月別アーカイブ: 2019年8月

7月27日、技術書同人誌博覧会出展記

アンテナハウスCAS電子出版グループでは、CAS-UBで制作したPDFをアマゾンのプリントオンデマンド(POD)などで冊子本として販売しております[2]。アマゾンなどのネット書店では、あいにく冊子本の現物を手に取ってご覧いただけません。冊子本の展示即売会があればできるだけ参加して、手に取ってご覧いただきたいと、いつも考えております。

5月だったと思いますが、Twitterのタイムラインに7月27日(土)に技術書同人誌博覧会[1]が蒲田の大田区産業プラザ(PIO)で開催されるという案内がありました。同人誌博覧会という名称に関わらず、商業誌の出店もOKでした。これは好都合と、先着順で登録受付ということでしたので早速申し込み。無事参加登録できました。

今回は技術についての紹介を中心とする冊子のうち9タイトルを持ち込みました。展示はあまり垢抜けしていませんが、次の写真のようになります。

技術書の同人誌即売会では、技術書典が、すでに6回開催の実績をもち、非常に大きな存在感をもっています。技術書博は今回初回ですが、募集・参加ブース数、あるいは一般参加の見込み人数から言って、初回の技術書典並みの規模になりそうでした。

前日には台風6号が潮岬沖で発生し、当日27日は東海~関東に到来して大雨になるだろうとの予報もあり心配しました。しかし、幸運なことに、当日は関東地方は27日はほとんど雨が降りませんでした。台風6号は午後には熱帯低気圧に変わってしまうという超短命な結果に終わりました。

技術書博はこうして無事開催となりました。

気になる販売実績ですが、今回は、各冊子の事前チェック数を見て、大よそチェック数の倍の冊数を持ち込みましたが、結果として持ち込み冊数の半分を販売しました。つまり事前チェック数≒販売実績となりました。但し、個別にはチェック数が少なくても売れたものと、チェック数が多い割りに売れなかったものが混在しています。販売冊数は予想よりやや少ない結果に終わりました。主催者のアナウンスによれば全体の入場者数も予想を少し下回っていたようです。でも日頃のネット書店における一月の売上をかなり上回る数字です。展示即売会は販売に繋がりやすいといえるでしょう。

当日は、技術書博の事務局によりPayPayによるQRコード決済も用意されていました。が、CAS電子出版グループは申込時の手違いで現金決済のみとなってしまいました。結果的には、お支払いに電子決済を使いたいと申し出たお客さんは数少なく、あまり問題にはなりませんでした。なお、お隣のサークルはQRコード決済も対応されていましたが、聞きましたら電子決済を要望されたお客さんは一割くらいで、予想より少なかったということでした。電子決済(QRコード)の普及度合は、まだそう高いといえないようです。

会場に少し早めに到着して、主催者のチームの方々が一生懸命準備していただくのを拝見していました。主催者の皆さんは初めてということで苦労されたかもしれません。CAS電子出版グループは皆様の努力のおかげで大きな成果を挙げることができました。末尾ですが、主催者に、心より深くお礼申し上げます。

[1] 技術書同人誌博覧会
[2] アンテナハウス書籍・総合目録 プリントオンデマンド出版と電子出版




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PDFの分割機能を搭載!アウトライナー2.6(β版)評価版配布開始!

8/6(火)に、「アウトライナー 2.6 β版」として、評価版を公開しました。

本製品は、まだ正式なリリース版ではありません。リリース前のベータ版になります。
しおりを作成・編集するだけでなく、編集したPDFを分割または結合する機能を新たに搭載しています。

今回「β(ベータ)版」としたのは、この新機能について、正式にリリースする前に公開し、皆様からご評価・ご要望をいただくためです。

新機能について

国交省の電子納品仕様に合わせ、ファイル容量(例:10MB)で分割したり、ほか、ページ単位、しおりの移動先ページ、サムネイルから任意に選択など、様々な分割設定ができるようになりました。

また、PDFファイルの一括結合も可能です。
任意に選択したPDFを、順番を変えて結合することができるので、時系列順に並び替えたり、ファイル名順に並び替えたり、色々使えます。

詳細は、後日このブログで紹介されますのでご期待ください!

「アウトライナー 2.6 β版」紹介ページ

評価版のお申し込みフォームは、紹介ページの下にリンクがあります。
必要事項をご記入の上、お申込みください!

