いよいよ、13日よりSODECが始まりました。
今年も、デジコミ(DC)、エクスイズムと共同で出展です。
景品付き抽選コーナーを企画したDCブースは常に人だかりで、大盛況です。
カテゴリー別アーカイブ: コラム
6月9日 DITA 普及セミナーを開催
DITAコンソーシアムジャパン主催の「DITA 普及セミナー」が6月9日(火曜日)に開催されます。
■開催概要
日時 | 2009年6月9日(火)13:30~17:30(13:00受付開始) |
場所 | 富士ゼロックス株式会社 本社5F 〒107-0052 東京都港区赤坂九丁目7番3号 (東京ミッドタウン) http://www.fujixerox.co.jp/company/FXJ.html |
定員 | 150名(先着順) |
参加費 | 無料 |
■内容
DITAコンソーシアムジャパン主催のセミナーとして、今回は2回目になります。
DITAコンソーシアムでは、活動分野毎に分科会を設定して共同で調査研究・啓蒙普及活動を進めますが、今回は、各分科会の議長より1年間の活動計画の発表があります。
また、目玉講演は次の通りです。
1.日本IBMのトランスレーション・サービスセンター部長 吉野 徹夫氏によるDITAの実践例の報告
2.DITAコンソーシアムジャパン ライティングガイド制作部会 議長 平井 直樹氏によるDITAの導入によるマニュアル制作のパラダイムシフトについて
■DITAコンソーシアムジャパン・セミナーの案内ページ
多くの方のご参加をお待ちいたします。
お申し込みは先着順ですので、お早めにどうぞ。
XSL FormatterからAH Formatterへのアップグレードについて
XSL FormatterからAH Formatterへのアップグレードにつきまして、弊社の営業担当の間での趣旨徹底が不十分であったため、リセラー様と既存のユーザ様に混乱とご迷惑をお掛けしてしまったようです。
ここにお詫びし、改めて、アップグレードの条件をお知らせします。
AH Formatterの製品の種類は、6種類あります。このうち、XSL Formatterの直系の後継版(同等機能をもち、さらに強化したバージョン)は、AH XSL Formatterとなります。
XSL FormatterからAH XSL Formatterへのアップグレードを後継版へのアップグレードとさせていただきます。
無償アップグレード
保守期間中のお客様につきましては、XSL Formatter V4.3 (それ以前も含む)から AH XSL Formatter V5.0にアップグレードされる場合、すでにお持ちのライセンスの種類と同じ種類のライセンスをご希望される場合は、無償アップグレートとなります。次のような組み合わせです。
* サーバライセンス→サーバライセンス
* 開発ライセンス→開発ライセンス
* スタンドアロン・ライセンス→スタンドアロン・ライセンス
また、下位の機能レベルの製品やライセンスに移行される場合も、無償アップグレードとなります。
これら以外のアップグレードをご希望の場合は、「有償アップグレード」となります。
※ 但し、年間保守料金は新定価の15%となります。
有償アップグレード
次のような場合は定価の差額にて有償アップグレートとなります。
* ライセンスの種類がすでにお持ちのものより上位のライセンスをご希望の場合
* 使用することのできるスタイルシートの種類や機能レベルが上位になる場合
詳細はこちらをご参照ください。
■製品の種類・ライセンスと価格
■保守サービスと旧バージョンからの移行
CSSスタイルシートによる行送りの指定方法 「デジタル組版の基本用語」の例
「デジタル組版の基本用語」(4/25掲載)のスタイルシートでは、最初、行の高さ(line-height)を指定しなかったため標準の行送り(AH Formatter は1.2)になっていました。このときの組版結果は次のようになります。
・PDFファイルをダウンロード
これはどうも少し行間が狭すぎます。そこで行の高さを1.8(em)にしてみました。
p {
text-align: justify;
text-indent: 1em;
line-height:1.8em; /*行の高さを1.8(em)に設定 */
margin: 0;
widows: 1;
orphans: 1;
}
このときの組版結果は次のようになります。
PDFファイルをダウンロード
