カテゴリー別アーカイブ: AH Formatter

[AH Formatter] より良い欧文組版を目指して

良い欧文組版はどのようなものかという問いを解決するために
良い組版の「良さ」を受け取る相手は誰なのかを考える必要があります。
活字によって、利益を受け取るのは読み手です。
欧文組版は左から右のように、横へ視線が流れます。
スムーズに視線が流れると、読み手は読みやすいと感じることでしょう。
それに対して、横以外を意識させるような何らかの配置があると、視線の流れがその方向に移り、読みにくくなってしまいます。
欧文組版で、横以外の視線を意識させてしまうものに次のような例があります。

1. 連続したハイフネーション
欧文組版では、単語が行末で分割され、次の行に送られるときハイフネーションが起こります。
そして、ハイフネーションが数行にわたり続いてしまうと、行末にハイフンが縦に並んでしまいます。
読者はその縦に並んだハイフンの連続に視線が移ってしまいます。
※ これは『AH Formatter』で組版する場合、hyphenation-ladder-count によって抑制することができます。

2. リバー
欧文では文中の単語間に空白があります。
その空白が大きめになっている場合に、それらの空白が数行に渡って縦(斜め方向)に連続すると、目線がそちらの方向に移ってしまいます。
長い単語が規則的に並んだときに現れやすいものです。

これだけではありませんが、欧文組版ではこのような要素も考慮して、読みやすい文字の並びを作成する必要があります。
より良い欧文組版を目指して『AH Formatter』は現在も改良されています。

AH Formatter ロゴ

『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


DITAをPDFに(PDF5-ML)

昨日 は DITA を docx に変換する DITA-OT プラグインのことを書きましたが、やはりいまだにマニュアル系は PDF が主流です。

DITA-OT には DITA で書かれたインスタンスを PDF にするためのスタイルシート(プラグイン)が標準で入っているのですが、残念ながら機能的にしょぼくて、あまり積極的に使いたいと思うようなものではありません。多くの人がまず「日本語が文字化けするんだけど」という問題にぶつかります。

アンテナハウスはこれに替わるプラグインを公開しました。”PDF5-ML”といいます。
https://github.com/AntennaHouse/pdf5-ml

“ML”というのは”Multiple Language”の略で、その名のとおり多言語対応を得意としています。
ひとつの DITA トピックファイルの中に複数言語が混在することがありますが、このような場合でも言語毎のフォント選択をきっちり行うことができます。
DITA 採用時にぜひお試しいただければと思います。

アンテナハウスはこのプラグインのカスタマイズ作業も請け負っております。PDF 生成でお悩みの方はご一報下されば幸いです。


DITAからWord(docx)への変換

最近「DITA から Word へ変換することはできないか」というお問い合わせをいただくようになりました。
日本で英語マニュアルを作って、それを各国の販社に送り、販社側でローカライズするには Word が便利なのでしょう。

Word へ変換する DITA OTプラグインはあるにはあります。
https://github.com/jelovirt/com.elovirta.ooxml
しかし、もう2年くらいメンテナンスがされておらず、ちょっと商用では使えないレベルのものです。docx の仕様があまりにも難しいというのが理由のひとつだと思われます。
XSL-FO の仕様は PDF にすると500ページ程度に対して、Word の Open XML File Format の仕様は PDF でなんと6700ページ。全部読み切った人はいるのでしょうか(^^;

ところがところが、昨年アンテナハウスはこの変換プラグインを開発しちゃいました。しかもオープンソースで、どなたでも自由にお使いいただくことができます。
https://github.com/AntennaHouse/ah-wml

そして、来る3月6日に DITAコンソーシアムジャパン主催の「DITA Festa 京都」の開催が計画されているようで、その中で上記のようなことをテーマにしたセッションがあるみたいです。
関西方面でご興味がある方は今のうちに予定に入れておいてください。

DITA


海外出展情報 その2

Tekom 2018

The European Association for Technical Communication  (欧州技術通信協会)は、11月13日から15日までドイツのシュトゥットガルトで開催される TCWorld aka Tekom  という年次の会議を主催しました。Tekom Europe は、世界最大のテクニカルライターの専門家向けの協会です。

Tekom では、PDF が今日使用されている最も一般的なドキュメントフォーマットであり、PDF を中心としたアンテナハウスの製品には常に大きな関心が寄せられています。 アンテナハウスは、AH Formatter V6.6Office Server Document Converter V7.0PDFXML変換ライブラリV2.0web Interface for AH FormatterWeb Interface for OSDC Regression Testing System V1.4 などの製品を紹介しました。

