カテゴリー別アーカイブ: システム製品

AH Document Viewer iOS, Android のスマホ、タブレット向けドキュメントビューアアプリのご紹介

今回は、「AH Document Viewer ベータ版」を紹介させていただきます。

「AH Document Viewer ベータ版」は、MS Office Document を、スマホ、タブレットなど、携帯端末で表示・印刷を行う iOS/Android 向けアプリです。 表示したいファイルとこのアプリがあれば、ファイルの内容を見ることができます。Microsoft Word/Excel/PowerPoint、JustSystem 一太郎、Adobe PDF ファイルに対応しています。
まだ、Android 版がなく、iOS 版のみの状態です。申し訳ございません。AH Document Viewer ベータ版』は、開発中のアプリであり、ベータ版開示のご案内によって限定的に配布しています。

詳しくは、
iOS, Android向けドキュメントビューアアプリ AH Document Viewer
をご覧ください。

この機会に、ぜひ「AH Document Viewer ベータ版」をお試しください。

本アプリについてのお問い合わせは下記にて承ります。
OEM 営業グループ
メールアドレス oem@antenna.co.jp




瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成


瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集

自動PDF変換・編集サーバーソリューション、AH PDF Server

AH PDF Server のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
AH PDF Server は、以前、お知らせしましたように、数々の機能強化を行った V3.1 を出荷中ですが、現在、そのバグ修正を行ったメンテナンスリリース (MR) を配布しております。

今回の改訂内容については、
AH PDF Server V3.1 改訂1版/コマンド版 改訂1版/CAD版 改訂1版を公開
をご覧ください。

AH PDF Server は、MS Office 文書など、さまざな文書、画像をサーバーサイドで PDF などに自動変換するサーバー製品です。 指定したフォルダに変換したい文書を、ドラッグ&ドロップすれば、自動で変換します。 オプションを使えば、逆にPDFや画像から MS Office 文書への変換、ブラウザを使った変換、CADファイルの変換も可能です。
詳しい紹介は、

をご覧ください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
メールアドレス sis@antenna.co.jp
電話番号 03-5829-9021




瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換


瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成

電子帳簿保存法「スキャナ保存」の規制緩和

国会で審議されていた2015年度 “税制改革大綱” 関連省令の改正が、3月31日の参議院本会議で可決・成立し、同日深夜に3月31日付の「官報特別号外第11号」にて「スキャナ保存」規制緩和が公布されました。

まず、e-文書法、電子帳簿保存法について簡単に説明いたします。
e-文書法は、法律で保管が義務付けられている書類を、どう電子化して保管するのかを定めた法律です。
電子帳簿保存法は、見積書、注文書、請求書などを、電子的に保存する場合に、必要な要件を定めた法律です。簡単にいえば、上記のような紙の書類をスキャナーでスキャンして、電子データとして保存するときに、やっておかなければいけない要件を定めている法律です。

上記、改正によって「スキャナ保存」の要件が緩和され、企業が、スキャナ保存を導入しやすくなりました。アンテナハウスには、以前にも増して企業からのお問い合わせがあり、セミナーも好評です。

アンテナハウスは、e-文書法、電子帳簿保存法対応のスキャナ保存管理システムとして、AH e-Doc Manager を販売しております。 また、スキャンしたPDFに電子署名やタイムスタンプが付与できる 長期署名PAdESライブラリ も販売しております。さらに、e-文書法、電子帳簿保存法に精通したエキスパートもおります。

e-Doc Manager によって、お客様のニーズに合わせた、e-文書法、電子帳簿保存法対応のスキャナ保存管理システムを、アンテナハウスが提供いたします。システム構築を手がける SIer 様は、e-Doc Manager ではなく、長期署名PAdESライブラリをお使いいただければ、顧客企業様の要望に合わせた電子帳簿保存システムを構築できます。
アンテナハウスでは、セミナーを開いたり、導入コンサルティングを行い、システムの提案、実装、運用まで、トータルにサポートすることも行っております。

