夏蕎麦は犬も食わないなんて言い回しがありますが、冷蔵技術の発展と蕎麦店の研究のおかげで今では年中美味しい蕎麦にありつけます。
では、冷蔵技術の発展以前に蕎麦店が手をこまぬいていたかというとそうではなく、日本人の食へのこだわりは昔から強いようで、大寒に蕎麦の実を殻ごと清流に浸し、その後、寒風に晒して乾燥させることで蕎麦の実の保存性を高めるということが技術のひとつとして行われていました。これを「寒晒し蕎麦」と呼びます。
伊那市の高遠町でも毎年この取り組みが行われており、今年も『高遠そば組合』に加盟する蕎麦店で「暑中信州寒晒蕎麦」として 7月22日から提供されています。
ご興味ありましたら、コロナ対策を万全に取って、お出掛けいただければと思います。
アンテナハウスブログ「I love Softwera2!」で連載の「e-na 伊那谷 旅便り」を再構成してWeb「e-na 伊那谷 旅便り」にまとめました。