カテゴリー別アーカイブ: XML-DITA

DITA の便利ツール

DITA でオーサリングをする際、初めにコンテンツ構造の計画を立てていると思います。
そして計画に対しレビューを行い、コンテンツの全体を把握した後に DITA ファイルを作成。このファイルを作成する作業がなかなか大変。
しかも一度 DITA ファイルを作成してしまうと手直しがまた大変。
コンテンツは大量にあるのでファイルを探すだけで一苦労です。

この作業が自動化できたらいいな、そんなことを考えたことはありませんか?

その悩みを解消してくれるツールがこの「ATL to DITA」(仮)です。

1.Excel ファイルでコンテンツ構造の計画を立てます。
グループ(第一階層)や階層レベル、chunk、タイトル、メタデータの情報を記載していきます。

atl_excel

Excel 画面

2.ツールの画面で Excel ファイルや出力先などを指定します。

atl_gui1

ツール画面1

atl_gui2

ツール画面2

※画面は開発中のものです

3.出力先のフォルダに DITA ファイルが作成されます。

atl_out1

出力ファイル1

atl_out2

出力ファイル2

atl_out3

出力ファイル3

階層に応じたマップが生成され、トピックには予め Excel で記載したタイトルやメタデータが挿入されます。

atl_out4 atl_out5

4.計画に手直しが入った場合はもう一度ツールを実行してください。

如何でしょうか?ちょっとした機能ですが、なかなか便利ですよね!

このツールは Java、Ant、XSLT を組み合わせて構成しています。

atl_architecture

構成

皆様は日々の業務でこういうものがあったら便利なのにな、といったものはございますか?
こういった便利なツールのご要望がございましたらアンテナハウスまでご相談ください!


AH Formatter の海外での評価

XML 自動組版ソフトとして弊社の AH Formatter は高い評価をいただいているのですが、海外ではどう見られているのでしょうか。
競合ソフトとしては FOP や XEP といったものがよくあげられますが、海外ではどうなのでしょう。

1か月ほど前の話なのですが、YAHOO! GROUPS にある “DITA users group” にこんなタイトルの投稿がありました。

「Japanese PDF layout issues」

どうやら日本語組版で問題を抱えているようです。詳しい内容は
https://groups.yahoo.com/neo/groups/dita-users/conversations/topics/42731
を見ていただくとして、これに対していくつかのレスポンスがありました。
Formatter に関するところをキャプチャーしてみました。

20171024-1 「Antenna House を強く推奨する」と言ってくださっています。

もうひとつ20171024-2

「Antenna House Formatter を使うことがおそらく最高の解決策だ」

海外でもこうして高い評価をいただいています。うれしい限りです。
ちなみにこのサイトで “antenna house” を検索してみると山ほどの高評価をいただいていることが分かります。

DITA に限らず XML 自動組版に挑戦しようとされているのなら、是非弊社の Formatter を選択肢のひとつに加えていただきたいと思います。


DITA で WebHelp を作る

マニュアルを制作するにあたり「PDFよりもHTMLを優先したい」という声が最近増えて来ました。自動組版エンジン AHFormatter を開発している弊社としては、あまり面白くない話なのですが(笑)時代の流れには逆らえません。

タブレット端末やスマホがここまで浸透した今、固定レイアウトの PDF や紙マニュアルよりもリフロー型の HTML の方がニーズにマッチしているのでしょう。弊社でもレスポンシブな HTML の作成方法についてすでに研究を開始していますし、弊社の WEB サイトのレスポンシブ化もほぼ完了しています。

とは言え「紙マニュアルは絶対に必要。停電したときでも読めなければいけない。紙は最後の砦」このような、とあるプラントメーカー様の声もあります。

さて、そんな昨今ですが、DITA コンソーシアムジャパンの中に「DITA for WebHelp 研究部会」というものが立ち上がり、7月5日に最初のミーティングが行われました。

  • DITA から作成した WebHelp の実態を調査し、課題を明確にする
  • DITA から使い易い WebHelp を作るためのガイドラインを作成する
  • DITA から WebHelp 変換のプロトタイプを開発する