紙の書類の電子化による業務の効率化、コストダウン、紙の帳簿類の原本廃棄といったことに興味がある方は、ぜひ、 AH e-Doc Manager , 長期署名PAdES ライブラリ をご検討ください。

AH e-Doc Manager について、詳しい紹介は、
AH e-Doc Manager 電子帳簿保存法「スキャナ保存対応用管理システム」

長期署名PAdES ライブラリ について、詳しい紹介は、
長期署名PAdES ライブラリ
をご覧ください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
メールアドレス sis@antenna.co.jp
電話番号 03-5829-9021




瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換


瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

TextPorter のメンテナンスリリースについて

TextPorter のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
TextPorter をお使いのお客様で、弊社と保守契約を結んでいらっしゃるお客様には、バグ修正を行ったメンテナンスリリース (MR) を配布しております。
以前、お知らせしました通り、

  • 最新版につきましては、従来通り、おおよそ3ヵ月に1回、年4回を目安とした配布
  • 最新版以外のバージョンにつきましては、おおよそ半年に1回、年2回を目安とした配布

としております。 何卒、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

現在、TextPorter は、TextPorter V5.3 改訂第7版 (メンテナンスリリース7版。V5.3 MR7) を、出荷しております。 今後、5月から6月にかけて、V5.0, V5.1, V5.2, V5.3 の新しいMR を出荷する予定です。
なお、V4.2 については、製造・出荷狩猟から5年が経過いしましたので、メンテナンスは終了いたしました。したがいまして、特別な契約を結んでいるお客様以外、今後 MR が提供されることはございません。ご了承くださるよう、お願い申し上げます。

・V5.3 改訂第7版 (MR7)
改訂内容は、
https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/axx/axx53.html#mr7
をご覧ください。改訂版のダウンロードも、上記ページから行なえます。

他のバージョンの改訂情報は、
TextPorter 改訂情報
をご覧ください。

TextPorter は、サーバ組込用のテキスト抽出エンジンです。Microsoft Office, PDF など様々なアプリケーションのファイルから文字列を抜き出します。 TextPorter は、対応ファイルの多さなどが評価され、ウェブサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどで、検索エンジン、ウイルス対策ソフト、企業機密の漏洩を防ぐソフトなどに利用されています。

TextPorter についての詳しい情報は、
TextPorter
をご覧ください。

評価版もご用意しております。
TextPorter 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
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瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成


瞬簡PDF 統合版 2024
アンテナハウスPDFソフトの統合製品!

Server Based Converter のメンテナンスリリースについて

Server Based Converter のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
Server Based Converter をお使いのお客様で、弊社と保守契約を結んでいらっしゃるお客様には、バグ修正を行ったメンテナンスリリース(MR) を配布しております。
以前、お知らせしました通り、

  • 最新版につきましては、従来通り、おおよそ3ヵ月に1回、年4回を目安とした配布
  • 最新版以外のバージョンにつきましては、おおよそ半年に1回、年2回を目安とした配布

としております。 何卒、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

Server Based Converter は、最新バージョンのみ、メンテナンスリリースを出す時期になっておりますので、現在、V5.2 のメンテナンスリリース(MR) をリリース中です。 保守契約を結んでいらっしゃるお客様で、該当するバージョンをお持ちの方は、ダウンロードして、お試しください。

・V5.2
改訂内容については、
https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/sbc/sbc52.html
を、ご覧ください。 改訂版のダウンロードも、上記ページから行なえます。

Server Based Converter は、Microsoft Office, PDF などのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Office がない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。ダイレクト変換には、Microsoft Office のライセンスも不要です。
Server Based Converter は、ダイレクト変換というユニークさが評価され、多くのウェブサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどで利用されています。

Server Based Converter に関する詳しい情報は、
Server Based Converter
を、ぜひご覧ください。

評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
メールアドレス sis@antenna.co.jp
電話番号 03-5829-9021




アウトライナー
PDFを解析して しおり・目次を自動生成


瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換

『Antenna House pdfview』 1.0.0版を販売開始!

