年別アーカイブ: 2019年

「瞬簡PDF」シリーズのインストールは「Setup」アプリケーションをクリック

パソコンのソフトウエアを使えるようにする「インストール」

パソコン用のソフトウエアを購入すると、多くの場合、最初に「インストール」という作業を行う必要があります。

この「インストール」作業を開始する手順は製品によって様々ですが、アンテナハウスのパソコン用ソフトウエア「瞬簡PDF」シリーズでは、CD-ROM版(あるいはDVD-ROM版)の場合、CD-ROM(あるいはDVD-ROM)の中を開いて「Setup.exe」というファイルをダブルクリックすることでインストールが始まる仕組みです。

ところでたまに「Setup.exe」というファイルが見つからないというお問い合わせをいただくことがあります。原因はWindowsのファイルの一覧に拡張子の「.exe」を表示しない設定になっているからです。拡張子はファイルの種類を表す大事がファイル名の一部ですが、ここが表示されないと、事前の説明と異なってしまうため、困ったことになります。

Windowsの標準設定では拡張子が表示されない

実際にはファイルの種類を表示してくれる別の場所に「アプリケーション」と書かれていたり、アイコンで識別ができますので、「これだな!」とわかる人にはわかるのですが、アイコンの形だけでファイルを識別しているユーザーには、「アプリケーション」というファイルの種類の意味もおそらく理解できていないだろうと思われます。

私たちはことあるごとにPDFファイルだのDOCファイルだのとファイルの種類の説明をついしてしまいますが、これらはファイルの拡張子を見てファイルの種類を判断することを前提で説明しています。ところが最近のWindowsは、お店でパソコンを購入してきた素の状態では拡張子を表示しません。

そのため、ソフトウエアの取扱説明書は拡張子が表示されていないことを想定した記述をすべきなのですが、弊社の場合、最初にお読みいただく資料の各記述に、拡張子を表示していることを前提に書かれている箇所が多く、今回のようなお問い合わをいただくことになってしまいます。

皆様のお声を改善につなげる

こうした点を含め、お客様のお声に真摯に耳を傾けなら、日々の改善を微力ながら重ねております。皆様からのお声を心よりお待ちしております。


人手不足時代に「愛の手」を!

XML自動組版は「猫の手」となりうるか?

路面のあちこちに水たまりができているのは、今しがたの通り雨のせいでしょう。
いよいよ、関東も梅雨明け間近といったところですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

夏といえば祭り!夏といえば夏フェス!
ということで、来る 8月22~23日に公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)主催のJAGAT Summer Fes 2019 (夏フェス 2019)が開催されます。
冬に大規模に開催される「page」に対して、夏の暑い盛りにこじんまりと(失礼)セミナー中心で開催される「Summer Fes」に、アンテナハウスも出展いたします。

夏フェスは今年で3回目を迎えますが、意外や意外、弊社の出展はこれが初めて。
諸々の大人の事情も有り無しというところですが、今回は「for Business ゾーン」に展示ブースを出すとともに、併設の「ミニセミナー」では「人手不足時代と自動組版 ~最近のXML動向と事例紹介を交えて~」と題して暑苦しく語らせていただきます。

組版工程の省力化と効率化は、ひと昔もふた昔も前から叫ばれている課題です。
従来はコスト削減のための人減らしを目的としたものが主でしたが、今や減らすべき人さえいない「人手不足の時代」に突入しています。
作業プロセスのRPA導入やAI化の提案もありますが、属人性の高い組版行程でそれはどうなのという声も聴きます。
というわけで、いま一度自動組版を見直してみてはいかがでしょうか。
何やら面倒くさいプログラムが必要で敷居が高いと思われるかもしれませんが、自動組版の目指すところは、人(のスキル)を選ばない作業の平準化と、コンテンツの再利用を可能にするデータベース化です。そう、人と地球にやさしい!
データベースからの組版と電子媒体への展開というワンソースマルチユース(懐かし感満載)も、紙への印刷よりもwebへの展開が主流となる中でどのような対応がされているのか。
今時、あたり前過ぎてちょっと忘れられかけている「コンテンツのXML化」の近況なども交えて、その事例をご紹介させていただきます。