行送りを広くするとずいぶん読み易くなります。但し、詳細に見ますと2段組の左右の段で行送りがずれています。これは、行の中に日本語のフォント(この画像ではMS明朝)とラテンフォント(Times New Roman)が混在していて、二つのフォントでベースラインの位置が異なるため欧文混じりの行と和文だけの行で行送りが違ってしまうためです。下の図をご参照ください。ここでは、Darwin Information Typing Archtectureの部分を<span xml:lang="en">..</span>とマークアップしているため、ここを英語と解釈してTimes New Romanが適用されています。
そこで、行送りを固定にするため文書全体に次の指定をします。これで行送りが一定になります。
html {
margin: 0;
font-size: 10pt;
-ah-line-stacking-strategy: font-height; /* 行送り方法の指定*/
}
見出し文字サイズは本文の1.2倍なので、見出しを本文2行取りにするために、次の指定をします。
h2, h3 {
padding-top:1em;
font-size:1.2em;
line-height: 1.5em;
padding-bottom:0.5em;
font-family: sans-serif;
font-weight: normal;
border-style: none;
margin:0;
}
(説明)
見出しの文字の大きさは本文の1.2倍、行の高さをその1.5倍とすると、見出し行は文字サイズの1.8倍の高さになります。見出し行の上の空き1emと行の下の空き0.5emですので、空きの合計は1.5emです。すると空きの合計は本文文字サイズの1.8倍となります。
この結果、見出し全体の高さは本文換算で2行分の高さとなり、結果、左右の行の位置が一致します。以上の指定をした最終的な組版結果は次のようになります。
PDFファイルをダウンロード
「先ず隗より始めよ」 WebページをPDF対応に
現在のWebページは、印刷のことはほとんど考慮されずに制作されています。アンテナハウスはAH Formatterを使ってWebを印刷対応にしたいと考えています。
そこで、「先ず隗より始めよ」とばかりに、当社のWebページに「PDFに出力ボタン」をつけ始めています。PDF対応にあたっては、画面と印刷・PDFは別にすることにし、仮に簡単に次の方針を設定しました。
項目 | 画面に出力 | PDFに出力 |
---|---|---|
ナビゲーション・メニュー | ○ | × |
バナー広告 | ○ | × |
問い合わせバナー | ○ | × |
PDFに変換ボタン(form) | ○ | × |
ページ番号 | × | ○ |
URL | 表示しない | 表示有無を指定可能とする |
本文揃え | 左揃え | 両端揃え |
本文フォントの種類 | サンセリフ | セリフ |
ページサイズ | 指定なし | 指定する |
ページ区切り | 意識しない | 強く意識 |
バックグラウンド(カラー、画像) | 使用可 | 使用控える |
ラテン文字の単語のハイフネーション | しない | する |
上の方針を実現する簡単な印刷用CSSデフォルト・スタイルシートを作ります。画面表示では従来のスタイルシートをそのまま使い、印刷時にCSSスタイルシートが有効になるようにWebページに設定します。印刷ではページ区切りを意識する必要があるためコンテンツを若干書き直さなければならない場合もありますが、こうすると比較的簡単にWebを印刷対応にできます。
「PDFに出力」ボタンを付けたWebページはまだ全部ではありませんが、徐々に増やしていく予定です。一気に増やすには制作者全員にCSS3を勉強してもらわねばなりません。さらに、印刷を意識すると画面のみの時よりもコンテンツ制作により細かい注意を払わなければなりません。
プログラムレスでインターネットから組版結果を簡単取得! 「Web Interface V3.0 for Formatter」公開
2009年5月8日より、「Web Interface V3.0 for Formatter 」を出荷開始いたしました。
本製品は、サーバ上の組版ソフトをインターネット経由で遠方のクライアントから簡単に使用できる、便利なソフトウェアです。サーバ側とクライアント側のパソコンに必要なソフトをインストールするだけで、新規にプログラムを開発することもなく、すぐに運用を開始できます。
組版には、XSL-FO(Extensible Stylesheet Language)とCSS(Cascading Style Sheets)の両方に対応した新製品 AH Formatter V5.0 か、XSL-FO対応の組版用ソフトウェアとして定評のある XSL Formatter V4.3 のいずれかを組み合わせて使用できます。
