カテゴリー別アーカイブ: コラム

XMetaL Author ユーザ様にAH XSL Formatter Liteを優待販売

ジャストシステム XMetaL Author の日本語版がリリースされました。XMetal Authorは、XML エディタの中ではもっとも伝統のあるソフトで海外では高く評価されています。今回は、待望の日本語版の登場ということになります。
 
ジャストシステム XMetaL Author
 
アンテナハウスでは、XMetal AuthorでDITAを編集するユーザ様向けに、XMetal Authorをお求めになったユーザ様に限定で AH XSL Formatter Lite のスタンドアロンライセンスを優待価格で販売することにしました。XML 文書の自動組版ソフトとして世界中からご好評いただいている AH Formatter シリーズの中で「XSL-FOによるレイアウト指定」に対応した製品が AH XSL Formatter Lite です。Lite版では大ボリュームの組版はできない、などの制限がありますが、エディタで編集したデータをPDF化する用途にはぴったりです。XMetaL Author には標準で DITA Open Toolkit と組版用 XSLT スタイルシートが組み込まれていますので、最小限の設定作業で使い始めることができます。
 
通常42,000円(税込み)のところを、31,500円(税込み)の特別価格で販売をいたします。XMetal Authorを御検討のお客様は、AH XSL Formatter Lite もぜひご一緒に御検討ください。
 
詳細情報ページ




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電子書籍関係の用語についてのメモ

○電子媒体と印刷媒体の関係
印刷媒体である書籍、雑誌、新聞は情報の内容、印刷・流通技術、ビジネスモデル、マーケティング方法がかなり違います。書籍、雑誌、新聞の紙のモデルをそのまま電子機器の上に継承して実現することできるかは未知数です。でも当面は、電子書籍、電子雑誌、電子新聞は、紙のモデルを継承したものとして定義しておきます。将来はいづれそれぞれ紙媒体とは異なる姿になっていくのかもしれません。
 
○書籍(紙)
書籍とは思想・情報に関する言語表現をある方針で編集した、ある厚さ(表紙を除き、49頁以上)をもつ不定期刊行の冊子のことを言います。
 
○電子書籍
電子機器で閲読される利用方法を想定してパッケージされ配布される書籍のデータ。このような定義では、例えば、印刷を目的として発注元から印刷会社へ受け渡されるPDFは電子書籍には分類されません。電子書籍というとき、電子雑誌や電子新聞を含んでいることもありますので注意が必要です。
○ePub
ePubは電子書籍の情報パッケージ形式の一種で、電子機器の上のePubリーダで閲読します。
ファイル形式の仕様はInternational Digital Publishing Forum (IDPF) が策定しています。
 
○Webページと電子書籍の関係
Webページは、インターネットに接続された状態の電子機器の上で、主にブラウザを使って閲読するもの。ブラウザはページの概念を持っておらず、ブラウザの表示は長い巻物の一部を画面をずらしながら見ていくやり方です。
電子書籍はパッケージされた状態で配布されており、オフラインで見ることができる点で、Webページとは異なります。電子書籍の閲読は画面を1ページとして割り当ててページを捲るように見ていく方式が主流です。
 
○組版
組版は文章や図・表などを配置して印刷のための版を作成することです。組版においては版の大きさ、特に版面設計が非常に重要なポイントとなります。紙のサイズには一定の規格があり、本の大きさ(判型)の種類は限られています。また一つの書籍では判型は固定です。
○電子書籍と組版
電子書籍に関する最近組版という言葉を議論でも見かけます。しかし、電子書籍では、電子機器のディスプレイのサイズや解像度はばらばらです。電子書籍のリーダは画面のサイズに合わせて、文章を最適表示します。読者が文字の大きさを指定することとも可能です。このように画面に可視化する処理と判型を固定した上で、文字や画像を配置する印刷組版とを同一に組版と言う言葉で表すのは違和感があります。電子書籍の表示はレンダリングという言葉を使うことを提案します。
○印刷
印刷は文字通り紙に出力することを示します。書籍は、通常、印刷会社で印刷しますが、今後は、書籍をPOD(プリント・オン・デマンド)で印刷することも増えていくと思います。




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Web Interface V3.0 R3 for Formatter をリリースしました

本日より、「Antenna House Web Interface V3.0 R3 for Formatter」をリリースしました。
 
Web Interfaceはプログラムレスでインターネットから、サーバ上のAH Formatterに組版要求を投げて、サーバ上で組版を行い、できあがったPDFをクライアント側で取得するためのツールです。
 