このような目的を掲げています。どのような研究成果が得られるか楽しみです。

CIDM(コンテンツマネジメントと情報開発のベストプラクティスに焦点を当てた会員組織)の調査によると、今年ついに HTML パブリッシングの方が PDF パブリッシングよりもわずかに多くなったようです。
この流れは確実に大きくなりますね。


oXygen 19.0がリリースされました

oXygen 19.0 がリリースされました。

待望のメジャーバージョンアップです。
新機能ですが、DITA 関連については以下のようなものがあります。

その他にもいろいろあるようなので、ご興味のある方は oXygen の WEB ページでチェックしてみてください。
https://www.oxygenxml.com/xml_editor/whats_new.html


XMetaL12.0(英語版)がリリースされました

XMetaL12.0(英語版)がリリースされました。

待望のメジャーバージョンアップです。
新機能ですが、以下のようなものがあります。

  • DITA Subject scheme の適用
    DITA map で参照している Scheme map を自動的に認識します。
  • カスタムテーブルモデルのテーブル編集機能の強化
    組み込みソートと塗りつぶし操作
    セル操作の分割とマージ
    マルチセル選択
  • DITA-OpenToolkit 2.4.3 搭載
    最新の DITA パブリッシングツール 2.4.3(XMetaL12.0リリーズ時点)がご利用いただけます。必要に応じて、2.2.4 および 2.0 もご利用いただけます。

その他の機能については下記をご参照ください。
http://www.antenna.co.jp/xmetal/#xmetal_12e

それからこれは非公式情報なのですが、10月くらいに日本語版のリリースを計画しているみたいです。乞うご期待を。


ソフトウェア&アプリ開発展(SODEC)に出展

~ソリューション・システムコンポーネント製品に愛をこめて~

5月10日より開催される「第26回ソフトウェア&アプリ開発展」に、アンテナハウスはシステムコンポーネント製品、ソリューション製品を出展します。
ご来場される際には、是非とも弊社ブースへお立ち寄りください。


【開催概要】
開催日程:2017年5月10日(水)~5月12日(金)
開催時間:10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
開催場所:東京ビッグサイト
ブース№:東11-31
http://www.sodec.jp/


今年の私たちは、去年とはちょっと違います。
去年よりひとつ年老いた(いぃえ)ひとつ年輪を重ね、そして気が付きました。

自分たちのできること、製品の機能を全面に押し出すばかりではなく、潜在顧客の声なき声に耳を傾けること。課題解決こそがモノづくりの原点だったのでは、と。

ということで、今回も出展のテーマを勝手に作らせていただきました。

「皆さんがやりたいことの課題解決にご協力します!」

とはいえ、私たちのできることは限られています。
突然、AI に囲碁を指させたり、月面探査機を飛ばしたりはできません。

私たちの得意技(ソリューション・システムコンポーネント製品)は、

  • 文書レンダリング技術
    ワープロ、表計算、図形、Web ファイル形式等のあらゆるデータを、高精度で相互変換する技術の開発と商品化をします。
  • PDF 技術
    PDF を電子配信の時代の紙に相当する基盤技術と考え、PDF の表示、生成、編集、変換・再利用など PDF 技術の開発と製品化を推進します
  • XML 文書を利用した組版技術
    W3C の XSL-FO 仕様に準拠し、世界中のお客様にご利用いただける大容量・多言語データに最適な自動組版技術と、独自開発した PDF 出力エンジンで、アクセシブルなタグ付き PDF や印刷用の PDF/X、長期保存 PDF/A などさまざまな PDF 形式で出力ができます。

これらの分野で課題を抱えている方、解決策も模索している方は、お気軽に足をお運び下さい。
解決できるまで、とことん、お付き合いをさせていただきます。
万が一何の解決にならなかったとしても、気晴らしの話し相手くらいにはなれます・・・。

それまで待てない、今すぐ何とかしたいという方は、下記お問い合せ先へご連絡下さい。
どこへでも駆け付けます !