■詳しい情報は:
☞ ニュース
☞ 製品Webページ
「第6回 CSSプリントデザイン」セミナーを6月23日(火)開催
今年のゴールデン・ウイークは、Strictゴールデン・ウイークとBigゴールデン・ウイークがあるようで、まだ、お休み中の方も多いと思います。
アンテナハウスは今日から営業再開です。
弊社の今年の最大の課題はCSS3です。ということで、来る6月23日(火曜日)に「第6回 CSSプリントデザイン」セミナーを開催しますので、ぜひ、ご参加ください。
■セミナーご案内ページ
「第6回 CSSプリントデザイン」セミナー
アンテナハウスのWebページにも少しづつ「CSSプリント」機能を追加しています。
画面の右上に「PDFに出力」ボタンの付いたWebページは、CSSプリントができるようになっていますので、お試しになってみてください。
Antenna House Formatter V5.0 改訂1版をリリース
本日より、AH Formatter V5.0 改訂1版の出荷を開始いたしました。
詳しい改訂内容については「AH Formatter V5 改訂情報」をご覧ください。
☞ 評価版のダウンロードはこちら
旧クセロ製品の取り扱いについてのご案内
株式会社クセロの事業を弊社が譲り受けたことに伴い、クセロが開発・販売している製品(旧クセロ製品)をアンテナハウスに引き継いで取り扱いします。
概要を次のようにいたしますので、お客様には継続的なお取引をなにとぞよろしくお願い申し上げます。
■販売継続
・瞬簡PDF V2
・瞬簡PDF Plus V2
・瞬簡ファイリング V2
・瞬簡シリーズ・ライセンスパック
・PDF Tools V4
・クセロPDF Server V1.5
・クセロPDF AutoSecurity V3.0
・PDF Driver SDK V2.0
・PDF Library SDK V2.0
■販売終了
下記の製品は5月15日をもって販売終了します。
・瞬簡メール便
・瞬簡ピピッとファイルガード
・PDF OCR V1.x
・クセロサーチPDF Web
※ダウンロード販売は4月24日で終了。
■無償配布製品
次の製品の無償配布は4月末をもって終了します。
・瞬簡Movie ZERO
次の製品の無償配布は5月末をもって終了します。
・瞬簡メール便ZERO
その他のPDF関係の無償配布製品の取り扱いにつきましては調整中です。別途お知らせいたします。
より詳しい情報はこちらをご覧ください。
○旧クセロ製品の取り扱いについてのご案内
「デジタル組版の基本用語」をWebにあげました。
「印刷雑誌」2009年5月号(印刷学会発行)に「デジタル組版の基本用語」を寄稿しました。
先日、雑誌が発行されましたので、原稿をXHTML化してWebに公開しました。こちらでご覧いただけます。
デジタル組版の基本用語
簡単な印刷用のスタイルシートを作成して、雑誌と類似のレイアウトでPDF化できるようにしてみました。
Webページの右上の[PDFに出力]のボタンを押しますと、AH FormatterでPDF化してご覧頂くことができます。
スタイルシートを少し説明します。
ページサイズ:
@page {
size: A4;
width: 43em;
margin-top: 30mm;
margin-bottom: 30mm;
margin-left: auto;
margin-right: auto;
}
基本版面の幅を全角43文字幅とし、用紙の中央に配置するためmargin-left: auto;、 margin-right: auto;を指定しました。
.two-cols {
-ah-column-count: 2;
-ah-column-gap: 3em;
}
として、2段組にして段間の空きを3文字分とります。従って、段の幅は20文字となります。
英語については、ハイフネーションを有効にしました。
英語の部分を例えば、
<span class="hyphenated" xml:lang="en">Darwin Information Typing Architecture</span>
のようにマークアップしておきます。
スタイルシートは次のようにします。
.hyphenated {
-ah-hyphens: auto;
}
これにより組版時に英語のハイフネーションが適用されます。
※申し訳けありませんが見出しと本文について、その後少し修正しましたので、一部の説明を一旦削除しました。5月10日の記事で詳しく説明していますので、そちらもご参照ください。