AH Formatter は先日(8月9日)よりV5.2にバージョンアップしていますが、 Web Interface V3.0 R3はAH Formatter V5.2を利用できるようになりました。
 
このほか、次の機能強化を行っています。
# MIF出力オプションを追加しました。
# PDF出力時にAES128/256bit値を指定可能にするなど、PDF出力オプションを追加しました。
 
Web Interface V3.0 R3 for FormatterのWebページ




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9月の新製品・新バージョンのリリース予定

いよいよ、今年も残すところ4ヶ月を切ってしまいました。
円高、株価低迷とエコカー補助金制度終了など、景気の悪化への不安も残っていますが、実りの秋・収穫の秋を迎えたいものです。
 
さて、アンテナハウスでは9月の新製品として「アウトライナー 速ワザ」のリリースを予定しています。
本製品はこの夏「デジタルパブリッシングフェア2010」に出展し、また、その後のいくつかの展示会・プライベートショウなどにでお客様にご覧いただいてきました。そうした中でいただいたご意見やご要望を反映して機能の強化・改善をおこなってきましたが、いよいよ今月半ばにリリースとなります。
 
「アウトライナー 速ワザ」のWebページ
リリースに向けて、鋭意、準備中ですので、ぜひ、ご期待ください。
 
また、3月にアルファ版を公開しました、「PDF Viewer SDK V3.0」のベータ版も近日リリース致します。
 
「PDF Viewer SDK」のWebページ
本製品の担当はOEM営業グループになりますので、詳細につきましてはoem@antenna.co.jpまでお問い合わせください。




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フロッピディスク・ドライブ装置の在庫が少なくなってきました

アンテナハウスの「リッチテキスト・コンバータ」は、ワープロ専用機のフロッピディスク(3.5インチ)に保存された文書ファイルをパソコンのファイルに変換します。
 
このためには、3.5インチのフロッピディスク・ドライブ装置が必要です。ワープロ専用機の特殊なフォーマットを読み書きするため、利用可能な装置の機種が限定されています。具体的には次をご参照ください。
 
リッチテキスト・コンバータで利用可能なFDについて
 
アンテナハウスのオンラインショップでは「リッチテキスト・コンバータ」のセット商品として、フロッピディスク・ドライブ装置の販売を行っています。
 
リッチテキスト・コンバータ20パーソナルUSBFDDセット、など
 
これらのフロッピディスク・ドライブ装置は既に生産が終了しており、店頭在庫を含め、在庫がだんだん少なくなってきているようです。
 
3.5インチのフロッピディスク(媒体)自体も多くのメーカが生産を終了しています。現在生産を続けているソニーも2011年3月末で販売を終了すると発表しています。
 
3.5型フロッピーディスク販売終了のお知らせ (ソニー)
このように1980年代から使用されてきた3.5インチフロッピもいよいよ利用環境がなくなる時期が近づいています。3.5インチフロッピのデータをお持ちの方はご注意ください。




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地下鉄広告の反響(途中経過)

8月中、1ヶ月間ですが、「書けまっせ!!PDF」のメトロ地下鉄広告を掲載しています。
それで、お会いする人に、「地下鉄広告を見た」というお話を頻繁に伺います。
昨年の地下鉄広告もかなり反響がありました。
首都圏だけですが、メトロの地下鉄広告の注目度はかなり高いように思います。
 
まだ、掲載期間中ですので、途中経過ですが、「書けまっせ!!PDF」のWebページ来訪者数が増えたのか、とチェックしてみますと、お盆の期間の影響もあると思いますが、若干増えたという程度で、大きな影響はないように思います。
 
どうも地下鉄広告の使い方は難しいと思います。




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新しい本作りのワークフロー XHTMLを交換形式に使う

少し前になりますが、境祐司さんのPodcastで交換形式の重要性を語っていて、その記事を次回の「読むウェブ ~本とインタラクション/gihyo.jp」に書くと言っていました。きっと第16回になると思い、心待ちにしていたのですが、第15回が7月15日で、もう1ヶ月過ぎたのになかなか発表されません。
 
これはあまりに革新的すぎて、編集部でリジェクトされたのではないかなどと妄想していますので、記事が出る前に勝手ながら、ちょっと解説してみます。境さんの方法は、動機と目的は違いますが、方法としてはオーム社開発局のIdeo Typeとかなり似ている方法です。
 
(1) Ideo Type方式は著者にXHTMLで原稿を書いてもらい、これをTeXに変換してTeXで書籍を制作する方法です。
 
(2) 境方式ではXHTMLを元にしてInDesignを使って書籍を制作する。書籍を制作したときの最終版までの修正箇所をまとめて、オリジナルのXHTMLに反映する。XHTMLを元にしてePubを作るという方法を取っているようです。
 