お問い合せ先
アンテナハウス株式会社 S1営業グループ
sis@antenna.co.jp
http://www.antenna.co.jp/system/

今年のアンテナハウスは、ちょっと違うかも・・・。


DITA Festa 2016 Winter(その2):トピックタイトルの書き方から変えてコンテンツの再利用を高める

2016年12月7日~9日、3日間にわたり恒例の DITA Festa が開催されました。
初日の「DITAで何が変わったか ~ブラザーのDITA導入経緯と効果実績~」というブラザー工業さんの基調講演につづき、2日目にやはりブラザー工業さんの「ユルくないDITA のリユース徹底活用」という事例発表がありました。DITA によるコンテンツ再利用を徹底的に行っているというお話です。

再利用性を高めるためにまずトピックタイトルの書き方から変えたという話があったのですが、DITA 導入を検討されている方は参考にしていただきたいです。
DITA 導入前は

 Macintosh
  ControlCenter2
   Scan
    E-mail

というタイトルの付け方をしていたが、導入後は

Scan to Email Attachment Using ControlCenter2 (Macintosh)

というタイトルに変えられたとのことです。つまり文脈依存からトピック指向に変えることでこのコンテンツがいつでもどこでも使えるようになった、ということですね。

また当然のことながら conref や conkeyref 等もバリバリに使っていらっしゃいます。この講演の中で、それらを使うことのメリットやデメリットについて、簡潔にまとめられていました。

私も以前ブラザー工業さんが書かれたトピックファイルをチラッと拝見したことがあるのですが、conref や conkeyref がぎっしりと詰まっていて、何が書かれたファイルなのか判別できませんでした (^^; 「そこまでやるか!」と思ったものです。

※参考「conrefとconkeyref」

講演の最後に「 IA は最初が肝心。コンテンツを DITA 化する際にしっかりと情報を分析 / 分類して、どのように再利用をするかのガイドラインを決めましょう」とおっしゃっていましたが、まったくそのとおりだと思います。
弊社執筆による DITA 入門本 『DITAのすすめ(改訂版)』 でもこのことに触れています。有償ではありますが、DITA 導入を検討されている方にぜひ読んでいただきたいです。


DITA Festa 2016 Winter(その1):DITA導入の目的、導入前の不安、導入の効果が語られた

2016年12月7日~9日、3日間にわたり恒例の DITA Festa が開催されました。
初日に「DITA で何が変わったか ~ブラザーの DITA 導入経緯と効果実績~」と題しブラザー工業さんの基調講演が行われました。

ブラザー工業さんはプリンター ・ 複合機の取説を DITA 化されたのですが、特徴としては

  • モデル数が非常に多い
  • 機能が多い&複雑なことができる
  • 同じシリーズに 操作性の違うマシンが何種類もある
  • グローバルに対応している(30 言語以上)

というものがあり、DITA 導入前は

  • 機能も多くラインナップも豊富、多言語展開していて、操作性にまとまりがないために、取説制作コストがかかっていた
  • FrameMaker を使った分散執筆では、統一性のなさ、記載ミス、翻訳コスト高などでもう限界であった
  • ブック指向の書き方では、検索性が悪く、わかりにくかった。

という問題を抱えていたとのことです。
そこで DITA 導入の検討を開始したのですが、当初は

  • 複雑になりすぎて管理できなくなるかもしれない
  • 執筆しづらくて、みんなが使ってくれないかもしれない
  • そもそも、XML もよく分からないのに大丈夫?
  • どうやって皆と協調すればいいの?

といった不安があったようです。しかし DITA ベンダーや協力会社さんの助けを受けながら、なんとか導入に成功したという内容の講演でした。
結果として

  • 取説制作コストはトータルで 35% 減
  • 翻訳費は50% 減
  • DTP 費は0 円(完全自動組版)
  • リードタイム約 30% 削減

という成果を得られたとのことです。
こういった具体的な数字は表に出していただけないことが多いのですが、ここまできっぱりとおっしゃってくださって、うれしい限りです。

反省点もあります。

  • DITA はタスク指向である!ということで、タスクトピックを多くしすぎて、かえって読みづらくなってしまい、後で減らした
  • DITA 的に正しいタイトルをつけるのがなかなか難しい。気がつくと Book 指向になっていたりした
  • コンテンツがコンディションだらけになったことがあり後で直した

このあたりはの話は導入を検討されている方にとってとても参考になるのではないでしょうか。

アンテナハウスはブラザー工業さんの導入プロジェクトに参加させていただいたのですが、講演の中で「とてもいい仕事をしてくれた」とお褒めの言葉をいただきました。
本当に感謝感謝です。


Server Based Converter の活用法(2)