~ Android アプリケーションへ PDF 表示機能を組み込み ~

Android 向けの PDF 描画ライブラリー『Antenna House pdfview』1.0.0版の販売を開始しました。昨年よりβ版を公開しておりましたが、本日より正式リリースとなります。

お客様開発アプリへ PDF の表示や検索機能を提供

『Antenna House pdfview』 は、Android 上で下記が可能です。

  • PDFファイルをビットマップ画像に変換
  • PDFファイルからページテキストを抽出

『Antenna House pdfview』 を組み込むことで、お客様が開発される Android アプリで PDF の表示や検索が実現できます。

対応プラットフォーム

下記のプラットフォームで動作します。
・Android 4.0.4 – 4.4.4 (ARMv7-A アーキテクチャーの CPU)

サンプル PDF ビューアー、ソースコードが付属

サンプル PDF ビューアーが付属しておりますので、お手元の Android 端末で、PDF の表示やテキスト検索の動作をすぐにご確認いただくことができます。

また、サンプル PDF ビューアーの Java ソースコードも提供しております。Java ソースコードは、開発アプリケーションへの PDF 表示機能の組み込みや、独自の PDF ビューアーの開発にご利用いたくことができます。

ahpdfview sample

サンプル PDF ビューアー

詳しい製品情報は、下記の製品ページをご覧ください。
また、評価版をご用意しておりますので、ぜひこの機会にお試しください。

製品ページ:
https://www.antenna.co.jp/ahpdfview/
評価版のお申し込み:
https://www.antenna.co.jp/ahpdfview/trial.html
お問い合わせ:
Antenna House pdfview はOEM 販売となります。OEM ご相談窓口へお問い合わせください。




瞬簡PDF 編集 2024
かんたん操作でPDFを自由自在に編集


瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成

Excel ファイルの電子納品とその対策

 社会福祉法人の現況報告書が電子化

平成25年6月に規制改革実施計画が閣議決定され、その中に社会福祉法人の経営情報の公表(財務諸表の情報開示)が盛り込まれました。
これに関して、平成26年5月に厚生労働省から所轄庁へ具体的な施行方法等が通知されています。

社会福祉法人の所轄庁は都道府県、政令指定都市、中核市です。中核市の船橋市では、毎年提出する社会福祉法人の現況報告書について、決められた書式で作った Excel 形式のファイルを電子メールか電子記録媒体の郵送等で提出することになっています。

 http://www.city.funabashi.chiba.jp/kenkou/other/0008/p008803.html
船橋市「社会福祉法人の現況報告書等の提出 について」

興味をそそられるのは、厚生労働省から所轄庁への通知の内容です。

  • 経営情報の所轄庁への提出方法の指示(提出は Excel 形式、様式の指定、送付方法の指定)
  • 経営情報の Web 公表の義務化

平成26年度決算報告分から Excel 形式が必須となります。社会福祉法人が経営情報を公開できるホームページを持っていなければ、代わりに所轄庁のホームページで公開することまで決められています。
なぜ Excel 形式なのかについては、通知の文面から、今後の分析作業などをしやすくするためと解釈できます。
今回は、ごく限られた関係者の方のみに影響する話題ですが、こうした改革の積み重ねが電子化にとってとても大切だと感じた次第です。

http://www.shakyo.or.jp/news/20141015_keiei.pdf
全国社会福祉協議会のパンフレット

既存の PDF や印刷物を Excel 形式に保存する方法

すでに一度印刷物や PDF にしてしまった財務諸表があり、それらを今回のような Excel 形式にするにはどうすればいいのでしょう。

アンテナハウスでは様々な方法をご用意しています。まず、デスクトップ製品では「瞬簡 PDF 変換」があります。Excel だけでなく Word や一太郎形式にも変換できます。