★ JAGAT Summer Fes 2019 for Businessゾーン ミニセミナー
【FB-13】人手不足時代と自動組版 ~ 最近のXML動向と事例紹介を交えて~

  • 開催日:2019年8月23日 12:30~13:00
  • 場所 :公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)4F「for Businessゾーン」
    杉並区和田1-29-11
  • お申込み用セミナー番号:FB-13
  • お申込みURL:https://summerfes.jagat.or.jp/cms/contact/entry2019

ご参加には、事前に参加お申込が必要です。
ご希望の方は、お手数ですが、上記 URL よりお申し込みくださいますよう、お願いいたします。

XML自動組版は人手不足時代に「愛の手」を差し伸べられるのか?
はたまた、「猫の手」を差し伸べるのか?

ご来場をお待ち申し上げます。


『Antenna House リグレッションテストシステム(PDF比較ツール)』強化版の準備完了 

PDF の比較結果を素早く正確に自動生成
Antenna House リグレッションテストシステム」 は、PDFファイルをファイル単位、あるいはディレクトリ単位で比較して相違点を検出するシステムです。
PDFファイルの元文書と変更後の差異を素早く判断することができ、人手によるチェック作業を大幅に削減することができます。

Antenna House リグレッションテストシステムの特長

  • PDFページコンテンツの内部コードに頼らず、ビジュアルな出力を比較
  • 単体の PDF を比較
  • ディレクトリ単位で PDF と PDF を比較
  • 比較結果をハイライト表示
  • 画像比較

Antenna House リグレッションテストシステムの強化点

  • 異なる寸法の文書のテキスト比較と視覚的比較の両方をサポート
  • *ドキュメント情報は含め、差分画像は除外し、表示可能なPDFレイヤーを選択するための設定可能なレポートオプション
  • 高画質DPIディスプレイ用にGUIを修正

Antenna House リグレッションテストシステムの用途

  • ビジュアルな比較結果出力で元文書と変更後の差異を素早く判断することができます。
  • 『AH Formatter』などPDF出力をおこなう組版ソフトのバージョン変更時に、以前のとおりの正しい出力結果が得られているか素早く検証することができます。
  • スタイルシートの変更など元文書の変更が、PDF変換の過程で意図通り出力結果に反映されているか、素早く確認することができます。

詳しい情報について、末尾の製品ページをぜひご覧ください。

評価版(英語版のみ)
「Antenna House リグレッションテストシステム」評価版(英語版のみ)の提供を開始しております。

多くの皆様から製品に関するご意見、ご要望をいただくことで、より有用な日本語版製品の完成を目指します。是非この機会にお試し頂き、ご質問ご意見などお願いいたします。

製品ページ
https://www.antenna.co.jp/AHF/ahrts.html

評価版のお申し込み/お問い合わせ先
https://www.antenna.co.jp/AHF/ahrts.html#eva

〒103-0004
東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
アンテナハウス株式会社
◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)
TEL : 03-5829-9021
FAX : 03-5829-9023
E-mail: sis@antenna.co.jp
URL : https://www.antenna.co.jp/


ご存知ですか?電子証憑保管。実は…

税務署申請・タイムスタンプ無しで ScanSave導入当月から運用できます。

「電子帳簿保存法」対応で、電子証憑保管を税務署へ申請せず、また国税要件タイムスタンプ無しで ScanSave 導入当月から運用できることをご存知でしたか?

