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7月27日、技術書同人誌博覧会出展記

アンテナハウスCAS電子出版グループでは、CAS-UBで制作したPDFをアマゾンのプリントオンデマンド(POD)などで冊子本として販売しております[2]。アマゾンなどのネット書店では、あいにく冊子本の現物を手に取ってご覧いただけません。冊子本の展示即売会があればできるだけ参加して、手に取ってご覧いただきたいと、いつも考えております。

5月だったと思いますが、Twitterのタイムラインに7月27日(土)に技術書同人誌博覧会[1]が蒲田の大田区産業プラザ(PIO)で開催されるという案内がありました。同人誌博覧会という名称に関わらず、商業誌の出店もOKでした。これは好都合と、先着順で登録受付ということでしたので早速申し込み。無事参加登録できました。

今回は技術についての紹介を中心とする冊子のうち9タイトルを持ち込みました。展示はあまり垢抜けしていませんが、次の写真のようになります。

技術書の同人誌即売会では、技術書典が、すでに6回開催の実績をもち、非常に大きな存在感をもっています。技術書博は今回初回ですが、募集・参加ブース数、あるいは一般参加の見込み人数から言って、初回の技術書典並みの規模になりそうでした。

前日には台風6号が潮岬沖で発生し、当日27日は東海~関東に到来して大雨になるだろうとの予報もあり心配しました。しかし、幸運なことに、当日は関東地方は27日はほとんど雨が降りませんでした。台風6号は午後には熱帯低気圧に変わってしまうという超短命な結果に終わりました。

技術書博はこうして無事開催となりました。

気になる販売実績ですが、今回は、各冊子の事前チェック数を見て、大よそチェック数の倍の冊数を持ち込みましたが、結果として持ち込み冊数の半分を販売しました。つまり事前チェック数≒販売実績となりました。但し、個別にはチェック数が少なくても売れたものと、チェック数が多い割りに売れなかったものが混在しています。販売冊数は予想よりやや少ない結果に終わりました。主催者のアナウンスによれば全体の入場者数も予想を少し下回っていたようです。でも日頃のネット書店における一月の売上をかなり上回る数字です。展示即売会は販売に繋がりやすいといえるでしょう。

当日は、技術書博の事務局によりPayPayによるQRコード決済も用意されていました。が、CAS電子出版グループは申込時の手違いで現金決済のみとなってしまいました。結果的には、お支払いに電子決済を使いたいと申し出たお客さんは数少なく、あまり問題にはなりませんでした。なお、お隣のサークルはQRコード決済も対応されていましたが、聞きましたら電子決済を要望されたお客さんは一割くらいで、予想より少なかったということでした。電子決済(QRコード)の普及度合は、まだそう高いといえないようです。

会場に少し早めに到着して、主催者のチームの方々が一生懸命準備していただくのを拝見していました。主催者の皆さんは初めてということで苦労されたかもしれません。CAS電子出版グループは皆様の努力のおかげで大きな成果を挙げることができました。末尾ですが、主催者に、心より深くお礼申し上げます。

[1] 技術書同人誌博覧会
[2] アンテナハウス書籍・総合目録 プリントオンデマンド出版と電子出版