■ Antenna House Formatter と組み合わせた文書配信システム

Server Based Converter は、Microsoft Office 文書だけではなく、PDF からも画像、SVG, Flash といった形式のファイルを生成できます。企業ユーザ様、特にグローバル企業では、マニュアルを製作するときに、DITA という規格によって XML 文書を作り、それから PDF を生成することが行われています。
DITA 規格の XML 文書から PDF を生成する際に、欧米のグローバル企業からも非常に高い評価を得ている Antenna House Formatter を使います。こうして出来上がった PDF は、Server Based Converter で、さまざま形式に変換して配信することができます。

PC に配信する場合は、PDF のままで配信できますが、モバイル端末、携帯電話では、PDF が表示できない場合があります。また、PDF が表示できるスマートフォンでも、画像や SVG, Flash といった形式が都合がいい場合があります。その場合、端末の特性、能力に合わせて、画像、SVG、Flash に変換することで、文書を配信するのです。

システムのイメージは、
サーバベース・コンバーター 活用例
にある
携帯電話閲覧用コンバータ
です。

実際に、このように Antenna House Formatter と Server Based Converter を組み合わせて、数多くの PDF を生成し、生成された PDF から必要な部分を抜き出し、Server Based Converter で変換して、毎日、数千ページものページを、配信するシステムを構築しているお客様がいらっしゃいます。

Antenna House Formatterに関する詳しい情報は、
Antenna House Formatter
をご覧ください。

アンテナハウスでは、DITA に関するサービスやコンサルティングも行っています。
詳しくは、
DITA
をご覧ください。

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9023
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : http://www.antenna.co.jp/

Server Based Converter は、Microsoft Office, PDF などのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Office がない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。ダイレクト変換には、Microsoft Office のライセンスも不要です。
Server Based Converter は、ダイレクト変換というユニークさが評価され、多くのウェブサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどで利用されています。

Server Based Converter に関する詳しい情報は、
Server Based Converter
を、ぜひ、ご覧ください。

評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

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ドイツTC World Conference 2016でのDITA

2016年11月8日~9日、ドイツのシュトットガルドで開催されたTC World Conference 2016(TEKOM2016)に参加しました。アンテナハウスは会社としては、米国の販売会社が、7,8年継続して同展示会に参加しています。TEKOM2016はプロの制作者を対象としており、従来もかなり多くのAH Formatterの見込み客の来訪がありましたので、今年も次のようなブースを構えて出展しました。

IMG_20161109_204506

もう一つの目的として、TEKOM2016に参加して、ドイツでのDITAの進展状況を見てみたいと考えました。ドイツはXMLの利用ではアメリカに次いで大きな市場となっているようで、AH Formatterのユーザー数も米国に次いで多くなっています。しかし、これまでの情報では、ドイツではプロプライエタリーのXMLを利用するCMSやドキュメント制作ソリューションが充実しており、DITAの採用があまり進んでいないと言われています。そして、その理由としては、DITAは北米のソフトウェア会社主体で普及していますが、ドイツは機械工業や自動車などの歴史の長い産業が隆盛なことが挙げられています。

今年のTEKOM2016では、11月7日はDITAのセッションだけを行う部屋が一つ割り当てられて、DITAトラックが提供されました。また、11月8日はDITAトラックはなかったものの、同じ部屋でDITAのセッションが幾つか提供されました。

DITAに関するトラックは、満員とは言わないまでも、大体、席の半分位は埋まっており、かなり関心を集めているようでした。

プレゼンテーションの多くは、入門的なものが多かったのですが、SAPとSiemensの2社からケーススタディの発表がありました。SAPのケーススタディは、昨年DITA コンソーシアムジャパンで発表していただいたものの続きでした。これについては後日もう少し詳しく紹介したいと思います。

さて、ドイツのDITAについていうと、ドイツのXMLドキュメントソリューションベンダーはDITAには熱心でなく、北米やその他のいつものDITAベンダーやコンサルタントが熱心にDITAを売り込んでいるという状況はあまり変わりないようです。但し、SAP、Siemensといった大手の企業が熱心に取り組んでいるのと、ドイツのコンサルタントの人が中小企業でも少しDITAの導入が始まっている、と言っていたのが印象的でした。

ところで、今夜(現地時間13日夜)は、Dr. JoAnn Hackosの引退セレモニーがありました。そこにいた人に聞いたのですが、彼の会社はドイツの印刷機械・プラスティック包装機械の会社です、2004年頃からDITAを使っているとのことでした。彼が言うには、シンプルなDITAで十分使える。他の会社がDITAを使わないのは問題意識がないからだ、とのことです。

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