★ 解説します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「電子帳簿保存法」法 10 条の「電子取引」は、同法施行規則第8条の保存要件確保ができれば、申請に関わらず、電子証憑の保管が認められています。

  • このとき、「タイムスタンプ付与」は必須ではありません。
  • 税務署への申請無しで、タイムスタンプも不要です。

アンテナハウスの ScanSave は、
電子証憑保管システムとして利用できます


もし、折角電子で「見積書」「注文書」「請求書」を授受しているのに、税法上の保存義務確保のため印刷して紙証憑を保存されていれば是非、次にご案内する「無料コンサルティング」をご利用ください。また、電子保存していても、その保存が電子帳簿保存法施行規則第8条要件を確保しているか不安で、点検したい企業の方も、「無料コンサルティング」のご利用をご検討ください。

★ 電帳法『診断パック』無料コンサルティングのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アンケート(下記 URL)にお答えいただいた方を対象に、個別で税務関係書類の電子化の解説と、質疑にお答えする説明会を開催させて頂きます。

 ● ScanSave-V4 導入コンサルティング
https://www.antenna.co.jp/scansave/consulting.html

奮ってお申し込みください!


e-文書法/電帳法対応のScanSaveの製品ページが刷新されました。

1)ScanSaveの製品ページが大幅に改良されて見やすくなりました。

2)ScnaSave-V4の改定情報・V4.1(2019年1月対応済み)への改定情報が6月上旬にアップされました。東証一部上場企業様等の厳しいご要求に応えた各種機能改善を盛り込みました。

3)電帳法『診断パック』無料コンサルティングのご案内アンケート(下記URLより入手)にお答えいただいた方を対象に、個別で税務関係書類の電子化の解説と質疑にお答えする説明会をさせて頂きます。
https://www.antenna.co.jp/scansave/consulting.html


書籍ご紹介:インターネットの暗黒面を語る『フェイクウェブ』(高野 聖玄著、文春新書、2019年5月25日発行)

本書の冒頭には、日本航空が2017年に約3億8400万円の振り込め詐欺被害にあった事件が紹介されている。実際の取引の支払い代金をメールの指示で偽の銀行口座に振り込んでしまったのだという。また、第2章では2016年8月にはドイツの大手電気機器メーカーLEONI社が約50億円をだまし取られたという事件が紹介されている。CFO(最高財務責任者)が偽メールの指示で誤った口座に資金移動してしまったという。こうした企業版振り込め詐欺は、実在の取引相手や幹部になりすました偽メールの指示に騙されてしまったもの。巧妙に装った偽メールで企業から金銭をだまし取る詐欺は「ビジネスメール詐欺」、別名では、攻撃対象が大きな金額を動かす権限をもつCFOであることから「CFO詐欺」ともいうようだ。「ロンドン・ブルー」という標的CFOリストも闇の世界で売り買いされているとのこと。

もちろん、CFOが簡単に騙されるはずはない。企業内の送金プロトコルや、取引の事実、請求書の金額や支払い日など、本来外部には知られていない情報に基づいてメールが偽造されている為、本物と見分け難いのである。こうした機密情報が攻撃者に漏洩してしまうのは企業のネットワークの内部に侵入され、長期間、密かに情報収集されているからだという。攻撃ターゲットを明確にした「標的型サイバー攻撃」のプロセスは「サイバーキルチェーン」として類型化されており、概要が紹介されている。

昨年起きた、コインチェック社の約580億円相当仮想通貨ネム巨額流出事件でも、攻撃者側は約半年前からメールやSNSでコインチェック社員と交流を重ねて信用させた上でマルウェアを送りつけ、社員のパソコンに侵入したらしい。これは「サイバーキルチェーン」の典型例とされている。

著者によればインターネット空間は攻撃者にとって非常に有利になっているという。つまり、サイバー攻撃者側は時と場所を自分で自由に設定して潜んで居られるが、攻撃を受ける側にとっては、いつ、どんなサーバー攻撃が自分に仕掛けられるかをまったく予測できない。そういう非対称性が大きな脅威であるとのこと。

本書では、フェイクニュースとネット広告についてなど、他にもビジネスに関係しそうな興味深い話題が多数紹介されている。たまには、こういう本を読んで、くれぐれもインターネットの暗黒面に落ちないように注意しましょう。メイネットビーウイズユウ!


