の文章は理解しにくいです。文春の記事は編集者がチェックしていないんでしょうかね。

弊社デスクトップ製品では、『瞬簡PDF編集7』『瞬簡PDF 書けまっせ7』に、墨消し機能があります。

また、システム製品『PDF Tool API』でも墨消しができます。
現在、開発中の『PDF Tool API V6』では、検索でヒットした範囲を墨消し範囲に選択する機能が追加になります。


スープランチ

何を書こうかとこのブログを遡って読んでいたら面白かったです。
最初の投稿は2008年8月。
新ブログ: I love software! を開始しました。
もう10年近いんですね。

とはいえ、とくに面白いネタもひねり出せずに週末になってしまったので、今日のランチ紹介でも。
お昼にでるには少々歩くお店ですが。
BUCYO Coffee KAKO

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入り口には謎の老人。

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ランチメニューはこんな感じ。

003

ランチはこれにドリンクも付きます。

この15年くらいの間にすこしずつメニューが変わりお値段も変わりお店の名前も変わり…久しぶりにいったらお店の中が改装されて座席が増えていました。

変わるところは変えながら変わらずに在りつづけるのはすごいなあと。
帰り道途中の入れ替わりの激しいお店を眺めながら帰ってきました。
(馬肉屋さんができてた。)


Windows システムにインストールされているフォントについて

Office 文書を PDF に変換した際、作成した環境では大丈夫だったのにPDF Server を使って PDF に変換すると文字化けが生じるとのお問い合わせを頂き、調べてみた所、興味深い結果が得られました。

ユーザーからの報告では、文書中でフォント「Times New Roman」が指定されていた「※(U+203B)」が PDF ファイル上では「□」と出力されていました。
そこで、調べてみるとこのフォント「Times New Roman」は、使用している Windows 環境によって、インストールされているフォントのバージョンが異なり、そのバージョンによっては文字コードに対応する字形を持たないものがあることが確認できました。

現象の原因は、PDFServer を動作させている環境にインストールされていたフォントが、文字コードに対応する字形を持たないことにありました。
文書を作成した環境では、文字コードに対応する字形を持つフォントがインストールされていたため、文字化けすることなく表示・印刷できていましたが PDFServer を動作させていた環境にインストールされていたフォントは対応する字形を持たなかったため、文字化けが生じておりました。

このように同じ名前のフォントがインストールされているからと言って、それだけで作成した文書が意図したように表示されるとは言えません。
この様に思ってもいないようなトラブルが生じることがありますので、フォントの扱いには、十分にご注意下さい。


組版技術のカーニング

カーニングとは、プロポーショナルフォント(文字ごとに文字の幅が異なるフォント)で文字同士の間隔を調節する技法です。これによって文字の並びに美しさと、読みやすさが生まれます。

カーニングの語源は伝統的な印刷手法である活版印刷に遡ります。
活版印刷は文字のはんこを並べて本を印刷する手法です。
活版印刷では文字幅を調整するために、はんこの側面から字が彫ってある部分を意図的にはみ出させていました。そのはみ出た部分を「カーン」と呼んでいたことがその語源です。
現在はDTPが普及して、活版印刷を行う企業も少なくなりました。
しかし数百年前から職人達は地道な努力を重ねて印字の並びの美しさを追求していたのです。

今日ではカーニングはワープロソフトなどでも設定できるようになり、文字列の美を追究するのもずいぶんと楽になりました。それでも、目視で文字の間隔を調整する能力はあるに越したことはないでしょう。
ワープロソフトなどで、レイアウト調整のために文字間を手動で調整することだってありますね。

たまにはカーニングのセンスを磨くゲームで
http://type.method.ac/
鍛えてみても良いかもしれません。


PDFの未来―Webによるデジタル出版、PDFによるデジタル出版の相違

アナログ出版では、出版物は原稿素材ーレイアウトー印刷という工程で製作されます。そしてレイアウトはデザイナーの仕事です。それに対して、デジタル出版ではレイアウト処理という工程はソフトウェアによる自動処理となり、一般ユーザーには目に見えない神プロセスになります。このことは、先日、CAS-SUPPORTのブログで紹介しました[1]

今日は、続きとしてWebによるデジタル出版PDFによるデジタル出版との相違を考えてみます。

Webによるデジタル出版、すなわちWebページでは、素材はHTMLとして用意され、レイアウト指定はCSSとして用意されます。レイアウト指定は制作時に行うことになります。多くの場合CSSは、Webページ用に用意したものを調整して使います。こうして、デザイナーの仕事は大幅に変更になります。

HTML+CSSをレイアウト処理して画面に表示するのはブラウザの役割であり、レイアウトの指定とレイアウトの処理が異なるタイミング・異なるPC・異なるブラウザ環境で行われます。仮にデザイナーがデザインして公開前に動作を確認したとしても、ユーザーが持つ端末ではレイアウト結果が同じになるかどうかは保証されません。端末とブラウザの組み合わせによってはデザイナーが希望しないレイアウト結果になってしまっているかも知れません。

PDFによるデジタル出版ではAH Formatterのような自動組版ソフトを使うと便利です。AH FormatterはXMLやHTMLをPDFにする組版ソフトです[2]。特に、AH CSS Formatterは、HTML+CSSを可視化しPDFにできますので、AH Formatterが提供する機能はブラウザと似ています。

しかし、AH Formatterとブラウザには、本質的な相違が1つあります。すなわち、AH Formatterではレイアウト化・可視化処理をした結果をPDFにします。こうして作成されたPDFが配布されます。

PDFによるデジタル出版ではPDFは紙に印刷した結果と同じであり、レイアウト結果は完全に固定化されます。そして、ユーザーの画面上での表示結果が、予期しないレイアウトになることはありません。こうして考えますとPDFにより配布する方が送信側にも受け手側にも安心です。