Tekom の参加者のあいだでは、XSL-FO は最適な組版ストラテジーとして選択されていますが、またページ組版としてのCSSにも非常に興味が持たれています。 AH Formatter V6.6 では、CSS の機能が改善されました。また、Formatter と CSS の併用に興味がある開発者のために、弊社ウェブサイトで CSS ページ組版入門 第4版 を公開しています。またプリントオンデマンド版がAmazon.co.jp から販売開始されました。

アンテナハウス(海外サイト)
http://www.antennahouse.com/

http://rainbowpdf.com/


海外出展情報 その1

DITA Europe

昨年の11月5日から6日にかけて、アンテナハウスはオランダのロッテルダムで開催された CMS/DITA Europe でスポンサーとして参加しました。 第14回目にあたる Content Management Strategies/DITA Europe であり、2日間にわたって DITA に関する貴重な情報がふんだんに提供されました。会議では、参加者は Technology Test Kitchen と呼ばれるセッションで、発表者が新しい DITA ツールまたは CMS の使用方法を説明した後に、一緒に実地経験を積むことができました。

アンテナハウスは、DITA Open Toolkit 用の Antenna House PDF5-ML プラグイン を使用して、1つの DITA 文書に複数の言語をフォーマットする方法についてのデモを Technology Test Kitchen で発表しました。 PDF5-ML プラグインは AH Formatter と連携して動作するように設計されており、DITA Open Toolkit が提供するデフォルトの PDF プラグインよりも使いやすく、変更や管理が簡単で、尚且つパワフルです。 参加者は、PDF5-ML プラグインに大きな関心を示し、多言語ドキュメントを修正して PDF 出力を生成することがどれほど迅速かつ簡単であるかを体験しました。

セッションの合間には、参加者と席者と出展会社が集い友好を深めるための休憩室が設けられていました この会議の出展会社の多くはアンテナハウスのパートナーであり、また参加者の多くは AH Formatter のユーザでしたので、彼らと再会し、ソフトウェアの新機能を紹介し、パートナーシップを強化すべく今後のプランについて話し合う絶好の機会であったと思います。

アンテナハウス(海外サイト)
http://www.antennahouse.com/

http://rainbowpdf.com/


page2019へ出展

2019年 2月 6日から 2月 9日まで開催される「page2019」 にアンテナハウスは今年も出展致します。

バリアブル印刷や印刷物制作業務の効率化でのAH Formatter、PDF Tool APIの利用方法等を中心にDBとの連携、PDFを作成するだけではなく、今あるPDFの再利用をテーマにご紹介いたします。
また、PDF 変換などを行う各種システムコンポーネント製品など、企業内のシステム構築のための様々な支援ツールを、システム開発者、システム・インテグレータ向けにご紹介いたします。

また、弊社ブースへお越しいただき、お名刺の交換をさせていただいた方には、『PDF CookBook 簡易版』をご提供いたします。

■ ご紹介製品


  • PDF Tool API
    ページ結合・分割、しおり・注釈編集などのPDF加工機能をAPIです。
    ブラウザからの呼び出しでの利用方法をデモします。
  • AH Formatter V6.0
    XSL-FO を忠実に実装し、日本語組版など多くの拡張機能で商品レベルの書籍組版ができます。
  • PDF Driver V7.5
    GDI型の仮想プリンタドライバと、これを制御する付属APIのセット製品です。
  • OfficeServerDocumentConverter
    Microsoft Officeがインストールされていない環境でも、Word/Excel/PowerPoint等の文書をPDF/SVG/TIFF/JPEG/PNG/TIFF/INX/XPS ファイルへダイレクト 変換するライブラリです。
  • PDF Viewer SDK
    PDF の表示と編集の専用アプリケーション開発用ライブラリです。
  • その他
    PDFをOffice文書やXMLデータに変換、PDF内の画像を抽出する各種ライブラリ
    をご紹介します。

ご来場される際には、是非とも弊社ブースへお立ち寄りください。

■ 展示会詳細とアンテナハウスブース


「page2019」
会期:2019年2月6日(水)~2019年2月8日(金)
10:00~17:00
場所:東京・池袋 サンシャインシティ 文化会館
★アンテナハウスブース:4F 展示ホールB BT-5



マンガでわかる!! アンテナハウス システム製品利用例シリーズ

PDFに関わる製品の利用方法をわかりやすく説明するために、昨年よりマンガを作成して公開しております。第一弾は、「PDF作成、及びテキストボックス注釈編」として、

AH Formatter
PDF Tool API

での利用方法と

Office Server Document Converter

の違いを詳しく紹介しております。

そして、先週より第二弾として「PDF編集編」を公開しました。内容は、大量にある既存PDFへ透かしを追加する案件をPDF Tool APIを利用して実現する方法をお伝えしております。
また、今後に関しては、第三弾としてAH Formatterでの「XMLからHTMLとPDFAを出力編 」、第四弾としてPDF Driver APIの利用方法等、順次公開してまいります。