任意デザインのPDFを帳票に使える、デザイン不要のバリアブルPDFサーバはいかがでしょうか。

納品書、請求書、見積書や案内状等々、ビジネスシーンでは同じ様なフォーマットの書面を宛先毎に複数作成する機会が多くあります。一昔までには、こうした書面は、印刷して郵送していました。しかし、デジタル時代では書面ではなく、PDFにしてeメールで送っているのではないでしょうか。

こうしたPDFを作る方法はさまざまです。シンプルなレイアウトで、ボリュームも少なければOfficeソフトの差し込み印刷機能が便利です。ボリュームが多い場合は帳票ソフトを使うことが多いでしょう。帳票ソフトを使うときは、帳票ソフトのレイアウト機能を使って出力レイアウトをデザインし、データをどの位置に配置するかを設定することになります。

帳票専用のソフトは、すでに定番の優れたソフトがいろいろあります。しかし、レイアウトのパターンが多い場合は、帳票ソフトのレイアウト機能ではあまり効率が良くありません。さらに、凝ったデザイン・綺麗なデザインはデザイナーに依頼したくなります。デザイナーはイラストレータのようなデザインツールを使うでしょう。

そこでご紹介したいのが、このバリアブルPDFサーバです。バリアブルPDFサーバは任意のPDFページを台紙として使い、その任意の位置にテキストや画像を配置し重ね書きして、新しいPDFを作ることができます。宛先やそれに関連する情報をExcelやCSVファイルで作成しておき、PDFの上にデータを重ねて、PDF化できます。

バリアブルPDFサーバーについては、こちらのWebページもご参照ください。

バリアブルPDFサーバのご提案

・デザイン済みの台紙PDFを利用して簡単に差し込み処理を実現!!
・定形の納品書や送り状を宛先毎に一括処理!!
・画像の差し込みも可能なので、押印済みのPDFも簡単にできる!!
・指定枠内へ収まるよう自動的にフォントサイズを調整!!


[AH Formatter] MathML への取り組み

当ブログでこれまでも何度か話題として取り上げていますが、改めて『AH Formatter』の MathML への取り組みに触れたいと思います。

まず、MathML(マスエムエル)とは?
MathML は、Mathematical Markup Language の略であり、XML形式で数式などの数学的記述を表現するための言語です。
数式「x+2」であれば次のような記述で表現されます。

数式「x+2」

<mi> は変数など識別名、<mo> は +, – などの演算子、<mn> は数値を表します。

『AH Formatter』は MathML を描画するためのエンジンを独自開発、特に V6.2 では MathML描画エンジンの刷新と合わせ、W3C による「MathML 3.0」に対応し PDF中へのイメージを高い解像度で描画することが可能になりました。その後も MathML 3.0 2nd Edition に対応、最新 V6.6 では数式用の OpenTypeフォントに含まれる、MATHフィーチャへ対応するなど改良を続けています。

製品ページ、関連するブログ記事により詳細な情報を掲載しています!

・製品ページ:MathML で記述した数式を PDF に変換
[AH Formatter] MathML 3.0 2nd Edition 対応
[AH Formatter V6.6] OpenType の MATHフィーチャに対応

製品以外でも MathML を使って数式組版を行うための入門書「MathML 数式組版入門」の販売や公開、描画エンジンの性能の一端をご覧いただくため W3C の MathML仕様書を『AH Formatter』で組版、PDF出力したものを公開するなど MathML の普及のため活動を行っています。

[書籍紹介] MathML 数式組版入門
AH Formatter の CSS組版例「MathML 3.0 2nd Edition」

「MathML 数式組版入門」は、PDF版を公開しています。興味を持たれた方には是非ご覧になっていただきたい内容です。
PDF版
 
 
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『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
AH Formatter 評価版のお申し込み

XSL-FO の基本仕様と『AH Formatter』の拡張機能を気軽にお試しいただくため「サンプル FO 集」もご用意しています。

『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。


[AH Formatter] line-heightプロパティ

こんにちは。
AH Formatterサポート担当です。

今回は XSL-FO の line-height プロパティのお話です。
line-heightプロパティは、行高さを指定するものですが、
その値は次のような種類があります。

normal:
line-height-“normal” のように指定します。既定値です。ユーザエージェント(AH Formatter)が適切な値に設定します。
AH Formatterではline-height=”1.2″ を初期設定としています。この値はオプション設定によって変更することも可能です。
<length>:
line-height=”20pt” のように数値+単位を指定します。
<number>:
フォントサイズに対する倍数を指定します。line-height=”1.5″ のように指定します。
<percentage>:
フォントサイズに対するパーセンテージを指定します。line-height=”150%” のように指定します。

