当ブログでこれまでも何度か話題として取り上げていますが、改めて『AH Formatter』の MathML への取り組みに触れたいと思います。
まず、MathML(マスエムエル)とは?
MathML は、Mathematical Markup Language の略であり、XML形式で数式などの数学的記述を表現するための言語です。
数式「x+2」であれば次のような記述で表現されます。
<mi> は変数など識別名、<mo> は +, – などの演算子、<mn> は数値を表します。
『AH Formatter』は MathML を描画するためのエンジンを独自開発、特に V6.2 では MathML描画エンジンの刷新と合わせ、W3C による「MathML 3.0」に対応し PDF中へのイメージを高い解像度で描画することが可能になりました。その後も MathML 3.0 2nd Edition に対応、最新 V6.6 では数式用の OpenTypeフォントに含まれる、MATHフィーチャへ対応するなど改良を続けています。
製品ページ、関連するブログ記事により詳細な情報を掲載しています!
・製品ページ:MathML で記述した数式を PDF に変換
・[AH Formatter] MathML 3.0 2nd Edition 対応
・[AH Formatter V6.6] OpenType の MATHフィーチャに対応
製品以外でも MathML を使って数式組版を行うための入門書「MathML 数式組版入門」の販売や公開、描画エンジンの性能の一端をご覧いただくため W3C の MathML仕様書を『AH Formatter』で組版、PDF出力したものを公開するなど MathML の普及のため活動を行っています。
・[書籍紹介] MathML 数式組版入門
・AH Formatter の CSS組版例「MathML 3.0 2nd Edition」
「MathML 数式組版入門」は、PDF版を公開しています。興味を持たれた方には是非ご覧になっていただきたい内容です。
→ PDF版
『AH Formatter』の評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。是非、お試しください。
→ AH Formatter 評価版のお申し込み
XSL-FO の基本仕様と『AH Formatter』の拡張機能を気軽にお試しいただくため「サンプル FO 集」もご用意しています。
『AH Formatter』についてお問い合わせがございましたら sis@antenna.co.jp 宛てにご連絡ください。