さらに、「瞬簡 PDF 変換」で使っている強力な変換エンジンを OEM でもご利用いただける 「Antenna House PDF to Office 変換ライブラリ」があります。Excel 形式の出力用として、この変換エンジンを組み込んだ製品をぜひご検討ください。

また、最近はタブレット/スマホへの対応や、パソコンレス化も急展開を見せています。そういう時は、アンテナハウスのサービス「瞬簡 PDF for Cloud」の導入はいかがでしょう。




瞬簡PDF 作成 2024
ドラッグ&ドロップでPDF作成


瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換

再配布用各種ビューア製品

OEM 営業グループでは、Windows の他に iOS/Android で動作するビューアを公開しています。今回はそれぞれのビューアの特徴をご紹介いたします。

  • PDF Viewer SDK
    Windows 32bit/64bit 用 PDF 表示ソリューションを開発するための開発者向けライブラリです。表示、文字列検索、印刷、画像保存の基本機能に加え、しおりの追記/修正や、サムネイルを操作する事ができます。主にアプリケーションの PDF 表示機能や PDF のダイレクト印刷、PDF の画像生成用など 30 社以上に供給しています。
  • Antenna House pdfview
    Android 用 PDF 表示ソリューションを開発するための開発者向けライブラリです。現在は β 版を公開中ですが、表示速度等の向上を行い、今月中にリリース版を公開する予定です。Android アプリ内で PDF の表示をさせたい場合にご利用いただけます。
  • iOS/Android 用ドキュメントビューアアプリ
    現在は、iOS 版の β 版を公開しています。こちらは上記製品と異なり、PDF に加えて、MS Office のデータ、一太郎データの表示が可能です。

上記ビューアは、全て国内自社開発の為、アフターサポートも安心してご使用いただけます。

お問い合わせ先
アンテナハウス株式会社
OEM 営業グループ
oem@antenna.co.jp
TEL: 03-5829-9021




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瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

pdfview の問題点

現状の pdfview にはまだまだ問題点があります。
そのうちのいくつかを説明します。

■描画の不具合

描画の不具合で、一つ上げると下記のファイルのマスク・重ね合わせ処理の違いがあります。
http://www.akita-jas.com/images/brochure.pdf

はっぴの画像でマスクの濃淡が反転しているように見えますが、何枚かの画像を重ね合わせていて違いの原因を細かく追い切れていません。他にも描画の不具合は、探せば色々見つかると思います。

■未実装の描画処理

未実装の描画処理もいくつかあります。
例えば注釈の描画、レイヤーの描き分けにまだ対応できていません。

注釈の例
http://www.adobe.com/jp/acrofamily/features/acro_nikkei/pdfs/Annotation.pdf

pdfview ではまだ注釈の表示はできません。
なお、PDF Viewer SDK では Viewer Control での注釈の表示は可能です。

レイヤーの例
http://www.pdfill.com/example/pdf_layer_new.pdf

画像の比較だけでは少しわかりにくいですが、元の PDF ファイルではページ内の各部分がレイヤーに分かれていてそれぞれ表示、非表示の切り替えができます。pdfview ではレイヤーの表示、非表示の切り替えに対応できておらず、すべて表示されます。pdfview ではページ下の × ✓ ⦿ の3つとも表示されていますが、本来はこのうちの一つだけが表示されるものです。

■サンプルの速度

Android のサンプルとしてビューアーアプリケーションを用意していますが、動作速度が遅いという問題があります。速度低下の原因は色々考えられるのですが、そのうち、拡大表示を行った時にあきらかに速度が落ちるという問題があります。これは内部の動作としてページ全体を描画してその一部を画面に表示するという、単純な実装になっている事が原因と考えています。拡大されたページ全体を描画するため、倍率の分増加する使用メモリーを確保する時間が必要で、また描画する領域も大きくなるのでその描画処理に時間がかかるという事です。