ここで、1つ疑問に思われた方がいるかもしれません。
line-height=”1.5″ と line-height=”150%” って結局同じじゃないの? と。

実際に組版してみると、このようになります。
例1:
<fo:block line-height=”1.5″>line-height=”1.5″</fo:block>
<fo:block line-height=”150%”>line-height=”150%”</fo:block>
line-height プロパティ

そうです、”この場合”の行高さは同じです。
例えばフォントサイズが 30pt の場合、どちらもフォントサイズ 30pt × 1.5 で行高さは 45pt になります。
では、<number> と <percentage> で何が違うのか。
XSL-FO の仕様説明をみてみましょう。

<number>
The computed value of the property is this number multiplied by the element’s font size. Negative values are illegal.
However, the number, not the computed value, is inherited.

<percentage>
The computed value of the property is this percentage multiplied by the element’s computed font size. Negative values are illegal.

どちらの説明も前半の意味は同じですが、<number> にはこの一文が追加されています。

However, the number, not the computed value, is inherited.
日本語訳:しかしながら、計算された値ではなく、数値が継承される。

line-height プロパティの値は継承されます。親block で指定された値が子(子孫)block にも適用されます。
親block に line-height=”1.5″ または 150% が指定されていて、
子(子孫)の block でフォントサイズが変更されたとき、この “the number, not the computed value, is inherited.” が関係してくるのです。
例えば、次のような場合です。

例2:
<fo:block font-size=”30pt” line-height=”1.5″>
<fo:block font-size=”20pt”>line-height=”1.5″</fo:block>
<fo:block >line-height=”1.5″</fo:block>
</fo:block>
line-height プロパティ

例3:
<fo:block font-size=”30pt” line-height=”150%”>
<fo:block font-size=”20pt”>line-height=”150%”</fo:block>
<fo:block >line-height=”150%”</fo:block>
</fo:block>
line-height プロパティ

どちらも親block で line-height を指定しています。
1つめの子block で、フォントサイズを変更しています。

<number>の場合は、指定された数値が継承されます。
line-height=”1.5″ の場合、”1.5″ の値が継承されて
フォントサイズが変更になると、その block のフォントサイズ×1.5 の行高さになります。
例2では1つめの子block は、20pt×1.5 で35pt、2つめの子block が 30pt×1.5 で 45pt の行高さになります。

<percentage>の場合は、それが指定されたときのフォントサイズから計算された値が継承されます。
例3では、親block の font-size=”30pt” line-height=”150%” から行高さは 45pt と計算されます。
(line-height の指定がない)子block には、その “45pt” の値が継承されます。
1つめの子block も 2つめの子block も同じ 45pt の行高さとなります。

両者の違いに注意してお使いください。

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『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
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XSL-FO の基本仕様と『AH Formatter』の拡張機能をお試しいただけるよう「サンプル FO 集」もご用意しています。

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[AH Formatter] Markdown形式の原稿を CSS組版により PDF文書に変換するための事例紹介

AH Formatter の導入事例紹介ページに有限会社フェリックス・スタイル様の事例「AH Formatter を用いた Markdown-PDF 変換事例紹介」を掲載しております。

事例紹介ページにある PDF文書では、Markdown形式の原稿を『AH Formatter』の CSS組版により、表紙や目次、ノンブルなどを備えた PDF文書へと変換するフローが詳解されております。

また、この事例紹介の PDF文書も Markdown原稿から作成されており、その作成に用いたソースファイル一式も GitHub にて公開しておりますので、実際に Markdown原稿から CSS組版を利用した PDF へのビルドをご体験いただけます。是非ご覧ください。

なお、主に海外の方に向けて、ソースファイルは英語版もご用意しております。
Markdown-PDF
https://github.com/2SC1815J/md2pdf/tree/en (English Version)
 
 
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