両方とも著者が書籍のコンテンツをXHTMLで作成するというところが共通です。この場合、問題はXHTMLの標準のままでは書籍に必要な次のような要素が表現できないということです。
・索引項目
・脚注(記号、テキスト)
など
 
Ideo Typeではclass属性値を規定して解決しているようですが、境方式ではどうしているのか?このあたりが気になっています。いづれにしても書籍のコンテンツをXHTML(拡張を含め)で表現するというのが、XHTMLエディタによる編集、Webとの親和性からしても一つの方法です。
 
境方式は、ワークフローの成果物としてePubなどの電子書籍を重視していますが、IdeoTypeは開発時点では電子書籍は配慮してないと思います。Ideo Typeを電子書籍向けに拡張していくのは簡単なはずです。
 
また、将来はXHTML文法からHTML5文法に変わるのかもしれません。いずれにしても、紙と電子を統合する新しい書籍制作フローの萌芽と思います。
Podcast: 境祐司さん




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DITA 1.2仕様のステータス ~9月5日までドラフト・レビュー中

本日、YahooのDITAユーザスにDITA1.2仕様のステータス・レポートが公開された旨のポストがありました。
○DITA 1.2 ステータス更新
http://dita.xml.org/resource/dita-12-feature-article-status-update
 
これをざっと見ますと、次のようになっています。
・2007年5月DITA1.1仕様の発行後、技術委員会のメンバーは1.2仕様に関する作業を行ってきた。
・DITA1.2仕様は2010年5月に技術委員会として投票を行い、委員会草稿(Committee Draft)となった。
 委員会草稿は公式文書であり、OASISメンバーのレビューに廻っている。
 レビュー期間:2010年7月7日~9月5日(60日間)
・その後、委員会はレビューのコメントと質問に回答し、委員会草稿改訂版を作成する。
 改訂版は15日間のレビューに廻る。
 すべてのコメントが解決するまでこのプロセスを繰り返す。
・完了したところで、投票、委員会仕様(Committee Spec)とする。
・委員会仕様は、全OASISメンバーの投票に掛けられる。
 約1ヶ月で投票し、15%メンバーが投票し、否定ゼロであれば投票を通過する。
・2010年末にはDITA 1.2が標準となる見込み。
 
なお、DITA 1.2は既に安定した仕様となっており、多くのベンダーがサポートを始めている。できるだけ早く1.2仕様を積極的に活用して欲しい、とのこと。
  




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DITA からePubを自動作成するオープンソース・プロジェクト

だんだんと電子書籍形式の主流になりそうなePub形式。iBooksのePubリーダは、7月下旬の1.1.0でエンハンストePub機能(音声、マルチメディアの埋め込み)がサポートされるなど、速いスピードで進化しています。現在は日本語テキストの表示機能はいまいちですが、iBookstoreで日本版電子書籍の取り扱いが正式に始まる頃には、多分、日本語テキスト表示も改善されるに違いありません。
 
ePub作りは、まだ、DTPで元ネタを作ってからというワークフローが注目されています。例えば、最近の「MdN」(2010年9月号)。しかし、これは非生産的。
 
XMLからePubを自動的に作り出すのは簡単ですし、本来、こちらが主流となるべきと考えます。
 
そういう意味でDITAのOpenToolKitのプラグインとして開発が進んでいる「DITA For Publishers」に注目。8月14日にV0.9.1が公開されました。
 
○「DITA For Publishers version 0.9.1」
http://sourceforge.net/projects/dita4publishers/




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AH Formatterのケーススタディにタウン情報誌等の自動組版への活用例を紹介

Antenna House Formatter のケーススタディに、Formatterをタウン情報誌等の印刷組版に活用している例を追加しました。
 
この活用例では、出版社営業担当者、制作担当者が雑誌の原稿をブラウザから文字や画像などを入稿して、そのまま組版を実行して、仕上がりをPDFで確認できます。
ページ割付までの操作をブラウザ上で実現できるのが特徴です。
 
従来はEPSやPSを書き出せる組版エンジンを利用していましたが、AH XSL Formatterを使うことで、高品質のPDFを高速に出力できるようになり、ユーザが出力結果を得るまでの時間を飛躍的に短縮できました。生産性の向上にも大きく貢献しました。
 
できあがったPDFはそのまま雑誌の印刷にも使われています。
○ケーススタディ:Web入稿~自動組版システム




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