評価版注意事項

  • 正式版ではありません。
  • 評価期間はインストールから30日です。
  • 実運用にはご利用いただけません。
  • ご評価後、是非ご意見等、ご連絡ください。

既に「アウトライナー2.5」をお求めいただいた方は、「アウトライナー2.5」のライセンスデータが、そのまま「アウトライナー2.6」で有効です(ライセンスの保守期限内に作成されたものに限ります)。

上記は誤りでした。下記のように訂正させていただきます。

既に「アウトライナー2.5」をお求めいただいている方は、ご購入後1年以内または保守期限内でしたら、「アウトライナー2.6」に無料で移行していただけます。




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XML と oXygen の勉強会

XML 入門と oXygen を使って JATS(学術雑誌論文記述用のXMLボキャブラリー)を入力してみるという二本立てでした。
事務局さんのご意向で「エラーを体験することでより深く XML を理解する」というような内容にさせていただいたのですが、これが結構新鮮で私も楽しませてもらいました。

もう3か月くらい前の話になってしまいますが、学術情報XML推進協議会さんの主催したセミナーでスピーカーを務めさせていただきました。
https://xspa.jp/post/183836958072/jats-xml初心者セミナー2-実践編2019513

XML-1

XML-2

とは言え、oXygen は誰でもエラーのないデータが入力できることを売りとしているツールですので、無理やりエラーを発生させるのはしんどかったです(笑)

弊社ではお客様のご要望に応じた内容でセミナーを開催しておりますので、ご興味のある方はいつでもご連絡ください。




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久しぶりの XSLSchool(XSLTとXSL-FOの勉強会)

XML を自動組版するには XSLT の開発と XSL-FO の知識が不可欠です。HTML と CSS で組版しようという動きもあるにはありますが、まだまだ少数派でしょう。

弊社では XSLT と FO の両方を1日で学んでしまおうという、ちょっと贅沢なセミナーを開催しています。今まで 25 回以上開催し、ご参加者の延べ人数は 100 名様を超えてます。「XSLT や FO は名前を聞いたことはあるけれど…」という方々からご好評をいただいているセミナーで、6~7時間かけて XSL-FO の基礎を学びながら XSLT をひたすら入力していただく、ちょっとしたスパルタな内容です。

セミナーで使うテキストの一部

XSLSchool-2

XSLSchool-1

先日、久しぶりに XSLSchool 開催のご依頼をいただき、静岡にあるお客様のオフィスに出向き開催させていただきました。
来月も他のお客様から開催の打診をいただいています。

詳しくは「XSLSchoolのご案内」をご参照ください




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海外出展情報 その2

JATS-Con 2019 は 5月20~21日、今年はイギリスのケンブリッジ郊外のウェルカムゲノムキャンパスで開催されました。 JATS は Journal Authoring Tag Suite の略です。
過去にこの会議はアメリカのメリーランド州ベテスダ(Bethesda)の国立医学図書館で行われおり、来年はまたベテスダで開催される予定です。
国立医学図書館は 2005年よりアンテナハウス XSL Formatter を使用して、JATS を使用した構造化文書を作成しています。
会議の議事録は https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK540820/ から見ることができます。

今年の Markup UK は、6月7~9日にイギリスのロンドンで開催されました。
マークアップ UK 2019 の議事録は https://markupuk.org/webhelp/index_frames.htmlから見ることができます。
アンテナハウスのシニアアーキテクトであるトニーグラハムは、アクセシビリティを取り巻く重要性と問題点を論じた論文「Accessibility Matters」を発表しました。
また、Peter Flynn のプレゼンテーション、「Software we have lost」を拝聴した人たちは、きっと懐かしさを感じたことでしょう。




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海外出展情報 その1

今年の4、5、6月に、アンテナハウスは3つの会議に参加しました。
AIA(Aerospace Industries Association)Product Support and Tech Data WorkshopJATS-Con(Journal Article Tag Suite Conference)Markup UK です。
JATS-ConとMarkup UKはどちらも非常に技術的で、プレゼンテーションの大半はXML向けで、開発者をターゲットにしていました。
これらと比べるとAIAは技術的な部分はかなり少なく、マネジメントをターゲットにしていました。
XML、防衛および航空宇宙、ならびにジャーナルや一般の出版といった分野はすべて組版処理文書を作成しており、アンテナハウスユーザーのほとんどは、そういった分野に携わっています。

AIA Product Support & Tech Data Workshop は4月29日~5月2日にアラバマ州ハンツビル(Huntsville)で開催され、アンテナハウスはこの会議に出展しました。
スポンサーは、この会議の目的は「産業と政府関係者が数日間にわたって集まり、製品ライフサイクルにわたるサポートコンセプトと低価格での軍事即応性について意見を交わすこと」であると述べています。
製品サポートにおける重要な要素は文書であり、参加者の多くはアンテナハウスの顧客、そしてパートナーです。
議論に上がった文書のうち多くがS1000Dに準拠していました。




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