実際に描画が必要なのは表示される領域だけですので、描画する領域をページ内の表示する領域だけに絞って確保するメモリーを減らし、描画することで、ある程度は速度の改善は可能と考えています。
できれば次回公開する版に反映させたいと思います。

また、描画処理自体の処理も改善を図っていますので、新しい版のほうが速くなっているかと思います。




瞬簡PDF 変換 2024
PDFをOffice文書へ高精度変換


瞬簡PDF 書けまっせ 2024
PDFに文字が書ける! 入力欄を自動認識

PDF 表示機能の比較 (2015-3-9)

以前、PDF ビューアーアプリケーションの表示機能の比較を1つのファイルについて行ってみました。
PDF 表示機能の比較

今回また pdfview のサンプルプログラムを含めて、複数のアプリケーションでサンプル PDF ファイルの表示を開いて比較しました。再現結果に差があったファイルについていくつか紹介しようと思います。

比較に使用したアプリケーションは下記のとおりです。

Adobe Reader XI バージョン 11.0.10 ・・(Adobe)
PDF-XChange Viewer バージョン 2.5 ・・(XChange)
Foxit J-Reader バージョン 7.0.7.1210 ・・(Foxit)
Antenna House PDF Viewer SDK バージョン 3.4 AvsPDFViewerSample ・・(ViewerSDK)
Antenna House pdfview 開発中の版 Windows ・・(pdfview)

以下ではそれぞれ、Adobe XChange Foxit ViewerSDK pdfview と略します。
Windows 8.1 Pro 上で実行しました。画面の解像度の設定は 96 dpi です。

■3BigPreview.pdf

以前比較したファイルと同じものです。
http://acroeng.adobe.com/Test_Files/viewing/3BigPreview.pdf

それぞれのアプリケーションで、倍率 50 % で表示しました。

細かい違いはあるもののそれぞれ問題なく描画されているようにみえます。 ただひとつ気になるのが ViewerSDK の Level 2 Pattern の箇所の画像のパターンが他のアプリケーションよりも大きい事です。

3BigPreview-pdfviewersdk-pattern

ViewerSDK-pattern

これは実はタイリングパターンの数が多いときに描画に時間がかかりすぎるため、パターンをある大きさ以下にはならないように制限を設けているというものなのです。そのためタイリングパターンを含むファイルは低倍率では正確に描画できなくなっています。 倍率を 50 % にしたのはそれを確認するためです。

■BlendModes-rgb.pdf

色の重ねあわせを表現するための PDF の仕様にブレンドモードというものがあります。
このファイルではブレンドモードの適応状況を確認することができます。
http://www.pdfvt.com/pdf/BlendModes-rgb.pdf

Foxit ViewerSDK は Adobe XChange pdfview に比べて再現性に劣ると言えるでしょう。

■taisyou.pdf

縦書きのサンプルです。
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku9/taisyou.pdf

XChange では括弧 “(” “)” が縦書き用のグリフで描画されないようです。

■zapf-dingbats.pdf

ZapfDingbats フォントのサンプルです。
http://www.w3.org/Style/XSL/TestSuite/contrib/XEP/Tests/zapf-dingbats.pdf

Adobe と Foxit で同じフォントが使われているようです。
XChange と pdfview もまた同じフォントのようですが、Adobe のものとは異なります。
(a1 ~ a3 のはさみの向きが目安になるでしょう。)
ViewerSDK は絵文字で描画されませんでした。

■結論

上記より Adobe を基準にすると pdfview が最も近い描画結果を得られるという結論となります。と言いたいところですが、今回は pdfview での描画に問題があるファイルはあえて選ばれておりません。しかし pdfview が他の描画システムよりも優位になる場合があることは確かだと言えるかと思います。
(pdfview 開発者記)

pdfview 及び PDF Viewer SDK については、鋭意改善しています。
次回 pdfview の問題点を紹介します。




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