AH Formatter V6.6 改訂2版 の強化内容

昨日、2018年12月6日に XML/HTML 自動組版ソフトのベストセラー『AH Formatter V6.6』のメンテナンスリリースとして改訂2版を公開しました。

AH Formatter ロゴ

基本的に改訂版では機能強化は行っておりませんが、今回は海外のユーザ様からご要望のあった次の機能に対応しました。

『AH Formatter』は主にバージョンアップのたびに機能強化や新機能の追加を行っていますが、”あったら便利な機能” も既に追加されていることがございますし、いくつかの機能を組み合わせたり工夫することで実現できることもありますので、どうぞお気軽にサポートにお問い合わせください。なお、未実装の機能であれば、ご要望として承り今後の開発の参考にさせていただきます。お問い合わせをお待ちしております。

ご購入前のお客様で『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら、sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。

 


AH Formatter のライセンスと保守期限について

こんにちは
AH Formatter サポート担当です。

お客様からAH Formatterのライセンスや保守契約(保守期限)についてお問い合わせを受けることがありますので
今回はライセンス(保守期限)のお話をしたいと思います。

AH Formatterをご購入or保守契約更新していただくと、弊社保守サービスからAH Formatterのライセンスファイルをお客様にお送りします。
これには内部データとしてお客様情報の他、保守期限が埋め込まれています。
ライセンスファイルが正しくインストールされた状態で以下のようにすると詳細を確認することができます。
・Windows版 GUI でメニューの【ヘルプ】から【AH Formatter V6.x について】を選択
・コマンドラインインターフェース(AHFCmd)で -v オプションを付けて起動

Windows版 GUI でメニューの【ヘルプ】から【AH Formatter V6.x について】を選択

コマンドラインインターフェース(AHFCmd)で -v オプションを付けて起動

上記の 保守期限: や Maintenance Limit: とある項目が保守期限です。
このサンプルのように、保守期限が 6月 までだった場合
今お使いのAH Formatter V6.x は保守期限を過ぎてもそのまま製品版として動作しますのでご安心ください。

もし、AH Formatterの改訂版や新しいバージョンをインストールする場合には
お客様の保守期限を確認していただく必要があります。
次のような場合を考えてみましょう。

AH Formatter

例:
保守期限は6月某日で、V6.5 改訂1版を使用中
5月に V6.5 改訂5版 リリース
7月に V6.5 改訂6版 リリース
8月に V6.6 初版 リリース

保守期限より前(保守契約期間中)にリリースされたV6.5 改訂5版をインストールした場合は現状のライセンスファイルのままで
製品版としてお使いになれます。
保守期限から後にリリースされたV6.5 改訂6版や V6.6 は保守期限が終了したライセンスファイルでは 評価版 となってしまいます。
したがって新しいAH Formatterをインストールして使いたい場合には保守契約を更新していただく必要があります。
弊社保守サービスにて保守契約更新のご契約をしていただきますと、新しい保守期限のライセンスファイルをお送りいたします。
この新しいライセンスファイルをインストールすることで V6.5 改訂6版 や V6.6 も製品版として使う事ができます。

このように保守契約期間中にリリースされたAH Formatter(改訂版やマイナーバージョンアップ)はお手持ちのライセンスファイルで製品版として動作します。
メジャーバージョンアップの場合は保守期間に関わらず、新しいライセンスファイルが必要になります。
今後 AH Formatter V7.0 がリリースされた際にご使用される場合は V7.x対応のライセンスファイルをお送りいたしますので
弊社までご連絡ください。

AH Formatter ロゴ

 


text-decoration-* 指定の解釈について

とある業務で CSS の仕様を読み、気になった点が以下でした。
text-decoration-* という指定の解釈についてです。

https://www.w3.org/TR/2018/CR-css-text-decor-3-20180703/#text-decoration-color-property
によれば
親の text-decoration-color 指定時、子供の text-decoration-line の指定がない場合に子供が text-decoration-color を指定した場合、どうするか書いていないようです。

では、ブラウザはどのような実装にしているのでしょうか?
子供の単独の text-decoration-color の色指定が、親の text-decoration-line の色指定と独立という解釈を取っているブラウザは Google Chrome や Firefox がありました。
Microsoft Edge はこれらの実装されていません。
※ 2018/11/27 現在

上記 ふたつでは text-decoration-line と text-decoration-color を共に指定しないと、子の下線の色はその指定から何も影響を受けないということです。
text-decoration-color で色の指定があっても、text-decoration-line の指定がない場合、親のそれらの色のスタイルを引き継ぐという実装が正しいのかはわかりませんが、現状、ブラウザ上ではそうなっている、ということが分かりました。
腑に落ちないところも多々ありますが、今後とも、CSS の仕様を勉強していこうと思います。

 


Pages: Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ... 20 21 22 Next