ダイナミックなWebページに対してPDFはスタティックであると言っても良いでしょう。こうしてWebによるデジタル出版PDFによるデジタル出版にはレイアウトの固定化という面では大きな相違があります。この相違は本質的なものなので、将来も変化していく可能性は小さいと考えます。

[1] デジタル時代のレイアウトは、ユーザーの目に見えない神プロセス
[2] AH Formatter


CAS-UB ユーザーIDを使って相互リンクを張る

皆様、お早うございます。今回もCAS-UBの担当がやってきました。

さて、今回のお題は、最近、お客様から数回お問い合わせいただきました相互リンクの場合のIDの付与についてです。

【ご注意】
HTMLの世界では、同じ場所にID(id)を同時に付与できるのは一つのみ、同じHTMLファイル内でも同様です。CAS-UBもそのルールを踏襲しています(でないと、EPUBが作れませんので)。

CAS記法で、ユーザーが用語から用語説明に独自IDによるリンクを付けようとすると、以下のようになります。

本文ファイル:i01-00001.xhtml
探偵小説は[[[:#diphtheria ジフテリヤ]]]の血清に似ている。
ジフテリヤの血清をジフテリヤ患者に注射するとステキに利く。

用語説明ファイル:i01-0005.xhtml
*--[[##u.i01-0001.diphtheria ジフテリヤ]]--ジフテリア(diphtheria)の意。\\
ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae )の感染によって生じる上気道粘膜疾患で…

ですが、この方法では、本文の「ジフテリヤ」から、用語説明「ジフテリヤ」へ移動はできても、その逆ができません。双方向に行き来させるには、CAS記法ではHTMLと同じく、相手へのリンク先と自分のIDを並べて記述します。

用語説明ファイル:i01-0005.xhtml
*--[[##u.i01-0001.diphtheria|:#diphthria ジフテリヤ]]--ジフテリア(diphtheria)の意。\\
ジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae )の感染によって生じる上気道粘膜疾患で… 

本文ファイル:i01-00001.xhtml
探偵小説は[[##.u.i01-0005.diphtheria|:#diphtheria ジフテリヤ]]の血清に似ている。
ジフテリヤの血清をジフテリヤ患者に注射するとステキに利く。

 

ポイントは2つです。

  1. リンクを付与する際に、IDも一緒にアンカーテキスト内に含める。
  2. ID付与の際に設置したブラケット”[[[” “]]]”は削除する。

ブラケットの扱いや、IDの後ろにリンクを付けてしまうなど、苦心している方は、ぜひご参考ください。

また、CAS-UBのサポート(cas-support@antenna.co.jp)までお問い合わせください。
その際、問題の出版物について、CAS-UBサポート(cas-support)を執筆者チームメンバーに追加(共有)していただくと、スムーズかつ的確にサポートを請けることが出来ます。

CAS-UBで有意義な電子書籍制作を!


オンラインショップ「発送手数料」新設のお知らせ

日頃よりアンテナハウスの直販サービス「アンテナハウス オンラインショップ」をご利用いた抱きまして誠にありがとうございます。

アンテナハウス オンラインショップ」はオープン当初から、CD-ROM版・書籍の送料、代金引換払い手数料を弊社負担とさせていただいておりました。実質、販売価格に上記が含まれている形になります。また、ダウンロード版も含む全ての製品のクレジット決済手数も弊社負担とさせていただいております。

しかしながら、昨今の人手不足等による宅配送料の値上げをはじめ、コストの見直しが喫緊の課題となっております。

そこで、オンラインショップに発送手数料を新設し、一定額以上のご購入から発送手数料を無料にするよう、サービスメニューを変更させていただくことになりました。

計画では、2018年6月4日(月)午後から、CD-ROM版が含まれるお買い上げの合計が5,000円(税抜)未満の場合、お客様に300円(税抜)の発送手数料のご負担をお願いする予定です。

ダウンロード版のみの場合は、これまで通り発送手数料は不要となります。

弊社都合にて誠に申し訳ございませんが、ご理解を賜りたく、謹んでお願いを申し上げます。今後とも「アンテナハウス オンラインショップ」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

改訂履歴:
・20180424:システム調整のため、実施予定日を1日から4日午後に訂正いたします。また、ダウンロード版のみの場合を追記しました。


日本語ワープロのFDDデータ変換サービスのご紹介

日本語ワープロ専用機のデータを変換することができる弊社ソフトウェア『リッチテキスト・コンバータ20』『同 パーソナル』(以下、本製品)は 2016年12月20日をもって販売を終了させていただきました。長い間、開発・販売をしてきましたので、いまだに問い合わせをいただくことがあります。

様々な事情から、残された日本語ワープロのFDDデータを見る必要があるのだろうと思われますが、FDDの入手が年を追うごとに難しくなると同時に、Windows OSがFDDをサポートしなくなり、既存のユーザー様が本製品を継続してご利用いただくこと自体、厳しくなってきております。

本製品の販売は終了いたしましたが、変換サービスは現在も行っております。もし、お手元のPCで本製品が動作しなくなった、あるいは急に日本語ワープロのデータを変換したいといった場合、ぜひ変換サービスの利用をご検討ください。

なお、本サービスに使用しております機器の状況によっては、サービスの継続が困難になることも予想されます。その節はどうぞご容赦ください。


今年の桜

こんにちは。

この春、お花見はされましたか?今年は、桜の開花から満開までが早かったですね。

私は、地元の桜並木をサイクリングしてきました。風がありましたがよいお天気で、桜吹雪の中、気持ちよいお花見サイクリングでした。いっしょにサイクリングした方が撮影した写真、御覧あれ。。

 

 


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