本日より、サーバベース・コンバータ(SBC)V3.0MR5をリリースしました。
サーバベース・コンバータは、マイクロソフトOfficeなどのファイルをPDF、XPS、SVG、SWF(Flash)形式に変換したり、PDFをXPS、SVG、SWF(Flash)形式に変換するソフトです。
今回のメンテナンス・リリースでは主に、Word、Excel、PowerPointからの変換の精度に関する諸問題を修正しました。
1. Wordからの変換について
・Word2007/2010 からの変換で、表セル内の段落アンカーのテキストボックスが正しく配置されなかったり欠落することがあった。
・Word2007/2010 からの変換で、レイアウト設定の位置基準に[余白]が指定されている図形やテキストボックスで、余白の高さが反映されず出力位置がずれていた。
など。
2. Excelからの変換について
・Excel からの変換で、テキストボックスに必要のない背景設定を出力することあり、背景が正しく出力されないことがあった。
・Excel からの変換で、線幅に対して印刷倍率の設定が反映されておらず、線幅が正しく出力されないことがあった。
・Excel からの変換で、ヘッダフッタ内でフォントサイズの変更指定があるときに印刷倍率指定が反映されていなかった。
など。
3. PowerPointからの変換について
・PowerPoint2007/2010 のスライド開始番号指定に対応
・PowerPoint2007/2010 ではテキストボックスに縦書きの指定がされていても、シェイプが特定の回転
・MR2bより、PowerPoint2007/2010 からの変換で、箇条書き先頭文字にSymbolフォントが指定されていると文字化けすることがあった。
など。
4. その他
・イメージ出力で -gdismooth を指定したとき、まれに異常終了することがあった。
・テキストファイルからの変換で、ファイル形式の判定に問題があり変換できないことがあった。
・SVG からの変換で、tagname.classname のセレクタに未対応のため文字サイズが小さくなることがあり、対応。
・.NET Interfaceで XPS出力ができなかった (XPS出力は Professional版のみ対応)
・対象ファイル名に # が含まれていると変換できなかった。
・MR2bより、SVG からの変換で、SVG に width, height の指定が無いときのデフォルト”100%”が、デフォルトの用紙サイズ(A4縦)になっていた。 直接 SVGを変換する場合、サイズが %のときは viewBox が有効なら viewBoxの幅、高さとするようにした。
○メンテナンス・リリースは次のページからダウンロードしていただくことができます。
Server Based Converter V3.0 MR5 評価版のお申し込み
○サーバベース・コンバータのWebページ
https://www.antenna.co.jp/sbc/